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更新日:2023年12月1日

令和4年12月定例記者会見

2022年12月20日

(鈴木市長コメント)

2022年(令和4年)の主な出来事について

1年を締めくくるにあたり、浜松市の主な出来事について振り返ってみたいと思います。1月に厚生労働科学研究班が公表した2019年「大都市別の健康寿命」において女性が4期連続で第1位となりました。また9月には、日本総合研究所が発表した政令指定都市の「幸福度ランキング」で総合1位を獲得しました。本市は、政令指定都市の中でも60歳以上の就業率が高く、要介護等認定率が低いという特徴を持っております。今後も働きやすい環境の整備をはじめ、健康で幸せに生活できるまちづくりに努めてまいります。5月には、行政区再編に向けた新区の移行日や区割りなどの区再編案が決定しました。そして、11月には市民アンケートの結果を踏まえ、区名を中央区・浜名区・天竜区とする答申がございました。2024年1月1日の移行まで残り1年となりましたが、職員一丸となって万全の体制づくりを進めてまいります。7月には、「浜松市デジタルを活用したまちづくり推進条例」を施行しました。子育て世代に向けたオープンデータを利用した情報提供をはじめ、健康作りを目的としたヘルスケアアプリの配信など、さまざまな分野でデジタルを活用した市民サービスの向上に取り組んでいます。今後もデータ連携基盤を活用した官民連携による実証実験など、さまざまな取り組みを通じて市民生活の質の向上と都市の最適化を図ってまいります。今年は施設の新設やリニューアルが多かった年でもありました。3月には、浜松科学館の「プラネタリウム」の投影機を約1億個の星を映すことができる世界最高ランクの機器へリニューアルしました。4月には、遠州鉄道第一通り駅近くの高架下に、イベントや憩いの場として「新川モール」を整備しました。7月には、「浜松オートレース場」に新たなメインスタンドが完成、そして8月には座席予約システムなどを導入した「中央図書館」と、新たにギャラリースペースや多目的室を整備した「福祉交流センター」がそれぞれリニューアルオープンしました。利便性が向上した施設を、ぜひ多くの皆さまにご利用いただければと思います。2022年の主な出来事の概要は以上となりますが、本年もつつがなく市政を運営できたのは市民の皆さまの多大なご理解、ご協力のおかげです。心から厚く御礼を申し上げたいと思います。

令和4年度浜松市社会福祉功績者の決定について

本市では、市民の福祉に対する理解を深め、社会福祉の発展に資するため、民生委員・児童委員、保護司、人権擁護委員、社会福祉事業関係者、ボランティア活動団体など、長年にわたり社会福祉の増進に尽力された方々を浜松市社会福祉功績者として表彰しています。今年度の功績者は、民生委員・児童委員の古山照美様をはじめとした、5名・2団体の方々です。1985年から始まった功績者への表彰は今回で38回目となり、これまでに366人・31団体の方々を表彰しています。なお、表彰式は2023年1月26日木曜日に福祉交流センターで開催される「第45回浜松市社会福祉大会」の席上で行う予定となっています。

令和4年度浜松市医療奨励賞受賞者の決定について

本市では、市内に所在する医療機関において医療に従事する医師や歯科医師のうち、浜松市の医療技術の向上や、市民の健康保持等に寄与したと認められる医師や歯科医師の個人または団体に対して、浜松市医療奨励賞を授与しております。今年度は6件の応募があり、審査会による選考の結果、4件を受賞者として決定しました。本制度は、医療の振興を目的として、多くの篤志家からいただいた寄付金を基金として昭和50年度に制定したもので、今回で48回目となり、これまでの受賞総数は283件となっております。なお、今年度の授与式は2023年1月17日火曜日に市役所本館の全員協議会室で行う予定です。

市道有玉南初生線バイパスの開通について

平成25年度から事業を進めてまいりました「市道有玉南初生線バイパス」について、2023年3月4日土曜日に開通することを決定しました。有玉南初生線バイパスは、平成28年度に開通した東名高速道路三方原スマートインターチェンジと緊急輸送路の国道257号を結ぶアクセス道路として、1日も早い開通を目標に事業を進めてまいりました。今回の開通によって、東名高速道路との接続が便利になるほか、国道152号と国道257号を結ぶ東西地区の連携強化や、三方原、都田地区の「工業専用地区」および「工業立地誘導地区」への物資の円滑な輸送にもつながるものと期待しております。なお、事業の完成を記念して、開通日である2023年3月4日土曜日の午前10時から、開通記念式典を開催します。最後に、長期間にわたりご不自由おかけしてきました地域の皆さまをはじめ、有玉南初生線バイパスの事業に多大なご協力をいただきました関係者の皆さま方に対し、この場をお借りして心から感謝を申し上げたいと思います。

質疑

今年の主な出来事とそれを表す漢字一字について

記者:先ほど市長から今年の主な出来事をご紹介いただきました。毎年恒例となっておりますが、今年を表す漢字一字をお教えいただけますでしょうか。
市長:今年の漢字一字はこちら、見てお分かりの通り「結果」の「結」です。「実を結ぶ」の「結」でもあります。先ほどもご報告申し上げました通り、10年の歳月を要した区の再編がようやく結論を得た、実を結んだということで「結」という字を掲げさせていただきました。また個人的には、4期・16年の集大成、締めくくりの年ですので、16年の市政が実を結んだという個人的な面でもこの字を選ばせていただきました。

記者:字を拝見させていただいたのが初めてなのですが、色紙の字は市長が書かれたのでしょうか。
市長:私が書きました。

記者:今年1年を「結」という漢字で振り返られましたが、来年の1年の目標や意気込みなどを教えていただけますか。
市長:私の任期があと4カ月残されておりますので、その4カ月の間、全力で市政に取り組んでいくということがまず一つです。今、いろいろと社会状況も厳しい中ですので、次の方に引き継ぐまでに、さらに市の基盤を強固にしていきたいと思っております。

市道有玉南初生線バイパスの開通について

記者:事業化に当たっては、経済界からの要望などもあったのでしょうか。
土木部長:元々、主要幹線道路を結ぶためということなので、いろいろな方からのご要望があったと思います。特に経済界がというところは確認できておりませんが、地域からの要望があってということになります。
市長:途中で少しストップしていたこともありましたが、ようやくつながったということになります。

博物館の収蔵品の紛失について

記者:外部委員による報告書では、管理がずさんとか、虚偽報告があったといった内容だったのですが、これに対する市長の受け止めと、関わった当該職員の処分も含めた対応について考えをお聞かせください。
市長:本当にあってはならないことだったと思います。ずっと虚偽報告を行っていたりですとか、隠蔽してきたということは由々しき問題でしたので、検証結果を受けて、我々としてもしっかり対処していければと思います。しっかりとした管理体制を構築するとともに、再度、公務員の倫理意識を教育していければと思います。関係職員の処分につきましては、総務部長から回答します。
総務部長:現在、外部委員の報告に基づき、総務部にて処分の観点から再度職員のヒアリングを実施しております。処分内容について検討しているところで、内容が決まり次第、速やかに処分するということとなります。

記者:ヒアリング結果次第だと思うのですが、処分する方向で進めており、決まり次第発表することになるということでよろしいでしょうか。
市長:はい。

記者:報告書ではマンパワー不足の側面も指摘されていたと思います。今後、体制強化など何か検討されていることはありますか。
文化振興担当部長:ご指摘では、それぞれ縦割りの組織になっているというところもありましたので、まずは横連携をしっかりして、博物館の中でしっかり組織体制を作っていきたいと思っております。

新野球場について

記者:あくまで県の事業ということではありますが、建設が決まれば、周辺の整備も含めて浜松市の負担、ひいては浜松市民への負担が生じることになると思います。期成同盟会を結成し、浜松市が全体で要望している状況において、市民の負担が増えるということも踏まえると、費用対効果やメリット・デメリット等についての市による情報発信が少し足りないのかなとも思えます。個人的な意見になってしまうのですが、市民がこの案件についてどう考えていいのかが分からないのではないかと思います。もう少し、そういった情報を市から積極的に発信していくといった考えはないのでしょうか。
市長:基本的な建設の概要が決まれば全体像が見えてきますので、そうなれば経済波及効果等も試算できますし、我々がその後に整備するいろいろな施設、今想定しているのは道の駅等ですが、そうしたことも含めて全体計画ができてきますので、そうしたものができた時点で、費用対効果、経済波及効果を含めてしっかりとご説明できるのではないかと思います。まずは、県の方で基本的な計画を決定していただきたいと思っているところです。

記者:先日、県からドーム型にすると9万円台の利用料がかかるということで、屋根なしと比べてかなり高額になるという試算が出ました。あるいはスケジュールが全体的に遅れているというところも含めて、これに対する市長の考えがありましたら伺えますでしょうか。
市長:利用料金についてはこれからもっと精査されていくのだろうと思います。利用者、利用団体によって補助をしたり、料金に差をつけるとかいろいろな支援の方法がありますので、それはこれから検討していけばいいことだと思います。やはり、早く結論を導き出していただきたいということで、先日、新野球場建設促進期成同盟会が浜松で結成され、16日に知事と議長等に要望をさせていただきました。その中では、1日も早く結論を導き出していただきたいということと、引き続き、プロ野球の試合が開催可能な2万2千人規模のドーム型球場という案を改めて要望させていただきましたので、その要望を真摯に受け止めていただいた上で回答を出していただきたいと思っております。

記者:市長が期成同盟会として県に行かれたとき、浜松駅前で市民団体が集会を開いており、大規模施設であるとかドーム型球場について反対の声を上げていました。彼らの主張としては、これは県に対してなのか市に対してなのか分からないのですが、大規模施設をいわゆる災害対策の拠点にしたいという考えがあるようで、そもそも場所として現在の場所はなじまないのではないかということと、また、クローバー型と呼ばれる野球場の形を求めているようです。それについての市長のお考えをお教えください。
市長:いろいろな考えがあるのは私どもも承知しております。当然、賛成の方もいれば、反対の方もいらっしゃいますけれども、私達は全体の野球場施設の再編を含めて、拠点となる大きな球場が必要であるという結論から県に要望しておりますので、それは我々の考え方として一貫して変わりはございません。

記者:災害拠点としての利用に関してはいかがでしょうか。
市長:災害拠点としての側面もありますけれども、まずはやはりスポーツ施設としての機能を優先させていくということかと思います。また、すでにしっかりとした防潮堤ができており、浸水区域が大幅に削減されていますし、多少越水したとしても施設に影響が出ないように少しかさ上げをしたりといったことも計画の中に含まれていると伺っておりますので、そうした対策は万全と考えております。

大学の統合・再編について

記者:先だって、静岡大学浜松キャンパスの同窓会である浜松工業会において、従来の統合・再編案に対する支持表明を決議されました。これについて、市長の所感をお教えください。
市長:これは大変ありがたいことで、基本合意からかなり計画が遅れ、ストップしていることに対する同窓会としての危機感の表れかと思います。今後、同窓会だけではなくて、いろいろなところから計画推進に向けて声が上がってくることを期待しているところです。本来であれば2年前には実現できていたはずですが、遅れたことによって、東京工業大学と東京医科歯科大学が統合・再編をするということで、我々が日本初であったものがそうでなくなってしまったわけです。今の国際競争を勝ち抜くために、教育の面でも研究の面でも先鋭的な大学を作っていくということは一つの大きな世の中の流れですので、それをしっかり静大側にも理解していただいて、計画を推進していただきたいと思います。それともう一つ私が思うことは、いわゆる教育関係者からの期待がかなり大きいという点です。「いつ実現するのか」、「実現したら自分たちの子供を進学させたい」という声なども伺っております。すでに遅れているということは、そういう学生たちの就学の機会を奪っているということですので、そのことに対する責任を、ぜひ静大の学長には感じていただきたいと思います。教育者としてそこをどうお考えかということを、改めて伺ってみたいとも思っております。

年末年始の過ごし方について

記者:市政に関係ないのですが、年末年始をどのようにお過ごしになりますでしょうか。
市長:衆議院議員時代からの後援会組織がありまして、日頃なかなかあいさつ回りなどもできないものですから、大体そうした後援会の皆さまのところにあいさつ回りをするというのが毎年の恒例になっています。今年もそうした活動をしていきたいと思っています。

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