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更新日:2024年7月5日

【特集】浜松市の上水道・下水道の現状とこれから(広報はままつ2024年7月号)

私たちの生活に欠かすことのできない水。
今回の特集では、浜松市の上水道・下水道の現状と、これからも安全・安心な水を届けるための取り組みを紹介します。

令和6年能登半島地震の影響で破損した石川県珠洲市の水道管

令和6年能登半島地震の影響で破損した石川県珠洲市の水道管

令和5(2023)年8月に中央区伊左地町で起こった、水管橋の部品損傷による水道水の噴出

令和5(2023)年8月に中央区伊左地町で起こった、水管橋の部品損傷による水道水の噴出

 

上水道・下水道の施設や管が老朽化しています

浜松市の上水道は1931(昭和6)年2月1日、下水道は1966(昭和41)年10月1日に事業を開始しました。
浄水場や浄化センターなどの施設や水道管・下水道管は長期的な計画を策定して更新を進めているところですが、老朽化のスピードに更新が追い付いていないのが現実です。

浜松市の水道管管路経年化率・更新率

浜松市の水道管管路経年化率・更新率

【資料】総務省地方公営企業決算状況調査

上のグラフは、浜松市の水道管の全長に対し、40年を超えて使われている水道管の割合(管路経年化率)と、1年間に更新した水道管の割合(更新率)を示しています。
直近10年間を見ると管路経年化率は16%ほど増加している一方で、更新率にはほとんど変化がありません。水道管は40年を経過したら直ちに更新が必要となるわけではありませんが、この状態が続くと老朽化がどんどん進んでしまいます。
仮に、現在のペースで、40年を超えて使われている全ての水道管を更新しようとすると、およそ200年かかる計算になります。
水道管の老朽化が進むと、水漏れによる断水や、水道管で発生した水あか・さびによる水道水の濁りなど、私たちの生活にも影響が出てきます。

上水道・下水道「水の旅」

川などから集めた水を浄水場できれいにして各家庭に届けます。使って汚れた水は環境を破壊しないように、浄化センターできれいにして川へ流しています。

上水道・下水道「水の旅」

地震が起きた時の断水期間を短くするために

令和6年能登半島地震では、浄水場や浄化センター、水道管・下水道管の損傷が相次ぎました。
浜松市が復興支援に当たった石川県珠洲市では、発災直後およそ4,800戸で断水が発生し、5カ月が経過した2024(令和6)年5月31日現在も1,000戸以上の家庭で断水が続いています。
古い施設や水道管・下水道管の中には耐震性能が低いものもあり、使い続けると地震が起きた時の断水が長引く可能性があります。

地震が起きた時の水道管イメージ

旧型イラスト

旧型

最新型イラスト

最新型

 

資料:日本ダクタイル鉄管協会提供

浜松市では、水道管を地震に強い最新型のものへと更新する工事を進めています。最新型の水道管は、管のつなぎ目部分が伸縮するため、旧型のものより外れにくい構造です(上図参照)。地震の影響で地盤が盛り上がったり、へこんだりしても、水道管が壊れるリスクを抑えることができます。

計画的に更新・耐震化を図ります

耐震化の進み具合(令和4年度)

上水道基幹管路の耐震適合率グラフ

上水道上水道基幹管路の耐震適合率

重要施設に係る下水道管路の耐震化率グラフ

下水道重要施設に係る下水道管路の耐震化率

 

【資料】上水道:厚生労働省ホームページから引用、下水道:浜松市上下水道部

浜松市の耐震化は、全国や静岡県と比べて進んでいる状況です(グラフ参照)。浜松市では優先順位を考えながら、施設や水道管・下水道管を更新・耐震化しています。更新・耐震化には、市民の皆さんからの水道料金や下水道使用料を充てています。
今後も将来を見据えた整備計画をもとに、必要な財源を確保した上で、持続可能な上下水道事業の運営を続けていきます。

令和6年能登半島地震における浜松市上下水道部の支援活動

発災翌日の2024(令和6)年1月2日から断水地域へ給水車を派遣しました。また、数カ月にわたって上水道・下水道の復旧作業に携わりました。

活動の様子

給水活動

浜松市から給水車で断水中の地域に向かい、給水活動を行いました。

マンホールを開けて検査

特殊な機械を使って、下水道に不具合がないかをマンホールを開けて検査しました。

 

浜松市上下水道部職員の支援活動状況

作業内容 期間全て2024(令和6)年 延べ班数 延べ支援人数
給水活動 1月2日?2月29日、4月5日?4月12日 22班 66人
上水道復旧 1月12日?5月27日 34班 102人
下水道復旧 1月8日?5月9日 33班 124人

3?4人が一班になり、支援活動を行いました。
また、職員1人が5月1日から6カ月間の予定で、珠洲市での下水道復旧業務に当たっています。

もっと上下水道に詳しくなりたい人へ!

上下水道フェスタ

上水道・下水道について展示や体験で楽しく学ぶことができます。詳細は決まり次第、市のホームページなどでお知らせします。

日時:9月8日(日曜日)10時?15時
場所:プレ葉ウォーク浜北(浜名区貴布祢)

問合せ:上下水道総務課(【電話】053-474-7011)
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/suidow-s/festa.html

大原浄水場見学

市内で一番大きな浄水場を見学できます(事前に申し込みが必要です)。
見学者には案内者が同行し、説明を通して浄水場について詳しく知ることができます。
今月号の表紙は、施設を見学に来ていた横山小学校4年生の皆さんが、展示用の水道管から顔を出してその大きさを体感しているときの写真です。

横山小学校4年生の感想

施設を見学に来ていた横山小学校4年生の皆さん

  • 大原浄水場の広さが東京ドーム3つ分もあると聞いて驚きました。
  • 大原浄水場でできたばかりの水道水を飲んだらとてもおいしかったです。
  • もっと水を大切にしようと思いました。

問合せ:浄水課(【電話】053-436-1307)
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/suidow-s/suidou/shisetsu/shisetsu1.html

【知っておきたい】災害時における水の確保

施設や水道管の耐震化が進んでも、大きな地震などの影響で断水する可能性があります。断水した時、どのように水を確保すれば良いか知っておきましょう。

備蓄した水を使う

一人1日3リットル×7日分(21リットル)が備蓄の目安です。断水に備えて、普段から備蓄をお願いします。

応急給水所で給水を受ける

災害時、断水の解消までに時間を要する場合は、浜松市上下水道部が応急給水所を開設し、水道水を配ります。
受け取る際には、清潔な容器(ポリタンクなど)を持参してください。

【CHECK】応急給水所でもらった水を長持ちさせるコツ

ポリタンクイラスト

適切に保管すると3日間程度は飲むことができます。

  • 空気が入らないように、容器いっぱいに水を入れてください
  • 直射日光を避け、風通しの良い場所に保管をお願いします

【CHECK】災害時に水道・下水道は使っていいの?

ポリタンクイラスト

  • 水道水が濁っている時は蛇口をひねって様子をみてください
  • トイレに水を流し、汚水があふれなければ宅内の下水道は使用可能です

https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/suidow-s/manual-dansui.html

【CHECK】応急給水所の開設状況は「すいすい」アプリ・ウェブサイトで確認

出世大名家康くん

  • 平常時も水道利用履歴の確認など、便利な機能があります

https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/service/cloudservice-suisui.html

問合せ

この特集に関するお問い合わせは、上下水道総務課(【電話】053-474-7011)へお寄せください。

このページのよくある質問

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お問い合わせ

浜松市役所市長公室広聴広報課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

電話番号:053-457-2021

ファクス番号:053-457-2028

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