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更新日:2023年12月1日
大河ドラマ「おんな城主 直虎」が、いよいよ折り返し点を過ぎ、後半に突入しました。昨年の「真田丸」がヒットしただけに、無名の直虎公をテーマにした大河ドラマがどこまで受け入れられるだろうかと、はじめは心配しましたが、どうやらそれも杞憂に終わりそうです。
おとわ役の新井美羽ちゃんの熱演など、好調な出足を支えた要因はいろいろありますが、今ではドラマ自体の展開のおもしろさで視聴者を引きつけているのではないでしょうか。
ドラマが順調なおかげで、舞台となる浜松にも大きな波及効果が生まれています。観光の目玉となる大河ドラマ館の目標来場者数は、当初、50万人でしたが、目標を大きく上回るペースでお客さまにご来場いただいています。数字の上方修正はしませんが、私自身は目標の倍ぐらいの結果を残したいなと、ひそかに皮算用をしています。舘山寺などの観光地でも宿泊客などが増えており、これから夏休み、秋の行楽シーズンに向け、さらに盛り上がることを期待しています。
話の展開とともに登場人物も、三浦春馬さん演じる直親や高橋一生さん演じる小野政次から、いよいよ井伊直政公へと移ってきます。同時に、直虎公や直政公、そして井伊家の運命を変える徳川家康公の登場も多くなると思います。
浜松は徳川家康公が29歳から45歳まで、拠点にしていた街です。岡崎から浜松へ来た時には、5万石の小大名であった家康公が、浜松から駿府へ移る時には、駿河、甲斐を平定し、三河、遠江と併せて100万石の大大名になっていました。まさに家康公は浜松時代に飛躍し、天下統一の礎を築いたといえます。その後、江戸時代になってからは、代々の城主の多くが江戸へ上って出世したことから、浜松城は縁起のよいお城として、後に「出世城」と呼ばれるようになりました。そこでご存じのように、浜松市では現在、このエピソードを活用して、浜松を「出世の街」として売り出しています。
直政公が家康公に出会って、仕官したのも浜松の地であり、その後、彦根井伊35万石を築くわけですから、直政公自身も、出世の街の体現者といえます。
大河ドラマの舞台地は、一年間の放送が終わった後の活性化が課題といわれます。大河ドラマ館と並んで観光誘客の目玉になっているのが、街中に設置した「浜松出世の館」ですので、ドラマ後半は、出世の館ももっと活用しながら、息長く大河効果が続くように、上手に「出世の街・浜松」を売り出していきたいと思います。
浜松出世の館
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