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更新日:2023年12月1日

令和4年度5月補正予算案記者会見

2022年5月19日

(鈴木市長コメント)

令和4年度5月補正予算案の総括

令和4年度5月補正予算の総括ですが、会計別の補正額につきましては、一般会計の補正額が25億3,900万円の追加で、補正後では3,665億3,900万円となります。特別会計の補正額は3,400万円の追加で、補正後では2,265億4,900万円となります。企業会計は7億2,927万円の追加で、補正後では781億4,594万7千円となります。次に合計欄をご覧ください。一般会計、特別会計、企業会計を合わせた補正後の総額は、6,712億3,394万7千円となります。また、一般会計において債務負担行為の設定を予定しています。

令和4年度5月補正予算編成の基本方針

令和4年度5月補正予算編成の基本方針ですが、今回の補正予算は国の補助事業の内示に伴い、橋りょうや舗装の長寿命化など、安全安心なまちづくりに要する経費を追加するほか、浜松医療センターにおける専用病床の確保など、新型コロナウイルス感染症対策に要する経費を追加するものです。また、デジタル・スマートシティ政策の推進として、書かないワンストップ窓口の導入等に要する経費を追加します。そのほか、令和5年4月からの指定管理者の指定に伴う上限額などについて、債務負担行為を設定するものです。

令和4年度5月補正予算案の概要

(財務部長)

一般会計款別一覧

令和4年度5月補正予算案の一般会計款別一覧です。歳入・歳出の規模につきましては、先ほど市長から説明申し上げました通り、25億3,900万となっております。歳入につきまして、一番大きいものを見てみますと、やはり国庫支出金内示増への対応というところがありますので、12億3,600万余円。また、歳出の方では、歳入と同じく土木費18億4,100万余円が一番大きなものとなります。

5月補正予算案の概要

5月補正予算案の概要についてご説明します。

(1)安全安心なまちづくり(インフラ施設整備)関係が16億6,800万余円となっています。国の内示を受けてのものが大半ですが、道路維持修繕事業については橋りょうおよび舗装の長寿命化を図るための点検、修繕費等です。また、道路防災事業として必要な点検工事等の関係、市営住宅の関係においてもストック総合改善事業ということで改修工事等を計上しています。

(2)新型コロナウイルス感染症対応全体で11億1,900万余円という形での計上としてございます。内容につきまして申し上げます。1点目は新型コロナウイルス感染症病床確保事業です。これは、病院事業会計になりますけれども、7億2,900万余円の計上です。浜松医療センターにおける専用病床の確保ということで、昨年度の実績等も踏まえながら必要額を計上させていただくものです。2点目、指定管理者に対する交付金については、感染症の影響を踏まえた指定管理料の所要額・収支等に影響があったことも踏まえ、追加交付を行うものです。39施設に対し、合計で1億4,800万余円の計上となっています。3点目、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金支給事業、こちらは生活に困窮する世帯に対する自立支援金の支給となります。国による申請期限の延長が行われましたので、それに伴う予算の追加として、今回1億2,100万余円を計上しています。4点目、感染症対策事業として、ハイリスク者に確実に対応できるように、労働者派遣契約等も活用しながら、保健所体制を整備するための予算の計上で、6,600万余円となっています。続いて、指定管理者に対するキャンセル料交付金として、2,100万余円の計上となっています。まん延防止等重点措置期間の施設利用に係りまして、キャンセル料の不徴取等に伴う必要分を58施設に対して計2,100万余円交付するものです。続いて、商業関係の補助金の補正の増でございます。1点目、商業者支援事業費助成事業として1千万円です。空き店舗等への新規出店に伴い、初期経費や改装費等、所要の経費を補助するものです。都心業務機能集積促進助成事業費として800万余円、こちらは中心市街地における事務所の開設に対する支援です。当初予算計上をしておりましたが、それを上回る申請が見込まれることから、今回補正増をさせていただくものです。また、指定管理者に対するキャンセル料交付金、商業者支援事業費助成事業、都心業務機能集積促進助成事業につきましては、財源として新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用させていただきます。

(3)デジタル・スマートシティ施策の推進として2億4,600万余円の計上です。デジタル・ガバメント推進事業として、書かないワンストップ窓口の導入。こちらは市民が届け出の記入等に掛かる手間を省くということと、窓口業務の効率化を目指すというもので、1億5,500万余円の計上となっています。戸籍・住民基本台帳・印鑑登録等事業で5,700万余円です。国によるマイナポイント施策の第二弾ということで、健康保険証類の利用等に係りポイントが付与されます。6月から開始されていきますが、それに伴い、手続きの支援やコールセンターの設置といったところに所要の経費を計上するものです。2点目、市民窓口デジタル運営経費として、戸籍法改正に基づく戸籍システムの改修。こちらは法務省が構築しているシステムとのデータ連携に必要ということで、所要の経費を3,100万余円計上するものです。指定管理者施設におけるキャッシュレス決済の導入ということで200万余円。こちらはキャッシュレス決済導入に伴う取り扱い手数料等について、所要の額を13施設に対して計200万余円を交付するというものです。

(4)その他として、事業をいくつか示させていただいています。1点目、土地区画整理等の調査事業、具体的には大平台地区で昨年陥没事故がありましたが、その関係の地下構造物の調査等で7千万余円を計上しています。2点目、文化施設整備事業ですが、具体的にはアクトシティ浜松のAゾーン改修に伴う基本設計の所要経費となっています。3点目、公園施設改良事業は、浜松城の天守閣外装改修工事として、昨年の改修設計を踏まえまして、今年度の工事として5,700万余円を計上するものです。博物館収蔵品整理事業、こちらは昨年度発生した収蔵品紛失事案も踏まえ、資料管理の適正化および再調査委員の設置ということで所要の経費として1,100万余円を追加計上させていただくものです。

(5)は債務負担行為の限度額の設定で、合わせて48億3,400万余円となっています。一番大きなところで、ア指定管理者導入施設の関連で45億7,500万余円の設定です。内容としては、令和5年度に更新となる指定管理者導入施設に関して、公募に際し指定管理料の上限額を提示する必要があるということで所要の額を債務負担行為として設定するというものです。具体的には、市営住宅の関係で16億4,400万余円、フルーツパークの関係で5億1,700万余円、可新図書館、はまゆう図書館の関係で4億9,900万余円、ほか、これらをはじめとして、計14件34施設に関して債務負担行為を設定させていただきます。イ、ウ、エにつきましては、それぞれ今年度だけで終わらない事業についての今年度負担分の債務行為の設定ということになります。アクトシティ浜松Aゾーンの改修設計の関係、植松伊佐地線の道路改良工事の関係、また、県営土地改良事業の負担金の関係、これらを含めて計17件、全て一般会計での所要額としております。

続いて、これまでの新型コロナウイルス感染症関連の事業費を、一般会計のものについてまとめたものです。今年度としては、1号補正として3億8,900万余円を追加しており、当初予算と合わせて、現計74億3,400万余円という状況となっています。

【資料】

質疑

新型コロナウイルス感染症対応関連について

記者:コロナ対策で地方創生臨時交付金を活用する事業の予算がいくつか付いていますが、この中で何か新規の枠組み、仕組みで行うものはあるのでしょうか。
財務部長:こちらに計上させていただいた主なものにつきましては、新規のものはありません。他のものを含めても、全く新規というものは無く、補正で追加等をさせていただくものになります。

ウクライナ関連について

記者:ウクライナ関連の原油高を受けての物価高騰によって、企業が困っていたり、学校給食に影響が出たりしていますが、今回の補正ではそういうところへの手当てのようなものは検討されているのでしょうか。
財務部長:4月末に国が原油高騰等を受けて経済対策を発表しています。今回この場で発表させていただいたものには含まれていませんが、必要な施策について現在精査を進めているという状況です。

記者:そういった対応というのは、また次の議会ということでしょうか。この議会中に追加で出てくるのでしょうか。
財務部長:現在、早急に作業を進めていますので、整い次第ご提案等をさせていただければと思います。

デジタル・スマートシティ政策の推進関連について

記者:提案される条例案の中の「浜松市デジタルを活用したまちづくり推進条例」についてですが、これについては個人情報保護の観点などからさまざまな意見が出ているものかと思います。この条例を作ってやりたいこと、条例を作らないとなかなか難しいこと、あるいはこの条例を作るに当たっての思いのようなものがあればお願いします。
市長:デジタルの推進については、市を挙げてやっていかなければいけませんので、行政の責務、事業者等の責務、あるいは市民の皆さまにお願いすることとか、そういうものを整理して、それをお知らせしていき、この条例に基づいて市を挙げたデジタル化を推進するということになります。

記者:同様の条例は現時点で全国では無い状況でしょうか。
デジタル・スマートシティ推進事業本部長:先ほど市長からご説明をしたような内容を含めた条例というのは、今のところは聞いておりません。

記者:書かないワンストップ窓口の導入について、書かないことによって業務が効率化するということですが、私の常識で考えるとより時間がかかってしまうような気がするのですが、実際にはこちらの方が効率的だということなのでしょうか。
市長:こちらは、すでに北見市で実装されていまして、非常にうまくいっているということで、市民の皆さまの負担も軽減されます。一方で、今まではいろいろな申請書を出してもらって、それをまた入力するという二度手間の作業だったわけですが、そういうものも無くなるということです。市民の皆さまの手間を省くということと業務の効率化という、両方に大変大きな成果を上げているということで、私たちもそれを見習って今回取り入れていくということであります。

記者:先日、業務の全量調査を行ったと思うのですが、その中であぶり出されてきたものなのでしょうか。
市長:それとはまた別で、あくまで北見市が先行して実施していたということです。国にも高く評価されており、今、私どもだけではなくて、全国の自治体でこれを実装していこうという取り組みがなされているものです。

記者:書かないワンストップ窓口の対象となるのはどういった申請になるでしょうか。
デジタル・スマートシティ推進事業本部長:すでに本市が各区役所の窓口あるいは協働センター等で取り組んでいる総合窓口の取扱業務を書かないワンストップ窓口に移行しようということで検討を始めます。そこには市民の皆さまがよく利用される、例えば住民票の関係であるとか、戸籍、あるいは税務証明、そういったものが含まれています。

記者:書かないワンストップ窓口の件、これは例えば窓口の担当者に口頭で伝えることで、市役所の方が入力するというような理解でよろしいでしょうか。
デジタル・スマートシティ推進事業本部長:補正予算議案の概要の13ページに説明がありますが、聞き取りによって聴取した内容をこのシステムによってどんな手続きが必要かを判断するという形になります。聞き取りによって必要な手続きが確定し、さらに市民の方は、複数枚の申請書を、それぞれ例えば住所、氏名を書く必要はなく、複数の事務を1枚の申請書に署名をするだけで対応できるということになります。

記者:例えば住民票などを届け出た時に、自分の氏名などを書かなければいけないと思うのですが、漢字なども伝えるのでしょうか。
デジタル・スマートシティ推進事業本部長:転入してきた方や、すでに浜松市内にお住まいの方等、いろいろな状況がありますけれども、すでに登録がある情報については、それをシステムにおいて確認をするという形になります。今までですと、住所から氏名等を全部書いていただいたものが、署名で済ませていただけるようになるということを目指しております。

いじめ調査委員関連について

記者:いじめ調査委員の関係で、こちらはあくまでも学校や市教委が認知したいじめの中で、重大事態の疑いのあるものを審議していくというくくりなのでしょうか。
市長:そういうことです。重大事態と認定されるような案件につきまして、専門家による客観的な調査を行うというものです。

記者:受付窓口はあくまでも学校というか、市教委というような形になってくるということでしょうか。
こども家庭部長:おっしゃる通り、教育委員会が窓口になります。

記者:そうすると、そこで案件が留まってしまうような事案が発生しないでしょうか。隠蔽のようなものは無いという担保は何かあるのですか。
学校教育部長:第三者制を用いた形で市長事務局の方から調査が入るということになりますが、市と教育委員会がしっかり連携してそういったことがないように対処したいと思います。

記者:重大事態の疑いがある事案というのは、どちらが判断するんでしょうか。市教委が判断するのか、それとも全ての案件について今回のいじめ調査委の方で判断できるのでしょうか。
学校教育部長:重大事態の認定については教育委員会の判断という形になります。

記者:教育委員会が判断を誤ってしまった場合は、解決しないのではないかという気がするのですがいかがですか。
学校教育部長:そこについては、市長事務局の方のいじめ調査委員のご意見をしっかり聞く中で対応していきたいと思います。

記者:いじめの関連で、市教委の方でも第三者委員会というのが設けられていると思いますが、あくまで市教委の第三者委員会は重大認定された案件の調査、市が設置するいじめ調査委員は、この前段階の重大事態の疑いがある事案に関しての調査というところですみ分けができているという認識でよろしいでしょうか。
こども家庭部長:ご認識の通りです。

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