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更新日:2023年12月1日

市長コラム(平成30年11月)

健康寿命を延ばしましょう

7月に厚生労働科学研究班が公表した2016年の大都市別健康寿命調査において、男性が73.19歳、女性が76.19歳で、2010年、2013年に続き、3期連続で男女とも第1位になりました。健康寿命とは、介護を必要とせず、健康な状態で生活できる期間のことで、最近は平均寿命より重要な指標となっていますので、この結果は素晴らしいことだと思います。

浜松市の健康寿命が長い理由として、気候が温暖なこと。高齢者の就業率が高いなど、社会参加が活発であること。医療体制が充実していることなどが指摘されますが、要はトータルに暮らしやすい地域なのだと思います。

その証拠に、5月には都市の幸福度ランキングが発表されましたが、こちらでも浜松は、政令指定都市20市の中で、第1位に輝きました。その評価項目の中に、健康という項目も重要な指標として入っています。浜松は健康に暮らせる素晴らしい環境が整っているのです。

ただし、健康面で問題もあります。それは、浜松市には糖尿病予備群が多いこと。人工透析の患者が多いこと。腎不全による死亡率が高いことなどです。これらはいずれも相関関係があり、この傾向には、食生活が深く関わっていると思われます。ここからは私の推測ですが、浜松では総菜の消費量が多いというデータがあるので、塩分の取り過ぎが原因ではないかと思うのです。

総務省の家計調査によると、毎年宇都宮と1位を競っている餃子に加え、ウナギなど、スーパーなどで販売されている総菜の消費量が、浜松はいずれも日本一です。どうしても店舗で販売している総菜は味が濃く、塩分が高くなりがちですので、私たちは気付かないうちに、塩分を取り過ぎているのではないでしょうか。

そこで本年9月から、市内のスーパーなど、食品関連事業者と連携して、「減塩」や「野菜摂取」などに取り組み、食を通じて健康づくりを支援する「はままつ食de元気応援店事業」を始めました。現在、協力店舗は、市内スーパーなどおよそ90店舗ですが、今後は協力店舗の拡大と市民の皆さまへの周知の徹底などに取り組んでまいります。

遠くない将来に、人生100年時代が到来すると言われています。その時、寝たきり状態などで長生きするのか、健康な状態で長生きするのかでは、雲泥の差があります。健康を保つ秘訣は3つ。1つ目は正しい食生活。2つ目は日々の運動。3つ目は定期的な健診で、病気を早期に発見・対処する予防です。

高齢時代を楽しく過ごすためには、健康で長生きすることに尽きます。ぜひ皆さん、日々の努力を積み重ねて、健康寿命を延ばしましょう。

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