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更新日:2023年12月1日

市長コラム(平成23年8月)

浜松の100年を想う 2011年8月5日号

チャトラ
チャトラ

今月の特集は、ペットとの共生です。
2年前の広報はままつ8月5日号にわが家のペットである「チャトラ」(元野良猫)のことを書きました。チャトラがわが家の住人となって早9年。最近のペットは寿命が延びていますので、寿命を20年弱(期待も込めて)として、ちょうど半分くらい。人間の年齢でいくと既に中年の域なので、私と同じくらいでしょうか。そういえば、最近は以前に比べて動きが緩慢になったような気もします。

私たち夫婦にとっては、子どもみたいなものなので、まさに「猫かわいがり」の毎日です。朝起きるといきなりの「ハグ」に始まり、夜寝るまで何度ハグするか分かりません。私は「チャト」の栄養と言っていますが、妻は「チャト」のストレスと言って笑います。まあ、本人がどこ吹く風の顔をしているので、許容範囲内であることは確かです。1匹で家を占領しているチャトラにとっては、本来わが世の春の生活ですが、昨年少々異変が起こりました。

義理の妹夫婦が家を建てることになったのですが、その敷地で生後まもなくの死にかけていた黒猫を見つけました。見つけたら放っておけません。すぐに保護したのですが、家が建つまでは飼えません。そこでその間わが家で引き取ることにしました。引き取ってすぐにかかりつけの獣医さんに見てもらったのですが、衰弱が激しく、助からないかもしれないと宣告されました。しかし、「ノア」と命名されたその猫は生命力が強く、見事に危機を脱しました。

元気になった黒猫のノア

しかし、その後が大変です。一部屋に隔離して、チャトラと離して育てたのですが、泣き声はもれるので、チャトラは気が気ではありません。気がつくとノアの部屋の前へ行って中を気にしています。そんな生活が数カ月続きましたが、新居も完成したので、ノアは無事妹夫婦に引き取られていきました。チャトラにとっては元の平穏な日常に戻りました。この間、二匹の猫を観察していましたが、改めて猫によって性格がずいぶん違うことが分かりました。

人見知りが激しく、気が強いチャトラですが、われわれ夫婦にとってはかけがえのない家族です。

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