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更新日:2023年12月1日

市長コラム(平成25年5月)

生まれ変わったフラワー・フルーツパーク 2013年5月号

長年にわたり、市民の皆さんに親しんでいただいてきたフラワーパーク、フルーツパークが、4月から大幅に生まれ変わりました。これまで多くの人に、両施設を訪れていただきましたが、余暇の多様化や類似施設が各地にできたことなどにより、年々客数は減少していました。その結果、厳しい状況に追い込まれ、公社による独立した経営が基本でしたが、改革を余儀なくされていました。

そこで、両施設とも見直しをはかり、フルーツパークに関しては、公社から切り離して、施設経営にたけた民間企業に、指定管理という形で委託することにし、フラワーパークについては、公社理事長に実績のある人を迎え、母体から変えることにしました。

フルーツパークは、御殿場をはじめ、各地で多くの施設を運営し、また施設の再生に定評のある、(株)時之栖(ときのすみか)に委託することになりました。早速、フルーツパークのいいところを活用しながら、地ビールやワインを楽しめるレストランを新設したり、御殿場ですっかり有名になったイルミネーションを導入したりするなど、数々のアイデアを注入しながら、施設をリニューアルしていただきました。元々、施設としてのポテンシャルは高く、新東名高速道路の開通でアクセスが向上しましたので、遠からず人気施設として再生することを期待しています。

一方、フラワーパークについては、運営母体である公社理事長に、日本初の女性樹木医で、あしかがフラワーパーク(栃木県足利市)の再生や施設運営で全国的に有名な塚本こなみさんを迎え、改革に取り組みました。新たな売り物として、チューリップや藤を巧みに取り入れ、園外からも利用できる「花の道の駅」の開設を予定するなどの新機軸を打ち出す一方、料金は季節変動制とし、季節ごとの価値で料金が変わる仕組みに変更しました。こちらもリニューアル前から注目が集まっていました。

フラワーパークやフルーツパークのような集客施設を、自治体が運営する時代は終わりを告げ、これからは民間の知恵や活力を、施設経営に生かしていく時代になりました。両施設とも民力により、間違いなく魅力が倍増するはずです。

市民の皆さんには、生まれ変わった両施設を一層ご愛顧いただき、数多く訪れていただきますようお願いします。

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