緊急情報
ここから本文です。
更新日:2023年12月1日
この文章が皆さまのお手元に届く頃、感染対策を徹底して、浜松まつりが開催されていることを期待しています。昨年は、無観客で初凧(はつだこ)だけ揚げるというギリギリのルールで開催されました。参加者は全て把握できていましたので、後日追跡調査をした結果、お祭りを原因とする感染者は1人も出ませんでした。屋外行事ですので、感染対策をしっかり行えば、安全に開催できることが証明できました。そこで今年も万全の感染対策を前提に、開催を準備してきました。
私自身、物心ついた頃から浜松まつりに親しんでまいりました。生まれた新津町は、当時お祭りに参加していませんでしたので、曳馬(ひくま)小学校の同級生に頼んで、助信町から参加させてもらいました。その頃の凧(たこ)揚げ会場は和地山公園でしたので、歩いて現地まで行きましたが、途中の上り坂がきつかったことをよく覚えています。その後引っ越した富塚町でも、ずっとお祭りに参加させてもらっています。
今では参加町も大幅に増え、浜松まつりは大きな規模になりましたが、初子祝いという伝統精神は連綿(れんめん)と受け継がれています。これからも後世に継承していかなければなりません。
広い浜松市には、地域に根差したさまざまなお祭りがあり、どの地域でも伝統行事として受け継がれてきました。お祭りは地域の絆を支え、コミュニティを維持していくために大切な行事だと思います。昔に比べ地域の絆が希薄となり、特に若い人たちにコミュニティに参加してもらうことが難しくなっていると言われます。そうした中、お祭りは若者を地域にいざなう大切な役割を果たしているのではないかと思います。
なぜならお祭りは、世代を超えた多くの人々が関わり、時間をかけて準備しますので、自然と連帯感が生まれ、若者も地域コミュニティに溶け込んでいくことができます。中にはお祭りへの参加をきっかけに消防団などに誘われ、次第に地域活動にどっぷりはまり、気が付いたら自治会の役員を引き受けていたというような人も多いのではないでしょうか。
少子高齢化が進み、コミュニティの維持がますます難しくなる中、持続可能な地域をつくっていくためには、住民同士が支え合う共助型社会を構築していかなければなりません。その際重要な役割を果たす行事の一つがお祭りではないでしょうか。今後も浜松まつりをはじめ、地域に根付くさまざまなお祭りを大切にしていきたいと思います。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください