更新日：2023年12月1日

市長コラム（平成27年1月）

新年を迎えて

皆さまには健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

昨年は「次世代にツナグ」「世界とツナグ」「人をツナグ」の三つの「ツナグ」をキーワードとしまして、広く未来を眺望し、未来への架け橋を築く年と位置付け、さまざまな政策に市民の皆さまとともに取り組ませていただきました。

さて、本年は、いよいよ新・総合計画に基づく市政運営が始まります。そこで、将来にわたり、市民の皆さまが幸せに暮らし、豊かさを実感できるように、三つの「挑戦」を柱としまして、市政運営に取り組ませていただきたいと考えております。

一つ目は「脱人口減少・少子化社会への挑戦」です。若者をはじめとした子育て世代の生活基盤を安定させ、子どもを産み育てやすい環境づくりを進めてまいります。認定こども園への移行促進、保育所の新設・増改築、子育て支援ひろばの拡充など、保育の充実に努めるとともに、若者などが自立した社会生活を送れるよう、就職困難者への伴走型支援を強化してまいりたいと考えております。

二つ目は「選ばれる浜松への挑戦」です。働く場、子どもを産み育てる場、学びの場、遊びの場などライフステージのあらゆる場面において、浜松が選択されるよう魅力の創出、発信に努めていきたいと考えております。昨年12月にユネスコ創造都市ネットワークの音楽分野で、アジアで初めての加盟をさせていただくことになりました。これにより、世界の都市との交流・連携による人材育成や創造的な市民活動の支援などに取り組み、新しい価値が絶え間なく生まれ育つ創造都市の取り組みを推進してまいりたいと思います。

三つ目は「持続可能な社会」への挑戦です。長期的な展望に立ち、持続可能な都市を目指します。エネルギーに対する不安のない、強靭(きょうじん)で低炭素なスマートシティの構築に向けた官民連携に取り組むとともに、公共インフラを一元管理し、更新・統廃合・長寿命化などの計画的な実施や民間活力の導入により、将来の財政負担の軽減や平準化に努めてまいります。

本年も、市民の皆さまと力を合わせて、全ての人が安心して暮らせる豊かな地域社会の実現を目指してまいりますので、ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。