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更新日:2023年12月1日
浜松市は昨年11月、全国で4番目のフェアトレードタウンに認定されました。また今年の2月には、静岡文化芸術大学が、アジア初のフェアトレード大学に認定され、フェアトレード推進の機運が盛り上がっています。
フェアトレード(公正な貿易)は、発展途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入し、途上国の生産者や労働者の生活改善や自立を目指す活動です。
途上国の女性が作った手工芸品を購入するなどの運動から始まり、現在では、チョコレート、バナナ、コーヒー、ワイン、紅茶といった食品などに広がっています。浜松でも途上国で栽培されたコーヒーなどを扱うお店が増えています。
当初は途上国支援の目的で始まったフェアトレードですが、最近では、地域で作られたものを選んで消費する地産地消の活動により、生産者を支援し、ひいては地域活性化に貢献するような消費も、フェアトレードに含まれるようになり、その範囲が広がっています。
消費の概念で、もう一つ注目されているのが、エシカル(倫理的)消費です。これは消費を通じて、環境問題など、さまざまな社会問題の解決に貢献する活動のことを指します。例えば、価格が少々高くても、無農薬の野菜を購入するとか、あえて太陽光発電で作られた自然エネルギーを購入するなどの消費を指します。フェアトレードも社会貢献という点で、エシカル消費に含まれます。
浜松市は、既にエシカル消費につながるさまざまな活動を展開しています。例えば、浜松の森林にFSC(R)という国際認証を取得し、その森林から伐り出された木材を、FSC認証材として販売をしていますが、これを購入することはエシカル消費になります。
なぜならFSC認証は、森林の違法伐採などを駆逐して、森林保全により地球環境を守るためにつくられた認証だからです。つまり、環境に配慮し、持続可能な林業経営を行っている森林を、厳しい国際基準で認証し、そこから伐採された木材をFSC認証材としてブランド化していますので、消費者がその材を選んで購入すれば、結果的に地球環境を守ることになるわけです。
また浜松市が取り組んでいる太陽光発電などの再生可能エネルギーの普及拡大も、地球環境を守るという点で、エシカル消費を促す取り組みといえます。
このように日々の消費活動を、エシカル消費にこだわって行うことで、社会に貢献することができます。皆さんもぜひ社会を変える消費に取り組んでください。
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