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更新日:2023年12月1日

令和3年5月定例記者会見

2021年5月26日

(鈴木市長コメント)

新型コロナウイルス感染拡大警戒宣言の発令について

ゴールデンウイーク明けから本市の新型コロナウイルス感染患者が急増し、本日過去最多の感染者数が確認されました。これを受け、新型コロナウイルス感染拡大警戒宣言を発令します。現在の感染状況をお知らせするとともに、具体的な感染に至る行動例をお示ししますので、市民の皆さまには改めて感染予防に取り組んでいただきますようご協力をお願いします。5月6日以降の感染者を年代別で見ると、20代が23.1%と一番多く、次に10代が16.5%と、おおむね全体の40%を占め、令和3年1月以降、徐々に若い人の感染が増えています。また、外国人市民の感染が増加しており、4月は全体の10%程度だったものが、ゴールデンウイーク以降、全体の24.8%と急増しています。人口比率で換算するとかなり高い割合となることから、情報弱者である外国人市民との危機意識の共有を徹底することが重要だと認識しています。感染に至る行動としては、緊急事態宣言が発令されている地域に行き、親族と飲食して感染が確認された事例や、感染拡大地域の知人とマスク無しで長時間会食し、その後、家族全員に感染が確認された事例などがあります。また、結婚式の二次会でのカラオケパーティーや、感染対策が不十分な状況での屋外バーベキュー、屋内ホームパーティーに参加し、感染が確認された事例などがありますので、今後こうしたリスクの高い行動は厳に自粛していただくようお願いします。今後の対策として、外国人市民に向けては昨日、第1回外国人コミュニティとのコロナウイルス感染症対策連絡者会議を開催し、現状と課題を共有しました。今後、継続的に会議を開催し、外国人市民の生活全般を支える企業や事業所、コミュニティ、教育現場などと連携して感染防止の徹底を呼び掛けるなどの対策に取り組んでまいります。また、若者に向けては、学生ボランティアネットワークのご協力を得て、SNSを活用した注意喚起等を積極的に行ってまいります。市民の皆さま一人一人の感染予防対策が感染拡大防止につながりますので、感染拡大警戒宣言として、改めて以下の点を踏まえた行動をお願いいたします。1点目として、県外、特に緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発令されている地域への不要不急の往来は厳に慎んでください。2点目として、大人数や感染対策を施していない場所でのマスク無し会食など、感染リスクの高い行動は慎んでください。3点目として、屋内屋外問わず、マスクの着用、手や指の消毒、知人との距離の確保など、基本的な感染予防対策の徹底に緊張感を持って取り組んでください。家庭内感染が増えていることから、家族の感染が疑われる場合は、他の同居者と部屋を可能な限り分け、換気を十分に行い、できるだけ家庭内でもマスクを着用するほか、アルコール消毒や手洗い、うがいなどの基本的な感染対策を徹底してください。

新型コロナウイルスワクチン接種について

聖隷三方原病院において、病院内の施設を活用した新型コロナウイルスワクチン接種が開始されることになりました。現在、準備を進めていただいており、6月2日から予約を受け付け、6月7日からワクチン接種が開始されます。接種時間は主に診療時間外になりますが、毎日行われ、平日は300人、土日祝日は600人を予定をしています。また、本市では5月17日にかかりつけ医など市内375の医療機関による個別接種、5月22日からはイオンモール浜松市野、浜松志都呂での集団接種が始まっていますが、6月5日からはザザシティをはじめ、市内8会場での集団接種を開始します。本日現在、集団接種会場の予約枠には余裕がある状況です。来週末、6月5日、6月6日の空き状況としては、ザザシティでは6月5日の土曜日は95人、6月6日の日曜日は602人、イオン志都呂では6月6日の日曜日に101人、東部保健福祉センターでは6月6日の日曜日に162人の空きがあります。80歳以上の方で早めの接種を希望される方は、コールセンターまたはインターネットから予約をお願いします。事務局では、ただ今65歳以上の高齢者の7月末接種完了に向けて準備を進めていますが、改めて市内医療機関のご協力に感謝申し上げますとともに、目標達成に向け、今後もしっかりと接種事業を推進してまいります。

質疑

新型コロナウイルス感染拡大警戒宣言の発令について

記者:市独自、または県と相談して時短要請や休業要請を出されるお考えはありますか。
市長:今のところ考えていません。先ほどからご説明申し上げておりますとおり、感染拡大状況を分析すると明確な傾向が出ており、特に県外で感染して家庭内にウイルスを持ち込んでしまったとか、あるいは屋外だからと気を許してバーベキュー等を行ったことで感染者が多数発生してしまったようなケースが多くあります。接待を伴うお店でのクラスターが1件ありましたが、例えば安全・安心な飲食店の認証を取っていただいているような飲食店からの感染は確認されておりません。しっかりとルールを守った行動をしていただければ引き続き安全ですので、そうしたことを踏まえ、今のところ全体に対する時短要請等は考えておりません。

記者:宣言を出すタイミングについて、先日対策会議を開かれた時ではなく今日のタイミングにしたのにはどんな理由があるのでしょうか。
市長:感染が収まりつつあった状況でしたので、ゴールデンウイークからの期間を見て少し様子を見ておりましたが、感染者数が上がったり下がったりという状況が続いておりましたので、今回改めて市民の皆さまに注意喚起を促すということで警戒宣言を発令させていただきました。

記者:宣言を解除する基準はありますか。
市長:今のところ幾つかの指標でステージ4を超えておりますので、これが全てステージ3に戻るのが一つのタイミングかと思います。

記者:最近の感染者の2つの特徴的な点として、若者が増えているというのと、外国人が4分の1と非常に多くなっている状況があると思います。外国人の方が非常に多くなっている要因についてどのように考えていらっしゃるのかというのと、若者の方が非常に増えていることについてどのように捉えているかお教えください。
市長:外国人の方については、やはりライフタイルの違い等もあるかと思いますが、県外で多人数のパーティーに参加したというようなリスクの高い行動の中で感染し、そこから家族にも感染が拡大して、結果的に数が増えてしまったというケースがあったということです。若い方も、学生の皆さんがバーベキューをして多くの方が感染したというケースもありました。そうしたリスクの高い行動の中で感染し、その感染力の高さから家族の方にも感染させてしまうということです。そうすると、1人からだいたい3人、4人と感染者が増えていきますので、例えば10人の方が新規感染すると、それが翌日には30人、40人になるというような状況が見受けられます。やはり、リスクの高い行動を慎んでもらうというのが一番の感染対策であると思います。

記者:先ほどからおっしゃられている、リスクの高い県外からウイルスを持ってきたという点、この辺はやはりゴールデンウイーク中のものというお考えでしょうか。
市長:やはりゴールデンウイーク中が多かったような気がいたします。仕事以外で県外に行かれるのは、よほどの目的があって行かれるものですから、そのようなリスクが高い行動につながるケースが多かったということだろうと思います。

記者:感染力が高いというのは、変異株のことをおっしゃっているという認識でよろしいでしょうか。
市長:だんだん従来型から変異株に変わってきているということで、感染力が以前よりも高くなっているのではないかと思います。

記者:ステージ4相当に達している項目は何でしょうか。
医療担当部長:まず、1週間の人口10万人当たりの新規感染者数、これにつきましては、昨日発表分までは25人は超えておらず23.8人でしたが、本日41人の発表をしましたので、それを含めると25.2人になるという状況です。また、病床使用率、入院率、人口10万人当たりの療養者数については、入院調整をしているところですので、現時点では最新の状況を申し上げられませんが、病床使用率については60%を超えており、50%というステージ4の基準を明らかに超過しています。それから、人口10万人当たりの療養者数につきましても30人を超えており、これも基準を超えている状況です。一方、感染経路不明割合についてはステージ4の基準が50%になっていますが、本市ではずっと50%を切っている状況です。また、先ほど市長からもありましたとおり、一旦感染が収まりかけましたので、先週と比べてどうかという先週比は、ここのところ1を割り込んでおり、先週よりは減っていますが、やはり一時的にまた増えることがあるという状況です。

記者:宣言の期間としてはどれくらいを考えていますか。
市長:できるだけ短い方がいいと思いますが、まずはしっかり市民の皆さまと危機感を共有していきたいと思いますので、1週間になるのか10日になるのか、その辺は感染状況と数値をにらみながら検討していきたいと思います。

記者:感染拡大警戒宣言という名前での発令は今回が初めてになると認識しているのですが、それを出さなければならないぐらい極めて危機感を強めていると思います。改めて、市民向けに警戒を強めてほしいという呼び掛けがあればコメントをいただけますでしょうか。
市長:変異型は従来型に比べて感染力が強く、その割合も大きくなってきています。一旦感染すると複数の方に感染させてしまうリスクが高く、最近も家庭内感染が増えています。若い方が感染して家庭内にウイルスを持ち込むと、家族の方に感染させてしまったり、そこに高齢者の方がいたりすると、感染リスク、重症化リスクが高いことから、今まで以上に行動には気を付けていただき、特に家庭にウイルスを持ち込まないということを徹底していただきたいと思っています。

記者:ステージ4の指標について、現時点でほとんどの項目でステージ4の基準を超えているという理解でよろしいでしょうか。
医療担当部長:先ほど申しましたとおり、感染経路不明割合と1週間の新規感染者数の先週比、この2項目以外は超えていると考えてもらって構いません。

記者:個別の数字というのは出せないのでしょうか。
医療担当部長:先ほど申し上げたとおり、現時点で入院調整しているところもありますので、昨日時点では病床率が60%を超えているという言い方をさせていただいたということでございます。

記者:感染経路不明割合やPCR陽性率など、そういったものの数字はありますか。
医療担当部長:感染経路不明の割合につきましては43.3%です。

記者:それは指標を下回っているわけですか。
医療担当部長:はい。陽性率につきましては、政令市では県と違って一般の診療所からの数字が出てこず、行政検査分の数字だけしか分かりません。行政検査の数字だけだといろいろと誤解を招くものですから、陽性率につきましてはご容赦いただきたいと思います。

記者:もっと感染が拡大している他の自治体の事例を見ましても、ステージ4の基準を超えるか超えないかが、後のまん延防止等重点措置への移行につながったりという例もあることから、メディア側からすると、もっと数値を公開してしかるべきではないかと思います。実際、静岡市でもこういった数字は実数を公表しているのですが、市長としてその辺のお考えはいかがでしょうか。
市長:もちろん公表をすべきだと私は思っています。確定次第、追ってまたご連絡したいと思います。先ほど入院調整等をしているというお話もありましたが、日々状況が動きますので、確定してから追ってご報告させていただきたいと思います。

記者:市長は先ほどこの宣言を解除する基準として、今の指標となっている数字がステージ4の基準を下回ることが一つの目安だとおっしゃられました。そういう数字については、また教えていただけるのでしょうか。
市長:それはしっかりお伝えしていきたいと思います。

記者:10代、20代、30代の感染者が過半数を占めているということですが、外国人の方については県外移動やバーベキューのような感染の背景となるような行動がありました。若年層に広がっているのはなぜなのかという点については、どのような見方をされているのでしょうか。
市長:やはり、カラオケに行かれたりとか、先ほどもお話しましたが、屋外バーベキューで多くの感染者が出た事例もございました。やはり気を許したリスクの高い行動が散見されるということです。

記者:県の発表の中で、県西部で未成年者によるバーベキューのクラスターがあったということですが、そちらと浜松市の感染者が増えていることとのつながりというのはいかがでしょうか。
医療担当部長:個別の話になるため概要について差し控えますが、間違いなく、西部の管轄中で浜松市民もそこに関わっていたのは確かでございます。

記者:でも、浜松市においてはそこに関係している人間を含むクラスターは発生していないという理解でよろしいのでしょうか。
医療担当部長:西部の方で発表しているクラスターの中に浜松市民も入っているといったご理解でいいと思います。別のものではなくて、その中に入っているということでございます。

記者:例えば、この前の土曜日だったかと思いますが、学校の部活動を巡るクラスターがありましたが、そこにはバーベキューの参加者の方はいたのでしょうか。
医療担当部長:それは聞いておりません。確認は取っていませんが、入っているとは聞いていませんので、入っていないと思います。

記者:先ほど、大型連休中に人が移動したというようなお話もあったかと思うのですが、大型連休から2週間以上経ってもまだこれだけの感染者が出て、今日も最多になったということに関しては、人の動きが多い状況が続いているという認識でよろしいでしょうか。
市長:人の移動はゴールデンウイークと比べれば収まっていると思いますが、感染した方がまた他の方に感染させるというケースも出ておりますので、まだその余波が残っているということだと思います。

記者:一時、感染者数が収まりかけたのが、またここで増えたというか、高止まりしているような状況です。少し収まりつつあったものがまた増えてしまっているという傾向について、その理由をどのようにお考えでしょうか。
医療担当部長:基本的に長期的な趨勢としてはまだ収まっていない状況で、その後、高止まりしている中で多少増減があるという状況です。市としては、数が落ちてきた時に「もっと落ちるのでは」という予測をしたのですが、それが落ち切らずに高止まりしている中でまた上がってきたというような状況です。

記者:では、基本的に高止まりしている中で多少の変動があって、そこで様子を見ていたという、そのような認識でよろしいですか。
医療担当部長:はい。

記者:補正予算の会見のときにいろいろな経済対策を発表されたと思うのですが、このような状況下でキャッシュバックキャンペーンですとか、そういったものはどのようにされるのでしょうか。
市長:もちろんこれは延期をします。

記者:では、補正予算で発表した案件は全部状況を見ながらということでしょうか。
市長:この前もお話しましたけれども、感染が拡大している状況下で無理にやるというものではありませんので、タイミングよく実施します。

記者:一応、8月くらいに実施予定ということでしたが、それは当面凍結ということになるのでしょうか。
市長:当然でございます。

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