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更新日:2023年12月1日

令和4年2月定例記者会見

2022年2月25日

(鈴木市長コメント)

新型コロナウイルスの感染状況とワクチンの追加接種について

先週政府は、静岡県のまん延防止等重点措置の適用を3月6日まで延長しました。本市においても新型コロナウイルスの新規感染者数は過去に類を見ない高い水準で推移し、1月の累計感染者数4,930人に対し、今月23日までの累計感染者数は7,879人とすでに大幅に上回り、予断を許さない状況が続いています。今月の感染者を年代別で見ると、先月一番多い年代であった10代から推移し、9歳以下が18.7%と一番多くなっています。合わせて親世代である30代が増加しており、家庭内での感染が増えていることが伺えます。過去最大の感染者数となった23日の発表では、471人のうち9歳以下が25%を占めています。また、1月に比べ増加傾向にある高齢者の感染についても、孫から感染しているケースが多くなっています。アメリカ疾病予防管理センターの資料によると、現在主流となっているオミクロン株に対して、ワクチン2回接種後180日以上経過すると、重症化に対する有効性は57%まで低下する一方、3回目接種から14日以後は90%まで有効性が高まるという結果が示されています。現在、本市では3回目のワクチン接種について、順次、接種券を発送し、個別医療機関での個別接種や市が運営する集団接種において接種を進めており、2月22日現在の接種率は、高齢者で52.5%、全体では19.1%となっています。接種券につきましては、3月4日に2021年9月末までに2回目の接種を完了した高齢者を除く一般の方、約12万人に発送予定となっており、現在、市の集団接種会場の予約枠に空きがあることから、今回発送する方についても、2回目接種完了から6カ月が経過していれば届き次第、接種可能の取り扱いとします。また、2021年10月末までに2回目接種が完了し、4月に6カ月が経過する約10万人に対しては3月15日に接種券を発送しますが、これで、初回接種を終えている市民の約95%の方の接種券配布が完了する予定となります。集団接種会場の予約状況は日によってばらつきがありますが、特に日曜日の空きが多くなっています。現在、接種券がお手元にある方につきましては、接種券に記載されている接種可能日に関わらず、6カ月が経過していれば接種が可能ですので、早めのワクチン接種をご検討いただきたいと思います。続いて5歳から11歳のお子さんに対するワクチン接種についてお知らせします。2月21日に予防接種法施行令の一部を改正する政令が公布・施行され、5歳以上の方へのワクチン接種が可能となったことを受け、対象となる約4万9千人に対し3月4日に接種券を発送し、3月14日の週から個別医療機関での接種が可能となります。対象となるお子さんがいる保護者の皆さまには、接種券に同封されているチラシやホームページをご確認いただき、接種の検討をお願いします。また、市民、事業者の皆さまには再三のお願いとなりますが、人流の抑制による感染拡大防止や3密などの感染リスクの回避、基本的な感染予防対策の徹底、ワクチン接種のご理解とご協力をお願い申し上げます。

シニアの就職を応援する「シニア専用デスク」の開設について

2022年4月1日からハローワーク浜松との連携により、静岡県初となるシニアの就職を支援するための専用相談窓口「シニア専用デスク」を新たに開設します。本市は、市民が健康で生きがいを持ち、現役で活躍できる都市を目指し、2019年2月に「70歳現役都市・浜松」共同宣言を行い、就労環境整備、社会参加、健康増進、という三つの目標に全庁的に取り組んでいます。こうした中、シニアの就職につきましては、就労ニーズが多様化しており、希望する職種や勤務時間に応じた求人、企業とシニアのマッチングの強化が求められています。このため、市役所本館2階の浜松市ジョブサポートセンター内に、シニアの就職を支援する専用窓口を設置し、国民健康保険の手続き等で市役所を訪れた方に気軽にお寄りいただくことで、潜在的な就労意欲のあるシニアに対し、相談から就職までワンストップ支援をしていきます。「シニア専用デスク」では、相談者個々の状況を把握し、個別に寄り添った就職相談を行います。また、「これまでの経験を生かしたい」、「短時間での雇用で働きたい」といった多様なニーズに対応するため、企業の求人開拓にも力を入れていきます。さらに、シニア向けの就労支援セミナーや就職フェアなども実施していきますので、ぜひ多くの皆さまに「シニア専用デスク」をご利用いただきたいと思います。

浜松科学館プラネタリウムのリニューアルについて

3月1日、浜松科学館のプラネタリウムがリニューアルします。新しいプラネタリウムは、今までの300倍以上、約1億個の星を映すことができる世界最高ランクの性能となります。私たちが肉眼で見ることができる星は4,000個程度ですが、肉眼では見えない星を一つ一つ正確に映すことで、奥行きがあるリアルな星空を体験できます。浜松科学館プラネタリウムの特徴は三つあります。一つ目は、観覧者とコミュニケーションを取りながらのライブ解説、二つ目はオリジナル番組です。これまでも「天竜浜名湖鉄道星空紀行」、「家康公が見た星空」など、浜松ならではの番組を作成、投影してきました。三つ目はプラネタリウムの学習利用です。今回のリニューアルに合わせ、市内全小学校の校庭から撮影したパノラマ画像を映し出すことができるようになりました。普段、児童が慣れ親しんだ学校から天体の動きや星空を観測できるため、天文学習に高い効果が期待できます。さて、プラネタリウムリニューアル記念の新番組が、「星がキラめく街 浜松」です。星がきらきら輝いて見えるのは、実は「遠州のからっ風」と言われるこの地域特有の風土と関係があります。星の色の輝きを表す性能が大幅に向上した新しいプラネタリウムで、ドーム一面に輝く星の魅力を感じていただきたいと思います。モニターには市庁舎の屋上からその日の夜に見える星空を映しています。今の季節は、浜松城の方面に夕日が沈むと、その後をオリオン座や最も明るい恒星のシリウスが見えてきます。実際のプラネタリウムでは、本物のような夕焼けと街明かりのない満天の星空を体感できます。3月1日には、リニューアルを記念したセレモニーを実施予定ですので、記者の皆さまにもぜひお越しをいただきたいと思います。また、科学館では個別の取材にも対応して参りますので、気軽にお問い合わせください。

質疑

新型コロナウイルスの感染状況とワクチンの追加接種について

記者:全国的には、場所によってはピークアウトしたのではないかという所もあると思うのですが、その辺について、市長は浜松の状況をどのように捉えていますでしょうか。
市長:残念ながら、まだ浜松はピークアウトに向かっているという状況にはないと思います。これから3回目のワクチン接種が進んできますし、我々も全力で取り組んでいきますので、そうした環境が整ってきますと徐々にピークアウトしていくのではないかと期待しているところです。

記者:5歳以上の子どものワクチン接種について、各市町村でも日程が決まってきていて、13日の日曜日から始まるというところが多いのですが、今回14日からというのはなぜでしょうか。平日は学校があるので、接種を受けるとすると土日が多いのかなと思うのですがいかがでしょうか。
医療担当部長:現時点では個別接種を中心に考えておりますので、日曜ではなく月曜という形にさせてもらっています。この先は集団接種も視野に入れていますので、それはまた日曜辺りに開設することも考えています。

記者:最速で14日から打てるという認識でよろしいのでしょうか。
医療担当部長:はい。

記者:3回目のワクチン接種について、65歳以上の高齢者が52.5%、全体で19.1%というこの数字について、市長はどう評価されますでしょうか。
市長:県内の他の自治体とか他の政令市等と比べると進んでいると思いますが、まだまだスピードを上げていかなければならないとも思います。

記者:3回目接種が進まない理由はどんなところにあると考えますか。
市長:進まないということではないと思いますが、医療担当部長からご説明します。
医療担当部長:今、国の方でも岸田総理が1日100万人という数字を掲げていますが、浜松においてはそれをクリアしている状況ですので、決して進んでないということではありません。ただ、その中で集団接種会場に空きがあるというような発表も先ほどさせていただきましたが、どうしてもモデルナのワクチンを接種することに抵抗があるという方もいらっしゃいますので、その辺りをしっかり説明して、集団接種会場に足を運んでいただくようにしていきたいと思います。

記者:確かに他の政令指定都市の中だとかなり上位の接種率だと思うのですが、例えば、本来一番お休みの方が多いであろう日曜日に空きが出ているというような状況を見ると、やはり国民が3回目接種に疑心暗鬼になっているのではないかと思います。効果があまり上がってこないのではないか、あるいは若者や基礎疾患の無い人はあまり重症化しないのではないか、というような意識が国民に広がっていると思うのですが、その辺りはいかがお考えでしょうか。
市長:先ほどアメリカ疾病予防管理センターの報告でもお示しした通り、やはり3回目を接種しますと、重症化予防に対する効果が非常に高くなりますので、こうしたことについては、やはり3回目接種というのは非常に有効性があるのだということを、国にもしっかりと国民の皆さまに告知していただきたいと思いますし、我々も市民の皆さまに対してそうしたことをさらに広報していきたいと思っています。

記者:改めてになりますが、追加接種、5歳から11歳のワクチン接種等について、市民の方への呼び掛けをお願いしてもよろしいでしょうか。
市長:今、やはりワクチン接種というのが最も有効だと言われていますので、ぜひ3回目接種を積極的に受けていただきたいと思います。また、今はまん延防止等重点措置も出されていますが、飲食店対策だけでは今回の感染は防げません。やはりこのオミクロン株についてはエアロゾル感染が一番危険だと言われていますので、マスク着用の徹底でありますとか、人と一定の距離を保つとか、換気を徹底するとか、そうした基本的な感染対策を徹底していただくことが大変重要ですので、ぜひそうしたことを市民の皆さまにお願いしたいと考えています。

記者:5歳から11歳のワクチン接種に関しては、何か個別の呼び掛けはありますでしょうか。
市長:先ほどもお話したように、9歳以下の感染も増えている状況ですので、ぜひそうした小児の皆さまにもワクチンを積極的に打っていただきたいとお伝えしていきたいと思います。

記者:先週亡くなられた方の中に、高齢者施設で亡くなられた方が2名おられました。素人考えだと、手を尽くしたのであれば医療機関でお亡くなりになったことになるのではないかと思うのですが、例えば病床のひっ迫とか、もしくは入院するまでもないと思っていた方が急激に容体が悪化してしまったとか、そこでエアポケットになってしまっているような懸念があるといけないと思うのですが、そこについての検証等のご予定があるかどうかお教えください。
医療担当部長:各病院につきましては、コロナの陽性患者はだいたい60%台で推移しており、確かに大変ではあるのですが、ひっ迫しているような状況ではないと考えています。一方、この時期はそれ以外の救急患者が結構多いです。血管系、脳とか心臓、そういった患者の方が多いものですから、そちらの患者さんをしっかり受け入れる必要があります。そういったところでは各病院でかなり大変な状況にあるということには違いありません。先ほど質問がありました施設で亡くなられた方については、コロナそのものはそこまでではなかったのですが、もともと基礎疾患があったところにコロナが悪い影響を与えて、予期せぬ方向に行ってしまったということがありましたので、病院で対応できない案件だったということではなく、たまたまそういう事例だったということです。

記者:基礎疾患のある方というのは、そもそも大事を取って入院しようというのが原則だと思うのですが、そうではなかったのは、ご本人、ご家族のご意向とかそういうところも影響しているのでしょうか。
医療担当部長:基本的に基礎疾患があるからといって全ての方が入院しているわけではなくて、例えばコロナの影響で酸素が必要になるとか、そういった方については入院をしてもらっています。そんな中で、突然、基礎疾患が悪さをしてということがありますので、そういった例だったとお考えいただければと思います。

記者:容体の急変という意味では、ご高齢の方が多いのでしょうか。デルタの場合は肥満の方が多かったと思いますが、オミクロンにおける急変についての知識が無いので、その辺りについて何かあればお教えください。
医療担当部長:専門的なところは私からも申し上げられませんが、デルタではコロナ自体で重症化とか中等症になっており、若い方であっても突然、肥満であったりとか糖尿病の影響で中等症になったりということがありました。今回はもともと基礎疾患のある高齢者の方がコロナにかかったことによって、コロナそのものというよりも基礎疾患の方が悪化してしまって急にということだったと思います。デルタとオミクロンは明らかにその辺が違います。

選抜高校野球大会における聖隷クリストファー高校の選考結果について

記者:以前の会見でもこの件でご意見をいただきましたが、あの日にちょうどまた高野連の方から「もう基本的にチーム数は変えない」というようなはっきりした答えが出て、結局、参加の可能性が無いという考えが示されてしまいました。市長としての所感をお聞かせください。
市長:私は大変遺憾に感じております。前回も申し上げましたが、県の高野連がもっと積極的に対応を求めていく必要があると思いますし、まだまだ高野連の説明が足りないと言わざるを得ないと思います。総合的に判断したと言いますが、何を総合的に判断したのかさっぱり分かりませんので、包み隠さず本音の部分をご説明していただきたいと思います。先日、川勝知事も会見の中で改革をしていくということであれば、今の委員全員に辞めていただきたいというようなこともおっしゃられていましたが、本当のところの決定的な理由が何かと言えば、例えば恐らく、1県から2校出場するというのは望ましくないから、別の県から選ぼうということだったのではないでしょうか。そういう中で、たまたま大垣日大さんが一定の力があるからそちらにしようというようなことがあったのではないかと推察はできますが、そういうことは一切出てきておりませんので、どういう決定過程があったのかという点をしっかりと出していただきたいと思います。また、そうであるならば、やはり選考基準を明確にもう1回見直していただきたいと思います。1県から複数校選ばない、1県で1位、2位になったら、残念ながら別の県の3位以下の高校を選ぶとか、そういう基準が明確であったならば、今回の措置もそのルールに従ってということで納得できたと思いますが、その辺りが全く不明瞭ですので、私としてはまだ納得できる状況ではないということです。

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