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更新日:2023年12月1日
縁を大切にすることが重要であることを表す格言として、「小才は、縁に出会って縁に気づかず。中才は、縁に気づいて縁を生かさず。大才は、袖すり合う縁をも生かす」というものがあります。才を分けるのはともかく、人生を歩む上で、縁は本当に大切なものだと思います。
私自身、ご縁を頂いた方からいろいろ教えられたり、助けられたりしながら生きてきました。そうした大切な縁を挙げたら、枚挙(まいきょ)にいとまがないのですが、二つほどご紹介したいと思います。
最初の縁は、実に五〇年前にさかのぼります。私は小学校五年生になる時に、曳馬小学校から広沢小学校に転校をしました。学校を変わるというのは不安なものです。子供心に、どうしたらスムーズに新しい世界に溶け込んでいけるかを考えました。結論は、まず一人でいいから、友だちをつくるということでした。そこで登校初日に、五十音順に並んでいたすぐ前の生徒に声を掛けました。その彼が、今や作家として大活躍している鈴木光司(こうじ)君でした。
その日以来、親しい付き合いを続けていて、気がつけば五〇年を数えます。彼とは、作家と政治家という、全く異なる世界で生きていますが、今でも会えば、大いに刺激を受けています。おかげでずいぶん人生が豊かになりました。かけがえのない友人です。
もう一人ご紹介するのは、内閣官房長官の菅(すが)義偉(よしひで)さんです。
菅さんとのご縁は、私が衆議院議員になった時に、偶然国会の議場席が隣だったことに始まります。当時は、菅さんも当選二回目の無名議員でした。所属する党は別でしたが、隣どうしということもあり、いろいろ話をするようになったのですが、話せば話すほど、素晴らしい政治家だと感じ、ほれ込みました。以来、時々食事を一緒にさせていただくなどのお付き合いが始まりました。
私が市長に就任した時には、第一次安倍内閣で、総務大臣を務めていらっしゃいました。「私が総務大臣でいる間は、康友君の願いは、何でも聞いてあげるよ」とおっしゃっていただき、ずいぶんお世話になりました。官房長官になった現在も、浜松市のことをいろいろご支援いただいております。本当にありがたいことです。
私は今年、還暦を迎えますが、これまでの人生を振りかえってみると、実に多くのご縁にめぐり合い、ご縁にお世話になって生きてきました。改めてその大切さを感じています。
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