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更新日:2023年12月1日

令和3年度2月補正予算案・令和4年度当初予算案発表記者会見

2022年2月10日

(鈴木市長コメント)

令和3年度2月補正予算案の総括

令和3年度2月補正予算案の総括です。会計別の補正額につきましては、一般会計の補正額が133億8,800万円の追加で、補正後では4,022億1,400万となります。次の特別会計は17億2,070万円の追加で、補正後では2,230億9,920万円となります。企業会計は8億3,694万1千円の追加で、補正後では739億193万6千円となります。合計ですが、今回の補正額は159億4,564万1千円の追加で、補正後の総額は6,992億1,513万6千円となるものです。また、一般会計、特別会計、企業会計の各会計におきまして、債務負担行為の設定を予定しています。

令和3年度2月補正予算編成の基本方針

令和3年度2月補正予算編成の基本方針です。今回の補正予算は国の令和3年度補正予算第1号への対応として、防災・減災、国土強靱化や、新型コロナウイルス感染症対策などに要する経費を追加するものです。この他、市有施設の安全安心な利用のため、維持管理や施設整備に要する経費を追加する他、執行状況や国内示等に応じた事業費の整理を行うものです。また、令和4年度事業執行に向け、事前準備が必要な事業などについて債務負担行為を設定するものです。2月補正予算案、一般会計款別一覧および補正予算案の概要につきましては、財務部長から事前にご説明をしていますので省略させていただきます。

資料:令和3年度2月補正予算案

令和4年度当初予算編成の基本的な考え方

まず、1の令和4年度当初予算編成の基本的な考え方ですが、令和4年度は都市の将来像である「市民協働で築く未来へ輝く『創造都市・浜松』、未来の理想の姿「1ダースの未来」の実現に向け、長期的な視野に立ち、戦略計画を核としたPDCAサイクルにより、諸政策を着実に推進するものとしました。具体的には、デジタルの力や多様な地域資源を最大限に活用し、「戦略計画2022の基本方針」の重点テーマ「サステナブルな地域社会の創造」を実現するため、「若者がチャレンジできるまち」、「子育て世代を全力で応援するまち」、「持続可能で創造性あふれるまち」の「3つのまち」をつくる施策に重点を置いた編成としています。事業の廃止、見直し、選択と集中を徹底し、限られた財源を最大限有効に活用することで、規律ある財政運営に留意をしつつ、過去最大の予算額を確保しました。
2の予算規模についてです。全会計合計は6,679億円で3年度と比較して245億円の増となります。このうち、一般会計の予算規模は3,640億円で3年度との比較では139億円の増となりました。次に負債残高ですが、4年度末の市債残高は全会計合計で4,462億円を見込んでおり、市民1人当たりでは56万4千円となります。
3の当初予算案のポイントです。以下は戦略計画2022の基本方針を踏まえ、三つのまちをキーワードに主な事業を記載したものです。事前に財務部長から説明をしておりますので、省略させていただきます。

質疑

令和4年度当初予算について

記者:当初予算案について一言で命名するならば何予算か、理由も合わせてお教えください。
市長:「タイガ予算」です。「大河」と寅年の「タイガー」をかけて「タイガ予算」としました。アフターコロナの社会に向けて、また、来年度の大河ドラマ「どうする家康」への対応に向けて、今年の干支である虎のように力強く前進する予算とするということで、「タイガ予算」と命名しました。

記者:具体的には、大河ドラマ関連の他にどのような事業に力を入れていく予算となっているでしょうか。
市長:財務部長からもご説明があったと思いますが、まずスタートアップやデジタルなどの成長投資に引き続きしっかり予算措置をしました。また、先ほど申し上げた大河ドラマへの対応、それから子育て支援や教育にも十分留意をしましたし、アフターコロナを見据えた交流人口の拡大などの措置もしました。全体としてアフターコロナを見据えて抜かりなく、いろいろな目配り、気配りをした措置をした予算になったと思っています。

記者:オミクロン株がどうなるか分からない状況もあると思うのですが、まず感染症を抑えるというところでどのように力を入れたのかという点と、アフターコロナにおける浜松の産業、今回で言えば自動車とか繊維といった、いわゆる観光以外の産業にも力を入れていると思うのですが、今回の産業に対する思いというのを教えてください。
市長:常々申しておりますが、ウィズコロナの時代は、デュアルモードで安全モードと経済モードを巧みに動かしていく、そういう取り組みが必要だということです。感染症対策としては、とにかくワクチン接種を徹底していく、スピーディーに接種を進めていくということと、感染症対策をしながら経済を回していくために、しっかりと店舗などで感染症対策の徹底でありますとか啓発など、そうしたことに注力をしてきました。そうした取り組みを引き続き行っていきたいと思いますし、感染症の状況を見据えてしっかり経済を回していくための措置もタイミングを見てスピーディーに実施していきたいと思っています。産業政策については常々、浜松の1丁目1番地で最も重要な施策であると申し上げております。浜松は産業の力でここまで自律的に発展してきました。県庁所在地でもない、大都市近郊でもない浜松が、中部圏で名古屋に次ぐ第二の大都市になったのは間違いなく産業の力です。産業政策については私の最も力を入れている政策です。特に既存産業、今おっしゃられた自動車産業もCASEという大きな荒波にさらされており、大手企業は大手企業でいろいろ対策を講じていくと思いますけれども、やはりそのサプライチェーンである中小企業も電動化等の波で業種・業態を変えてかなければいけないので、今、次世代自動車センターを中心に、そうした中小企業の皆さんの業態転換などの取り組みをしております。また、繊維産業も大変厳しい状況が続いていますが、実は浜松は産地としては非常に有望であり、高品質な綿織物が製造されていますので、海外の一流ブランドなどにも素材が供給されています。こうしたものをもう少し強化・拡大していきたいと思っています。一方、農業や林業といった第一次産業にも力を入れていきたいと思いますし、また、新たな産業の成長をけん引していくスタートアップ施策にもしっかり取り組んでいきたいと思います。相対的に、産業政策は強力に推進して行きたいと思います。

記者:産業政策に力を入れるというところで、やはりアフターコロナを見据えてという視点があるのかというのが一つ、それから観光についてですが、大河ドラマも大きいとは思うのですが、大河ドラマだけではない通常の観光政策というか、大河ドラマに頼らない観光政策についてはどのように思っていらっしゃるでしょうか。
市長:当然、大河ドラマというのは来年1年が勝負で、中長期的に見ればしっかりとした観光政策をやっていかなければいけません。観光というのは、今までの狭い視野で絞っていくのではなくて、地域のいろいろな資源を掘り起こして、結果的に観光人口とか交流人口を増やしていくという考え方が必要だと思っています。今、浜松がその地域資源を活用して行っているビーチマリンスポーツの聖地に向けた取り組みですとか、あるいは、浜松の地域特性を生かしたワーケーションとか、首都圏からの人の誘致、それから浜松パワーフードのような食を使った地域の活性化もありますし、そういった取り組みを総合的にやることによって、結果的に観光人口や交流人口が増えていくと思っていますので、そういうものに力を入れていきたいと思います。また、最近はフィルムコミッションも非常に好調で、いろいろな映画のロケ地になるだけでなく、テレビや映画の題材として浜松が取り上げられることも多くなっており、そういうことも地域振興・観光振興には有効であると思っていますので、そうしたいわゆるシティプロモーションにも力を入れていきたいと思っています。産業政策については、もちろんアフターコロナもありますが、先ほど言ったように、やはり中長期的に見ても浜松にとって産業というのは命ですから、あまりコロナにこだわらず、引き続き産業政策には力を入れなければいけないと思っています。

記者:先ほど、教育にも力を入れたということでお話しされていたかと思うのですが、内容を見てみるとコロナの困窮世帯に対しての支援というのが厚いのかなと思います。もう少し具体的に教育とか子育て関連でどういうところに力を入れられたのか伺ってもよろしいでしょうか。
市長:特に全体としては、例えばGIGAスクールなどで教育自体の仕組みが大きく変わっていますので、そういうことにも対応していかなければいけませんし、あとは生活困窮世帯の子どもたちなど、比較的環境に恵まれない子どもたちの底上げもして、全体として教育環境の底上げもやっていかなければいけないと思います。また、子どもの医療費助成の制度を見直して手厚くしましたし、新しく子どもの未来応援基金を創設したりと、そうした中で居場所作りを進めていくとか、いろいろな目配り・気配りをしていきたいと思っています。

記者:全体を通したプライマリーバランスについて伺います。22年度の一般会計ではプラスマイナスゼロということになったのですが、全体を通しては10億円の赤字という結果になりました。この結果について、まず市長の所感を伺うのと、もう一点、コロナの影響が続くと令和6年度までの中期財政計画の目標達成も厳しくなると想定できますがいかがでしょうか。
市長:短期的には少し赤字ということですが、一般会計では黒字を確保していますし、中期財政計画はしっかり計画を遵守していきますので、そこは柔軟に対応して計画を達成していきます。そこは問題ないと考えています。

記者:予算の中で子どもたちのスポーツに対する関心を向上させるというものがあり、その関連で伺いたいのですが、聖隷クリストファー高校が選抜高校野球で落選した件で波紋が広がっていますが、それについての受け止めをお教えください。
市長:外野から言うことではないかもしれませんが、今回、準優勝校を外したという恣意的な選定は、私はこの選抜高校野球史上で大きな汚点となって将来に禍根を残す、それくらい私も憤っております。選考委員会の選考理由もふざけていると。個人の力量で見極めたということだが、「何を言っているのか」と思います。結果を出した子どもたちがかわいそうではないかということで、もう全く腑に落ちない選考理由だと思います。また、もう一つ言いたいのは、静岡県の高野連がなぜもっと厳重に抗議しないのか、当事者としてもっと毅然とした対応をとってほしいと思っています。一方で選手の皆さんは多分相当悔しいと思いますが、今、一生懸命練習に励んで次を目指すということで気持ちを切り替えているということも聞いてますので、ぜひこの悔しさをばねに次に向けてしっかり頑張っていただきたいと思っています。

記者:コロナ禍での予算編成が2年連続2回目という状況ですが、コロナ禍で予算を組む難しさ、厳しさ、あるいは逆に、国からの支援だとか、問題がはっきりして予算を組むにはいいチャンスだったとか、コロナ禍での予算編成について思うことがあればお願いします。
市長:まずやはり頭をよぎったのはリーマンショックで、あの時は税収ががばっと落ち込んで苦労した経験があります。コロナ禍でもそういったことを想定しましたけれども、リーマンショックのような税収減というのが無かったので、ほっとしているところでもありますし、コロナ対策については国からも交付金をしっかりと出していただいたので、浜松としては対応できていると思っています。リーマンショックのような厳しさではないというのが率直な実感です。

記者:財政上の制約はいろいろあると思うのですが、もしそういうものが無ければもっとこういうことをやりたかったとか、こういうものにも予算を厚く付けたかったというのがあればお教えください。
市長:概ねできていると思いますので、何か思い残すようなことは今のところはないと思います。必要なところにはしっかり手当てできていると思っています。

記者:今回もいろいろな新規予算や拡充予算があると思いす。もちろんそれぞれ期待されていると思うのですが、その中でも市長が特に期待している、もしくは今回はこれを自信を持って出しているというような新規予算、拡充予算を教えてください。
市長:やはり未来に向けての投資に注力していますので、スタートアップ施策が花開いてくれることや、デジタルが一層進んで生産性が向上したり、地域経済や地域社会に効果をもたらしてくれたりと、将来の成長に結びつくようなところで成果が上がってくるといいなと思っています。

記者:特に事業名でこれというのはありますか。
市長:特にこれというよりは、全体としてというところです。

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