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更新日:2024年10月10日

全ての世代が安心安全に楽しく過ごすために【浜松たけのこの里】

質問

私たち「たけのこの里」から質問をします。

私たちが暮らす浜松市では、少子高齢化が進んでいます。また、結婚する大人の人数や、生まれる子供の人数も減り、特に少子化が進んでいます。今後少子化が進むことで、社会や高齢者を支える人が少なくなります。これからも住み続けたい浜松市にするために、私たちのグループでは、子供たちやその親、そして高齢者が、安心安全で楽しく過ごすためにどのようなことができるか考えました。

1つ目は医療費の無償化です。高校生までの子供の医療費が無料の市があると知りました。医療費が有料の場合、通院が必要な症状でも我慢する人が出てきます。子供も高齢者も安心して病院へ行けるよう、そして健康に暮らせるように、浜松市も高校生までの子供と高齢者の医療費が無償になるといいと思います。

しかし、無償になることで多くの人が通院し、重症の人が診察を受けられなかったり、市の負担が大きくなったりすることが考えられます。そこで、誰でも気軽に病気のことを相談できる窓口や、スマートフォンなどで診察を受けられるようになれば、親の負担が減り、子育てしやすく、高齢者も長生きできる浜松市になるのではないでしょうか。

また、公園に遊具があっても故障していたり、草が生えていたり、ものがたくさん落ちていたりして、遊ぶことができない場所があります。子供たちが安心して遊んだり、大人もゆっくり過ごしたりできれば、子育てがしやすくなり、地域交流も増えて、住みやすい浜松市になるのではないでしょうか。

そして、道路においてはでこぼこの場所があったり、自転車や歩行者の近くを走行する車がいたり、河岸が草だらけになっているなど、危険な場所が多くあります。河岸の整備などは市だけに任せるのではなく、地域のボランティアの力を借りながら皆で整備することで地域の活性化につながり、子供から大人まで全世代が安全に過ごせるのではないでしょうか。

そこで私たちのグループからは、次の3点を質問させていただきます。

 (1)高校生までの子供と高齢者の医療費の無償化の実現と、誰でも気軽に病気のことを相談できる窓口やスマホ診療システムを作るのはいかがでしょうか。

 (2)公園の遊具を増やしたり、いろいろな人が遊んだり、過ごしたりできるような公園を多くして、たくさんの人が公園を利用できるようにするのはいかがでしょうか。

 (3)全世代の人が安全に過ごすために、道路のでこぼこを減らしたり、路側帯の幅を広げたり、河岸が草だらけにならないように整備を行うのはいかがでしょうか。

以上、3点についてご答弁をお願いします。

浜松たけのこの里

答弁 中野祐介市長

「浜松たけのこの里」の皆さんからのご質問の1点目、子供と高齢者の医療費無償化の実現と、病気の相談窓口やスマホ診療システムについてお答えします。

皆さんやご家族の方が医療機関、病院へかかった場合の医療費といいますのは、すべての国民が加入をし、保険料を負担する公的な医療保険、その他、勤務先や市、県、国の支援により成り立っておりまして、みんなで医療費の負担を支える仕組みとなっています。

浜松市では、子供の医療費助成につきましては、経済的負担を軽減できるようにということで、2022年10月に高校生世代までの入院の無償化でありますとか、0歳児の通院の無償化を行ったところです。そして今年4月からは、小学校入学前の乳幼児まで、通院の無償化の対象範囲を拡大いたしまして、経済的負担軽減とともに、保護者の皆さんの心理的不安の軽減も図っているところです。通院が必要となる症状がある場合には、我慢しないで早めに受診をしていただくことが大切でありますけれども、必要な医療が受けられる体制を維持していくためにも、一定の自己負担はお願いをしています。

また、高齢者につきましては、1973年に、国において70歳以上の高齢者の医療費を無償化したところでありますけれども、その後の高齢者の増加に伴いまして、保険料を納める現役世代の負担が増加してしまったことから、1982年に制度が見直されまして、再び高齢者の皆さんも、一定の自己負担をしていただくということになりました。

わが国における高齢化、これは2040年頃にピークを迎えると見込まれておりまして、それに伴って、今後も医療費が増加していく見込みでございます。そのため、高齢者の医療費を無償化するということは、極めて難しい状況にあるわけでございますけれども、高齢者の皆さんが、できる限り健康で過ごせるよう、これはすなわち病院にかからずに済むよう、健康づくりでありますとか、介護予防などの施策に、今われわれとしても取り組んでいるところです。

さらに、相談できる窓口ということで申し上げますと、浜松市におきましては、誰でも気軽に、名前を言わなくても相談ができる「医療相談窓口」の設置をしております。市民の皆さんが利用しやすいように、電話、インターネットメール、窓口などで保健師の資格を持った専門の相談員が、体や病気に関する心配事や不安に寄り添って相談に応じているところです。

スマートフォンを用いたオンライン診療につきましては、コロナ禍を契機といたしまして導入が進み、現在19の医療機関で実施をされておりますほか、公共交通機関の少ない天竜区におきましては、通院が困難な高齢者の自宅に看護師が訪問をいたしまして、オンライン診療が行われています。今後も、誰もが住み慣れた地域で、いつまでも安心して暮らすことができるよう、さまざまな取り組みを進めてまいります。

答弁 中村花みどり担当部長

「浜松たけのこの里」のご質問の2点目、たくさんの人に公園を利用してもらえるようにすることについてお答えします。

現在、本市では約600カ所の公園を管理していますが、多くの公園では地域の皆さまに協力していただき、除草や清掃等の維持管理を実施しています。すべての公園を常にきれいな状態に保つためには、地域住民の協力が欠かせませんので、皆さんのような若い世代の方にも積極的に関わっていただきたいと思います。

また、遊具については、約2,400基を管理しており、故障等で使用できなくなった遊具の修繕や、対応年数を超えた遊具の更新を計画的に実施しているところです。近年は、修繕や更新の対象となる遊具の数が増え、使用できない状態の遊具もあることから、利用者の皆様には大変申し訳なく思っております。今後も早期の補修や更新に努めてまいります。

新しく公園を整備するときには、事前に説明会やワークショップを開催し、実際に利用する市民の意見を取り入れながら、施設の内容を決定しています。本市では、防災機能を備えた公園、バスケットボールができる公園、障害の有無に関わらず、みんなが利用できるインクルーシブ遊具のある公園、カフェでゆっくり過ごせる公園など、さまざまな公園整備に取り組んでいるところです。

子供たちが安心して遊ぶことができ、大人もゆったり過ごすことができる公園を身近に増やすことで、住みやすい浜松市にするというご提案は、少子化や高齢化が進む中で的を射たものと受け止めております。

特に、子供の居場所づくりのため、子供や子育て関係者等のニーズを反映し、楽しく遊べて、地域交流の場となる公園整備を進めていくことが、ますます重要になると考えています。

今回いただいたご提案を活かし、今後もより多くの人が利用したくなる、魅力ある公園の整備に向けて取り組んでまいります。

答弁 平井土木部長

次にご質問の3点目、全世代の人が安全に過ごすための道路や川の整備についてお答えします。

道路や川など安全安心、快適に利用していただき、また親しんでいただくためには、常日頃からの適切な管理と地域の実情に合った整備が大切です。道路や橋などの管理については、日常パトロールや定期点検により痛んだ箇所を修繕しているほか、67もの道路愛護団体に、ボランティアで道路の除草などを行っていただいています。また、道路の損傷箇所などを市民の皆さまに、LINEアプリ「いっちゃお!」を利用して通報していただくなど、今後もこうした取り組みを継続してまいります。

交通事故が多い本市にとって、自転車の利用者や歩行者の安全確保は重要なテーマです。市役所前の国道152号で実施しているように、自転車が走る位置を車道の左側に青い矢印を表示し、自動車に自転車への注意を促してまいります。歩行者への対応については、小中学校や地元の自治会から危険箇所を教えていただき、路側帯部分の改善や歩道の設置、生活道路を走る自動車のスピードの低下につながる対策などを行い、安全に歩くことができる道路整備を行っています。

誰もが親しみやすい水辺の空間を確保するため、地域の皆さまや269もの愛護団体の皆さまに、ボランティアで除草作業に協力していただいています。今後もこうした協力を継続していただくため、リモコン式草刈り機を新たに取り入れ、除草作業の効率化を図っていきます。全ての世代の皆さまが安全に生活できる、魅力ある浜松市としていくため、市民の皆さまの協力をいただきながら、道路や川などの整備に努めてまいります。

感想

私たちの質問にご答弁いただき、ありがとうございました。僕は、浜松市でさまざまな問題に対する改善策がすでに行われていることを知り、それをこれからも続けてほしいと思いました。また、先ほど土木部長さんがおっしゃっていたLINEアプリ「いっちゃお!」の存在を、市民の方々にさらに広げたり、その技術を使って「いっちゃお!」の公園版のようなものを作るなどして、今ある技術を利用するのもいいのかなと思いました。

以上で、「浜松たけのこの里」の質問を終わります。ありがとうございました。

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浜松市役所市長公室広聴広報課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

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