緊急情報
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更新日:2023年12月1日
2020年12月23日
(鈴木市長コメント)
一年の締めくくりにあたり、浜松市の「主な出来事」について振り返ります。まず2月に天竜区佐久間町に架かる原田橋が開通しました。原田橋は佐久間地域を東西に結ぶ基幹道路であるとともに、三遠南信自動車道佐久間道路へのアクセス道路にもなっています。移住や交流人口の増加など北遠地域の活性化につながることを期待しています。3月には平成25年度から静岡県とともに整備を進めてきた浜松市沿岸域防潮堤の本体工事が竣工しました。整備にあたり一条工務店グループをはじめ、多くの企業や市民の皆さまから協力をいただきました。オール浜松で取り組んできたこの防潮堤が未来永劫、市民の皆さまに愛されることを願います。4月にはデジタルスマートシティによる都市の最適化推進を目的とした「官民連携プラットフォーム」と、地域の移動手段の確立やモビリティなどとの連携により持続可能な都市づくりを目指す「モビリティサービス推進コンソーシアム」を設立しました。10月からは天竜区春野地域で、高齢者の通院や医師不足などの課題解決のため、モビリティと医療分野の連携による地域医療サービス「春野医療MaaSプロジェクト」の実証実験を始めました。この実証実験で得られた課題を検証し、中山間地域での持続可能な地域医療サービスの環境整備を進めてまいります。7月には内閣府から、愛知・名古屋地域と共に、「スタートアップ・エコシステムグローバル拠点都市」の認定を受けました。技術革新によるIT企業の台頭や少子高齢化の進展による人口構造の変容など、ものづくり産業に大きな影響を及ぼす変革や変化に対応するためには、ものづくり産業とスタートアップの革新的なビジネスモデルが共存し、新しい産業構造を構築していく必要があります。愛知・名古屋地域は浜松市と同様にものづくり企業の集積地です。今回の認定を契機に両地域が連携し、世界を代表するスタートアップ・エコシステムの形成に向けて取り組んでまいります。そして今年は、新型コロナウイルス対策に奔走した1年でもあり、感染症拡大防止と経済対策によるデュアルモード社会への取り組みについてもまとめています。3月には新型コロナウイルス感染症拡大へ迅速に対応するため、20億円の第1号補正予算を編成しました。4月には公共施設の臨時休館と食事提供施設などへの休業要請、6月からは新しい生活様式に対応した感染対策を実施した事業者への3密対策事業者支援補助金制度や、感染防止策を実施している飲食店の認証制度などを創設し、感染症の拡大防止に努めました。経済対策では、通販サイトの楽天市場で浜松の名産品をそろえたWEB物産展の開催や、電子決済サービス「PayPay」と連携した市独自のポイント還元キャンペーンを実施しました。今後も「デュアルモード社会」の構築に向けて、取り組みを進めてまいります。
「国道152号秋葉トンネルの暫定開通について」私から一言申し上げます。7月以降、被災により通行止めとしていた北遠地域の重要な南北軸につきましては、一昨日に国道152号の瀬尻集落から秋葉ダムの区間を暫定開通させることができました。残りの秋葉トンネル区間につきまして、今月初旬から資機材の搬入を開始し、仮設防護工事を順調に進めることができたため、本日、緊急対策の完了の見通しが立ち、12月29日(火曜日)の15時に対面通行により、暫定開通させることといたします。これにより、国道152号の瀬尻橋から雲名橋までの間、約10キロメートルが全線開通します。なお、本復旧までの間は、一時的に通行止め措置を行う場合がありますので、詳細はホームページをご覧ください。本件につきましては、ご不便をお掛けした地域住民や企業の方々、ならびに、対策検討にご尽力をいただいた岐阜大学教授の八嶋委員長をはじめとする有識者委員の皆さまには、ご理解、ご協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。
医療奨励賞は、市内に所在する医療機関において医療に従事する医師、歯科医師のうち、浜松市の医療技術の向上をはじめ、保健・公衆衛生活動など市民の健康保持等に寄与したと認められる医師、歯科医師の個人または団体に対して授与するものです。本制度は、多くの篤志家から医療の振興のためにと、いただいた寄付金を基金として積み立て、昭和50年度に制定した「浜松市医療奨励賞の授与に関する要綱」に基づいており、今回で46回目となります。今年度の表彰につきましては、令和2年11月20日(金曜日)に、学識経験者からなる選考審査会を開催し、審査した結果、5件を受賞者として決定いたしました。なお、授与式につきましては、新年1月19日(火曜日)午後6時から全員協議会室にて行います。
近年の異常気象や地震など災害時における停電や緊急時の対応においても遅延・停止することなく、学校のパソコンに加え、スマートフォンなどの個人の端末からも保護者へ向けて必要な情報を迅速に届けることができるアプリを、全ての市立小中高等学校で活用していきます。また、このアプリは、デジタル時代に向けた取り組みの一環として、データの添付やアンケートの実施が可能となっていることから、学校・保護者間の連絡手段のデジタル化や欠席連絡のオンライン化を推進し、教職員や保護者の負担軽減も図られると考えています。今後、来年1月以降、随時、アプリやメールでの運用を開始していきます。なお、オンラインによる欠席連絡については、運用方法を検証するため、来年2月から現行の電話連絡等と並行して試行的に運用し、4月以降に本格運用していきます。
LINEを活用した住民票オンライン請求の実証実験を行います。この実証実験は、昨年10月の「デジタルファースト宣言」に掲げた「市民サービス」のデジタルファーストにおける「行政手続きのオンライン化」の取り組みの一環です。住民票の写しを請求するにあたっては、区役所等の窓口や郵送での請求、コンビニエンスストアでの交付サービスなどの方法がありますが、いずれも窓口や郵便局、コンビニに出向く必要があります。今回の実証実験では、浜松市の公式LINEアカウントより、請求から、マイナンバーカードを使った本人確認、LINE Payによる手数料の支払いまで全てスマートフォン上で行うことで、人と接触することなく請求し、自宅に居ながら住民票を受け取ることができるようになります。すでに住民票の写しをオンラインで請求できる自治体は幾つかありますが、「マイナポータル」と連携しマイナンバーカードを使った本人確認を行うのは、全国初となる見込みです。この実証実験により、住民票オンライン請求の本格実施につなげるとともに、他の行政手続きへの横展開を目指してまいります。
記者:毎年12月の定例会見の恒例となっている今年を表す漢字について、その漢字にした理由と今年一年の振り返りを合わせてお教えください。
市長:今年は「間」でございます。「あいだ」とも読みますし、「カン」あるいは「ま」とも読みます。これは、物と物の間、人と人の間のような空間のことや、時と時の間のような、いわゆるタイミングを記す一字となっています。例えば「空」の字と組み合わせれば「空間」、「時」の字と組み合わせれば「時間」、「隔」の字と組み合わせれば「間隔」、「合」の字と組み合わせれば距離やタイミングのことを指す「間合」となります。勘の良い方ならもうお分かりだと思いますが、今年はコロナの一年となりましたけれども、一番大事なのはソーシャルディスタンス、いわゆる「空間」を確保すること、それが感染症対策の一丁目一番地であります。また、一方で、私もいつも申し上げておりますけれども、デュアルモードということで、安全対策と経済対策を巧みに切り替えていくことが必要です。そういう意味で、そのタイミングである「間(ま)」も重要なわけです。それを間違えると、「間が悪い」ということになってしまいますので、感染症対策を強化するときと経済対策に力を入れていくときを、タイミングよくやっていくという意味の「間(ま)」でもあります。ということで、このコロナ禍において重要なワードとして、今年はこの「間(あいだ、ま、カン)」の字を選ばせていただきました。
記者:主な出来事の中で、今年はわざわざコロナが分けて記されていて、今、市長がおっしゃったように、コロナの一年だったということだと思います。改めて振り返って、ここまで感染が拡大すると思われたかということと、現状の市内の感染状況についての受け止めについても教えていただければと思います。
市長:今年に入って、最初は例のクルーズ船や屋形船など、そうしたところから感染がスタートし、一気に全国に広がっていったということで、最初は私どもも非常に当惑をしたわけでございます。緊急事態宣言も出され、大変緊張も走ったわけですが、それに対応して、いろいろな対策もしてまいりました。現在、全国的には感染拡大が進んでいますけれども、おかげさまで浜松は今のところ少し落ち着いた状況でございます。私が心配しているのは、1年も過ぎてくると、だんだん慣れが生じてきてしまうという点です。最初はものすごく緊張して、皆さまにはいろいろな対策をしていただいたり、移動も慎んでいただいていたわけですけれども、だんだんこれに慣れてくると、どうしても、気が緩みがちになってしまうこともありますので、ぜひ、そこを緩まないように、特にこの年末年始は非常に重要な時期でございますので、改めて日常生活におけるマスクの着用や手洗い、アルコール消毒等々、慎重に行動していただくなど、そうしたことを徹底をしていただきたいということだと思います。
記者:秋葉トンネルが暫定開通ということですが、今後どのような工事が行われていく予定なのでしょうか。
土木部長:市長から申し上げましたように、今回の現状につきましては、上部の山地中腹がずれた、いわゆる地すべりが原因ということで有識者委員会の方からも決定がなされております。従いまして、今後はこの地すべりの対策に移っていくということになります。地すべり対策の実施主体につきましては、今後、調整と検討ということになっており、本対策を行った後に、クラックが入っている秋葉トンネルと、その近辺に、もう一つ同様に地すべりで被災を受けた大輪天竜線というものがありますので、それと合わせて修復を行っていくというような手順になっています。
記者:時期の見通しなどはありますでしょうか。
土木部長:時期の見通しは未定です。
記者:前後してしまって申し訳ないのですが、現在、仮設防護工事が完了したためというご説明がありましたが、具体的にはどのような安全策を取られたのでしょうか。
土木部長:今、いわゆるH鋼とよばれる鉄骨を円形に加工し、特にひどいクラック変状をきたした20メートル区間に約1メートル間隔で並べ、それらを一体化させるようなボルトで全て連結しています。もし、クラックが進展しても、コンクリートの破片が通行車両に落下しないようにするための対策となります。今後は、損傷を受けたコンクリートをどのように直すべきか、ということや、地すべりの具体的な抑止対策など、本格的な対策を検討してまいります。なお、今回の損傷は、7月の豪雨で700ミリを超えるような連続雨量を経験した中で発生したものであり、その後、秋に入ってからは約150ミリの連続雨量を経験しておりますが、当面、その変状に進行性がないということがわかっております。このことを有識者会議に諮った上での対策であることを付け加えさせていただきます。
記者:暫定開通ということで、雨等の条件もあると思うのですが、基本的には片側交互通行ではなくて、普通に片側一車線で、ということでよろしいでしょうか。
市長:そうですね。
記者:暫定ではあるけれども、152号については通常どおり走れると思っていいでしょうか。
市長:はい。何か不測の事態が起こらない限りは、今までどおり対面通行ができるということでございます。
記者:今も一部迂回通行の区間で片側交互通行をやっているのでしょうか。
土木部長:秋葉ダムからその南側、雲名橋側につきましては、今現在、秋葉トンネルが通行できないために、一部、狭い区間もあるため、交互通行をやっています。
記者:施工のことで、1メートル間隔に並んだ鉄骨の間がどうなっているからコンクリート片が落ちない状態になっているのかお教えください。
土木部長:現在、細かいクラックが入っていたところを、事前にコンクリート面につきましては炭素繊維のメッシュを貼り付けて、部分的に補修しています。その後、豪雨等々において、コンクリートの大ブロックが落下して通行車両に当たることを防ぐために、H鋼、専門用語で防護セントルと呼ばれるものを今回設置しました。加えて、このH鋼の1メートルの間にも、黒い金網状のネットを張り、全体の天井部分からのひび割れによるコンクリートの落下を防ぐといった対策です。
記者:メッシュというのは布状のものと考えてよいですか。
土木部長:材質は樹脂のようなものです。ある程度の強度があり、ナイロンなどのように伸びたりするものではありません。
記者:引き付けたような状態でしょうか。
土木部長:引き付けではなくて、クリップでまとめたような形です。
記者:秋葉トンネルも含めた天竜区内全域の152号の再開については年度内というような言われ方もしていましたが、実際には年内に暫定開通ということで、かなり早まった印象を受けます。一つは、やはり地元からの要望が強いということで、少しでも早くというようなお考えをされたからなのでしょうか。また、工事における技術的な工夫などはあったのかお教えください。
市長:とにかく、このような復旧工事は一日も早くという思いは常に持っておりますので、それを、どんどん前倒しをすることができたということでございます。技術的な面に関しては土木部長からお願いします。
土木部長:秋葉トンネルにつきましては地すべりが原因ということで、当初は工学的にかなり難しい判断が出てくるであろうと予測していましたので、もしかしたら年度を越えるかもしれないという状況の中、年度内に開通したいという希望的なものをお伝えしておりました。今回、11月2日に有識者会議を開き、計測値や地すべりの範囲、地質上どのあたりに水が走ったことによって地すべりが起きたのか等の原因が明らかになる中、今回はこのような対策で良いということでご決定いただきました。それからすぐに防護工資材の発注と、施工方法の検討に着手しました。当初は、H鋼の発注、これを通常ロール発注といいますが、発注から生産までにだいたい三カ月程度掛かり、それから現場に搬入して施工するというのが通常となるため、年度内の開通見通しとしていました。結果的には、11月2日に方法が決まってからは、鋼材搬入まで一カ月、その後、施工業者さんに頑張っていただいたことで施工が順調に進み、何とか年内にこぎ着けることができたということになります。
記者:ちょっと細かいのですが、秋葉トンネルを出た北側のところにも崩落箇所があったかと思うのですけれども、そちらも対策工事が完了するということでよろしいでしょうか。
土木部長:秋葉トンネル北の斜面崩落につきましては、11月の頭ぐらいにはすでに対策も終わっておりましたが、そこだけ開通しても意味がありませんので、今回のトンネルによって一帯開通と考えて行いました。
記者:秋葉トンネルの本復旧にはかなり時間が掛かると伺っているのですが、その際、改めてトンネルを一時的に閉鎖して工事する必要があるのかどうかというところを教えてください。
土木部長:本復旧にあたりまして、方法等々もさまざまなものが考えられておりまして、秋葉トンネルを通行止めにする必要があるかどうかも含め、改めて有識者会議の方に諮って答えを出してまいりたいと思っています。
記者:アプリというと、インターネットパソコンやスマートフォン等でいろいろと使えるアプリだと思うのすけど、どういったアプリでしょうか。アプリの名前などは分かりますか。
学校教育部長:さくら連絡網というアプリになります。アプリで出ているものを活用するということになります。
記者:現状はどういった形で連絡を取り合っているのでしょうか。
学校教育部長:各学校、やり方はそれぞれで、一部、独自にクラウドを導入している学校もありますが、基本的にはメールで対応していました。2年前の停電の際、先生が学校に行かないと連絡できないという状況があり、連絡がつかない学校がありましたが、クラウドの導入によって、例えば校長がスマートフォンからクラウドへアクセスして発信を指示できるようになりますので、停電だけでなく、その他の災害が起こっても連絡ができるようになります。今回はそこへさらに、欠席連絡や健康状態、その他いろいろなお知らせも転送できるような機能を付けてやっていくということになります。
記者:全国初ということで、もう一度確認したいのですが、マイナポータルと連携してマイナンバーカードで本人確認をするというのが全国初ということでよろしいでしょうか。
市長:はい。
記者:これまでは、「申請などは郵送でできたが、いずれも出向く必要があった」ということで、完全に人との接触がなくなるのも初めてということになりますででょうか。
市民部長:一部、これまでも郵便請求という形のものはありまして、それは接触しないでできました。それ以外のものについては出向いていただく、もしくはコンビニに行っていただくということが必要になっていました。
記者:今までは窓口に来るか郵送かコンビニかという形だったのが、次はLINEが試験的に加わるということでよろしいですか。
市民部長:郵便請求については、窓口に来て「交付の方法を郵便で」と申請するいうお話ではなくて、もともと遠隔地にいらっしゃる方が郵便で請求して、こちらも郵便でお返しをするという形になります。窓口の場合は、おいでいただいてその場で証明書等を交付させていただくという形が従来のものだったということでございます。
記者:そうすると、スピード性も上がるということでしょうか。非接触のものは郵送という手段があったけれども、よりスピーディーな手続きがLINEという受け止めでよろしいですか。
市長:はい。
記者:今後、請求件数が100件に達した時点で実験終了ということですが、どういったことを検証するのかという点と、その後の本格運用というのはいつごろを見込んでいますでしょうか。
デジタル・スマートシティ推進事業本部長:使われた方にアンケートを実施し、使い勝手の良さであるとか、また次も使いたいかという点といった部分ももちろんありますし、バックヤード、職員側の負担もどうかということもやってみないとということもあります。今、確定的なことは申し上げられませんが、それらの課題を整理して、令和三年度、できるだけ早い段階で実装できればといった思いを持ちながら実験を実施していきます。
記者:全国的な新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、県から成人式の適正な在り方について再検討してほしいという要請があったと思うのですが、これについて、浜松の受け止めと、何か変更点などがありましたら教えてください。
市長:私どものところでは分散実施をしておりまして、それぞれ実行委員会を作っていただき、感染症対策を検討いただいております。ただ、県からそのような指示も出ましたので、今日の午後、実行委員会と再度打ち合わせをして、今後の方針等について決めていくことになります。
記者:変更があるかどうかも含めて、今日の午後にということでしょうか。
市長:はい、実行委員会の皆さんがどのように考えられてるかというところが一番大事になってまいりますので、その意向を受けた上で判断をしていくことになろうかと思います。
記者:新成人に向けたメッセージをいただけたらと思います。
市長:個人的にはぜひ実施をしていきたいと思っております。全体でたくさんの人たちが集まって1カ所でやる成人式ではなく、分散実施であれば、いろいろと工夫をして感染症対策ができますので、それぞれ知恵を出してもらった上で、実施できればいいのではないかなと思っています。
記者:今日の午後に実行委員会を含めて検討をされて、その判断というのは、また紙ベースか何かで市長のコメントを発信されるのでしょうか。
市民部長:本日午後に実行委員会の中心となっている自治会の皆さんにお集まりをいただいて、まず現場の実行委員会が、今どのような方向性・感触であるかをお伺いするということになります。その後、そういったお話を伺った上で、時期も迫っておりますので、できる限り早い段階、できれば今週中ぐらいをめどに、改めての方向性を決めて各実行委員会に向けてご案内をしていきたいと考えております。
記者:発信は今日ではなくて今週をめどにということでしょうか。
市民部長:スケジュール案とすると、今日すぐにということではなく、できるだけ早くということで、何とか今週ぐらいには固められればと考えております。
記者:市としては、先ほど市長のコメントもありましたが、しっかりと感染症対策を取った上で実施していくという方針なのでしょうか。
市民部長:現状、今この時点でということで申し上げれば、県のイベントに対するチェックリストとプロトコルに従った対策、それから本市のLINEコロナ身守りシステムなどを必ず使ってくださいといったことも合わせて、できる限りの対策を施しつつ、実施していくという方向です。今日の午後、そうしたご意向を伺いするというとこもあるものですから、その先については、それを踏まえた形の対応ということになるかと考えております。
記者:若い方が実行されるのであれば、多くの新成人の方、7,600人くらいが参加されるみたいなのですが、改めて新成人の方に感染症対策を含めて呼び掛けをお願いします。
市長:一生に一度しかない機会ですので、ぜひ、そうした節目となるセレモニーは、私個人的には実施してあげたいと思っております。参加する新成人の皆さんも、しっかりと緊張感を持って、個々におかれましても、しっかり感染症対策を徹底していただきまして、ぜひ良い式を進めていただきたいなと思っています。
記者:県からの要請について、本当に差し迫ったこのタイミングに、最終的な判断は各自治体に任せるというような感じだったのですけれども、今回、県から求められたことについては率直にどのように受け止めましたでしょうか。
市長:いわゆる注意喚起というように受け取っております。もし、今それ以上の規制をされるのであれば、もう少し強い規制を出されて然るべきだと思いますので、私としては、今回は注意喚起と受け止めております。
記者:昨日の特別委では、いつまでに、それから何区にするかというところから議論を始めていくということでしたが、この1年、今年度というのは、市長にとっては注視してきた、言わば待つ状態だったと思います。その間、間(ま)というのはいかがでしたでしょうか。
市長:単に待っていただけではなくて、非公式にもいろいろと議員の皆さんとの調整を行ってまいりました。そうした中で今回、委員会の方でかなりの前進となる、年度内にスケジュール案と区割り案を決めていきたいという方向が出されたことは、大変良かったなと思っております。
記者:年内をというスパンを置いていらっしゃったのが、そのまま今年が終わろうとしていますが、次のめどというのはありますでしょうか。
市長:年内という目標を言っていましたけれども、ご存じのように議会の議決が必要なことであり、私どもの思いだけでも進みませんので、そこは今回、議会と綿密にいろいろと調整しながら進めてまいりました。それから今年度内に重要な部分であるスケジュールと区割り案につきまして、方向を示すということについては良かったなと思っています。
記者:今後は気長に待つのか、それとも何らかタイミング、間があるのでしょうか。
市長:気長に待つということではなく、またいろいろな形で引き続き議会の皆さまとは調整を続けていくということでございます。
記者:年末年始において、人の移動とか、地域によっては飲食店への時短とかの要請もあると思うのですが、移動や飲食店に対して、市長として今何らかのお考えはありますでしょうか。
市長:移動につきましては先ほど言ったように慎重にご判断いただくということですけれども、飲食店については、すでにご案内しているパーテーションの徹底というものをお願いをしております。パーテーションを徹底した上で、国が言っているように少人数の飲食であれば、比較的感染リスクは低くなりますので、そうした感染症対策を徹底していただいた上で、お客さまを迎えていただきたいと思っています。
記者:移動については、控えてというのではなくて、慎重に対策をした上での移動という認識でよろしいでしょうか。
市長:私から移動制限を出せる立場ではございませんので、我々からできる発信としては、慎重にそれぞれ対応していただきたいということでございます。
記者:年末年始には、やはりどうしても家族の帰省や親戚の集まりなどで5人と言わず家庭内で集まってご飯を食べたりということもあると思うのですが、なかなかパーテーションとかマスクもずっとというわけにもいかないような気がします。そこで感染がどうしても広がってしまう危険性を感じてしまうのですが、年末年始家族親戚の集まりとか、どう過ごしていくべきだとお考えでしょうか。
市長:そこは本当にそれぞれが、しっかり感染症対策をして、節度を持ってやっていただくということだと思います。そこまで私たちが踏み込んで何か規制をすることもできませんので、そこは個々の皆さんにしっかり対策をしていただくということになると思います。
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