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更新日:2023年12月1日

令和4年9月定例記者会見

2022年9月26日

(鈴木市長コメント)

台風第15号の被害について

(市長)

案件の発表の前に、この度、台風15号で被害を受けられました皆さまに心からお見舞いを申し上げます。また、おけがをされた方の1日も早いご回復をお祈り申し上げたいと思います。市としましては、被害に遭われた皆さまが1日も早く日常を取り戻せるよう、必要な支援や対応にしっかり取り組んでまいります。今回の台風による最新の被災状況や、昨日実施した天竜区の土砂災害現場での現地調査の結果につきましては、危機管理監から報告をさせていただきます。

(危機管理監)

9月23日から24日にかけて発生した台風第15号による被災状況等についてご報告いたします。報道各社の皆さまには随時被害状況等を報告させていただいておりますが、昨日19時時点の第8報以降の変更点を中心にご説明いたします。人的被害については、合わせて5人、軽傷4人、中等傷1人という状況です。断水につきましては天竜区春野町の2地区で発生しております。停電につきましても、春野町領家で10戸程度の停電が発生している状況です。公共施設においては、南陽中学校、曳馬小学校において床上浸水の被害が発生しております。次に天竜区緑恵台の土砂崩落についてです。対応状況ですが、昨日9月25日に3班体制で現地調査、応急対策等を実施しました。まずは被災地域の安全対策を図るということで、被災地周辺の状況調査と避難状況の確認、避難指示等の検討を行っております。二次被害の恐れのある箇所を特定し、そのお宅4件に避難指示を昨日午後6時に発令しました。2点目は崩落現場のブルーシートの敷設および二次被害の危険度確認ということで、二次崩落を防ぐための遮水のブルーシートの敷設を9月25日に完了しております。それから今日以降、土のうの設置、排水路の整備などにすでに着手している状況です。各関係法令に基づく各種調査ということで、現場の状況、過去の経緯等を調査して今後の復旧工法等の検討をしてまいります。その他として、崩落したのり面の詳しい土壌調査を今後行ってまいります。また、土砂崩落の原因調査など、外部有識者による第三者委員会を立ち上げ、検証を行っていく予定です。

浜松デジタル・スマートシティMONTHの実施について

市民の皆さまに「デジタル・スマートシティ」の取り組みを身近に感じていただき、一緒に浜松の未来を考えていただく機会として、今年も「浜松デジタル・スマートシティMONTH」を開催いたします。本市は、2019年10月に全国に先駆けて「デジタルファースト宣言」を行いましたが、国も10月を「デジタル月間」と位置付けていることから、昨年度から毎年10月を「浜松デジタル・スマートシティMONTH」と位置付け、さまざまなイベントや講座を実施しております。今年は浜松市デジタル・スマートシティ官民連携プラットフォームの主催事業として、10月26日水曜日に「デジタル・スマートシティ浜松オンラインフォーラム」を実施する他、期間中にさまざまな団体が「冠事業」としてイベントやセミナーなどを開催いたします。今年のオンラインフォーラムは「持続可能で市民のWell-Being(幸福感)あふれるまちづくり~国土縮図型都市・浜松の挑戦~」をテーマに、本市のフェローや有識者などを交えたパネルディスカッションを行います。また冠事業としましては、市民向けのeスポーツ大会や音楽コンサートのオンライン配信など、デジタル・スマートシティを身近に感じられる29の事業を開催いたします。ぜひ多くの皆さまにご参加いただき、浜松デジタル・スマートシティMONTHを盛り上げていきたいと思います。

令和4年度の教育文化奨励賞受賞者の決定について

本市では浜松市教育文化奨励賞を設け、文化芸術および教育の振興に優れた業績を挙げ、今後一層の発展が期待される個人や団体に対して授与しております。この度、令和4年度の地域文化賞の受賞者が、天竜二俣おかみさんの会リリーズと岡田力三さんに決定いたしました。授与式につきましては、10月27日木曜日に実施予定です。

デジタルを活用した保育相談体制と案内対応の強化について

10月3日月曜日から始まる令和5年4月分の認可保育施設の入園申込みの受け付けに合わせ、デジタルを活用した新たな入園手続きの支援サービスを開始いたします。1点目として、入園申し込みをされる方が抱えるさまざまな疑問にお答えする「チャットボット」の運用を開始いたします。また、2点目として、各家庭の状況に合わせて、申請に必要な書類をご案内する「認可保育施設必要書類判定ナビ」を導入いたします。いずれも「浜松市子育て情報サイトぴっぴ」において、10月3日月曜日からご利用いただけます。また、今年の4月1日から、保育関連の業務を区役所から本庁に集約して「保育相談センター」を開設し、保育に関するさまざまな相談に電話やオンラインでお答えしております。オンラインでの相談は、ご自身のスマートフォンや各区役所の社会福祉課に設置したタブレット端末を使い、相談員とビデオ通話の画面を通して相談することができます。デジタルを活用した新しい相談体制として、市役所や区役所へお越しいただくことなくご相談いただけますので、こちらもぜひご利用いただきたいと思います。

大河ドラマ館の名称およびオープン日の決定について

2023年の大河ドラマ「どうする家康」の放送に合わせて開館する大河ドラマ館の名称およびオープン日が決定いたしました。名称は「どうする家康 浜松 大河ドラマ館」です。オープン日はプレオープンが2023年1月22日日曜日で、グランドオープンが2023年3月18日土曜日、開館時間は午前10時から午後6時となります。入場料金は大人800円、小人400円で、プレオープン期間は大人400円、小人200円です。なお、前売りチケットをご購入いただいた方はプレオープン期間中に1回無料で入場可能となりますので、お得な前売りチケットをご購入いただきたいと思います。「どうする家康 浜松 大河ドラマ館」では、ドラマの世界観を楽しんでいただくとともに、浜松ならではの魅力ある展示を予定しております。

質疑

大河ドラマ館の名称およびオープン日の決定について

記者:プレオープンとグランドオープンの違いというのは、どのような点になりますでしょうか。
市長:NHKさんとも調整をさせていただきまして、ドラマで浜松が舞台になった頃をグランドオープンとさせていただきます。それより前、ドラマがスタートして浜松が登場するまでがプレオープン期間ということになります。

記者:展示内容も変わってくるのでしょうか。
市長:はい、浜松に舞台が移行されますと、ドラマ関連のいろいろなものが展示可能となりますので、展示についても内容が充実してくると思います。

台風第15号による被災状況について

記者:崩落現場では実際にご自宅がかなり損傷してしまった方もいらっしゃると思うのですが、そういった方に関しては市としてどのような支援を考えているかかお伺いしたいと思います。
危機管理監:土砂の崩落により3件のお宅に被害が出ております。1件は全壊、もう1件が半壊、残りの1件は壁の損傷等で詳しく調査しないと被害の程度は分からないのですが、計3件の被害が出ております。取り急ぎ住居を確保しないといけないのですが、全壊のお宅に対しては、今、市営住宅のご案内等をしているところです。またその他、り災証明、災害の見舞金等、いろいろな支援制度が今後出てきますので、そういったことを随時ご案内してまいります。

記者:二次災害の防止についてお伺いします。私も現場に行ってきたのですが、まだ崩落の危険性があるように見受けられました。すでに着手していらっしゃる対策もあるかと思いますが、他にどのような形で二次災害を防ぐことをお考えでしょうか。
危機管理監:昨日、崩落現場を確認しましたところ、崩落後の状況として、のり面から崩落した土砂が堆積した部分は比較的平らな状態となっており、仮に二次崩落がのり面から起きたとしても、人家に影響が及ぶ危険性は非常に低いと考えております。まず、二次崩落が起こらないよう、ブルーシートを設置して水が入らないようにすること、それから土砂が今の崩落箇所からさらに先に行かないように土のうを設置するということ、さらに、水が溜まるのを防ぐために排水路を整備すること、この土のうと排水路の整備に今日時点で着手しておりまして、その上で避難した方が良い、危険性の高いお宅については、昨日避難指示を出している状況です。

記者:崩落現場については、地元住民の方から「以前から土砂が運び込まれている様子があった」という話が出ています。その点について、市としては現状どのように把握し、どのような対応を考えておいででしょうか。
市長:今日、私もその報告を受けまして、これまでの経緯や状況をしっかり検証して対応していかなければなりませんので、早急に専門家を入れた第三者委員会を設置し、専門家の皆さんを交えてしっかり検証・対応をしていきたいと思っております。

記者:委員会の設置のめどはどれぐらいをお考えでしょうか。
技術統括監:まだ具体的な日取りまでは決まっておりませんが、なるべく早急にということで考えております。今、県の方でも熱海の関係をはじめとした事例もございますので、県とも相談しながら、どういう人材で中立的なご意見をいただくのかということをこれから早急に詰めて、なるべく早く立ち上げていきたいと思っております。
市長:私も今日の午前中にこの報告を受けてから、早急に設置するように指示しましたので、めどが付きましたら、また皆さまにご報告をさせていただきたいと思います。

記者:今日、県が自衛隊に災害派遣要請をしましたが、浜松市でも自衛隊への要請をされるご予定はあるのでしょうか。
危機管理監:本日お昼頃、県の方から照会がありました。被害状況を把握している中で、自衛隊の派遣を要請する状況では今のところないと考えております。ただ、今後被害の状況を把握していく中で、必要があれば要請する可能性ありますが、現段階においては要請しないということでお答えしております。

記者:自力復旧と言うか、市として取り組んでいくというお考えということでよろしいですか。
危機管理監:大勢の応援が必要であるとか、大型の重機や機材等が必要となるような状況ではないというところで、支援の要請は今のところ考えていないということでございます。

記者:現場で危機一髪だったという声もあったのですが、そのようなことが浜松市で起きたことについて市長の受け止めを改めてお教えください。
市長:大変由々しきことで、これから今までの経緯の中でどのように現場の状況を把握していたのか等を含めて、しっかり検証・対応していきたいと思っております。

記者:細かい話になってしまうのですが、軽傷者が新たに2人増えたということについて詳細を教えていただけますか。
危機管理監:お1人については、崩れてきた土砂にバイクで乗り上げて転倒して軽傷を負われ、もうお1人は、水で浮いたマンホールで転倒しておけがをされたということで報告がありました。

記者:崩れてきた土砂というのは、天竜区緑恵台ところの土砂でしょうか。
危機管理監:最初に申し上げた方については、天竜区二俣町の方でございます。もうお一方は東区有玉南町でございます。

記者:断水も起こっているとのことですが、断水の原因は何でしょうか。
危機管理監:天竜区においては、取水に支障が生じていると聞いております。取水の設備に不具合を起こしたことによって、水の供給ができなくなっているものと考えられます。

記者:静岡市清水区のように流木などが原因ということでしょうか。
危機管理監:原因までは確認できておりません。

記者:春野の2地区というのは世帯数で言うと何世帯になりますか。
危機管理監:後ほど確認してお答えいたします。

記者:給水の状況なども合わせてお願いします。
危機管理監:承知いたしました。

記者:公共施設の浸水については、今になって報告が上がってきたのは何かありますか。
危機管理監:ちょうど連休に入っている中での災害ということで、各部局から本日になっていろいろな情報が入ってきている中で判明しているものが、先ほど申し上げた二つの浸水被害でございます。

記者:県の資料で孤立している地区があるということで、その中に浜松市も挙がっていたのですが、どの地区のことでしょうか。
危機管理監:孤立については、特に私どもでは承知してないところです。

記者:緑恵台の土砂の崩落のことについていくつかお尋ねします。これまでの調査で分かっている崩落規模について、幅であったり、土砂の量であったりというのが推測できていたら教えていただきたいです。
土木部長:昨日までに分かっている範囲では、高さについては図面上で約14メートルということで確認しております。全体のボリュームや幅等については、本日ドローンで撮影を行っておりまして、その結果を踏まえて判断していきたいと考えております。

記者:昨日県の盛り土対策班の課長がお見えになって、現場の様子とか、水を含んでいるような土砂が落ちているという状況から、転圧していない土砂、盛土があったのではないかという指摘をされていたのですが、盛土があったかどうかという点について、現時点の認識をお教えいただけますでしょうか。
市長:私も今日の午前中にその報告を受けまして、これまではその認識がありませんでした。それを含めて第三者委員会でしっかり外部の人たちに検証してもらわないといけません。内部の調査だけでは不手際があってはいけませんので、早急に第三者委員会を作り、経緯も含めてしっかり検証・対応していきたいと思っております。

記者:第三者委員会を立ち上げるということですが、恐らく現場の事業者や地主の問題なのであれば市単独でも調査できると思います。あえて第三者を招いてというのは、市も当事者たりうるということが考えられるのでしょうか。
市長:もちろんそうでございます。ただ、いわゆる法律の専門家でありますとか、あるいは土木、盛土等に関する専門家でありますとか、そうした皆さんに参加をしていただかないと新しい検証をやりにくいと思いますので、当然我々も当事者として一緒になってやっていくということでございます。

記者:土砂崩落の箇所に盛土があったのかどうかとか、それまでの経緯で市がどう関わりがあったのか、あるいは無かったのか、そういったところも含めて検証されるのでしょうか。
市長:もちろんでございます。責任の所在を含め、あるいは必要な場合は捜査機関に対する依頼等も含めて検証を進めるということであります。

記者:盛土があったか無かったかはまだ分からいないということですが、もし仮に土砂が搬入されていたと考えた場合に、土砂の搬入を規制する法律・法令というのは、浜松市で持っていたのかどうなのか。市町によっては、土砂の埋め立て等の規制条例であるとか、小規模の土砂の搬入も規制するような法令を持っているところもあると思うのですが、浜松市の場合はいかがでしょうか。
土木部長:一定規模のものであれば、土採取条例で届け出が必要となりますが、小規模なものについては現時点では分かりかねます。市独自の条例については確認させていただきます。

記者:去年盛土の総点検等があったと思います。その中に今回の案件が含まれていたかどうか、市の方でも確認されていたと思うのですが、その結果などが今出ていたら伺いたいと思います。
都市整備部長:昨年10月時点で市内の調査を行いました。関係法令に基づいた盛土、国土地理院の盛土の可能性データから推定される盛土、市民からの通報等で把握している盛土について調査しております。当該箇所についてはその中に入っていないということで確認しております。

記者:入っていないというのは、理由としてはどのようなことが考えられるのでしょうか。
都市整備部長:関係法令で届け出がなかったものについては把握しきれておりません。当該箇所については現時点で届け出が確認できておりませんので、調査の対象外となっていたと考えられます。

記者:取材の中でのことですが、市民の方が市にこの盛土に関して相談していたというお話を一部で聞いているのですが、その点については今のところ把握されているのでしょうか。
都市整備部長:発災後、各部署で状況を確認していく中において近隣の方から情報提供あるいは相談が寄せられていたということまでは把握しておりますが、詳細は調査中です。

記者:市への相談は発災前にあったのでしょうか。
都市整備部長:発災前に相談があったと把握しております。

記者:先ほどの条件で言えば、昨年10月時点での関連法令、および市民通報による点検ということでお話されていたかと思うのですが、そこには引っ掛かってこなかったのでしょうか。
都市整備部長:そこが調査対象となっていたかも含めて調査をしております。

記者:相談はいつ頃あったのでしょうか。昨年10月より前にあったものですか。
都市整備部長:2014年ごろと聞いております。

記者:それはどこの課にどのような内容で相談があったものでしょうか。
都市整備部長:そこも含めて調査中です。

記者:少なくとも2014年を最初として、それ以降複数回相談があったのでしょうか。
都市整備部長:はい。

記者:市長にお伺いします。今回の件について今日の午前中に報告を受けたということですが、今後現場を視察する等のご予定はあるのでしょうか。
市長:なるべく早いうちに行きたいと思いますし、先ほど申し上げました通り、いろいろな報告を聞いておりますと、我々に不手際があったということが十分予見されますので、第三者委員会を作って、今ご指摘をいただいたことも含めて検証し、責任の所在等を明らかにしていきたいと思います。

記者:住民からの相談の細かい内容は現在調査中とのことでしたが、それはその土地の安全面に対する相談ということでしょうか。
都市整備部長:相談内容についても詳細は確認中です。至急把握して整理してまいります。

記者:今、やりとりを聞いておりましたが、若干不自然な点があります。2014年頃に相談を聞いているとおっしゃられましたが、具体的にどういう相談であったかということを教えてほしいです。把握していないとおっしゃられておりますが、時期が2014年頃と具体的に分かっているのですから、どういう内容だったのか記録があるはずなので、説明してください。
都市整備部長:近隣住民の方から「土が運び込まれている」という情報があり、その件で「どうなっているのか」という相談があったということまでは把握しております。

記者:どこの課に相談があったのですか。
都市整備部長:確認中です。

記者:そこの確認が取れていないのに2014年に土が運び込まれているという情報が入ったということをここで説明することは不可能だと思うのですが。
都市整備部長:今確認できているのは、天竜区と思われるというところまでです。

記者:なぜ今それを言わなかったのですか。
都市整備部長:第三者から確認を取っているところですので、正確な情報ではございません。
市長:今の時点でまだ情報等を把握しきれていない部分がありますので早急に確認をさせていただきます。

記者:2014年とはっきりおっしゃられたわけですので、どこに報告があったのかというのは文書で把握していないと言えないと思うのですが。
都市整備部長:現在、口頭で聞き取りを行っております。

記者:その相手は誰ですか。
都市整備部長:都市整備部の北部都市整備事務所です。

記者:現職の方ということでよろしいでしょうか。
都市整備部長:はい。

記者:今回はインフラも一部被害を受けておりますけれども、復旧に当たって補正予算の編成が必要になりそうかどうか、見通しを教えてください。
市長:金額的に流用で対応できるようなものでなければ、当然補正で対応してまいります。

記者:必要経費についての試算は、やるとしたらいつ頃の予定でしょうか。
土木部長:台風の被害状況は分かっておりますので、現地を確認して分かるものから積み上げていきたいと思います。

記者:すでに現地調査を始められているということですけれども、この2日間で、現地で転圧がされていなかったですとか、排水設備が無かったとか、そこまでの確認が取れているのでしょうか。
危機管理監:今回の現地調査は、先ほど申し上げましたように、地域の安全確保を最優先にしておりまして、どこまで二次被害が及ぶ恐れがあるか、それに対してどう対処すべきか、というところを優先して確認しております。その中で、土質の確認等のより詳しい調査については今後対応することになりまして、昨日の段階では転圧や排水の有無までは確認できておりません。

記者:目視でも構わないのですが、その土地で転圧がされていなかった可能性はあったのでしょうか。
危機管理監:そこは今後行う専門的な知識を持った方を含めた調査の中で明らかになってくると思います。今の段階では何とも申し上げられません。

記者:先ほど市長が第三者委員会で検証されるということをおっしゃられましたが、その前の段階で市の方で不手際があった可能性があるとおっしゃられたと思います。どのあたりが不手際と言えるのでしょうか。
市長:通報を受けてどのように対応したのか、その辺のことについて、これからしっかり調査してまいります。対応に不備があった場合、それは市に責任の所在があるということだろうと思います。何となく可能性としてあるのではないかということでお話をしたということでございます。

記者:2014年頃に報告があったということですが、その段階で動けた部分もあったのではないかということでしょうか。
市長:まず、その段階でどういう対応をしたのかというところについての報告は私のところに来ておりませんので、その時に適切な対応がされていたのか、あるいはそのままやり過ごしてしまったのか、そういうことを含めてこれから調査をしていくということでございます。

記者:当時、どのような対応がされたかという点ですが、相談があった時に実際に市としてはどんな対応をされたかという記録はまだ確認中ということでよろしいでしょうか。
市長:まだ報告はありません。

記者:地権者や事業者等、そういったところに話が聞けているかどうか、差し支えなければお教えください。
都市整備部長:そこの状況についても確認中です。

安倍元総理の国葬について

記者:明日の国葬については、出席の予定は変わらずということでよろしいでしょうか。
市長:出席させていただきます。

記者:亡くなられた方を悼むという儀式ではありますが、開催方法を巡ってはいろいろな意見が出ている状況です。市長としてはどのようなお気持ちで国葬に臨まれるかというところをお伺いできればと思います。
市長:賛否を含めて、国葬に対するいろいろな意見があることは承知しておりますが、政府が国葬ということでお決めになって、正式に出席の案内がございましたので、政令市の市長として出席して弔意を示したいと思います。また、安倍元総理とは個人的な関係もございましたので、個人としてもしっかり弔意を示してまいりたいと思っております。

記者:国葬への出席は公人としてということでしょうか。
市長:はい。

記者:市として半旗を揚げるとかといった対応はなさるのでしょうか。
市長:市の施設での半旗の掲揚は実施したいと考えております。

記者:教育現場や市民に何か求めるということはあるのでしょうか。
市長:求めてまいりません。

記者:公人としてということなので、公費で出席されるのかと思いますが、ここで公費を支出するということに対してはどういった点で妥当だと考えられてのことでしょうか。
市長:これまで、こうした政府の公式行事に対して全て公務として対応してまいりました。今回も政府から正式に参加の案内が来ましたので、今まで通り公務として対応させていただきたいと思っております。

記者:それぞれ理由は違うようですが、川勝知事と静岡市の田辺市長は出席しないということです。特に田辺市長は、これまでは出席するとおっしゃられていたのが、今回の水害を受けて出席しないという対応に改められました。浜松市内でも、先ほど報告がありましたように、台風による一定の被害があったと思います。県中部に比べれば相対的に軽度で済んで良かったかと思いますが、実際に被害が出ていて、これから第三者委員会なども立ち上げて、早急に動かなければならない時に、国葬に出席をされるということの是非については検討されなかったでしょうか。
市長:どうしても明日対応しなければいけない案件というのは見当たらないということです。被災者への対応でありますとか、災害対応については長期のものとなりますので、そこはしっかり市長としてリーダーシップを発揮して対応してまいりたいと思っております。

記者:市の施設で半旗を掲揚するということですが、具体的にどういった場所になるのでしょうか。
企画調整部長:市の施設といたしましては、市役所、区役所、協働センター、市民サービスセンターを考えております。

マイナンバーカードについて

記者:政府の方で、マイナンバーカードの普及状況によってデジタル田園都市国家構想の交付金を変えていくという動きがありますが、これについて浜松市への影響は何か考えられるでしょうか。もしくは、国のこうした取り組みのやり方について何か考えがありましたらお聞かせください。
市長:特に私の方から今ここで申し上げることは無いのですが、本市としては影響のないように対応してまいります。本市におけるマイナンバーの普及率は今のところ平均以上で推移しておりますので、さらに加速して普及率を上げていきたいと思っております。

いじめ問題について

記者:いじめを受けた女性のことに関して、先日、当時の関係者の懲戒処分は市教委の方で見送るというご判断をされたと思うのですが、これについて市長はどう受け止めていますでしょうか。
市長:申し訳ございませんが、その部分については私の管轄外なので、私の方からコメントするというのは難しい立場にあります。そこは教育委員会の方にお尋ねいただきたいと思います。

記者:基本方針の改定を9月中に進めるということだったのですが、これは予定通り進んでいて、どこかで発表するような予定があるのでしょうか。
学校教育部長:基本方針の改定については、明日の市民文教と厚生保健の合同委員会で公表させていただきます。その後、ホームページでも公表させていただきます。

大学再編について

記者:静岡大学と浜松医科大学に事務所を貸し付けている関係で、統合再編の協議が延期されるなどして貸し付けの期間も長期化していると思います。利用も少ないということですが、これについてまだ貸し付ける必要性であるとか、あるいは契約見直しとか、今後の見通しがあれば教えてください。
市長:本来、2年前に統合準備室が開設される予定でしたので、当然、両大学から人員が来て準備を進めるということで、私どもも協力をするために契約したものですが、ご存じのように大学再編がずっと先延ばしされている状況です。10月に統合再編の協議がありますので、そこでさらに先延ばしにされるようであれば、この貸し付けについて見直しをしていきたいと思っております。臨時的な会議などであれば、それはそれで対応可能ですので、常設のものについては見直す必要があると考えております。

記者:協議の進み具合によっては貸し付けをやめる可能性もあるということでしょうか。
市長:すぐに再編の事業がスタートするということが見通せれば良いですが、そうでなければいったん見直すということも必要かと思っております。

建設予定の野球場について

記者:南区に建設を予定している野球場に関してお尋ねします。一部報道の中で、ドーム型にした場合、最大で370億円かかるというような概算を県が出したと報じられましたが、金額を聞いた上で、改めて市としての立場や、どんな球場にしていきたいかを教えてください。
市長:経済界と足並みをそろえて、プロ野球が開催できる2万2千人規模の球場であること、多目的利用ができるようにドーム型で整備をしていただくということを要望していきたいと思います。新聞等の報道で側聞するだけではありますが、札幌ドームの建設コストを参照したものであると認識をしておりますけれども、札幌ドームの場合、4万人以上の観客動員数で、私も見に行きましたけれども、かなりいろいろとコストをかけております。実は私の方で専門家の方にドーム形だとどれくらいのコストで建設できるのかという点について聞いたところ、今、いろいろなスペックが開発されておりまして、相当コストダウンして建設できるということを伺っております。私の方でそうしたデータを用意して、また県の方にも提示していきたいと思っております。

記者:アマチュア競技団体の方から、あまりスペックが上がってしまうとアマチュア野球の選手たちが使用料等の点で使いづらくなるのではないかという懸念があり、県の方でもそういった意見が出ていると思いますが、それについてはどのようなお考えでしょうか。
市長:これからの計画の中でどう処理していくかということですので、今この時点で申し上げることは無いと考えます。

区名のアンケートについて

記者:区の再編に伴う区名のアンケートが始まっておりますが、市民への投票の呼び掛けや、市長としての期待などがあればお聞かせください。
市長:できるだけ多くの皆さんからご意見を伺いたいと思います。絞り込まれた候補に対して、ぜひ多くの市民の方からで「こういう区名がいい」という応募をたくさんいただきたいと思っております。

記者:なかなか言いづらいと思うのですが、市長として「これがいい」とかそういう候補はありますか。
市長:ございません。予断なく、市民の皆さまの意見を尊重していきたいと思います。

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