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更新日:2023年12月1日

ごみを減らして街をきれいにしよう【はままつおそうじ隊】

質問

私たち「はままつおそうじ隊」から質問をします。

私たちは、浜松市を未来につないでいくための課題として、ごみの問題に注目しました。浜松市では、毎年13万トンを超える燃えるごみが家庭から出されています。燃えるごみの中には食品ロスや雑がみ、再資源化できるプラスチックが含まれていて、約2割を減量することができますが、多くの人がこのことについて知りません。そのため、家庭ごみの有料化が検討されていると聞きました。

ごみを減らすために、学校単位での資源回収をもっと充実させる。商品の包装をきれいにはがせるように工夫してリユースできるようにする。食品ロスを減らすために、スーパーなどの食品売り場にエコレシピを置くことなどを考えました。

さらに、私たちの家には、使っていない文房具などがたくさんあります。それを中学生が企画したバザーで売買・交換してリユースをすることで、ごみ減量に関心を持つようになるのではないでしょうか。

また、道路や海岸にも多くのごみが落ちています。ポイ捨てされたごみは海に流れ出てウミガメが食べてしまうなど、生態系への影響も心配です。

ポイ捨てを減らす方法として、ごみ箱にご当地アニメのラッピングをして、ごみを入れると声優の声や音楽が流れることで、ポイ捨てする人を減らすことができるのではないかと考えました。このごみ箱を駅、観光地、海岸など人の多く集まる場所に設置すれば、浜松市の観光資源にもなりますし、オブジェのようなデザインにするのも効果があると思います。

別の問題として、浜松市は政令指定都市の中で、人身事故件数ワースト1が続いています。自転車の事故を減らすためにも、自転車通学者が中学校への通学路を安心して走行できるような道路が必要だと考えました。車道を走ると車との距離が近く、危ないと感じています。

そこで、私たちのグループからは次の3点を質問させていただきます。

 (1)使っていないものをバザーに出すことでごみ減量につながりますが、私たちにできるリユースの取り組みはありますか。

 (2)ごみのポイ捨てを減らすため、ごみを捨てたくなるようなごみ箱を設置できないでしょうか。

 (3)道路を歩道、自転車レーン・自動車歩行帯と明確に分けて、安心して通行できるようにできないでしょうか。

以上、3点についてご答弁をお願いします。

おそうじ

答弁 藤田環境部長

「はままつおそうじ隊」のご質問の1点目、リユースの取り組みについてお答えします。

ごみを減らすためには、ごみを出さないリデュース、繰り返し利用するリユース、再び資源として利用するリサイクルという、3つの行動であるスリーアールが重要です。

ご質問にあるとおり、使っていないものが欲しい人へ渡るバザーは、リユースの大変良い取り組みです。若い世代の皆さんが企画することで、周りの大人たちの意識も変わります。地域の人たちと協力して、ぜひ積極的に取り組んでいただけたらうれしく思います。

その他ご家庭でのリユースの取り組みとしては、リサイクルショップや、インターネットのフリマアプリ、ネットオークションの利用があります。

また、西部清掃工場にある環境啓発施設の「えこはま」では、子供服や本のリユースに加え、壊れたおもちゃの修理、使わなくなった家具を修理して安く提供するなどの取り組みをしています。機会があればぜひ活用してください。

次に2点目、ポイ捨てを減らすためのごみ箱の設置についてお答えします。

海洋プラスチックごみは世界的な問題となっており、海の生き物がエサと間違えて食べてしまうなど、生態系への影響が心配されています。皆さんも、クリーン作戦などの清掃活動への参加をぜひお願いします。

また、浜松市快適で良好な生活環境を確保する条例、通称、市民マナー条例では、空き缶や吸い殻などのポイ捨てを禁止しています。しかし、残念ながら道路や海岸にもごみが落ちていることがあります。

ご質問のとおり、ごみをごみ箱へ入れることが楽しく感じることで、ポイ捨てをする人が減ると期待されます。このような、人が望ましい行動を選ぶようにそっと後押しする手法は、「ナッジ」と呼ばれています。「ナッジ」は、近年世界的に注目されていて、国内外の政府や地方自治体などで活用されています。

海外の事例では、ごみ箱に向かって路面に足跡のステッカーを貼ることで、ポイ捨てを減らすことができました。また、日本でも、ごみ箱の上にバスケットゴールを取り付けて、楽しく捨てる方法も考えられています。

このように、「ごみはごみ箱へ」が楽しくできるようになれば、ポイ捨ての削減につながることから、今後も、効果的な方法を検討してまいります。

答弁 伏木土木部長

次にご質問の3点目、自転車が安全に走行できる通学路の整備についてお答えします。

自転車は、身近で便利な交通手段ですが、法律上は自動車やオートバイと同じ「車両」とされており、正しく利用しないと交通事故の被害者にも加害者にもなり得る乗り物です。

昨年1年間に市内で発生した人身交通事故5375件のうち、自転車に関係するものは908件に上り、浜松市が交通事故ワースト1を脱出するためには、自転車事故の削減も欠かせない状況です。

浜松市では、自転車利用者と歩行者、自動車利用者が、お互いに思いやり、安全に安心して通行できる自転車通行空間の整備を推進しています。

自転車レーンとして、自動車の交通量が多く速度の高い道路では、新たに道路を作ったり、改良をしたりする際に、車道部分を縁石などで区分した「自転車道」や、北星中学東側の国道257号のように、境界線や路面標示などで区分した「自転車専用通行帯」を設けてまいります。

一方、自転車レーンの設置が困難な道路では、市役所正面の国道152号などで実施しているように、「車道混在」という方法で車道に青い矢羽根型の標示を設置し、自転車が走るべき位置や方向を示すとともに、同じ車道を利用する自動車利用者に、自転車への注意を促してまいります。

これらの取り組みについて、浜松市では、自転車事故が多い区間や自転車交通量が多い区間、自転車通学における危険箇所が連続する区間などから優先的に進めていく考えです。

道路を利用する皆さまも、交通事故にあわない、あわせないよう、安全運転を心掛けていただき、一緒にワースト1脱出を達成してまいりましょう。

感想

私たちの質問にお答えいただきありがとうございました。

答弁をお聞きして、ごみ減量や環境については、一人一人の意識が大事になってくると感じました。

また、浜松市が交通事故ワースト1を脱出できるよう望んでいます。そのためには、私たちも「自転車も車両」という意識、思いやりの心を持ち、安全に運転していきたいです。

以上で、私たち「はままつおそうじ隊」からの質問を終了します。ありがとうございました。

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浜松市役所企画調整部広聴広報課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

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