緊急情報

サイト内を検索
ホーム > 市政 > 市長の部屋 > 記者会見 > 令和2年12月10日臨時記者会見

ここから本文です。

更新日:2023年12月1日

令和2年12月10日臨時記者会見

2020年12月10日

(鈴木市長コメント)

感染予防対策の呼び掛けについて

新型コロナウイルス感染症は、大都市圏や北海道をはじめ全国で感染拡大が続いています。本市におきましても、10月下旬以降クラスターが6件発生するなど、新規感染者が漸増している状況です。また、インフルエンザとの同時流行や高齢者や基礎疾患をお持ちの方が感染され、重症化することなども懸念され、本市における感染拡大は予断を許さない状況が続いています。本地域の医療崩壊を起こさないためにも、また、大切なご家族やご友人、お客さまたちをコロナウイルスから守るためにも、お一人お一人が、感染予防の取り組みを確実に実践することが非常に重要です。そこで、私から皆さまへのお願いでございます。まずはじめに、市民の皆さまへのお願いでございます。5点ありますが、特に、人との距離をとり3密を回避すること、手洗い、うがい、マスク着用の徹底をお願いします。また、感染者やクラスターの発生に対する誹謗中傷は、厳に慎むようお願いいたします。次に、事業者の皆さまへのお願いです。4点ありますが、特に、店舗や事業所の換気対策とシールドなどによる飛沫対策の徹底をお願いします。また、各業界団体が作成しているガイドラインに基づき、感染予防対策に取り組むようお願いします。次に、飲食店の事業者の皆さまへのお願いでございます。5点ありますが、特に、1テーブルは4人以下とし、できるだけマスクの着用を促していただきたいと思います。後ほど、新たな取り組みとして発表をいたしますが、パーテーションの設置による飛沫対策の徹底もお願いいたします。また、感染予防対策を支援するための「3密対策補助事業」の活用と、感染予防対策を講じている店舗を市が認証する「安全・安心な飲食店認証制度」の積極的な取得と基準の遵守をお願いいたします。以上、私から皆さまへのお願いになります。冬季を迎え、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が懸念される中、市民、事業者の皆さまの取り組みへのご協力をお願いするとともに、特に多大な影響を受けている飲食店を支援する新たな取り組みについて、後ほど2点発表させていただきます。

市長と矢野邦夫浜松医療センター院長補佐との対談について

本市の新型コロナウイルス感染状況は、県東部や中部地域と比べて、最近、陽性患者の確認件数は小康状態に見え、市内で危機感が薄らいでいる感があります。感染拡大が懸念される年末年始に向け、今一度、市民の皆さまに感染予防の大切さを再認識いただきたい思いから、感染症内科の権威である浜松医療センター院長補佐の矢野邦夫先生と対談します。「年末年始を穏やかに過ごすために今できること」をテーマに、本市の新型コロナウイルス感染症の動向のほか、市民の皆さまが穏やかに年末年始を迎えていただけるようにメッセージを発信していきたいと思います。対談は、12月25日(金曜日)午後2時から、市役所で行いますので、報道機関の皆さまには、ぜひ取材していただき、年末年始の感染拡大防止に向けたメッセージの発信にご協力をお願いします。

浜松市飲食店パーテーション設置支援事業の開始について

浜松市では、新型コロナウイルス感染症の影響長期化を見据え、事業者による感染対策を促進することを目的とし、個人事業主や中小企業者等が行った3密対策に対して事業費の一部を支援する浜松市3密対策事業者支援事業を行っています。こうした中、全国的に飲食店を中心にクラスターが発生している状況を踏まえ、飛沫を防止するパーテーションの設置を促進させる新たな補助制度を設け、申請受付を令和2年12月14日(月曜日)から開始します。申請受付期限は令和3年2月28日(日曜日)までです。補助対象経費は、テーブルやカウンターの上などに設置する飛沫防止のためのパーテーションの購入費で、補助率および限度額は1事業者当たり1/2以内で、限度額20万円となっております。なお、限度額20万円までは何回も申請可能となっております。この制度は、浜松市3密対策事業者支援事業と重複申請が可能な制度です。飲食店を経営されている個人事業主や中小企業者等の皆さまにおかれましては、この補助制度をご活用いただき、感染防止対策にご協力をお願いします。

デリバリープラットフォーム「Foodelix(フーデリックス)」における配送料無料キャンペーンについて

浜松市では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている飲食店を支援するため、既存のテイクアウト紹介サイトや飲食店の情報と配送事業者を結び付ける、「浜松市デリバリープラットフォーム構築事業」を、(株)こころを中心としたFoodelix協議会などの関係主体と協働して実施しています。5月の運用開始からこれまで、タクシー事業者との連携により、仮システムでの運用を行ってまいりましたが、12月1日から、クレジットカードによる事前決済およびテイクアウト機能を実装したシステムへ完全移行しました。今回、このシステムで、市民の皆さまの利用促進を図ることを目的として、12月23日から来年1月31日までの間、注文者の負担する配送料の500円を無料とするキャンペーンを実施いたします。冬季を迎え、新型コロナウイルス感染症の拡大が懸念されることから、飲食店を支援するため、市民の皆さまにおかれましては、配送料が無料となるデリバリー「Foodelix」を積極的に御利用ください。

質疑

感染予防対策の呼び掛けについて

記者:市内では11月にクラスターが発生して以降、比較的落ち着いている状況にあるという見方があるのですが、年末年始に向けてということは、やはり忘年会シーズンということで飲み会が増えるとか、そういったことを踏まえて、このタイミングでということでしょうか。
市長:今のところ小康状態ではありますが、いったんクラスターが発生すると感染者が急増するということは、これまで浜松市でも経験してきたことですので、年末年始に向けて改めて緊張感をもって感染対策を実施していただくようお呼び掛けをさせていただいたということでございます。

浜松市飲食店パーテーション設置支援事業の開始について

記者:パーテーションについては、6月から行われている3密対策の事業でも補助対象になっていましたが、今回、改めてこれに特化してというのは、飲食店からそういう声があったということなのか、それとも他の理由があったのでしょうか。
市長:やはり、飲食時に最も注意しなければいけないのが飛沫感染を防ぐということでありまして、一番効果的なのがパーテーションを設置していただくということでございます。本来であれば、飲食時以外はマスクをしてもらうというのがいいのでしょうけれども、なかなか現実的には難しい面もありますので、やはり、パーテーションの設置を徹底していただき飛沫感染を防いでいくということが一番効果的だということで、改めて普及させていくために、これに特化して補助制度を作ったということでございます。

記者:これまで市内でクラスターが発生した飲食店で、パーテーションが無かった店が特に多かったとか、そういった分析をされたのでしょうか。
市長:特にそういう分析はないのですが、やはり、パーテーションがあれば、ある程度、人と人との間を隔離できますけれども、それが無いとどうしても密になりがちになりますので、パーテーションというのが一番、私は効果があるのではないかと思います。

記者:先ほど、特に多大な影響を受けている飲食店を支援したいというお言葉がありました。安全対策と経済を両立させていきたいというお話も以前からされていましたけれども、飲食店が多大なる影響を受けているというふうに感じられていますでしょうか。
市長:やはり、クラスターが発生しますと、一旦は戻り始めたお客さんがどうしても遠のいてしまいますし、浜松の場合、比較的企業が多いものですから、クラスターが発生しますと、どうしても会社の方でそうした飲み会等への足止めが発生して、飲食店が苦境に立たされる面があります。しっかり感染症対策を施して、できるだけ少人数で食事をしていただくことはそれほど危険ではございませんので、飲食店にもこのような感染症対策をしっかりしていただいて、市民の皆さまに安心・安全であるということを発信していきたいと思っています。 

記者:全国的には感染者が増加して、営業時間の短縮とかそういうニュースもたくさん流れている中で、浜松の市民には安全・安心な認証をしている店には、ぜひ食べに行ってほしいという思いもありますでしょうか。
市長:そうですね。今のところ、私どもは時短などの要請は考えておりませんけれども、できるだけ安全・安心に飲食していただけるような環境を作っていただくということが重要でございますので、そのため、私どもとしてもそうした支援策を講じていきたいということでございます。

記者:先に行われている3密対策補助金と時期がかぶっていると思うのですが、12月31日まで実施したものが対象で、1月31日まで申請可能となっているのでまだ終わっていませんが、こちらと重複で申請が可能とおっしゃられました。この3密対策補助金で、例えば上限30万円を受けた人も、このパーテーション事業の補助金を受けられるという仕組みになっているのでしょうか。
観光・ブランド振興担当部長:受けられるようになっております。30万円上限に達した方も、さらにパーテーションを設置したいということで、今回の制度は使えるようになっております。 

記者:全く新しい制度というか、今までの補助金の申請具合には制約されないということでよろしいでしょうか。
観光・ブランド振興担当部長:はい、新たにパーテーションの部分を追加しての事業になります。 

記者:市長にお聞きしたいのですが、パーテーションだけに特化して、言ってみれば延長しているような格好かと思うのですけれども、なぜパーテーションに特化したのでしょうか。実際、市長が見聞きされている中で、まだまだパーテーションを設置してないお店が多いだとか、そういった思いがあってのことなのでしょうか。

市長:まだパーテーションが未設置のお店が多いですし、やはり飛沫感染防止にはパーテーションが一番効果があると思っておりますので、やはりこれを徹底して普及させていきたいということから、今回、パーテーションに特化した取り組みを始めるということでございます。

記者:何も3密対策をやっていないお店もあるにはあると思うのですけれども、せめてパーテーションはやってほしいと、そういう感じですか。
市長:せめてということではありませんけれども、感染症対策の中では一番効果があると専門家の方もおっしゃっていますし、そういうことでこれを実施をしたいということでございます。マスクを着用してほしいという政府からのご要請もありますけれども、なかなか食事どきにマスクを着けたり外したりして飲食するのは現実的には難しいという状況でございます。そうであれば、やはりパーテーションが飛沫感染を防ぐ一番良い方法ですし、比較的取り組みやすい方法でもございますので、ぜひこれを普及させていきたいということでございます。
観光・ブランド振興担当部長:3密対策事業につきましては、今、申請が2500件ほどございます。そのうちの4割が換気扇や空気清浄機などの大型のもので、それだけで上限30万円に達してしまっているということがございます。他にも、パーテーション等を設置したいが、金額が上限に達してしまってできないという声もございますので、そういった状況もありまして、パーテーションは感染防止対策に非常に有効ということで今回設けさせていただきました。

記者:12月1日からの購入分に限られるのでしょうか。
観光・ブランド振興担当部長:パーテーションにつきましては、12月10日、今日の発表からの申請を対象にしております。

デリバリープラットフォーム「Foodelix」における配送料無料キャンペーンについて

記者:12月23日から1月30日ということでクリスマスや年末を含みますが、その点を含めて改めて利用などの呼び掛けをお願いできますか。
市長:官民連携で作った浜松独自のデリバリープラットフォームでございますし、できるだけ手数料を安くして、市民の皆さまが利用しやすくする。また、飲食店の皆さまに、デリバリー、テークアウト等のビジネスの機会を提供するということで、これを普及していきたいと思いますので、ぜひこのお得な無料キャンペーンの期間中に、多くの皆さまに、まずは使っていただいて、その良さを知っていただきたいと思います。 

記者:良さを知っていただきたいというお言葉もありましたが、感染対策をしてくださいというような言葉ばかりが流れると、どうしてもクリスマスや年末年始を暗く過ごしてというように思ってしまう方もいると思うのですが、どのように年末年始を過ごしてほしいと思いますか。
市長:いつも申し上げておりますように、これからはデュアルモードでございますので、店内飲食もぜひ小人数で感染対策をして行っていただきたいし、また一方で、デリバリーとかテークアウトも大変利便性のあるものでございますので、そういうものをご活用いただいて、家庭で飲食をお楽しみいただきたいと思っております。このようにデュアルでぜひお願いしたいと思っています。 

各事業の予算について

記者:パーテーションの事業とFoodelixの無料キャンペーンの事業で、それぞれ予算は幾ら確保されているのでしょうか。
観光・ブランド振興担当部長:パーテーション事業につきましては、事業規模1000店程度を想定しており、限度額が20万円ですので、2億円という予算になります。Foodelixの方につきましては、配送料が500円、それをだいたい6000件ほどの注文を想定していますので、全体で300万円の予算でございます。

年末年始を迎えるにあたって

記者:これから、年末年始を迎えるわけですけれども、人の移動ということで、また東京とか北海道とか帰省とか、こちらに旅行に来る方もいますけれども、移動についてどのようにお考えでしょうか。また、11月の非常に感染が拡大していた時期ではなく、この時期に臨時で記者会見して呼び掛けるということについての思いを改めてお願いします。
記者:できれば不要不急の移動というのは自粛していただくのがいいだろうとは思いますけれども、なかなかそういうことも強制できませんので、それぞれの皆さんで自覚を持って、対処していただきたいということでございます。なぜこの時期かということも、先ほどお話ししましたとおり、浜松市は今のところ小康状態でございますけれども、いつ、そうしたクラスターが発生するかもしれませんし、年末年始という人の移動、あるいはお店での飲食を伴う機会が多くなる時期でもございますので、ここでもう一度、それぞれの皆さんに感染対策をお願いをするということを、改めて呼び掛けさせていただいたものでございます。

新型コロナウイルスの状況について

記者:先月末からずっと新規感染者の方々は一桁台に収まっていて、そこはいいことだと思うのですが、
お亡くなりになる方が毎日のように続いたりしていました。この辺についてはどのようにお考えでしょうか。
市長:大変残念ではありますけれども、私もお一人お一人の状況は確認をしておりませんので、医療担当部長からご説明いたします。
医療担当部長:クラスターの中に高齢者施設や病院もありました。従って、7月、8月に比べて、やはり高齢で基礎疾患を抱えた方が多く入院されているという状況がありますので、誠に残念なことでありますが、亡くなる方が出ているという状況でございます。

記者:クラスター関連でお亡くなりになられたことが多かったということでしょうか。
医療担当部長:それだけではないです。当然、二次感染、三次感染で、家族、家庭の中でも広がりますので、高齢者施設等のクラスターだけでなく、いろいろなところから、高齢者が多くなっているという状況でございます。

記者:基本的には若い方というよりも、高齢者の方が亡くなっているということでしょうか。
医療担当部長:ご遺族の意向で、その辺は個別に出してないものですから、基本的には一般的な話として、やはり高齢であったり、基礎疾患を抱えている、そういう方は重症化したり亡くなられる恐れが強いというふうに申し上げます。

記者:高齢者はリスクが高くて気を付けなければいけないというのは、メッセージとしては出せるでしょうか。
医療担当部長:はい。

記者:今日、静岡市では、徳洲会病院でクラスターが発生したりですとか、病院関係のクラスターが発生しています。浜松でも遠州病院とかがありましたが、遠州病院などは入院患者全員に検査をしていくという方針を出していますけれども、市として病院に対して呼び掛けていくとか、そういう対策というのは今後考えているのでしょうか。
市長:浜松の場合は、病院間のネットワークがしっかりできていますし、保健所内に医療調整本部もできておりますので、専門家の皆さん同士でしっかりネットワークを活用して、必要な措置を実施していただければと思っております。

戻る

このページのよくある質問

よくある質問の一覧を見る

お問い合わせ

浜松市役所企画調整部広聴広報課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

電話番号:053-457-2021

ファクス番号:053-457-2028

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?