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更新日:2023年12月1日

令和3年8月4日臨時記者会見

2021年8月4日

(鈴木市長コメント)

市民の皆さまへ新型コロナウイルスの感染拡大防止対策への協力のお願いについて

新型コロナウイルスの感染拡大が、東京都などの首都圏だけでなく全国的に急拡大しており、本市におきましても7月下旬から感染者数が急増し、本日、過去最多となる54人の感染を確認したところです。本市の感染の傾向としましては、

  1. 県外および市外へ移動して感染し、家庭内で感染を引き起こすケース
  2. 感染に気付かずに帰省して家庭内感染を引き起こすケース
  3. マスクを着用しない、大声で話すなど、感染予防対策が不十分な大人数での会食やパーティーなどで感染するケース
  4. エアコンで窓を閉めきり、換気の悪い密閉空間で感染が拡大するケース

おおむねこの4つが大きな原因となっています。また、年代別の感染者の割合は、今年の7月1日から8月3日までの感染者数では、20歳代までが全体の48.8パーセントと約半分、30歳代までが61.2パーセントと若年層が6割に達しているというのが以前と異なる傾向です。高齢者については、やはりワクチンの効果が表れており、感染者が少ない状況です。現時点における本市の感染状況は、国の警戒ステージでは、ステージ4「爆発的な感染拡大と深刻な医療提供体制の機能不全が懸念される段階」に差し掛かっています。今後、企業の夏休みやお盆の帰省など、人の流れがさらに増加する時期となりますが、この感染状況が今後も続けば、地域の医療体制の危機が高まってきます。医療提供へのひっ迫が強まれば、救える命が救えなくなったり、病気や怪我による受診が制限されるなど、市民生活に多大な影響を及ぼすことになります。こうしたことから、本日、再度、本市独自の「感染拡大警戒宣言」を発令することといたしました。

市民の皆さまには次のことをお願いします。

  1. 不要不急の県外および市外への移動は、帰省を含めて自粛してください。
  2. やむを得ない場合は、自主的にPCR検査を行うなど対策を十分に講じてください。
  3. 大人数での会食やパーティー、バーベキュー等は自粛してください。
  4. こまめな換気を行うなど、より一層の感染対策の徹底をお願いいたします。

暑くなってきて冷房を効かせるために密閉空間でいろいろな活動を行うケースも増えていますが、変異株は感染力が非常に強く感染のリスクが高まりますので、換気などの対策を徹底していただきたいと思います。長引くコロナ禍で、行事や行楽を自粛することへの「自粛疲れ」もささやかれておりますが、市民一人一人の感染予防対策が市内の感染拡大防止につながります。市民の皆さまには、基本的な感染予防対策の徹底と感染リスクの高い行動を慎むことに、改めてご協力をお願いたします。

質疑

記者:市独自の感染拡大警戒宣言は、5月の下旬に続いて2度目となりますか。
市長:2度目です。

記者:前回と同じく、今回も予防徹底を市民に求めるもので、飲食店への営業自粛は求めないものですか。
市長:はい。原因を調べてみても、特に飲食店から感染が拡大しているという事例は見受けれられず、私どもの認証制度をご活用いただいている認証店については、安全な営業がなされています。そこに対して営業自粛を要請しても、先ほどの感染拡大の原因となる県外への移動や密閉空間での活動といったことに対する対策にはなりませんので、やはり効果的な対策ということであれば先ほど述べた4つの点を徹底してお願いしてくことになるかと思います。

記者:宣言解除の目安は、いずれの指標もステージ3以下になるということでよろしいでしょうか。
市長:はい。前回と同様、ステージ3を下回る状況になった時に総合的に判断して解除していきたいと思います。

記者:前回の宣言は5月下旬に発令されてから、いつ解除されたのでしょうか。
医療担当部長:6月20日です。

記者:先ほどの会議で、感染者のほとんどが変異株に置き換わっているというお話がありましたが、パーセンテージとしてはいかがですか。
医療担当部長:先ほどの会議の中でもありましたが、国立感染症研究所に検体を出したところですので、まだその結果が来ておりません。ですから具体的な数字は不明ですが、ある程度スクリーニング検査もやっており、それによれば9割方は置き換わっているのではないかというような感触を持っています。

記者:ゴールデンウイーク後の感染拡大では外国人の感染が目立ちましたが、今回7月、8月に入っての現状はいかがでしょうか。
市長:比較的、外国人の方の感染は少ないです。ゴールデンウイーク明けの時は、外国人の方によるパーティーでクラスターが発生し、感染が拡大したということがありましたが、ここのところそうしたケースは見受けられません。これは、HICEや領事館等を通じて注意喚起を行ってきたことが一定程度効果を上げているのではないかと思います。

記者:国の方針として、入院しない人は原則自宅療養というものが打ち出されていますが、浜松市としての今後の対応は国の方針に従っていくのでしょうか。
市長:先ほど会議で矢野先生からもご説明がありましたが、感染者に若年層の方が多いこともあってか、比較的症状の軽い方が多いので、感染者の数に比べれば今のところまだ医療体制がひっ迫しているということはありません。もちろん、それぞれの症状に合わせて、入院の必要のある方は入院していただくということになるかと思いますが、首都圏ほどのひっ迫具合ではないと思っています。ただ、緊張感を持って対応していかなければいけないと思っています。

記者:先ほど示された浜松市での感染の4つの傾向について、これはクラスターによる感染者は除いた傾向ということでよろしいでしょうか。
医療担当部長:本日発表したクラスターは、まさしく市長からお話のあった通り換気の関係が一因となっています。ですから、クラスターも入っていますし、それ以外の関係もあるということです。
市長:換気が悪いとはいえ、誰かが持ち込んだものになりますので、持ち込んだ方がどういった形で感染されたかというのは確認しなければならないと思います。

記者:5月に感染者数が最多を記録した時は外国人が多い傾向にありましたし、その前の過去最多にさかのぼってみると、クラスターという要因がありました。今回、何が感染者数を最も押し上げたかというと、やはりデルタ株への置き換わりが大きいのでしょうか。
市長:大きいのはデルタ株だと思います。一人感染すれば家庭で複数人に感染してしまうので、結果的に数が一気に増えるという状況が生じていると思います。

記者:五輪を大人数で飲食を伴って観戦しているうちに感染が広がったというような事例はあったのでしょうか。
市長:先ほど申し上げた7月31日から8月4日までの間ではありませんでしたが、その前にそうしたケースもあったということです。

記者:それはクラスターですか。
市長:クラスターにはなっていません。

記者:病床や軽症者の療養施設のひっ迫具合をどのようにご覧になられていますか。
市長:今のところ、ひっ迫してどうしようもないという状況ではありませんが、今後、感染者が増えていけばひっ迫するという状況が出てくるかと思いますので、何とかここで食い止めたいと思っています。

記者:今回の要因としてデルタ株があるかと思いますが、若い方が非常に多い原因はどのようにお考えでしょうか。
市長:先ほどから申し上げているとおり、仕事以外で県外へ出るというのは、やはり遊びに行くということになりますので、そうした中で人とたくさん接触したり、リスクの高い行動をして感染してしまうというケースがあります。今、全国的に感染が拡大しておりますし、特に若い方たちが行くであろう首都圏は非常に感染が拡大してリスクが高い地域になっておりますので、そうしたところへの往来は自粛していただきたいと思います。

記者:東京から帰省してくる方もいるかと思いますが、そういう方も自粛してほしいということでしょうか。
市長:はい。やはり、帰省された方が感染に気付かずに家庭内感染を広げてしまったというケースもありますので、出来れば自粛をしていただきたいです。ただ、いろいろな用事で帰省が必要な場合は、今はPCR検査も比較的簡単に受けられますので、そうしたことによって陰性を確認してから来ていただくとか、それぞれにしっかりと対策を取っていただきたいと思います。

記者:時短要請などは考えていらっしゃらないとのことですが、飲食店への影響は出てくると思います。飲食店への支援はどのようにお考えですか。
市長:これは、緊急事態宣言やまん防があれば支援の仕組みが使えますが、今のところそうしたものがありませんので、なかなか市単独での支援というのは難しいと思います。ただ、感染が収まった段階では、またいろいろなキャンペーンを打つなどの経済対策を考えていきたいと思いますし、その準備はできておりますので、タイミングを計って実施していきたいと思っています。

記者:市で把握している範囲ではデルタ株の確認は1例のみということですが、9割方置き換わったということで、いつごろからデルタ株がスクリーニング検査の結果で増えていくかが分かればお教えください。
医療担当部長:具体的には、7月の下旬から発生した検体に関して国立感染症研究所に提出しており、その結果が間もなく来ると思います。そこから一気に広がってくると思います。

記者:スクリーニング検査はいつから実施していますか。
医療担当部長:スクリーニング検査については少し前から実施していて、ずっとアルファ株だったのが今度はデルタ株になったのではないかという検査結果が出ました。

記者:その今の感触として9割方置き換わったのではないかということですね。
医療担当部長:そうですね、今、スクリーニング検査をやっているのを見ると、ほぼデルタ株に置き換わったのではないかということで、9割方と考えております。

記者:時期的に考えれば本当に急速に広がったということですね。
医療担当部長:そういうことになります。

記者:ワクチン接種のスケジューリングについては10月から11月ということでしたが、今後の見通しについて分かっている範囲内でお願いします。
市長:これから接種の対象となる12歳から59歳の方が43万人ほどいらっしゃいまして、そのうち8割の方が接種を希望するということであれば約35万人となります。その35万人がワクチンを2回打ちますので、70万回となりますが、今、浜松市では1日1万回以上打てる体制を整えておりますので、ワクチンがしっかり供給されれば、計算上は70日で完了できるということになります。そうなれば8月、9月ときて10月の頭には希望者全員の接種が完了するということになります。これは計算上の話になりますので、ワクチンの供給がどのようにされてくるかによって調整していかなければいけませんが、総理がおっしゃっているように11月くらいまでには必要なワクチンを供給してくれると国で確約してくれておりますので、その弁を信じるとすれば9月から11月には接種が完了するということになります。

記者:全人口の8割という目安ですね。
市長:はい。高齢者については希望者86%のうち、7月末までに2回目の接種が70%まで終わっていますので、間もなく86%の方全員が接種完了します。

記者:高齢者はすでに8割以上が接種しているし、59歳以下の若い方たちも10月の頭までには2回打ち終えるということですね。
市長:はい。ワクチンをしっかり供給いただければ、接種できる体制は組んでありますので。

記者:感染拡大警戒宣言を出したのは、本日感染者数が最多となったからなのか、ステージ4の指標に達して切迫しているからなのか、いかがでしょうか。
市長:最近の感染の急拡大を受け、このまま感染が増えていくのか収まるのか、その状況をここ2、3日見ておりましたが、増えていく状況にありましたので、今日宣言を発することに決めました。

記者:宣言を出されたのは、先ほどの対策本部会議の中でということになるのか、今の会見でということになるのか、いずれでしょうか。
市長:対策本部会議の中で正式に決めて発信したということになります。

記者:今回は市独自の宣言ということですが、県内でも本日は200人を上回る感染者が出ているということで、市長として、まん延防止等重点措置や緊急事態宣言といった、もう少し上の宣言のようなものを県知事に要望していくことはあるのでしょうか。
市長:先ほど申し上げたとおり、まん防の主たる対策というのは飲食店への時短要請のような対策となります。浜松の場合、冷静に見ていきますと、飲食店から感染が急拡大しているという状況はありませんので、今すぐに私どもから県の方に要望していくことはありません。ただ、県の方でいろいろな状況を総合的に判断して決めていく対策については、我々も県と連携して行っていくということになります。

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