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更新日:2023年12月1日

市長コラム(平成30年8月)

ビーチ・マリンスポーツの聖地へ!

夏の季節が到来しましたが、市では現在、浜松を「ビーチスポーツ、マリンスポーツの聖地」にしようという取り組みを始めています。

きっかけは、浜松の自然環境にほれこんで移住してきたベンチャー企業の社長さんたちの存在でした。市では産業政策の一環として、浜松ベンチャー連合というベンチャー企業のコミュニティづくりを行っていますが、構成メンバーには意外に浜松出身でない方がいます。

そうした社長の中に、「サーフィンがしたい」とか、「ウインドサーフィンがしたい」など、仕事と同時にマリンスポーツを楽しむために、浜松へ移住し起業したという人たちがいます。その一人は、「サーフィン仲間の間では、80万都市の中心部から、30分以内で素晴らしい海の環境を満喫できる浜松は、『本州最後の楽園』だと話しているんですよ」と評価してくれました。

よくよく考えてみると、浜松は浜名湖と太平洋、そして広大な砂浜を活用すれば、ありとあらゆるビーチスポーツ、マリンスポーツが可能であり、実際には、既に多くの競技が行われ、大会なども活発に開催されています。

そこで本格的にビーチ・マリンスポーツを推進するため、3月に競技団体や観光団体など、関連する40団体にご参加をいただき、「ビーチ・マリンスポーツ推進協議会」という官民連携組織を立ち上げました。この組織を中心に、今後さまざまな活動を展開してまいります。

まず今年度は、環境整備や大会誘致、PR戦略などの事業化計画を策定してまいります。市では競技環境を整えるため、施設整備などにも力を入れてまいりますが、ビーチ・マリンスポーツの場合、大きなスタジアムをつくるような巨額の投資は必要ありませんので、かなりのことができるのではないかと思います。逆にどの地域にも負けない環境整備をすれば、文字通り「ビーチ・マリンスポーツの聖地」になれます。

奇しくも来年の大河ドラマは、オリンピックをテーマにした「いだてん」で、二人の主人公の一人は、浜松出身の田畑政治さんです。田畑さんは、前回の東京オリンピック誘致に大変尽力された方ですが、同時に浜名湾游泳協会や日本水泳連盟設立の立役者であり、近代日本水泳の父と言っても過言ではない方です。その田畑さんを輩出した浜松は、まさに水泳の聖地であり、来年の大河ドラマが市の取り組みを、大いに後押ししてくれるのではないかと期待しています。

市民の皆さんにも「ビーチ・マリンスポーツの聖地」にご期待いただくとともに、ご支援賜りますようお願い申し上げます。

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