緊急情報
ここから本文です。
更新日:2023年12月1日
今年は地方創生元年。人口減少時代を迎える中、政府は、東京一極集中を解消し、日本全体を元気にすることを目標に、総合戦略を策定し、本格的に地方創生に取り組む構えを見せています
一方、全ての地方自治体に、それぞれの人口ビジョンと総合戦略の策定を義務付けており、その中味を見れば「自治体自身が知恵を出し、汗もかいて努力しなさい。そういう地域を国も支援する」という内容になっています。考えてみれば当たり前の話であり、今後全国で知恵比べが始まります。
こうした地域おこしの一つに、歴史文化を活用した活性化があります。うまくいけば、観光客の増加など、交流人口の拡大につながり、大きな経済波及効果が期待できます。中でもNHK大河ドラマなど、影響力のある番組のテーマに取り上げてもらう方法は有効であり、多くの地域が誘致合戦を繰り広げています。
浜松も豊富な歴史資源を有していることから、さまざまなチャンネルを通じてアプローチをして参りましたが、このたび、再来年の大河ドラマに「井伊直虎」が決定しました。直虎公は、別名「女城主」と呼ばれ、戦国の激動の中で、女性ながら井伊家を守り抜き、後に徳川四天王の一人として、家康公の天下取りに大きく貢献した、井伊直政公を育て上げました。
菩提寺は龍潭寺ですので、龍潭寺をはじめとする湖北五山、引佐・浜名湖地域などが、脚光を浴びることが想定されます。今後、市をあげて盛り上げていきたいと思います。
さて今月号の特集は、家康と遠江の国衆ですが、現在、徳川家康公顕彰400年記念事業が、浜松市、静岡市、岡崎市の連携の下で行われています。岡崎市は家康公生誕の地。静岡市は天下統一後、大御所として晩年を過ごした場所。浜松市は、家康公が29歳から45歳までの17年間居城を構え、天下統一の礎を築いた場所です。家康公にとって、人生で最も重要な時期を過ごした地でありながら、戦いに明け暮れた激動の時代でしたので、あまり資料や遺物が残っていません。これはとても残念なことです。
そこで顕彰400年を機に、若き家康公を「見える化」しようということで、静岡文化芸術大学・磯田道史教授監修の下「立体しかみ像」「三方原合戦のジオラマ」「若き日の家康公の3D像」を制作しました。どれも圧巻の出来であり、見事に若き日の家康公を再現しています。今後、浜松の宝物にしたいと思います。
家康公顕彰事業のフィナーレは、11月に渚園で開催される「ゆるキャラ(R)グランプリ2015in出世の街浜松」です。この最終日にあたる23日に、今年のゆるキャラ(R)グランプリの発表があります。ここで何としても「家康くん」を日本一に!悲願達成のためには、市民の皆さんの絶大なるご支援が必要です。毎日が投票日。どうぞ最後まで、よろしくお願い申し上げます。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください