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更新日:2026年1月5日
豊かな自然と文化が息づく中山間地域は「浜松の宝」です。今月の特集では、中山間地域の魅力に迫るとともに、中山間地域の“これから”を担う若い世代の皆さんが、地域の明るい未来について熱く語り合う様子をお届けします。
中山間地域のおすすめの場所を紹介するやま!

山のソムリエ
やまくん
語尾の“やま”が口癖

山岳信仰の霊山である秋葉山で修行を積む人々の姿から、数々の天狗伝説が生まれたとされる春野。南アルプスへ続く豊かな森林と、大小182本の清流は訪れる人々の心を和ませます。

春野文化センター駐車場に設置された縦8メートル、横6メートルの大天狗面は迫力満点。撮影スポットとしてもおすすめです。
中山間地域の玄関口。地名の由来である天竜川が流れています。地域内にはくんま水車の里、花桃の里、いっぷく処(どころ)横川の3つの道の駅があり、笑顔と温かいおもてなしで訪れる人も癒されます。

今月の表紙は、道の駅くんま水車の里でおまんじゅうを食べる子供たち。地元の食材を使った食事や、五平餅作り体験(予約制)などが楽しめます。

「おまんじゅう、おいしかったよ!」
長野県、愛知県との県境に位置する市最北端の地域。南アルプスの山々に囲まれ、西浦(にしうれ)の田楽など古くからの伝統行事や伝統芸能が多く残されています。

落差およそ50メートル。厳しい寒さが続くと見事な氷瀑(ひょうばく)が現れます。周辺は雪で滑りやすいため、雪山装備が必須です。
国内最大級の発電量を誇る佐久間ダムが有名な地域。川合(かわい)花の舞などの伝統芸能のほかに、数多くの民話が語り継がれています。

1956(昭和31)年に完成した、戦後復興の象徴として知られる巨大ダム。わずか3年という短期間で建設されました。
秋葉ダムの千本桜、白倉峡に代表される渓谷のさわやかな新緑、秋にはモミジが真っ赤に色づき、移りゆく季節が楽しめる地域です。

冬の白倉峡は澄んだ清流と巨岩が織り成す荘厳な雰囲気が魅力です。非日常を体感できる、心洗われるスポットです。
地域北部を源流とする都田川があり、ホタルも生息しています。県指定天然記念物のシブカワツツジ群落や春の女神といわれるギフチョウが舞うなど、自然豊かな里山です。

総面積およそ7.7ヘクタールの中に、およそ800枚もの田んぼがあり、その美しい景観は「日本の棚田百選」などに選ばれています。
浜松市では、中山間地域を「天竜区全域と浜名区引佐町の北部(旧鎮玉村および旧伊平村)」と定めています。中山間地域は市の面積のおよそ65%を占め、豊かな自然環境、多様な生態系や歴史・文化を有する魅力あふれる地域です。
中山間地域の「森林」は土砂災害を防ぐ機能のほか、大気中の二酸化炭素を吸収して地球温暖化の進行を緩和する機能があります。中山間地域の山や森によって育まれた「水」は、飲料水や農業用水、工業用水として都市部の隅々まで行き渡ります。さらに、中山間地域の水力発電所で作られた「電気」は、環境にやさしい電力として供給されています。また、市の沿岸域に整備された防潮堤にも中山間地域の「土」が使われています。このように、中山間地域は地域住民の生活の場としての機能を果たすだけでなく、都市部の市民生活も支える重要な役割を担っています。
都市部にはない魅力を持つ中山間地域ですが、人口減少や高齢化の進行が大きな課題となっています。市では、個人や各種団体、企業、行政などの多様な主体と中山間地域の将来像を共有し、実現するための指針と具体的な事業を示すため、2025(令和7)年4月を始期とする「第3次浜松市中山間地域振興計画」を策定し、地域の魅力や資源を最大限に活用しながら、持続可能な地域づくりを進めています。
みんなで中山間地域の振興に取り組むやま!

自然との調和、豊かな暮らし、あふれる魅力
~浜松の中山間地域から新たな息吹~
中山間地域の市民が、地域に対する「愛着」や「誇り」を持ち、笑顔で幸せを実感して生活できる、持続可能な地域社会の構築
みんなが「中山間地域は魅力的・大切な地域(浜松の宝)である。」と思える地域の共創
詳細は市ホームページで確認
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/chusankan/keikaku3rd/all.html
中山間地域で生活する4人が集まり、地域の魅力や10年後の未来、そして「今取り組みたいこと」について語り合いました。

新出倫也(にいでともや)さん
天竜区春野町領家
生まれも育ちも天竜区春野町。地元で鍼灸接骨院を営む。
竹嶋佑月(たけしまゆづき)さん
浜名区引佐町兎荷(とつか)
1年前に移住。古民家を改装し、米粉パン教室の開業準備中。
小野歩実(おのあゆみ)さん
天竜区二俣町鹿島
常葉大学在学中。高校時代から地域貢献活動に取り組む。
笹野良太(ささのりょうた)さん
天竜区佐久間町川合
Uターンし、伝統芸能「川合花の舞」の継承に努める。
やまくんの妹やま!よろしくやま!

質問者:やまちゃん
笹野
佐久間の自慢はやっぱり「佐久間ダム」!見たことがない人はぜひ見てほしいです。そのスケールに圧倒されること間違いなしです。
新出
佐久間ダムは圧巻ですよね。春野は、はるの産業まつりなど地域のイベントが盛んなことが自慢です。地域外からも毎年たくさんの人が来てくれます。自然薯(じねんじょ)やシイタケ、ワサビなどの特産品もおいしいですよ。
小野
私の推しは「郷土食」です。天竜高校時代、有志で地域活性化に取り組む「天竜ラボ」の活動で五平餅の魅力に触れました。地域ごとに味が少しずつ違っていて面白いんです。そういう昔ながらの「郷土食」が今も地域に根付いていることが魅力だと思います。
竹嶋
引佐に移住してきて一番感じるのは「人が穏やか」ということです。お二人が言うような食の豊かさや温暖な気候などの「環境」も、心穏やかな人を育てているのだと思います。

竹嶋さん

笹野さん
竹嶋
子供たちの声が聞こえる地域であってほしいです。地域の人と接する中で、「子供が減った」という声をよく聞きます。子供たちの元気な声は明るい未来そのもの。若い世代や子供たちが集まるにぎやかな場所であってほしいですね。
笹野
本当にそうですね。佐久間中学校の昨年度の卒業生は4人でした。部活動の存続も難しいほど少子化が進んでいます。ただ、この状況を悲観するのではなく、今ある生活やコミュニティを僕たち世代が守っていき、10年後もみんなで安心して暮らせる地域づくりをしていきたいです。
新出
確かに、今あるものが失われないように守っていくことも重要なのかもしれませんね。
小野
私は生まれ育った自然豊かな天竜が好きなので、10年後も、住んでいる人が「ここが好きだ」と誇りを持てる地域であってほしいです。美しい山や川がこれから先も手入れされ、守られていることが理想です。

竹嶋
新しいお店ができると地域が明るくなる気がします。だから私は、米粉パン教室のような小さなにぎわいの拠点を増やしていきたいです。そうやって「引佐は元気だよ」と発信を続けることが大事だと思っています。
小野
「自分自身がここに居続けること」ですね。自分が住んで、「天竜の今はこんな感じ」とリアルな情報を伝えていけたらと思います。また、大学生と地域が関わる機会が少ないと感じるので、大学生を巻き込めるようなきっかけを作りたいです。

小野さん
笹野
若い世代が地域と関わってくれるとすごく助かります。僕は物心ついた時から、伝統芸能「川合花の舞」に携わっていますが、継承が課題です。集落や町内の人だけでは維持が難しい。だから小野さんが言うような大学生や外部の人も巻き込んでいきたいんです。僕はそのための広告塔になれればと思っています。
新出
笹野さんのように外から人を呼ぶことに加えて、僕は「中から人が出て行かない」ための土台作りもしたいです。若い世代が集まり、地域の魅力を再発見できるようなイベントを企画できたらと思っています。

新出さん
浜松市の中山間地域について、愛称を募集しました。
多数の応募の中から、下記5つの候補を選定しましたので、浜松市の中山間地域のイメージに合い、親しみやすさにつながる愛称を1つ選んで投票をお願いします!
投票できる人:浜松市民
投票期限:1月20日(火曜日)
投票方法:応募フォームから
投票はこちらから
https://logoform.jp/form/Savd/1323796(別ウィンドウが開きます)
1人1票よろしくやま!

浜松市の都市部と中山間地域の皆さんが交流し、「まちとむら」がみんなで一緒になって、中山間地域の課題や可能性について考える場として開催します。
日時:2月22日(日曜日)13時~16時
場所:龍山森林文化会館(天竜区龍山町瀬尻)
申込:市ホームページ応募フォームまたは電話・Eメールで中山間地域振興課へ
(2月18日(水曜日)正午締切)
定員:200人
登壇:浜松市中山間地域振興アドバイザー
法政大学現代福祉学部
図司直也 教授 他
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/chusankan/event/machimura-rireisyon.html
この特集に関する問合せは、中山間地域振興課(【電話】053-922-0200)へ。
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