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更新日:2024年4月16日

令和6年3月26日定例記者会見

2024年3月26日

(中野市長コメント)

冒頭あいさつ

今年度の定例会見としては本日が最後になると思います。市政記者クラブの皆さまには大変お世話なりましてありがとうございました。年度替わりで所属が変わられる方もいらっしゃるかと思いますが、新しい地でもぜひとも浜松の情報発信にご協力をいただければと思っておりますのでよろしくお願いいたします。私が市長に就任してから月2回のペースで会見をやらせていただきましたが、来年度も原則的には月2回ということで開催をさせていただきたいと思っておりますので、引き続きまたお付き合いをよろしくお願いいたします。

令和6年第1回市議会定例会を終えて

3月22日をもちまして令和6年第1回市議会定例会が閉会しましたので、それについてお話をさせていただきます。今回の議会においては、私が市長として初めて編成をさせていただいた当初予算をはじめ、市の執行部から提案させていただいた議案につきまして議会で慎重にご審議をいただいた結果、すべて可決いただいたところです。中でも当初予算につきましては、私が就任から基本方針として申し上げておりました「浜松から地方創生」を具体化・加速化させるための施策「まち・ひと・しごとの創生」を図るため、一体的・総合的に進めていくためのさまざまな事業を盛り込ませていただいており、これらについても慎重なご議論をいただいた上で可決をいただいたところでございます。かねがね私も申し上げておりますのは、浜松市は素晴らしいポテンシャルを持っているのですが、残念ながら全国の他の地域と同じように人口減少が進んでいるという状況にあります。この流れを食い止めて、転換を図っていかなければならず、そのためにも、にぎわいや魅力にあふれ、安全・安心に生活できる「まちの創生」、切れ目のない子育て支援などによる「ひとの創生」、さらには、地域産業を強化して新たな産業の芽や成長を促していく「しごとの創生」という、「まち・ひと・しごとの創生」によって、「元気なまち浜松」の実現に向けた取り組みを加速するということを今回の予算に盛り込ませていただいたわけでございます。また、その他にも今回の議会においては、本会議では代表質問、一般質問において、産業経済や子育て、教育、環境、福祉など、市政の各分野についてさまざまなご質問をいただき、議員の皆さんとは活発に議論をさせていただいたところでございます。大変密度の濃い議論ができたと思っておりまして、今回の議会を通じていただきましたご意見、ご要望などを真摯に受け止め、今後の市政運営の糧としていきたいと思っております。

浜松市総合雨水対策計画2024について

浜松市では、令和4年には3回の豪雨災害がございました。とりわけ、9月23日の台風第15号においては、床上浸水が472戸、床下浸水が1,470戸と、甚大な被害が発生したところであり、これを契機として浜松市総合雨水対策計画の見直しを行ってきたところでございます。今回、その内容を取りまとめ、新しい計画とさせていただきました。この新計画の見直しに伴う主な点が4つございます。まず1つ目として、今回の計画では対策を実施するエリアとして、新たに有隣川エリア、安間側上流支川エリア、松小池川エリアという3エリアを対象に加え、これまでの12エリアから15エリアに対策実施エリアを拡大したところでございます。2点目としては、「水をながす」「水をためる」といった対策メニューを追加、具体化したところでございます。従来の計画においては、これらの対策メニューは68項目ありましたが、新しい計画では、140項目まで拡大しております。特に、河川への雨水流出を抑制するということで、下水道の雨水貯留施設や、遊水地を考慮した河川整備、公園・校庭への雨水貯留、田んぼダムといった水を貯める対策を充実させたところでございます。とりわけ校庭貯留については、従前の計画では対策箇所を策定時点で検討中としていたわけではありますが、今回の新計画には具体的に44校の学校の校庭を位置付けて計画を組ませていただいたところであります。また、公園貯留につきましても6公園を新たに位置付けました。3点目としては、「川をしる」という対策メニューを充実させました。浸水実績図の公表や、地域が作成する避難計画の作成支援など、水害に対する意識啓発につながる支援を充実させ、市民の皆さんお一人お一人の自分事化のきっかけの創出を図っていきたいと考えております。4点目として、計画を策定する浜松市都市雨水対策協議会の構成員の中に、市役所の都市計画課、道路保全課、公園管理事務所、教育施設課の4課を追加し、総合雨水対策の体制を強化しました。今回、そういったことを行ったわけでありますが、さらに新たな対策を引き続き検討していくということも位置付けており、対策メニューを随時追加し、雨水対策を加速化していきたいと考えております。また、同時並行で静岡県でも見直しが行われた馬込川水系の馬込川及び、天竜川水系の安間川の水災害対策プランについて、県の計画との整合を図ったところでございます。今回の新しい計画に基づき、市の関係部局、そして県とで連携して総合雨水対策を進め、床上浸水の概ね解消を目標として、今後10年間、対策に取り組んでいきたいと考えております。

質疑

令和6年第1回市議会定例会を終えて

記者:今回の議会では家庭ごみの有料化の条例が可決しましたが、改めて実施時期に対する市長の考え方をご説明いただければと思います。
市長:今回、ごみの有料化に関する条例案を提案させていただき、慎重にご審議いただいた結果、可決いただきました。議会の中でも議論がありましたが、今回の条例案といたしましては、施行期日については条例上本体には定めずに、規則委任という形をとらせていただきました。その理由としては、今回のごみ有料化を何のために進めるかといえば、一番の目的はやはりごみの減量ということになりますので、ごみの減量が順調に進むのであれば、直ちにごみ有料化を実施する必要はありませんし、また一方で、最終的にはごみの減量を進めるに当たっては、市民の皆さんお一人お一人のご理解・ご協力がなければ実現できないものですので、今回、施行期日については、規則委任の形をとらせていただいた上で、まずはごみの減量を市民の皆さんと一緒になって取り組もうということに重点を置かせていただくということとしたわけでございます。今回改めて、2028年度時点で市民お一人1日当たり404グラムという水準まで今出しているごみの量を減らしていこうということで目標を共有させていただきましたので、これから来年度、さまざまな予算施策を通じて、市民の皆さんに改めてこの目標の周知を図るとともに、具体的な行動につなげていただくということで、まずはこの目標達成に向けてしっかりと取り組んでいきたいと考えております。その目標の達成状況をしっかり見極めつつ、実際にごみ有料化を実施するか否かも含めて判断していきたいと思っています。

記者:考え方としては、減量の目標を達成し続けたら有料化しないという選択もあり得るということなのでしょうか。
市長:まずは目標の達成、そしてそれが継続的なもので瞬間最大風速ではないことをしっかりと見極めないといけないと思っています。その上で、ごみが非常に少ない都市という姿が実現できて、かつ、その少ないごみの処理などに莫大な税金を必要としない状況になることが明らかになれば、施行をそのまま止めておくということもあり得ます。ただ一方で、ごみの有料化についてかねてから申し上げているのですが、ごみの減量が第1の目標である一方で、市民の負担の公平の観点もあるわけです。ごみの量が大幅に減ったものの、社会経済情勢、環境の変化などによって、ごみ処理に膨大な税金が必要となるという事態が仮に生じたとすると、それは負担の公平の観点から、ごみの有料化の実施について検討し、議論しなければいけないタイミングが来るかもしれないということなります。ただ、繰り返し申し上げて恐縮ですが、まずは、ごみの減量とその定着をしっかり見極めるのが、実際に条例を動かすかどうかの一番の大きな判断材料になると思っています。

記者:市長が就任されて初めて予算案が可決されたということで、来年度に向けての課題及び、これだけは達成したいという目標はありますでしょうか。
市長:かねてから申し上げておりますのが、やはり浜松の持っているポテンシャルを生かして、浜松を元気なまちにすること、そして、人口減少の流れを転換させる「浜松から地方創生」を実現することが私の当初からの思いであります。それを実現するに当たって、必要となるさまざまな事業を盛り込んだ予算を今回可決していただきましたので、速やかにその実施に移していきたいと思っています。人口減少の打破を考えた時、これをやれば人口減少が止まって一気に人が増え始めるという、魔法のつえ、打ち出の小槌のような施策はなかなか見当たらないわけでありまして、まち・ひと・しごとの創生を総合的に考えながら取り組んでいかなければならない地道な作業ではあるのですが、ただ、そういった中でも、市民の皆さんの意識、あるいは、今浜松市にいない方々の意識を踏まえて、ポイントとなる施策・事業というものが必ずあるはずで、今回そういったものを予算に盛り込ませていただきました。それらを1日も早く実行することによって、流れの転換を速やかに実現していけたらと思っているところです。

記者:人口減少の歯止めが最大の課題ということでしょうか。
市長:長い目で見て、地域の持続可能性を考えた時に、人口減少の課題を何とかしなければいけないのは間違いないので、そこを常に中心に置いて考えているところです。もちろん短期的には、年明けの能登半島地震を踏まえた防災対策をどうするかをはじめ、さまざまな課題はあるのですが、長い目で見た時に、この浜松を未来に伝え残していくために必要なのは、人口減少という一番大きな課題にどう対応するかということだと思っています。

記者:先ほども話題になったごみの有料化に関連する条例について、前市長時代から市政を支える側の創造浜松が会派としてまとまって反対したということがありました。「オール浜松」を掲げて市長になられて、自民党会派との関係が非常に良好であることは取材していても感じるのですが、その他の会派に対して今後どのようなスタンスで接していくか、今回の投票行動から何か受け止めのようなものがあればお聞かせください。
市長:創造浜松さんともこれまでずっとお付き合いさせていただいている中で、やはり基本は是々非々で判断される会派だと承知しておりまして、今回も反対を表明されましたが、よくよくお話伺ってみますと、ごみ有料化そのものの意義について全面的に否定するとかといったお話ではないということでございます。ただ、施行期日を規則委任するという方法について、会派としては納得ができないといったお話だったと思っております。浜松の課題が何なのか、それに対して何をすべきなのかというところでは、基本的に大きな違いはないと思っていますので、今後、そういった本筋のところで、向かうべき方向性を共有できるように引き続き、各会派も含めてさまざまな機会を通じて意見交換、議論をさせていただきたいと思っております。そういった中で、方向性は同じだが手法の点で食い違いがあるとかといったところが出てくるのは、致し方のないところもあると思っておりますので、そういったところまで含めて、何が何でも賛成してくれとごり押しするような市政運営をするつもりはないと思っております。

総合雨水対策計画2024について

記者:全体的に手厚くなっているという印象なのですが、市長からは計画策定の際にどのような指示や思いを伝えられたのか教えていただけますか。
市長:総合雨水対策の見直しのきっかけは、先ほども申しました通り令和4年の3回の豪雨災害ではあるのですが、私が就任してからも、昨年6月に豪雨災害があり、これは浜松市でも1人の方がお亡くなりになるという非常に大きな災害でありました。かつては何十年に1回、何百年に1回と言われたような大雨が、気候変動の影響で頻発するということを前提に物事を考えなければいけないと思っておりまして、そういった観点から、想定外のことが生じないよう、ありとあらゆる施策を総動員して災害被害を極小化するような計画をしっかりと作るようにということを言っていたところであります。ただ、水害対策という点では、究極的には川の流れをしっかりと流すというところになってきますので、そういった点では所管が県ともまたがる、あるいは国ともまたがる部分も出てきますので、我々だけで全てやり切るのは非常に難しいわけであります。ただ、そういった中長期的な対策を必要とするような、河川の流下対策、河川改修に至らないまでも、短期でも効果を実感できるようなあらゆる施策を盛り込むように、今回見直しをかけさせていただいて、当面やれることはすべて盛り込めたのではないかと思っているところです。

大河ドラマ館跡地の利用について

記者:徳川家康公ゆかりの文化財を収蔵する施設に関して、前回の検討委員会では、これまで考えられていた大河ドラマ館を活用すれば済むという議論の状況ではなくなってきて、2万点の文化財を収蔵するに当たっては、現状の大河ドラマ館では困難だということとなり、さらにきちんとした収蔵施設を作るに当たっては事業費もかなり膨らむという話になっています。委員の中からは、検討委員会で結論が出るような話ではなくて、議会の了解、さらに言えば市民の了解が必要なレベルの話だという意見も出ていたのですが、現時点で市長は収蔵施設のあり方に関してはどんなお考えをお持ちでしょうか。
市長:もともと昨年の大河ドラマ「どうする家康」によって、「徳川家康公ゆかりの地 浜松」、「出世の街 浜松」ということが全国的に改めて認識されることになったというレガシーをしっかり残していけるようにということ、加えて、大河ドラマ館自体が64万人という大変多くの皆さんにお越しいただいたということで、その施設もしっかり活用していくということで始まっているのが、この德川記念財団の収蔵品展示施設の議論であります。今回、2万点の所蔵品を収蔵するには、現有の大河ドラマ館跡の施設だけでは対応しきれないということも明らかになったわけではありますが、ただやはり、スタートが大河ドラマ館施設の有効活用ということで始まっておりますので、極力使えるものについては有効活用しつつ、足りない分についてどうするのかということを引き続き議論を続けていきたいと考えております。年度内には結論が出ると思っていたのですが、まだ具体的な収蔵品の詳細もはっきりしないということもありまして、来年度も引き続き議論をさせていただくことにしております。収蔵する資料の詳細などを見つつ、もともとのスタート時の考え方から外れないように、かつ、一方で「徳川家康公ゆかりの地 浜松」としての発信にもしっかり繋がるようなものを考えていきたいと思っています。

記者:大河ドラマの経済効果が大きかったというデータがある中で、さらに徳川家ゆかりの文化財が浜松に来るというのは大きな出来事だと思うのですが、それを収蔵するためには30億円のお金が必要になるということで、その部分は負担と、波及効果、経済効果等について市民の理解を得る案件かと思います。そこがしっかりと説明できるかどうかも1つのポイントだと思うのですが、いかがでしょう。
市長:市民の皆さんの中には大河ドラマ館の施設そのままを居抜きで使って徳川家の資料がやってくると思っていらっしゃる方が仮にいらっしゃるとしたら、そうではないということになりますので、その点はしっかり市議会含めて議論させていただきたいと思います。ただ一方で、追加の施設整備にどれぐらい費用がかかるかというのは、まだまだこれからもう少し議論していただかないとはっきりしないところもありますので、その議論の状況も見つつ、改めて市議会・市民の皆さんにはしっかり説明した上で、ご理解を求めていきたいと思います。さらに言えば、当初の想定と全く違うものという方向になるのであれば、改めて一から議論をすることも必要になってくるかもしれませんが、そうはならないように今後も進めていきたいと思っております。

記者:先日の有識者検討委員会では、場所自体についても高さの制限や、遺構の関係で広げることもできないということで、場所を特定しない形のあるべき姿というものも例示されています。大河ドラマ館の跡地を使うという以前に、場所としては、市長はどこが望ましいとお考えですか。
市長:先ほど申し上げました通り、もともとのスタートが「どうする家康」、そして大河ドラマ館のレガシーを活用するというものです。やはり今ある大河ドラマ館の施設を活用して、あの場所でやるというのが、そもそもの議論の出発点だったと思っていますので、そこは基本的に崩さないでいきたいと私は思っています。ただ、まだこれから夏ぐらいまでかけて明らかになる德川財団の収蔵品の全体像によって、あの場所では全く入りきらないということになりますと、そもそも前提が大きくずれてくることになりますので、そういう場合にはまた一からの議論も必要になってくるのかもしれません。

記者:財団の側の調査が終わらないと判断のしようがないということでしょうか。
市長:はい。まずはそれを待ちたいと思います。

川勝知事の発言について

記者:川勝知事が「磐田の方が浜松市よりも文化的」といったような発言をされましたが、市長としてご意見があれば聞かせていただけますか。
市長:公式の場で事実と違うことについて批判や非難をされたということであればしっかり反論するのですが、ああいったお話に対していちいちコメントをする必要があるのでしょうか、というのが正直なところです。おっしゃっている趣旨が、磐田と浜松ではどちらの文化が高いのか、その事実関係についてどう考えていますか、というお話であれば、文化度というものは都市間で高い低いを比べるようなものではないので、特にコメントする気もありませんし、また一方で、知事の政治姿勢についてどうかということであれば、知事は政治家として、私なんかよりはるかに長い政治経験を積み重ねていらっしゃる立派な方ですので、私がコメントするような立場にはありません。いずれにしても、特段申し上げることはありません。

県営野球場について

記者:県の方で案を絞り込むための検討中ではあると思うのですが、県議会の委員会の中で、もしドーム型・多目的型にするなら浜松市にも相当の負担をして欲しいという意見があって、県の当局からもそういったことがあったというお話を伺ったのですが、今、現時点での新しい野球場への市長の思いと、万が一、浜松市の今の希望と違う形になった場合はどのような対応をされていくのかという点について、この前の特別委員会でもお話されていましたが、受け止めをお願いいたします。
市長:私が知る限りでは、もともと県が作ると言ったのが発端だと思っておりますので、我々からの要望としてはドーム型の多目的スタジアムという言い方をしておりますが、この建設については県の方で責任を持ってやっていただくのが筋ではないかと思っております。ただ、スポーツ施設を核としたにぎわい創出やまちづくりということが、今も全国各地で行われております。それを考えた時に、多目的ドーム型スタジアムがぽつんと1個出来上がればそれでお終いではなく、その周辺において、面的にどういったまちづくりをするのかということが問われる必要が出てくるわけであり、そこについては地元である浜松市側の責任においてしっかりとやらなければいけないと思っています。従いまして、今回の予算にも周辺環境の整備ということで、道の駅設置に向けた調査を引き続き行わせていただくこととしておりますし、また、市議会の議論の中では、合わせて新武道館を持ってきたらどうかといったものもあり、地元として複合的に野球場と合わせて行わなければいけないさまざまな基盤整備については、我々の方でしっかり担当するというのが役割分担ということではないかなと思っています。

記者:県議会の中で、浜松の議員の中でも意見が割れてしまっているというお話も伺っているのですが、その辺りの受け止めをどう考えていらっしゃるか教えていただきたいと思います。
市長:我々も期成同盟会などを作りまして、知事や県議会にも地元の要望ということでお願いさせていただいているわけでありますが、まだまだ我々の思いがしっかり伝わってない、あるいは伝わり方が不十分だということであれば、また機会を見つけて、地元選出の県議の先生方にもしっかりご説明に伺いたいと思っております。また、地元選出の県議の先生方にも、地元のことというのもさることながら、県下全体の均衡ある発展といったものを考えた時にも、やはり必要なものであるということをしっかりご認識をいただけるように、我々からも引き続きアプローチをしていきたいと思っています。

記者:野球場は県が費用負担し、周辺のにぎわいづくりは市が担当するというのは、従来からの市の姿勢そのままだと思うのですが、県議会の議論はそこから変化していて、野球場そのもの、あるいは多目的スタジアムと呼ぶのかもしれませんが、そこへの費用負担も市に対して求めていくという意味だったかと思います。そういった議論になっていることについてはどうお考えですか。
市長:先ほど言いましたように、もともと出発点は「野球場本体は県が作る」というところから一連の議論がスタートしていると思っておりますので、これまでの経緯やスタートの議論をこの時点で反故にされるというか、方針を変えられるというのは、我々としても驚きがありますので、改めてこれまでの議論を振り返りつつ、県と市の役割分担をどうしていくのかも含めて、議論させていただければと思っております。

漫画「焼いてるふたり」の実写ドラマ化について

記者:都市ブランドの関係でお伺いできればと思います。先ほどお話が出た「どうする家康」がロケーションジャパンのグランプリを受賞し、浜松市でロケが行われた「ゴジラ-1.0」がアカデミー賞を受賞したりと、浜松が舞台になったりロケ地になった作品が世に出ることによって、地域振興にも期待できると思うのですが、「モーニング」で連載中の漫画で浜松市が舞台となっている「焼いてるふたり」という作品が今度実写ドラマ化されるということで、そうなるとさらに浜松の風景などが全国に発信されるといったことにもなるかと思います。もしご存じでしたら、そういったロケの打診があるのか、また、もしあるのであればそれに対するご期待を教えてください。
市長:去年は大河ドラマ「どうする家康」がありましたし、また、映画「ゴジラ-1.0」は見事アカデミー賞を取られまして、ゴジラが遠州灘・浜名湖から上がってきているというのを気付かれない方もいらっしゃるのですが間違いなく浜松ですので、そういった舞台に使っていただいて大変うれしく思っております。加えて今お話のありました、「モーニング」で連載されている「焼いてるふたり」は、つい最近、単行本の14巻が出たそうでして、その帯にも「実写ドラマ化決定」と載っていたということでありますので、これでまた新しい作品が、ここ浜松でロケをしていただけるのかなと大変期待しているところです。原作では、浜松と東京を舞台に新婚家庭が二地域居住といいますか、週末に妻の方が浜松へ来てバーベキューをするといったようなストーリーとなっているわけでありますが、原作段階から浜松市が関わらせていただいてきたというのもありますので、これが実写化されるということで大変期待をしております。特に、移住、週末の二地域居住、自然の中でのバーベキュー、また、主人公である夫の方が東京ではなかなか持てない持ち家を持てている等、浜松を舞台にするのにふさわしいような中身がたくさん盛り込まれているということもありますので、まさに私が言っている「浜松から地方創生」ともぴったりくるような内容でもありますから、ぜひ我々としてもフィルムコミッションも含めて最大限バックアップをさせていただきまして、我々市役所職員が見ただけで視聴率が動くかどうかはともかくとして、できることなら大ヒットしてもらえるように、また、それによって浜松をまた全国に発信できるように、しっかりと支援していきたいと思っています。

記者:実際に今のところ、そういった打診といったものはあるのでしょうか。
市長:担当者にお話をいただいているようではありますが、まだ私は具体的に主人公をどなたが演じられるのかとかといった話は聞いていないので、もし浜松でロケがあるようでしたらこっそり見に行きたいとは思っています。

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