緊急情報
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更新日:2023年12月1日
2020年5月26日
(鈴木市長コメント)
令和2年5月27日(水曜日)、新型コロナウイルス感染拡大に備え、ドライブスルー、ウォークスルーによる検体採取が可能な、移動式PCR検査センターの内覧を行うことになりましたのでご報告いたします。浜松市では、幸いにも4月9日(木曜日)以降、新型コロナウイルスの新たな感染は確認されていませんが、浜松市保健所は、4月から、他都市に先駆けてドライブスルー検査を試行し、合計100件余の検体採取を積み重ねて検査センターの実現方法を検討してきました。今回、浜松市医師会さまと連携するとともに、株式会社旭エンジニアリングさまから無償で貸与されたトレーラーハウスを活用し、広大な市域において、必要なときに、必要な場所で、迅速に対応できる移動式の検査センターを実現することができました。この施設は、医療従事者の感染防止機能に加え、医療資材保管庫や更衣室など検体採取に必要な機能一式を備えており、これにより、従来、一日50件が上限であった検査件数が一日100件程度まで可能となり、今後、予測される第2波、第3波に向けた体制を強化することができました。
新型コロナウイルス感染症の影響により内定を取り消された方や会社都合により職を失った方などを対象に、会計年度任用職員の募集を行います。対象となる方は市内在住者で、任用期間は7月1日から12月31日までの6カ月間とします。業務内容は、新型コロナウイルス感染症関連業務やその影響で滞っている業務で、10人程度の採用を予定しております。
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、本年4月下旬までに、市の施設、合わせて267施設を臨時休館・臨時休業といたしました。その後、静岡県が緊急事態宣言の対象区域から除外されたことを受け、5月18日から協働センターや屋外の運動公園などの施設を再開したところですが、昨日、全国の緊急事態宣言が解除されたことから、全ての市の施設の休館・休業を、5月31日をもって解除し、6月1日以降、施設を再開することといたします。施設再開にあたっては、消毒や3密の回避、室内の換気など施設における感染防止対策を徹底してまいります。また、当面の間、静岡県の実施方針に基づき、県外からの施設の利用は、引き続き自粛を呼び掛けてまいります。
浜松市は、市民の皆さまの活動自粛などのご協力により、新型コロナウイルスの感染者は、4月9日以降、確認されておりません。また、昨日、国は、発令していた全ての緊急事態宣言を解除し、感染は小康状態となっております。しかし、コロナウイルスは消滅した訳ではありません。これからはウイルスと共生する「ウイズ・コロナの時代」を生き抜いていくために、「新しい生活様式」による感染予防に市民お一人お一人が取り組むとともに、少しでも早く、生活や地域社会、経済を平常に戻すための取り組みが必要となります。飲食店をはじめ、本市の多くの事業者は、コロナウイルス感染症の拡大による外出自粛や休業要請、操業停止などにより、経営や雇用に大きな影響を受けております。そうした影響を受けた皆さんが、にぎわいと元気を一日でも早く取り戻すことは、本市の発展に欠かすことができません。先ほど発表しましたように、市の施設は、5月末をもって全ての施設の休館・休業を解除いたします。また、学校、幼稚園、保育園なども6月から通常登校、登園となるなど、これからは少しずつ平常の生活が戻りつつあります。今の浜松市は、ウイルスが市外から持ち込まれることがなく、また、感染予防対策をしっかりと取れば安全な街です。市民の皆さまには、もうしばらくの間、県外への往来や県外の人との接触を控えていただく中、3密対策などそれぞれ感染防止対策をとった上で、少人数で飲食や買い物に出掛けたり、地域の活動を再開したりするなど、街なかや地域のにぎわいを取り戻す取り組みに、ぜひともご協力をお願いします。
記者:27日の内覧の日をもって運用を開始するという表現をしてよろしいでしょうか。
医療担当部長:明日の内覧では、こういうものができたというのを見てもらいたいと思います。運用に関しては、今現在は市長からもありました通り落ち着いており、検査自体もそこまで検体数があるわけではありませんので、今後、第2波、第3波に備えて運用していきたいと思っています。しばらくの間は、試行はするかもしれませんが本格的な運用については明日から始まるわけではないということでお願いします。
市長:今、非常に検査数が少ないため、それであれば今の保健所等の検査体制で対応可能です。今後、また第2波等が来て感染拡大が起こってくるようなことがあれば、この施設を使って検体数を増やすということになろうかと思います。
記者:まだ正式な稼働という段階ではないということですね。
市長:まだその必要がないということですね。いつでも稼働できる状態ではありますけれども、そういうことでご理解いただければと思います。
記者:あとちょっと細かいことなんですが、移動式PCR検査センターの場所は、それがまたそこから移動できるということですね。
市長:そうですね。トレーラーハウスなので、必要な場所に、移動して検査を行うことができるというのは検査センターの利点でございます。
記者:これは車でけん引していくのですか。
市長:そうですね。
記者:普通に道路で運んでいけるということですね。それから、ドライブスルーというのは、別の場所で試行していたと思うんですけれども、ドライブスルーとウォークスルーというのは一緒になってPCR検査センターという呼び名になるということなんでしょうか。
医療担当部長:ドライブスルーは確かに試行しています。今回のこのトレーラーハウスにつきましては、基本的にはウォークスルー方式でありますけれども、場合によってはその場でドライブスルーもできるということを想定して、ドライブスルーとウォークスルー両方の方式に対応できる移動式PCR検査センターと説明させてもらっています。
記者:トレーラーハウスがドライブスルーにも対応できるということですか。
医療担当部長:その場合には医療従事者が外に出ることになりますけれども、そうした場合にドライブスルーもできるということになります。
市長:ドライブスルーでは、車で来て乗車している人から検体を採取することになります。明日、見てもらうと分かりますが、手を入れて取れるような仕組みになってます。歩いてきていただいて、鼻を出していただければそこから取れるというのがウォークスルーですが、車で来られた方にもドライブスルーで対応できます。ただ、その場合は従事者が外に出て対応しなければいけないということになります。
記者:ウォークスルーの場合、検体を取られる人は屋外にいて、取る人が屋内にいるということですか。
市長:取る人がトレーラーハウスの中にいることになります。
記者:トレーラーハウスを貸与された旭エンジニアリングさんは袋井市の会社となっているのですが、なぜこの浜松市に貸与をされたのでしょうか。
市長:浜北に工場があるということで、今回ご協力をいただきました。これであれば、もし、もっと必要な場合でもどんどん台数を追加できますので、いざというときにはさらに検体数を増やすこともスピード感をもってできるということで、非常に私は良い方式だなと思っております。
記者:トレーラーハウスを追加することができるということですか。
市長:できます。今回は1台貸与されましたが、必要が生じれば、すぐにでも追加をしていきたいと思います。ただ、その必要は無いようにしていきたいと思います。
記者:移動式PCR検査センターの内覧については、これは報道関係者向けに内覧する機会ということですか。
市長:報道の皆さまに見ていただくものになります。
記者:場所としても、稼働した場合はそこを拠点として始めるという理解で良いでしょうか。それとも、内覧のためだけのものですか。
医療担当部長:基本的には場所を非公表とさせてもらいます。ここでやる場合もありますが、先ほど紹介がありましたように移動します。いろいろなところへ行きますが、それは決まっていません。内覧の場所が今回の場所ということになります。それと同時に、市民の方が殺到するような状況もありますので、明日、そこで内覧をやることもできれば控えていただきたいなと思います。
記者:これをニュースとして扱う解禁はいつにすればよろしいですか。
医療担当部長:内覧をやるというのは、全然言って構わないのですが、場所を今回の場所でやるというのは控えていただきたいなと思います。市内で内覧会をやったというような形でやっていただけると大変助かります。
記者:これまでのPCR検査センターの報道を見ていると、ウォークスルー型とドライブスルー型といった表現が目立っていて、この二つが併用している形というのはなかなか見たことがないように思うのですが、これは珍しいのかということと、もし二つとも出来るということにした理由とかメリットというのが何かあればお教えください。
医療担当部長:基本的には、ウォークスルーのものであることは間違いありません。ただ、検体数をたくさん取る必要が生じた場合、ドライブスルーの方が車に乗ったまま行けますので、その場合では、先ほど市長からもありました通り、医療従事者の方に外に出てもらって採取すればより検体数が多くなりますので、そういう使い方をしたいと思ってます。
記者:ドライブスルーだと、たくさん来てもそこを拠点にしてパッとできるということですね。
医療担当部長:そうですね。
記者:5月20日付けでも学生さん向けの緊急雇用というのが一度発表されていますが、このときは学費の工面ができないなど経済的な影響を受けている学生をサポートするということでの緊急雇用が15人程度となっています。今回、これは別物ということでよろしいですか。
市長:別ですね。追加というものになります。
総務部長:前回は大学生の方だったのですが、今回は一般の方で雇い止め等になった方が対象になります。
記者:内定を取り消された方と書いてあるので、これは学生さんということになりませんか。
総務部長:そこは学生さんから社会人になるというところを意識しておりますので、大学生とはまた対象が違うと思っております。
市長:少ないんだよね浜松は。
総務部長:今のところハローワーク等で確認をしているところでは、内定取り消しについてはまだ数名程度と伺っております。
市長:浜松の場合は、やはり雇い止めのような形で職を失う方の方が影響が大きいということになろうかと思います。
記者:業務内容というところで、感染症関連業務、感染症の影響で滞ってる業務とありますが、それぞれどういう職種、業務が対象なのか、もう少し具体的に教えてください。
総務部長:まず今、皆さまご存じの通り、国の方から出ている10万円の特別定額給付金、これの関係につきましては、受付締切が9月8日となっておりますので、そういった業務が引き続きございます。また先般、市単でお話が出ております3密対策の補助の関係につきましても、7月10日締め切りということですので、そういった業務に携わっていただきたいものになります。コロナに関して直接的な業務というのはそういったものを想定しております。また、通常業務の中でもそういった業務に職員が応援に回っていたりしますので、通常業務でも少し人手が足りないということですので、そちらの方で滞っている業務につきまして、この10名を充てていきたいと考えております。
記者:先ほどおっしゃられた給付金とか補助金は、申請の受付業務ということですか。
総務部長:申請、あるいは書類の中の確認とかというところに、業務として充てていきたいと考えております。
記者:雨による災害が気になる季節になってきましたが、コロナ対策と避難所の開設についてどのように考えていらっしゃるか、あるいはご指示等されているかをお教えください。
市長:そろそろ雨等の災害が懸念される時期に入ってまいりまして、避難所等の3密についてどのように対応していくかということは課題としては認識しておりました。今、それを検討しておりますので、近々にまとまったら発表させていただきたいと思っております。
記者:これまでも何度も伺っているのですが、改めて伺います。今後の食のテークアウト等について、これはコロナのレガシーと言っていいいのかどうか分かりませんが、レガシーにしていくにあたってプラットフォーム実証実験等も始まりましたが、意気込みを改めてお聞かせください。手応えとしてはいかがでしょうか。
市長:デリバリーというのはコロナが終息した後も残っていくと思いますし、今後、店内での飲食とデリバリーが併用される形になっていくと思いますので、そのときにどのように注文を受けて、それをお届けするかというところで、しっかりとしたプラットフォームを作っておくということは大変重要だと思っております。今、既存のウーバーイーツや出前館といった大きな事業者が動き始めていますけれども、やはり手数料が高かったりといろいろな問題がありますので、そこを改善をしていきたい、いわゆる浜松の一つのモデルを作っていきたいと思っています。例えば、手数料が非常にリーズナブルで安く、便利なものであれば浜松以外にも普及もしていけると思いますので、ぜひ、そうしたものを目指していきたいと考えております。
記者:ビジネスとしての勝算はもちろんあってのことということですかね。
市長:我々がビジネスをするわけではないので、やっていただく方たちが、しっかりと採算がとれるような仕組みも考えていただくということになろうかと思います。
記者:現状としては社会的要請の方がまだ大きいのかなという状況でしょうか。
市長:そうですね。
記者:有楽街などを歩いても、やはり人通りが少ないのが現状で、お店の方からは、さらなる経済支援などを求める声も上がっています。市長としてすでにPayPayや3密対策などいろいろな政策をやってると思うのですが、他に今考えていることが何かあれば教えてください。
市長:当面は、これから打ち出して行っていくところなので、3密対策への幅広い支援とPayPayのポイントバックキャンペーン、これも幅広い業種で対象にしておりますので、それを中心に行っていきたいと思います。昨日、安倍総理も会見されましたが、国も大型の第2次補正でいろいろな支援を検討されてるということも伺っておりますので、そうした国の支援なども見ていきながら取り組んでいきたいと思っております。また、少し中長期的にはなりますが、私は、これで東京の一極集中が必ず崩れ、地方への分散化が始まると思いますので、そうした企業やサテライトオフィスなどの受け皿として、浜松が絶好の場所になりうるところでございます。都市機能もあるし自然もある、東京や大阪、名古屋といった大都市圏にも非常にアクセスがいいということで、これは大チャンスでございます。近々、そうしたプロジェクトも立ち上げていきたいと思いますけれども、そうした首都圏等から、企業、サテライトオフィスを誘致する、そうした取り組みに力を入れていきたいなと、そういうことに気づき始めている感覚のいい首長さんもおられますので、そういうところに負けないように、一歩先んじてそうした取り組みをやっていきたいと思っております
記者:今、市長の方からお話がありましたサテライトオフィスとは、具体的にどういう業界でどのような業種、その中のどういう仕事でそうしたニーズがあるとお考えでしょうか。
市長:今、直感的にそうしたことが動き出すだろうということでスタートさせますので、我々の方でもいろいろな仕組みを作っていきたいと思います。それをまず一つ、仮にそうしたものをまとめた後に東京等でマーケティング調査もやっていき、それによってブラッシュアップしながら、かつ、営業活動も同時にやるということで活動していきたいと思っております。
記者:いつぐらいをめどにマーケティング等を行うとお考えですか。
市長:できるだけ早くしたいのですが、直近で担当の皆さんにも指示を出させていただき、これから動くところですので、他の自治体に負けないように、なるべくスピーディーに行っていきたいと思っております。
記者:模範とするような自治体はありますか。
市長:特にございません。ただ、福岡さんなど気になる動きをするだろうなというところがいくつかありますので、そういうところに負けないようにして行きたいと思います。
記者:浜松市がそうした事業をやることの有利さなどはありますでしょうか。例えば地理的に東京と大阪の間あるといったような利点などをお教えください。
市長:地方でも何もない田舎というのは辛いと思います。浜松の場合は、名古屋に次ぐ中部圏第2の都市ですので、基本的な都市機能というのは完備してるわけですね。かつ非常に自然も豊かで東京のような密が起こらない環境にありますし、完全にリモートというのは無理ですので、たまには東京へ行ったり大阪へ行ったりしなければいけないときに、アクセスが非常に良いと思います。九州と北海道も、飛行機があるじゃないかということでありますが、その移動コストなどをいろいろと考えると浜松市が非常に優位性があるのではないかと思います。そういうところを売り込んでいきたいと思っております。
記者:年度内には着手したいというような感じでしょうか。
市長:そんな悠長なことも言ってられないので、できるだけ早く動きたいと思っています。
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