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更新日:2023年12月1日

地域の中で「ひと」「もの」「こと」をつなげるために【地域REVOLUTION浜松】

質問

私たち「地域REVOLUTION浜松」から質問をします。

私たちは浜松市が大好きです。自然に囲まれ、産業や音楽文化に恵まれ、継承すべき歴史や伝統があります。浜松に生まれ育った私たちは、少し足を運べばいろいろな体験ができる浜松に魅力を感じています。

私たちのグループでは、これからも私たちが大好きな浜松であってほしい、コロナ禍で失われつつある地域の良さを取り戻し、浜松の子供たちが、将来も浜松に住みたいと思える「まちづくり」をしたいと考えました。

社会においては、人口減少と少子高齢化の進展やコロナ禍の影響によって、将来に不安を抱いたり、コミュニケーション能力の低下を感じたりすることが多く、人や地域とのつながりが希薄になっているのではないでしょうか。若い世代の人たちは、人とつながりたいけれどもつながり方が分からないから、SNSやゲームなどで人とのつながりを求めているのかもしれません。

今回の中学生未来議会で、他の学校の同世代のみんなと関わり、新たに人とのつながりができることの幸せを感じ、もっといろいろな人とつながりたいという思いが強くなりました。

そこで、地域で「ひと」と「もの」と「こと」をつなげるような機会が必要だと考えました。これからは子供からお年寄りまで、世代を超えてつながることができる浜松にしていくことが大切ではないでしょうか。

そこで、私たちのグループからは、次の3点を質問させていただきます。

 (1)地域でお祭りや伝統芸能など、同じ地域の子供からお年寄りまでが積極的に関わり、つながることができる活動やイベントを活発に行うような取り組みを進めてほしいと思いますが、いかがでしょうか。

 (2)浜松市の公園は小さい子供向けの公園が多く、私たち中学生が利用できる公園があまりないと思います。また、街灯が設置されていなかったり、木々の手入れが行き届いていなかったりして薄暗い公園もあり、市民も利用しにくいと思います。私たち自身も安心・安全で利用しやすい公園にするためにごみ拾い活動などもできると思います。幅広い世代が安心して利用できる公園にする取り組みを行っていくと良いと思いますが、いかがでしょうか。

 (3)コロナ禍で、学校での交通安全教室、福祉体験、職場体験などの体験学習が十分できなかったことで、体験学習の重要性に気付きました。私たちの将来につながる福祉や産業などのさまざまな分野での体験学習を充実させてほしいと思いますが、いかがでしょうか。

以上、3点についてご答弁をお願いします。

地域

答弁 中野祐介市長

「地域REVOLUTION浜松」のご質問の1点目、地域の祭りや伝統芸能など、さまざまな世代が関わる活動やイベントの開催などの取り組みについて、お答えします。

祭りや伝統芸能は、長年その地域に継承されてきた文化・歴史であり、さまざまな世代が交流できる貴重な機会でもあります。

現在、浜松市では、地域の皆さんと一緒に、民俗芸能の継承活動を行っています。具体的には、民俗芸能の保護団体が学校などへ指導者を派遣し、児童や生徒の皆さんだけでなく、新たに民俗芸能をやりたいと思っている大人の皆さんも対象として、講座や体験の時間を設けています。これにより、地域で行われるお祭りへ、世代を超えて多くの皆さんが参加しやすくなるよう取り組んでいます。

さらに、練習を重ねた皆さんに、地域のイベントで披露いただく機会も提供しています。これまでの実績としては、「北区Deまつり」において、井伊谷小学校が「川名のひよんどり」や「横尾歌舞伎」を、都田小中学校が「滝沢の放歌踊」を、それぞれ披露したことなどが挙げられます。

このような活動を通じて、民俗芸能の保護団体と学校や地域住民のつながりを強くし、地域の活性化を図りたいと考えていますし、少子高齢化や過疎化で不足している後継者の育成にもつなげていきたいと考えています。

皆さんにも、ぜひ地域の文化・歴史に興味を持っていただき、地域のお祭りなどに積極的に参加していただけるよう期待しています。

答弁 中村花みどり担当部長

次にご質問の2点目、幅広い世代が安心して利用できる公園にする取り組みについてお答えします。

本市の公園の多くには遊具が設置されており、これらの遊具は安全基準により12歳までの子供を対象にしているため、中学生では物足りなさを感じると思います。しかし、遊具の他にも広場や休憩施設がほとんどの公園にあり、さらに規模が大きな公園には、テニスや球技ができる運動施設もありますので、ぜひ積極的に利用していただきたいと思います。

公園の照明灯については、公園の規模や現場状況を見ながら設置しており、小規模の公園で住宅に近接する場合は、その光により迷惑をお掛けしてしまうこともあるため、設置しておりません。また、照明灯を設置している公園でも、近所への影響を考慮し、夜10時頃には消灯することとしていますので、ご理解ください。

また、公園樹木は庭木と違い、できるだけ自然風に育成していますが、繁茂しすぎて防犯上問題がある場合には、早急に剪定等の対応をしていますので、そうした場所を発見し、直接市へご連絡をくだされば、すぐに対応いたします。

現在、浜松市内には750を超える公園があり、地域の身近な公園では、自治会などが主体となって結成した「公園愛護会」が除草清掃などの日常の管理作業を行っています。市では、通常の維持管理に加え、こうした「公園愛護会」への支援を行うことで、公園が安心・安全に利用できる場となるよう取り組んでいます。住民の高齢化が進み、愛護会の担い手が減少している地区も増えており、皆さんのような若い力にご協力いただけると大変助かりますので、ぜひご参加ください。

公園は市民の資産であり、市民に使われてこそ生きる公共施設でもあります。国も近年は都市公園を一層柔軟に使いこなす方向で政策を進めており、浜松市内でも、市民自らが多世代や他団体との交流イベントを企画・実施している事例が多く見られます。皆さんも、子供からお年寄りまで、世代を超えてつながることができるような公園の活用方法を企画してみてはどうでしょうか。

現在、市としても緑に関わる人材の育成や、公園などの緑の活用講座、緑の相談会などの市民活動の支援を実施しておりますので、ぜひご活用ください。

答弁 奥家学校教育部長

次に質問の3点目、体験学習の充実についてお答えします。

体験活動は感動したり驚いたりしながら、「なぜ」「どうして」といった疑問が生まれ、それを解決しようと工夫していくことで、よりよい生活を創り出していくことができます。

なかでも学校で行われる「交通安全教室」「福祉体験」「職場体験」などは、座学とは異なり、五感が大いに働く瞬間の連続であり、社会に出てから大切な「問題を発見する力」や「問題を解決していく力」を養うために必要な体験活動です。あわせて学校以外の「ひと」「もの」「こと」と触れ合うことのできる大切な機会です。

本年5月8日から新型コロナウイルス感染症が5類へと移行されました。そこで、市内の各学校へは健康観察や換気の確保、手指衛生といった日常的な対応を継続しながら、地域の方々をはじめ、さまざまな方々の協力を得て体験活動の時間を充実してもらうようお願いしたところです。

皆さんも、学校の体験活動が少しずつ増えてきていることを感じていらっしゃると思います。

今後も、福祉や産業などさまざまな分野で本市の未来を担っていただく皆さんにとって、魅力的な体験活動を充実していくよう努めてまいります。

感想

私たちの質問にお答えいただきありがとうございました。

答弁をお聞きして、まず私たちは、浜松市や市で行っている取り組みについて、もっとよく知るべきだと思いました。特に私は、地域での交流が希薄になっているという問題点に対し、解決の大きなきっかけとなる民俗芸能の継承という点で、地域の学生と共に、さまざまな取り組みを行っていることを知りませんでした。

より良い浜松市にするために、興味や関心のある一部の人だけが知っている状況を変え、より多くの人が浜松を知り、その魅力を感じてもらうことが大切だと思います。

浜松について自分から知ろうとする姿勢や、友達や家族と一緒に地域の取り組みにも積極的に参加することで、「ひと」と「もの」と「こと」がつながる浜松市の実現に向けて、頑張っていきたいと思います。

以上で、私たち「地域REVOLUTION浜松」からの質問を終了します。ありがとうございました。

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浜松市役所企画調整部広聴広報課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

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