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更新日:2023年12月1日

浜松市の特産物を魅力的に発信するために【未来はFuture】

質問

私たち「未来はFuture」から質問をします。

浜松は広大な市域を持つ国内有数のものづくりのまちとして知られています。また、「三ヶ日みかん」や「浜名湖うなぎ」のような農産物から、「遠州織物」などの繊維産業、「バイク」などの製造業、他にも林業、観光業など各産業が一体となり、さまざまな特産物や観光商品を生み出しています。

しかし、インターネットなどが普及し、誰でもいろいろな情報を見ることができる現在、浜松が誇る特産物や観光商品をさらに売り出していくためには、これまで以上に国内外に向けたPRが必要ではないかと考えました。

多くの産業が存在している浜松市では、各分野の産業が連携し、オープンイノベーションを進めることで新たな価値を生み出す可能性があるのではないでしょうか。特に農業分野では、1次産業と2次産業、3次産業が連携することで地域資源を最大限活用できますし、浜松市ならではの取り組みも確立することができるのではないかと考えます。

近年では、デジタルマーケティングによって地域資源などを発信することもできます。浜松の情報を魅力的に発信することで、市の認知度や魅力度の向上を図り、浜松市への観光客を増やすことにもつながると考えます。さらに、ここに新たな価値をもつ特産物のPRを重ね合わせることで、より大きな効果を上げることができるのではないでしょうか。

特に、世界的に人気のあるオンラインゲームなどのメタバース上に「バーチャルはままつ」を制作することにより、オンラインでの観光体験を可能にし、浜松市への観光促進や知名度向上へつなげることができます。この手法によって、浜松市の認知度向上とともに、特産品のPRをより多くの人に対してできるのではないでしょうか。

そこで、私たちのグループからは、次の3点を質問させていただきます。

 (1)メタバース空間での特産物のプロモーションを検討してみてはいかがでしょうか。

 (2)浜松市の特産物について、それぞれの分野でどのようなプロモーションが実施されているでしょうか。

 (3)農業における1次産業、2次産業、3次産業の連携について、浜松市はどのように取り組んでいきますか。

以上、3点についてご答弁をお願いします。

未来はFuture

答弁 中野祐介市長

「未来はFuture」のご質問の1点目、メタバース空間での特産物のプロモーションについてお答えします。

浜松市では、都市の魅力を国内外に発信するシティプロモーションに取り組んでいて、ここ数年はホームページやSNSなどのWEBメディアを通じた情報発信に力を入れています。

特産物のプロモーションについては、2022年に食をテーマにした「はままつフードパーク」というホームページを開設しまして、ゲームやクイズなどを通じて、子供たちにも分かりやすく食の魅力を発信しておりますし、今年度につきましては、7月15日から30日までの間、「バーチャルマーケット2023 SUMMER」というメタバースイベントに初めて出展しました。

このイベントでは、農産物やバイク、浴衣など、浜松市を代表する特産物の3Dモデル展示や、浜松まつりの凧あげ体験などの体験型コンテンツをメタバース空間に再現し、多くのお客様に楽しんでいただきました。

また、楽天市場内の公式アンテナショップや、ふるさと納税受付サイトのデジタルポスターを、浜松市ブース内に掲示することで、サイトへの移動を促し、特産物を実際に注文ができるようにしました。

今後におきましても、皆さんのご提案のとおり、メタバースなど新たな情報発信ツールを積極的に活用しまして、浜松市の魅力をさらに発信していきたいと考えているところです。

答弁 北嶋産業部長

次にご質問の2点目、各分野における特産物のプロモーション方法についてお答えします。

本市の地場産業である繊維・楽器・バイク・自動車産業の歴史や偉人、企業などについては、WEBサイト「SOU」で特集記事を掲載するなど広く情報発信しています。

また、地場産業や商品の魅力について、国内外の展示会への出展やイベント開催を通じてPRするとともに、将来の担い手やインフルエンサーとなりうる子供たちにも慣れ親しんでもらえるよう、分かりやすい内容の冊子や動画を作成しています。

続いて、食関連分野では、本市の農林水産物や、それらを使った料理・加工品の魅力発信と販路開拓のため、市内外のイベント出展や海外商談会へも参加し、積極的に取り組んでいます。また、インスタグラム「はまのう」で、職員が取材や体験した内容を紹介するほか、WEBサイト「はままつフードパーク」では、オンラインで調理体験できるコンテンツを取り入れるなど、本市の豊かな「食」資源について発信しています。

今後さらに、本市の特産物をバズらせるためには、行政による情報発信だけではなく、市民の皆さまが、普段の生活の中で特産品の魅力を体感し、市内外のご友人等にPRしていただくことが大変重要だと考えています。

特に皆さまはこれから、進学や就職、観光などでさまざまな地域や国へ行かれると思いますので、ぜひ、浜松の誇る産業や特産物のプロモーション大使になっていただけることを、大いに期待しています。

答弁 清水農林水産担当部長

次にご質問の3点目、農業における1次産業、2次産業、3次産業の連携についてお答えします。

浜松市は、全国7位の農業産出額を誇る農業市であり、ものづくりで名の知れた都市であります。そのため、本市では、この地域特性を生かし、2次・3次産業との連携による農業者主導の6次産業化を促し、浜松産農産物の付加価値を高めた商品を開発・販売することで、所得向上を目指す農業者を支援しています。

事例としては、皆さんも耳にしたことがあるかもしれませんが、農業に新規参入した事業者が、うなぎの骨や頭などを肥料に栽培し、ブランド化に成功した浜松産サツマイモ「うなぎいも」に関する取り組みがあります。当初は生イモの生産が中心でしたが、市では乾燥粉末化機材の導入や市場調査、新規販路の開拓を図るための支援をしました。今では加工品のバリエーションも増加し、海外展開をするなど、大変活躍されています。また、その他にも輸出に向けた真空パック詰め機の開発・導入や、廃棄予定のミカンを活用したアロマの開発など、50を超える取り組みを支援しています。

浜松市では、家康公を支え、現在の「健康寿命日本一」を支える地域の旬な食材を「浜松パワーフード」としてPRしています。皆さんには、ぜひ、浜松産の農産物を積極的に食べていただき、本市の持続可能な農業振興を担う一員として、引き続き農業に興味・関心を持ち、行動いただけますようお願いいたします。

感想

僕たちの質問に答えていただき、ありがとうございました。

答弁をお聞きして、浜松は都市の産業や農業などの魅力を県外、あるいは国内外に、ホームページやSNSなどのウェブメディアを使用し、情報発信に力を入れ、誰にも分かりやすく浜松の魅力を感じられるようにしてくださっていることが分かり、今後の浜松の観光者などの増加に期待ができるなと思いました。

私たちも浜松の魅力発信のために、県外や国外の方々へ浜松の誇る産業や特産物のプロモーションをたくさんし、このグループの表題である、浜松市の特産物を魅力的に発信するための実現に向けて頑張っていきたいと思います。浜松市がさらに明るく、素晴らしくなることを望んでいます。

以上で、私たち「未来はFuture」からの質問を終了します。ありがとうございました。

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浜松市役所企画調整部広聴広報課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

電話番号:053-457-2021

ファクス番号:053-457-2028

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