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更新日:2023年12月1日

令和3年4月定例記者会見

2021年4月30日

(鈴木市長コメント)

令和3年4月1日の保育所等利用待機児童数について

令和3年4月1日の保育所等利用待機児童数は、ゼロを達成いたしましたので、ご報告いたします。平成27年にピークの407人であった本市の待機児童数は、保育所等の施設整備や保育士確保対策を推進することで、毎年度減少し、昨年度は11人となっていました。女性の社会進出などを背景に毎年保育需要が高まっている中、「浜松市子ども・若者支援プラン」に基づき、令和2年度は、認定こども園や保育所の創設、地域型保育事業を新設し、定員を779人拡大した結果、待機児童数ゼロを達成することができました。平成27年から6年間で実施した施設整備や定員拡大は、小規模保育施設を含め89施設・5,700人に及びます。浜松市の人口推計では、今後も少子化は進行する見通しですが、幼児教育・保育の無償化や、働き方改革等の社会環境の変化、昨今の新型コロナウイルス感染症の影響により、保育のニーズは不透明な状況です。待機児童数ゼロの達成は、一つの区切りではありますが、今後も多様化する保育需要を分析し、待機児童数ゼロを維持するとともに、保護者のニーズに沿った子育て支援を積極的に展開し、全ての子育て家庭を全力で応援してまいります。

医療従事者の子供の保育施設入所の優先的な取り扱いについて

東京都など4都府県を対象に、3度目となる緊急事態宣言が発令され、これらの都府県では、変異ウイルスの感染が拡大し、医療がひっ迫するなど深刻な状況にあります。本市の感染状況は幸い落ち着いてはおりますが、この間に感染拡大防止の決め手であるワクチン接種を進めていかなければなりません。ワクチン接種の円滑な実施に向けては、新型コロナウイルス感染症に係る医療体制を確保することが重要であるため、医療従事者の職場復帰や潜在医療従事者の復職を支援する観点から、医療機関に勤務する医療従事者の子供の保育施設の入所について、優先的な利用調整の取り扱いを実施します。対象は、令和3年7月から令和4年3月入所を希望する医療従事者の方を対象とし、5月11日からご案内を開始します。令和4年4月入所分以降については、新型コロナウイルス感染症拡大の状況とワクチン接種の動向を踏まえて判断していきます。

サーラ音楽ホールの完成および開館記念イベント等の実施について

令和元年6月から工事を開始した、サーラ音楽ホールの新築工事が3月に完了しました。サーラ音楽ホールは、主に市民の音楽文化活動や学習成果等の発表の場を提供することを目的に設置された施設です。4月、5月に開館に向けた準備を行い、6月に開館いたします。つきましては、6月にサーラ音楽ホールの開館を記念するイベントを開催します。まず、6月1日に、開館記念式典を行います。こちらは市議会議員や地元自治会、ネーミングライツパートナー、工事関係者などの関係者による式典になります。市民の皆さまに向けては、6月20日の日曜日、6月27日の日曜日の2日間、開館記念コンサートを開催いたします。6月20日を「市民音楽の日~合唱」、6月27日を「市民音楽の日~吹奏楽」として、それぞれ市内の合唱または吹奏楽の団体が出演するコンサートを企画しました。その他、中部日本吹奏楽コンクール静岡県大会を誘致し、6月5日の土曜日、6日の日曜日に中学校の部、13日の日曜日に高等学校の部が開催されます。

質疑

令和3年4月1日の保育所等利用待機児童数について

記者:待機児童数が0人になったのはこれが初めてということでよろしいですか。
市長:初めてです。

記者:今後も保育のニーズが不透明な中、待機児童ゼロを維持していくということで、それに向けて必要なことや課題を教えてください。
市長:浜松の場合は、他の自治体と比べて女性の就業率が非常に高く、また、そうした女性の皆さんの社会進出が旺盛で、今後も保育ニーズが高まっていくことも考えられますので、しっかりそうしたことも踏まえて、必要な定員の拡大、施設の整備等を行っていきたいと考えております。

記者:保留児童とは、申込児童から利用児童を除いた児童をいい、待機児童除外対象児童とは、国が示している基準に基づいて保留児童から除くことのできる児童をいいます。幼稚園に行っている方や認証保育所、企業主導型保育事業を利用している方、特定の園を希望しているという方などを除外しております。
市長:これはどこの自治体でも同じような取り扱いとなっております。

記者:待機児童除外対象児童数も大幅に減少しているかと思うのですが、こちらについては何か特別な対策などは行ったのでしょうか。
こども家庭部長:今年度につきましては、新規の申込者も大幅に減少しているということから、全体として除外対象児童も減少しています。また、少子化による影響や、施設整備により定員を拡大したことで入所できた方が増えたことによっても減少したと考えられます。

医療従事者の子供の保育施設所の優先的な取り扱いについて

記者:医療従事者には潜在医療従事者の復職も含めてですが、その子供の数はどのくらいを想定していますでしょうか。
こども家庭部長:復職を支援するということで、どのくらい潜在医療従事者がいらっしゃるかは、全体としては把握できていないのですが、前回の待機児童になっている方の中では、保育所に入れていない方が二十数名程度いらっしゃるということで把握しています。

記者:対象者となるのは、市内の医療機関であることとか、市内在住の医師、看護師の方ということでよろしいでしょうか。
こども家庭部長:市外の医療機関にお勤めになっていても構わないのですが、お住まいは市内の方を対象にしています。

記者:医療職とあるのですが、事務職員の方とかはどうなのでしょうか。
こども家庭部長:原則は医療職ということで、事務職員の方は除こうかと考えています。それ以外の、医師・看護師以外の方、作業療法士ですとか検査技師とかそういった方は、全て対象にしていこうと考えています。

浜松まつりについて

記者:間もなく浜松まつりが開幕しますが、日々、全国の感染状況が拡大傾向にある中で、改めて直近の対応策といいますか、感染防止策についてお聞かせいただけますでしょうか。
市長:もう何度かご案内していますが、今回、完全にたこ揚げだけに集中したお祭りということで、夜の行事も一切中止しましたし、飲食を伴うものも一切禁止ということで、完全に子供のお祝いをするたこを揚げるというのを中心とした取り組みでございます。会場でもしっかり検温をしたり、マスクの着用を義務付けたり、密を避けるといった感染対策を徹底して行いますので、そうしたことであれば、安全にお祭りを実行できると思っています。実はすでに、伝承会という形でたこ揚げをやっているのですが、この時もしっかりマスクを着用し、密を避けるなどの対策をしておりますので、1人の感染者も出ておりません。言ってみれば、例えばゴルフのようなアウトドアスポーツをするのと似たような感じで、たこ揚げだけをきちっとルールを守ってやっていただければ、安全に実行できると私は思っています。引き続き感染対策を徹底して、ルールの遵守をお願いしながら、本番に臨みたいと思っています。

記者:浜松まつりに関して、通常とは大きく違う形の開催となりますけれども、市長としてはどのような形で終われば成功といいますか、どのような形で終わればいいというのはありますでしょうか。
市長:原点が子供のお祝いをすることで、子供が生まれたことを記念してたこを揚げたのがこのお祭りの発祥です。今回も、昨年、たこを揚げたかったけれども残念ながらお祭りが中止で揚げられなかったという方もいらっしゃいまして、2年越しで子供のお祝いのための初だこを揚げるというご家庭もございます。そういう皆さまが待ち望んでおられてのことでございますので、ぜひ安全な中でお祝いができればいいかなと思います。

記者:いろいろな状況を想定しておかなければいけないと思うのですけれども、もしも、大会の関係者や祭りの参加者の中から感染者が出た場合の対応についてお願いします。
市長:もちろん、感染者が発生するような場合は、例えばその町は参加を自粛していただくとか、事前に感染が懸念される方は、参加をしないでくださいというお願いを再三しておりますので、そこはしっかり対応していきたいと思っています。緊急事態宣言が発令された地域から帰省された方は参加を見合わせていただくとか、熱が出たとか、あるいは体調が悪い方の参加を見合わせていただくとか、そうしたことを徹底しておりますので、そういう中で、皆さんにルールを遵守していただいて参加していただくということでございます。

記者:あってはならないことですが、もし浜松まつりで感染者が出た場合、その感染者が出た町内の参加を見送ってもらうと聞こえたのですが、それでよろしいでしょうか。
市長:事前に分かった場合ですね。祭りで感染者が出たかどうかというのは、もっと先に分かることです。感染者が出たかどうかというのは、祭りの最中にチェックすることは不可能だと思いますので、事前に感染が懸念される方については参加を見合わせていただくと、そういう意味です。もちろん、祭り自体については、先ほども言ったように、徹底した感染対策をしていただければ、アウトドアでたこを揚げるという取り組みですので、安全に実施できるのではないかと思います。そのことについては、矢野先生からもたこ揚げにおいて感染が発生することは考えにくいとおっしゃっていただいておりますので、ルールを守ってしっかりやっていただくということです。

記者:町内単位での見合わせとか、そういうことではないということですね。
市長:それは状況によりますが、事前に町内の中でふるいにかけていただきますので、我々としては、感染が懸念される方は参加していないということを前提にやるということでございます。

記者:県の新型コロナ対策専門会議が先日の会合で、コロナの流行が第4波に入りかけたということで、県内で予定されている大規模イベントは当面中止すべきであるとか、県の観光促進策も実施を見合わせるべきであるというような意見が出たということですが、そういったことで浜松まつりの開催について、非公式なものも含めて、県から何らか、再検討を求めるような要請があったかどうかということと、そういう中で祭りが開かれるという方向にありますけれども、市長はどのようにお考えなのかお聞きかせください。
市長:県から何か問い合わせ等があったかという点については、私のところには特にございませんし、担当からもそういう話を聞いておりませんので、今のところ無いというように考えております。また、大型イベントと申しましても、やはりそのイベントの特性をしっかり踏まえてやるべきだと思います。我々は再三申し上げておりますとおり、通常のお祭りを絞り込んで、初だこを中心としたたこ揚げに集中しておりますし、原則、関係者のみしか会場に入れないというように徹底したルールをもとに行いますので、通常のイベントとは違うものだと認識しております。

飲食店の認証制度について

記者:県から、コロナ対策を講じている飲食店の認証制度を5月から受け付けるということで発表がありました。一方で浜松市は、昨春からすでに開始されていて、市内の店舗的には重複したりする部分もあるかと思いますが、受け止めをお教えください。
市長:この認証制度を作ったときも申し上げましたとおり、飲食店というのは、やはり感染リスクが非常に高いところでございますので、徹底した感染対策をすることによって、感染防止と、そして経済を回すことの両立をしていこうということでこの認証制度を設けました。ですから、本当はもっと早く、いろいろなところでこうした制度を導入していただきたかったと思いますけれども、1年遅れではありますが、静岡県だけではなくて全国的にそういう方向性が打ち出されておりますので、それはそれで良かったなと思います。ただもう一つ私からお願いしたいのは、認証するだけではあまり意味がないということです。認証店を増やすことと、認証店にお客さまを誘導するという、この二つをやらなければいけないということで、私どもは認証制度と合わせて、いわゆる3密対策事業者補助金でありますとか、あるいはパーテーションを徹底させるために、パーテーションに特化した補助金も創設して、そうした取り組みを促してきました。それを前提として、実効性のないマスク会食ではなくて、パーテーション会食ということで、先日も記者発表させていただきましたけれども、そうした取り組みを行ったり、あるいは経済対策も1億円キャッシュバックキャンペーンのような対策は、認証店に絞るということで、感染防止と同時に認証店を増やすということと、認証店にお客さまを誘導するということで、こうしたことを合わせてやってきました。これらは一つのパッケージになっています。ですから、私どもがいろいろこれまで積み上げてきたことについては、県の方にもきちっと情報提供をしたり、伝授させていただきたいと思いますので、ぜひこういうパッケージで考えていただいて、取り組んでいただければいいのではないかなと思います。私は、認証だけではちょっと弱いのではないかなと思っています。

静岡県知事選挙について

記者:岩井さんの出馬表明で、知事選の構図がほぼ固まりました。県内最大の浜松市の市長として、6月の知事選の論戦のテーマに何を期待したいとお考えですか。また、川勝さんが言うとおり、岩井さんは国交省の副大臣であり、リニアが争点にならざるを得ないでしょうか。
市長:無投票ではなく、選挙が行えるようになったということ、これはまあ良かったなと思います。どうしても岩井さんが現職の国交副大臣であったということで、リニアが一つの争点になるということについては、これはそういう状況になるかなと思いますが、県政というのはリニアだけではございません。非常に広く、コロナ対策を含めて、あるいは今後の静岡県全体の地方創生でありますとか、経済対策でありますとか、そういうことをどうしていくかということが、私は非常に重要だと思いますので、そうしたことを広く、県政の将来ビジョンに対して、お互い論戦を戦わせていただければいいのではないかなと思います。

記者:市長はリニア着工問題に対して各紙のインタビューでお答えになっておりますが、大井川の水について不測の事態になったときは、JR東海が無期限で責任を持つという契約を結ぶのが最後の落としどころではないかとおっしゃっておられます。その考えは今もお変わりないですか。
市長:もちろん、事前に徹底的に疑問に対して、JRとしてそれを解きほぐすように、データを含めて、県に対してそういう取り組みをしていくということ、疑念を徹底的に除くということは大事ですけれども、100%ということはどのことに関してもありませんので、最後の担保というのは、やはり無期限でJRさんがこの問題に対して責任を負うということを契約の中に入れていくということが大事ではないかと思います。

記者:つまり、契約を結べばトンネル着工は認めるべきだというお考えということでしょうか。
市長:水問題について疑念が払拭されるということが前提です。

記者:市長は12日に知事選出馬要請の否定を表明されましたけれども、その直後に、自民党県連が岩井氏擁立へという報道がありました。自民党県連は、もしかしたら市長と岩井さんに同時並行的に要請していた可能性もあるわけですが、自民党県連に対してご所見をお願いします。
市長:特に私が所見を述べる問題でございませんので、お答えは差し控えたいと思います。

記者:岩井さんの出馬によって、現職の川勝知事と岩井さんの事実上の一騎打ちの構図が固まったと言われていますけれども、それぞれ両者について、これまでの実績とか、候補者としてどのように見ていらっしゃるかということの市長の所感をお聞きかせください。
市長:ここで特にそれぞれの候補者について私が申し上げることもないのですが、できれば、やはり大きな将来の県政ビジョンについて、お互いにそれをしっかり披露していただいて、そこでそれぞれ主張をぶつけ合っていただいて、知事選をやっていただければなと思います。もちろん、その中にリニアもあるかもしれませんが、リニアだけに集約されるのではなくて、もっと大きな県政ビジョンについて論戦を戦わせていただくような知事選になるといいのではないかと思っています。

記者:リニア以外で争点として期待しているテーマはありますでしょうか。
市長:浜松でも今取り組んでいますけど、いろいろな地方創生の取り組みでありますとか、特にスタートアップを中心とした産業政策でありますとか、静岡県というのはものすごくそういうポテンシャルが大きい県だと思いますので、今後、静岡のポテンシャルを生かして、どのように県を発展させていくのかという点について、私個人としては、両者がどういう見解を持っていらっしゃるのかということをお伺いしてみたいなと思います。

記者:県民の関心が高まって、政策論争も展開されることを期待されているということですね。
市長:はい。

新型コロナウイルスワクチン接種について

記者:先日、80歳以上の高齢者の方向けにワクチン接種券の発送が始まりましたが、各市町さんいろいろ予約も進んできているようですけれども、浜松市においてはどのような状況かということで、何か報告を受けているところがあればお聞かせください。
市長:全体として大きな問題はなく進んでいるということでありますけれども、浜松の場合、個別接種が中心となってまいりますので、どうしてもかかりつけの医院さん等に問い合わせが多くなっていて、今、それでご迷惑を掛けている医療機関もあると伺っております。ワクチンが国から供給されていけば、浜松は7月末までに接種ができる体制を構築してありますので、ぜひ余裕を持って各医院にお問い合わせいただければいいのではないかと思います。市民の皆さまには、焦らなくても大丈夫ということをお伝え申し上げたいと思います。

記者:かなりたくさん来てしまっているというのは、一部に偏ってしまっているという感じでしょうか。それとも「早くしなきゃ」ということで、全般的に来てしまっているような状況でしょうか。
市長:一部の先生からそうしたことを伺っております。全体からクレームが来ているということではありませんが、一部、やはり現場の診療に支障が出るので、あまり急にお問い合わせいただくのは差し控えていただきたいということがことあったということです。

連休を迎えるに当たっての市民への呼び掛けについて

記者:連休を前に、コロナの感染拡大が全国的に広がっていますが、改めて市民に呼び掛けなどありましたらお願いします。
市長:月並みではありますけれども、マスクの徹底と、それから手洗いの徹底、そして、できればこまめなアルコール消毒、こうしたことを励行していただきますと、かなり感染リスクを抑えられるということを専門家の方もおっしゃっておられます。コロナがだんだんと日常化してくると、どうしてもどこかに気の緩みというのが生じてくると思いますけれども、ぜひ市民の皆さんには引き続きは緊張感を持って日々の中でもそうした取り組みを励行していただきたいなと思います。

記者:お休みに入る方も多い中で人の移動なども考えられますけれど、その点に関してはいかがでしょうか。
市長:不要不急の市外・県外の移動や流入というのは極力避けるようにということ、これは国全体としても、今そういう方向性が示されておりますので、できれば今年のゴールデンウィークは静かに時間を過ごしていただければありがたいなとは思います。

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