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更新日:2023年12月1日

市長コラム(平成28年2月)

日本トップの子育て情報サイト

昨年12月に、「NPO法人はままつ子育てネットワークぴっぴ」の皆さんと久しぶりに懇談をしました。その中で「市長、出世の街もいいけど、浜松を出生のまちにしましょうよ」という提案を頂きました。聞いた瞬間、おもしろい提案だなと思いました。

日本は本格的な人口減少時代に突入し、昨年は「地方創生元年」と言われました。人口減少は、特に地方自治体に深刻な影響を与えるので、地方において、人口が減らないような取り組みをすることで、日本全体の人口減少に歯止めをかけようというのが、国の立てた方針です。

そこで全ての自治体に、今後の人口ビジョンと、それを達成するための総合戦略の策定が義務付けられました。策定にあたっては、地域特性や地域資源を活用するという建前になっていますが、どうしても内容は似てきます。

特に子育て支援や教育は、子供を安心して産み育てる環境を整え、出生率を上げたり、その地域への人口流入を増やすために、どの自治体でも施策の中心に据えています。当然浜松市でも、総合戦略の中で、子育て支援を重要施策として位置づけていますので、それを端的に表現するのに「出生のまち」は使えるなと思いました。

しかし、こちらの意図を見透かすように間髪入れず「ただし、内容が伴っていないとダメですよ」とくぎを刺されました。確かに、内容が乏しいのに「浜松は出生のまち」なんてPRしたら、誇大宣伝になってしまいます。

こんな風にズバッと、おもしろい提案をしてくれる「ぴっぴ」というのは、実はすごい団体なんです。日本屈指の子育て支援団体と言っても過言ではありません。その証拠に、つい最近、千葉県浦安市の方が「ぴっぴ」について書いたブログを発見しました。

その中で「ぴっぴ」の運営する子育て情報サイトについて「浜松の皆さん、これが普通だと思ったら、大きな間違いですよ」「真似しようとしても、簡単には真似できないです」等々、日本トップの子育て情報サイトだと、大絶賛しています。もちろん以前から、その活動は全国的に高い評価を受けています。

裏返せば、行政にとっては、大変心強い味方ということになります。これから始まる熾烈な都市間競争の中で、浜松市が「出生のまち」としての存在感をアピールするためには、「ぴっぴ」のような団体の知恵と力を借りながら、子育て支援の一層の充実に努めていかなければならないと、決意を新たにしました。

浜松市子育て情報サイト ぴっぴ ホームページ(別ウィンドウが開きます)

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