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更新日:2023年12月1日

令和3年度9月補正予算案記者会見

2021年8月31日

(鈴木市長コメント)

令和3年度9月補正予算案の総括

令和3年の第3回市議会定例会へ提案する予算案につきましてご説明させていただきます。まず、令和3年度9月補正予算の総括です。会計別の補正額ですが、一般会計の補正額は71億3,900万円の追加で補正後では3,625億3,600万円となります。特別会計の補正額は、3億3,100万円の追加で、補正後では2,213億6,350万円となるものです。企業会計は388万1千円の追加で、補正後では730憶6,499万5千円となります。次に合計欄をご覧いただきたいと思いますが、補正後の総額は、6,569億6,449万5千円となります。また、一般会計、特別会計および企業会計におきまして債務負担行為の設定を予定しております。

令和3年度9月補正予算編成の基本方針

令和3年度9月補正予算編成の基本方針です。今回の補正予算は国の補助制度を活用し、新型コロナウイルスワクチン接種の実施体制の整備に要する経費や低所得の子育て世帯に対する生活支援特別給付金、生活困窮世帯に対する自立支援金の支給に要する経費などを追加するものです。また、令和5年1月からの大河ドラマ「どうする家康」放送決定を契機とした大河ドラマ館の設置、マイナンバーカードの普及促進のほか、外国人材活躍宣言事業所認定制度の開始などに伴う経費を追加するものです。このほか、令和4年10月からの新たなグループウェア導入事業費などの債務負担行為を設定するものです。

令和3年度9月補正予算案の概要

(財務部長)

一般会計款別一覧

9月補正予算案一般会計の款別の一覧表でございます。まず歳入について、今回の補正の財源としては、14番地方交付税と、25番の市債の増加、あとはコロナ対応に伴う国庫支出金が主なものとなっています。

9月補正予算案の概要

歳出につきましては、まず、(1)新型コロナウイルス感染症対応として総額40億1,744万3千円となります。ワクチン接種事業23億円余りにつきましては、先日、市長の会見で説明しました通り、集団接種会場の運営などワクチン接種推進のための予算上の措置です。児童手当支給事業8億875万円につきましては、低所得の子育て世帯に対して生活支援特別給付金を支給するもので、流用で対応します。感染症対策事業3億6,556万9千円につきましては、医療機関が実施する新型コロナウイルス感染症のPCR検査の自己負担分について公費で負担するものです。ひとり親家庭等自立支援手当支給事業1億9,785万3千円については、エリジオン社からの寄附金を活用し、困窮するひとり親世帯に対して支援金を支給しました。3密対策事業者支援事業1億6,800万円につきましては、飲食店を経営する中小企業者等へのさらなる3密対策の支援で、こちらも現在流用で対応しているもので、今回、予算措置をするものです。新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金支給事業4.538万6千円は、感染症の影響で生活が困窮している世帯に対して自立支援金を支給する国の事業です。テレワークパーク拡充整備事業3,450万円は新規事業で、現在実証実験を行っているテレワークパークが好評につき、事業拡大に対応するため環境を整備していくものです。

(2)文化資産を活用した地域活性化として9,923万7千円を計上しています。家康プロジェクト推進事業6,239万5千円につきましては、令和5年1月からの大河ドラマの放送決定を契機として大河ドラマ館を設置してまいります。公園施設改良事業3,684万2千円につきましては、浜松城天守閣の外装改修に向けて調査を実施します。また、浜松城公園の駐車場有料化に伴い、駐車場整備を合わせて行う事業です。

(3)安全安心なまちづくり(インフラ施設整備)6億4,198万3千円につきましては、毎年9月補正予算で計上させていただいているもので、道路維持修繕事業計3億7,050万円、過疎対策道路修繕事業1億500万円、道路照明灯LED化更新事業5,400万円などです。

(4)その他として、国庫支出金等精算返還金17億741万9千円につきましては定例のもので、毎年9月補正で国庫支出金のある事業について精算を行って返還しているというものです。過疎地域自立促進事業基金積立金1億5,900万円につきましては、新しい過疎法の施行に合わせて浜松市でも過疎地域持続的発展計画を策定しますので、それに伴って基金に積み立てを行うものです。高齢者施設等における防災改修等整備費助成事業1億5,342万3千円につきましては、高齢者施設等における防災・減災対策、自家用の非常用自家発電等に対して助成を行うものです。マイナンバーカード申請サポート事業1億5万7千円につきましては、大型商業施設等においてマイナンバーカードの普及促進事業を行うものです。AIを活用した保育施設入所選考システム導入事業1,981万4千円は新規事業で、AIを活用して保育園の希望のマッチング率向上を行っていくものです。外国人材活躍促進事業571万6千円も新規事業で、外国人材活躍宣言事業所認定制度を開始します。また、外国人材の日本語能力試験認定取得に対して事業者の支援を行う内容です。

(5)債務負担行為限度額の設定として、総額105億7,647万1千円となります。アの設定につきましては、全部で16件ありまして、新しいものとしては、新グループウェア、これは庁内の事務システムですけれども、その導入事業費が2億7,555万円となります。また、大河ドラマ館の設置、管理、撤去まで含めた業務委託費を設定しており、4億8,955万5千円となります。以下、外国語指導助手派遣業務委託費、学校給食調理等業務委託費、水道料金等徴収業務委託費は定例のものです。イの変更として、学校給食食材調達業務委託費があります。こちらは、学校給食が公会計化しますので、それに伴って債務負担行為によって変更するものです。最後に参考ですけれども、財政調整基金については、令和3年度の取り崩し額から19億4千万円を減額し、予算上は財政調整基金の取り崩し額を例年同様の50億円とします。その結果、財政調整基金の残高としては、57億9,200万円余になるという見込みです。

次に参考ですが、一般会計における新型コロナウイルス感染症関連事業の一覧表を載せています。また、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充当している事業の一覧表も掲載しており、令和3年度の交付限度額としては21億円余りですが、5月補正までで充当していた額が13億円余りあり、今回の9月補正において8億円弱を充当したというものとなっています。中身としては、新規の事業はほとんど無く、当初予算の事業について財源を補正して、今回コロナの交付金を充当しているのが多くあります。同じく過疎地域持続的発展計画の1億5,900万円の基金充当事業の一覧表も掲載しています。

以上です。

【資料】

質疑

大河ドラマ館について

記者:これは春の伊豆の国市長選の争点にもなったものですが、要するに3年間で最大4億8千万円掛かってくると考えていいものなのでしょうか。
市長:そうです。

記者:伊豆の国市では3年間で5億円という金額を小野市長が出して、二転三転して山下新市長が2年2億円で決着をつけたということですが、資料の設置イメージにある通り元城小の跡地に平屋の建物を建てるということでしょうか。
市長:そういうことです。

記者:「いだてん」の時のように、新浜松駅の高架下の建物では駄目なのでしょうか。
市長:「おんな城主直虎」のときは、高架下と細江の2カ所に設置しました。あの時は駅前とドラマの舞台となる引佐ということでその2カ所に設置しましたが、今回は浜松城が中心となりますのでそこに設置するものとなります。

記者:直虎やいだてんのときはどれくらいの金額だったのでしょうか。
観光・ブランド振興担当部長:直虎の時は総額で約10億円です。

記者:いだてんの時はいかがですか。
市長:いだてんの舞台が東京で、浜松が中心となって取り上げられたドラマではありませんので、少し事情が異なります。

記者:直虎の時よりも予算を絞ってドラマ館を建てるという認識でよろしいでしょうか。
市長:そういうことになります。必要な規模でやるということです。これは建物を建てるだけではなくて、3年間のいろいろな運営も含めてのものとなりますので、これくらいの金額が掛かると認識しています。

記者:人気を集めて浜松に人が集まってくればいいのですが、まだコロナ禍がいつ収束するか分からない状況ですし、大河ドラマに絡めてこれだけのお金を投資して人が集まる時代だと市長は認識されているのでしょうか。
市長:直虎の時も非常に大きな経済波及効果を生みましたので、私は一定の集客の効果があると思います。

記者:5億円掛ける意義があるということですね。
市長:はい。

記者:入場料は幾らに設定しますか。
市長:そういったことはこれから決めていきます。

記者:伊豆の国市の場合は、800円を最終的に300円としていましたが。
市長:これから事業の中身を決めていきますので、今の段階では準備が始まりますよということです。また後ほど詳細が決まりましたら発表させていただきます。

記者:大河ドラマ館は元城小の跡地に建てるということですが、元城小の跡地では先般まで発掘調査を長らくやってこられて、二の丸跡地や井戸などの遺構が発見されたと思います。それらはいったん埋めて、その上に建てるということでしょうか。
観光・ブランド振興担当部長:遺跡の発掘調査が行われ、実際に出土しているということですので、そういった場所は避けて建物を建てていきたいと思っています。

記者:大勢の人が来ると思うので、入ってはいけないところには囲いをしたりとか、区分けをしていくのでしょうか。
観光・ブランド振興担当部長:全体としてどのように使っていくかということはこれから考えていくことになりますが、例えば大河ドラマ館を建てる場所、もしくは遺跡を見せることができるのであれば見せる場所、また、埋めてしまってその上を活用する場所、といったところはまた検討していきたいと考えています。

記者:関連して浜松城公園整備事業というものについて、天守閣の老朽化に伴う外装改修ということを予定されていると思いますが、どのような改修を行うのでしょうか。
財務部長:外装の改修がメインとなります。大河ドラマに合わせて観光客の方が多く来るということで、内装はリニューアルしたばかりですが、外装は傷みもありますので、そうしたところをきれいに直していきたいと考えています。今回は調査なので、具体的にどれくらいの改修を行うかを今回の予算で調査するということになります。

記者:天守閣とはいわゆるお城だと思うのですが、その外壁のようなイメージでしょうか。
財務部長:外見的なところです。

記者:外壁以外にも石垣のようなものもあるかと思うのですが、具体的にはどの辺りとなりますでしょうか。
財務部長:天守閣そのものの外見的な部分となります。

記者:駐車場も整備するということですが、資料の図を見てみると、今と入り口が変わるような格好になるでしょうか。図面だと、ホテルコンコルドの正面辺りというか、真ん中の辺りから車が入ってくるような形になっていますが。
財務部長:そのように変えます。

記者:そこでコインパーキングのようにチケットを受け取って帰りに料金を払うような仕組みでしょうか。
財務部長:はい。

記者:他に、駐車場がこう変わるといったようなものがあればお教えください。大型車と普通車が分かれるとかその辺でしょうか。
財務部長:そうですね、大型車のエリアとそれ以外とで分かれます。

記者:そして、90分間は無料だけど、それ以降はお金が掛かるということですね。
財務部長:有料施設の利用者にはさらに無料で60分追加でご利用いただけます。

新型コロナウイルス対策について

記者:改めて市長の方から、今回の9月補正における新型コロナウイルスの対応の位置づけをお教えください。
市長:一つは決め手となるワクチン接種の体制の強化を行ったということと、やはり生活困窮世帯等に影響が出ておりますので、国の補助制度を活用して手当てをしたということになります。

テレワークパークについて

記者:現在実証実験を行っていると思うのですが、現状のコロナ禍における需要を市長としてはどのように捉えていますか。
観光・ブランド振興担当部長:テレワークパークについては、実証実験として10社に参画いただき実施しているところです。80名の方にご登録いただき、実際にテレワークパークをご活用いただいています。今回の補正で箇所を追加していきますが、利便性の向上ということで、これからさらに活用されるようにしていきたいという意味での補正になります。

記者:市長としては、まだこれから需要が伸びていくというようなお考えでしょうか。
市長:テレワークも含め、コロナ禍における新しい働き方とか生活の仕方ということで始まったものですが、これは今後、コロナが収束しても定着してくると思いますので、その需要を伸ばしていくということだと思います。

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