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更新日:2023年12月1日

講評・総評

宮﨑教育長 講評

どのグループも大変立派な提案でした。

来年1月から大河ドラマ『どうする家康』が始まり、浜松も大きく関わります。一人の弱き少年家康が乱世を終わらせた奇跡と希望の物語であります。時代こそ違え、いつの時代もさまざまな状況をよく見て、新しい考えを創造し、未来を創り出していこうという営みは同じです。

さて、皆さんは社会科で歴史を学んでいると思います。歴史は今を生きる私たちが過去から学び、現代社会が抱える問題の解決の方法や、未来の在り方について考える学習です。皆さんが学校での学びを生かし、未来の浜松に向けて、提案してくれたこの未来議会は、浜松の素晴らしさや課題に対する皆さんの意識の高さで、現代だけではなく、過去や未来にも目を向けた視点を感じることができ、大変うれしく思います。

これから皆さんが生きて行く時代は、予測困難な時代と言われます。こうした社会を生きていく皆さんに求められるのは、答えのない問題に対して、粘り強く解決の道筋を探していく力であり、解決のために多くの人と力を合わせて協働していくことでございます。

以上で、私の講評といたします。本日は、誠にお疲れさまでした。

教育長

鈴木市長 総評

皆さん、大変お疲れさまでした。

限られた時間の中でいろいろと問題を掘り起こし、そして今日の質問や提言につなげていただきました。それぞれ皆さんの大変な努力の跡がよく分かりました。本当にお疲れさまでした。

今回、「サステナブルな地域社会をどうつくり上げていくか」ということがテーマでありました。冒頭でもお話ししたように、これからは「サステナブル」というのは、本当に大事なキーワードになります。大きな視点でいけば、この地球環境をみんなでどう守っていくかということが、これから人類存亡の鍵となります。

パウル・クルッツェンというノーベル賞学者が、今の時代を「人新世の時代」と定義づけました。これは、人類のさまざまな社会活動は、地球の環境や生態系に大きな影響を及ぼす時代になったということです。

一つは温暖化問題です。このまま無秩序に私たちがこの社会活動を続けていくと、どんどん平均気温が上昇していって、予想もしない大災害が頻繁に起こるようになるかもしれない。そうなれば人類は、自分で自分の首を絞めるようなもので、われわれ自身がこの地球に住めなくなってしまう。こういう問題を抱えています。

もう一つは人口減少です。これから人口は必ず減っていく時代になります。出生率という言葉を聞いたことがあると思いますが、この出生率が2.07、これを上回らないと人口は増えません。単純に2とすると、出生率が2を切ったのは1975年です。もう今から50年近く前に出生率は2を切って、最近は1.4を切ったり切らなかったり、そのような状況です。

一方で、これからの時代というのは、われわれが想像もできないいろいろな技術も出てきます。デジタルやAI、メタバースなど次々と新しい先端技術が出てきて、いろいろな社会課題の解決につながります。こうした先端技術を活用することによって、いろいろな社会課題を解決し、人口が少々減っても、いかに元気な地域社会や国をつくっていくかと、そういうことをこれからは考えていかなければいけない時代。それは皆さんに託されています。

これからは皆さんがこういう問題をぜひ自分事として考えて、皆さんが持っている柔軟な発想力で、どうしていったらいいか、人口が減ったって大丈夫、少々人口が減っても元気な浜松をつくっていくんだと、それを担っていくのは自分たちだという気構えを持って、頑張っていただきたいと思います。

今回、浜松のことを勉強する中で、いろいろな課題も見えてきたと思います。皆さんとてもいい経験をしたと思っています。ぜひこれをきっかけに、浜松の課題だけではなく、日本の抱える課題、世界の抱える課題についてよく勉強していただいて、皆さん自身の問題として捉えて、これからの人生に大いに生かしていただきたいと思います。

皆さんの今後のますますの活躍と成長を心から祈念いたしまして、私からの総評とさせていただきます。本日は誠にお疲れさまでした。ありがとうございました。

市長2

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