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更新日:2023年12月1日

令和4年3月定例記者会見

2022年3月28日

(鈴木市長コメント)

新川モールの供用開始について

本年度整備を進めてきた新川モールの工事が完了し、4月1日から供用開始します。新川モールはまちなかの回遊性の向上や、憩いやにぎわいの創出を目指すもので、中心市街地の活性化に向けた拠点の一つと位置付けています。本施設は、浜松産のFSC認証材を活用してぬくもりのある空間を演出するとともに、類似の屋外施設としては日本で初めてFSCプロジェクト認証を取得しました。また、本施設は指定管理者制度による管理運営となりますが、運営を行う指定管理者は、リノベーションスクール企業版で新川モールの活用について検討を行ってきたメンバーが設立した会社ですので、数々の意欲的な取り組みを通じて、魅力あるまちなか空間が形成されていくことを期待しています。供用開始に当たり、4月1日金曜日に、現地においてオープニングセレモニーを開催します。

「浜松市子育て情報サイトぴっぴ」のリニューアルについて

浜松市の子育て情報をお届けしている「浜松市子育て情報サイトぴっぴ」が4月1日からリニューアルします。2005年から運用が始まった当サイトは、市民協働の取り組みにより、子育て世帯を対象とした行政情報だけでなく、イベント情報や四季折々のお出掛けスポットなど、民間の子育て情報も充実していて、多くの子育て世帯にご好評をいただいています。このたびのリニューアルに当たっては、今や保有率が8割を超えるスマートフォンでの閲覧について、アクセシビリティ等に配慮し、より見やすく改善されたほか、新たに搭載されるマイページ機能と子育て世帯の多くが日々利用しているLINEを連携することで、より便利に、よりスマートに子育て情報を手に入れられるようになります。リニューアルと同時に運用を開始する子育て情報サイトの公式LINEを友達登録していただき、居住区や子供の生年月日を登録することによって、サイト上のマイページで子供の年齢に合った情報等が自動で表示されるだけでなく、LINE上でもプッシュ通知により、子育て情報をタイムリーにお届けをすることが可能となります。また、LINEアカウントにはAIチャットボット機能が搭載されており、サイト内のさまざまな子育て情報について、「知りたいこと」を「知りたいとき」に、24時間365日、自動でお答えします。子育て世帯の「知りたい」に、タイムリーに答える、新しい「浜松市子育て情報サイトとぴっぴ」を多くの子育て世帯にご活用いただきたいと思います。

質疑

新川モールの供用開始について

記者:4月1日にセレモニーがあるということですが、今後イベントのようなものが予定されているのか、一般の方が楽しめるような仕掛けみたいなものはどれぐらいの時期から始まるのかなどをお教えください。
産業部長:セレモニー後のイベントに関しては、指定管理の方から貸し出しをしながらやっていく形となります。

いじめ問題について

記者:再調査委員会の調査結果が公表されましたが、市教委の対応が不適切だったということについて、市長の受け止めをお聞かせください。また、第三者委員会の設置に関する条例も議会で可決されましたが、それについての期待についてお聞かせください。
市長:まず、第三者委員会の再調査によって、いろいろなことが判明しました。学校や教育委員会の対応が不適当であったということや、いじめ問題に対する体制についても改善の余地があるという答申もいただきました。何よりこの間、長い間、本当につらい思いをさせてしまった被害児童と保護者の皆さまに大変申し訳なく思っています。これから、こうしたことが再発しないようにしていくために、今回の条例で第三者委員会が作られましたけれども、これはどちらかというと教育委員会の中でいじめへの対応がしっかりとできているか、といったことをチェックしていく機関だと思いますので、私はもう一つ、教育委員会の外にいじめ等の重大事案等が起こったときにスピーディーに調査できるような組織を作っていきたいと思っています。弁護士、精神科医、あるいは子供のいじめに関する専門家、そして警察OB等も含めたチームが、そうした事態が起こったときにスピーディーに現場に入ってヒアリングや調査をすることで、未然に防いでいくという取り組みを今後やっていきたいと考えているところです。

記者:一旦教育委員会が調査を行って、2018年に市長に「調査は中断」ということで報告があって、その後、再調査を市長が指示されていると思うのですが、どのような判断で再調査が必要だと考えられたのでしょうか。
市長:少し過去のことなので、どこまで正確に覚えているか分かりませんが、確か保護者の方が調査に対して納得をされていなかったということで、私もこれはやはりきちんと第三者にもう一回調べてもらい、保護者の皆さん並びに被害を受けられた児童の方が納得できるような形でお示しをしなければいけないということで、第三者委員会を設置し、再調査を行ったということです。

記者:その時点で市長が国のガイドライン等と照らしてとか、もしくはどなたかからアドバイスを受けてとかといった対応はされていなかったのでしょうか。
市長:その時は特にそういうことではなくて、私の判断であったと思います。

記者:先ほど、教育委員会の外にスピーディーに調査ができる組織を作りたいというお話がありましたが、これは条例でできる第三者委員会のことを指しているのでしょうか。
市長:これは別です。今回の教育委員会の中に設置される第三者委員会は国のガイドライン等に沿ったものとなりますが、やはり私はこうした組織は外に置くべきだと思っております。市長部局、つまり私の直属になるか分かりませんが、そうしたチームをしっかり設置して、いじめの重大な事案が発生したらすぐにそのチームが現場に入り込んで調査をするということが大事だということを今回のことで痛感をしましたので、そういったものを設置していきたいと考えているところです。今後、準備を進めて行きたいと思います。

記者:そのチームについてもう少しイメージをお聞かせいただければと思うのですが、先ほど弁護士や医師といった事例が挙がっていましたが、市長が選んで常設しておくチームというイメージでしょうか。
市長:はい。そして、そうした事案が発生したらスピーディーに動いていただくというものになります。

記者:設置のめどはどれくらいを予定されていますか。
市長:まだ、私案の段階です。

記者:いつまでに作られたいとかもありませんか。
市長:できるだけ早くということになります。ただ、これはそうした事案が発生して動く組織となりますので、まず、どういう職種の方がいいのか、あるいはその中で、どなたにお願いをするか等、個別の調整案件もあります。今ここでいつまでということはなかなか答えにくいということです。

記者:これは、今回の事案を受けて市長がそういった組織を設置されたいというご意向となったのでしょうか。
市長:以前から少し違和感を覚えていたといのもありました。どうしてもやはり教育委員会というのは独立性の高い組織なので、私どもがなかなか内部にまで踏み込んでいろいろなことをやるということが日常的にできにくい面があります。例えば、教育内容にしてもそうですし、そういった点で言えば、今までも少し距離感というか、違和感がありました。いじめというのは大変重要な問題ですので、今回のことをきっかけにそうした調査チームを作りたいと考えた次第です。

記者:再調査委員会では、今後も今回の事案に対しての被害者本人や保護者の方への継続的な支援、謝罪といった形を考えていくべきだというようなこともあったかと思いますが、市長として謝罪ですとか、今後の支援について考えていらっしゃるでしょうか。
市長:まずは心のケアなど、寄り添っていく必要がありますが、それはやはり専門家の方がいいと思いますので、そういった方にしっかりケアをしてもらうとか、どういう対応をしていったらいいのかということについて、専門家の皆さんのアドバイスなどをいただいて、早急に取り組みたいと思います。

記者:保護者の方や被害児童の方にお話をするということもあるのでしょうか。
市長:それも含めて検討していきたいと思います。

記者:委員会の外に調査をするチームをという話でしたが、そうすると教育委員会は教育委員会で調査をして、市は市でそのチームが調査するという形になるのでしょうか。そこのすみ分けをどうするかというのはどのようにお考えでしょうか。
市長:今後の課題になると思いますが、私は教育委員会の中に作るチームは日常的にちゃんといじめに対する体制が整っているかとか、ガイドラインに沿った行動が取られているかとか、そうしたものをチェックしてもらうという位置付けになると思います。今回の件でも、結局、教育委員会の中で処理をしようとすると、どうしても適切な対応ができなかったということがありますので、そういう点で私は外に置く方がいいのではないかと考えているところです。

記者:そうすると、いじめ問題に教育委員会が関わらなくなってしまうのではないかという懸念がありますがいかがでしょうか。
市長:これはあくまで調査機関であって、問題が生じた時にスピーディーに個々の課題に対して対応するものとなります。もちろん、いじめというのは起こってはいけないものですので、日常的にいじめを未然に防止するにはどうしたらいいかとか、そういう兆候が起こったときにどう対応するかとか、そういうものについては、きちんとそれを第三者の目でチェックしてもらうというものを中に作るというのは必要かもしれません。そこも含め、これからしっかりすみ分けを検討していきます。

博物館の備品紛失について

記者:先週金曜日、浜松市博物館の備品紛失の隠蔽があったと発表されました。紛失については去年から明らかになっていましたが、市長はこの件をどのように見ていらっしゃったかをお聞かせください。
市長:市の大切な財産を紛失してしまったということに対して、心からお詫びを申し上げたいと思います。管理がずさんだったということと、長い間、組織的に隠蔽してきたということに対して、私自身も本当に憤りを感じております。これは内部ではなかなか調査できませんので、もう一度、第三者委員会のようなものを作ってしっかりと調査をさせたいと思います。まずはしっかりと調査を行い、データベース化等による資料の管理とチェックの検査体制を、今後しっかり整えていきたいと考えています。

記者:先ほど、第三者委員会のようなものを立ち上げてということをおっしゃられました。今後、調査をさかのぼってされていくのかというところですが、関係する職員等への処分、あるいは紛失ということに関して何か刑事的な対応をするお考えもあるのでしょうか。
市長:まず全体の中身を解明しないと処分もできないと思いますので、それはスピーディーに行っていきたいと思います。また、どういう経緯でそうなったかということについては、やはり最初のところまでさかのぼって、もう一度、第三者の目でしっかり検証してもらうことが必要だと思いますので、そういった意味で調査のための第三者機関を設置したいと考えています。

記者:ここでも第三者委員会を立ち上げるというお話がありましたけれども、市としても、既に2カ月半かけて調査をしてきたかと思うのですが、現時点で、市長として今回の問題の要因、原因はどんなところにあったと考えていらっしゃいますでしょうか。
市長:出先の組織になりますから、どうしてもなかなか目が届きにくいということもありましたし、そういう意味ではチェックも甘かったのではないかと思っています。ですから、1回隠してしまうとそれがどんどん積み重なっていくと。今回の場合、そうした中で組織的な隠蔽が起こったと思いますので、やはりこれからそういった出先も含め、コンプライアンスの遵守についてきちんと教育をしていく必要があるということです。そうしたところに対するチェック機能を、検査体制を含めて、もう1回再構築をしていくということが必要だと感じました。

新型コロナウイルス感染症ワクチン接種について

記者:昨日から5歳から11歳のワクチン接種の集団接種が始まりましたが、今後、子供たちの接種について市長としてはどのように進めていくお考えかお教えください。
市長:まず、接種をしていただくように引き続き勧奨をしていくのと同時に、やはりいろいろご心配もあると思いますので、そうしたところは丁寧に回答し、できるだけ心配のないように接種を進めていくということを現場中心にやっていきたいと思っています。

記者:集団接種が残り2日あると思うのですが、どちらも満席とお伺いしておりまして、今後増枠していくようなお考えというのはあるのでしょうか。
市長:後ほど担当部長を通して回答します。

記者:新型コロナに関して、現状の市内の感染状況と、3回目のワクチン接種について市長の見解をお教えください。
市長:一時期より新規感染者数が減少傾向にあるということは良いことだと思います。何より、ワクチン接種が進んだことによる効果だと思うのですが、重症化するケースがほとんどなくなったことで入院される方が少なくなり、病床の使用率もぐっと減りましたし、医療機関に掛かる負担も減っている、これは本当に良かったなと思います。コロナにかからないという点も大事ですが、重症化を防ぐという効果が非常に高いということが証明されていますので、引き続きワクチン接種をしっかり進めていきたいと思います。

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