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更新日:2023年12月1日

市長コラム(平成28年10月)

小さな国の大きな可能性

先日、台湾に出張して参りました。訪問目的は概ね4つです。1つ目は、日月潭(にちげつたん)という台湾最大の観光地である湖と浜名湖との交流協定の締結。2つ目は、台湾の流通大手で、高級スーパーなどを経営する(株)裕源(ゆうげん)の店舗で、浜松の農産品などを販売する店頭キャンペーンに参加すること。3つ目は、友好交流協定を結んでいる台北市の市長が、新しく柯文哲(かぶんてつ)市長に変わったので、今後の交流などについて会談を行うこと。4つ目は、台湾の旅行会社を集めた観光商談会を開催することでした。どの取り組みも大変盛り上がり、充実した成果を上げることができたと思います。

日月潭との観光交流協定では、行政だけでなく、両観光協会、両ロープーウェイ事業会社、両観光遊覧船事業会社同士の協定も締結しました。日月潭と浜名湖は規模や環境などは異なりますが、共に人気の観光地であり、ロープーウェイや遊覧船などの事業でも共通点があります。そこで単なるシンボリックな協定締結でなく、実質的な観光交流につながる取り組みにしようということで、複数の協定を締結した次第です。

裕源での販売キャンペーンでは、浜松から持参したメロンやみかん、野菜、浜松餃子など、どれも大好評でした。裕源の謝(しゃ)社長からは、浜松コーナーを設置するから、どんどん商品を持ってきてほしいという提案もいただきました。

初めてお会いした柯(か)台北市長との会談も有意義な話し合いができました。柯市長は親日家で、日本の台湾統治についても正当に評価していただいており、当時日本が造った歴史的建物が数多く残る台湾大学などを、新たな観光資源にしたいという考えもお伺いしました。

旅行会社を集めた観光商談会では、予想以上に多くの会社に来ていただき、熱のこもった商談が展開され、浜松から参加した舘山寺温泉などの関係者の皆さんも大きな手応えを感じたようです。

浜松を訪れる外国人観光客はここ数年、大幅に伸びていますが、台湾の観光客も同様です。ちなみにフラワーパークだけでも昨年は、およそ3000人の台湾人観光客が訪れたそうで、今年はさらに増加が期待されています。

日本全体でも、昨年は370万人の台湾人が日本を訪問しました。外国人観光客の総数が2000万人ですから、実に2割近くを台湾が占めています。

台湾は、九州と同じくらいの面積の小さな国ですが、とても豊かで、しかも親日的ですので、まだまだ大きな可能性を秘めているといえます。

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