緊急情報

サイト内を検索
ホーム > 市政 > 広聴・広報 > 広聴 > 中学生未来議会 > 令和3年度「はままつ未来議会」会議録 > 音楽を通して浜松を元気一杯のまちにしよう【はままつ音(おん)ライン】

ここから本文です。

更新日:2023年12月1日

音楽を通して浜松を元気一杯のまちにしよう【はままつ音(おん)ライン】

質問

私たち「はままつ音ライン」から質問をします。

浜松市は、音楽が盛んな街として知られています。浜松国際ピアノコンクールやハママツ・ジャズ・ウィーク、そして楽器博物館など、さまざまな取り組みをしています。

しかし、音楽が盛んという割には、私たち若い世代には音楽への興味があまりない人もいます。

昨年は、新型コロナウイルス感染症の影響で、ライブやコンサートなどが次々に休演してしまい、とても寂しい思いをしました。現在は、感染症対策を徹底して、工夫しながら再開されていますが、これからはこれまでとは違った、新しい生活様式を意識したイベントのあり方が求められていると思います。

また、コロナ禍でリモートワークが広がり、人々の注目は東京から地方に移ってきているため、新しい取り組みを行うことで、「音楽の都・浜松」を全国に向けてさらに広めるチャンスでもあります。

私たちは、音楽は人々に元気と希望を与えるすばらしいものだと思います。

現代だから使うことができるSNSなどの情報技術を駆使したり、学校で浜松ならではの特色ある音楽の授業を実施したりするなど、子供から大人まで、すべての世代に音楽のすばらしさや楽しさを知ってもらう取り組みが大切だと考えました。

また、今年、新しくできたサーラ音楽ホールのような大きな会場で、若い世代でも楽しめる音楽イベントを実施するなど、市民にあらためて「音楽の都・浜松」の魅力を実感してもらうことも必要だと考えました。

音楽の他に、浜松のビーチ・マリンスポーツを広めることについても、音楽と同じで、浜松の強みを生かすことになるため、大切ではないかと話し合いました。

今は「withコロナ」で大変な時です。工夫した取り組みを行うことで、今まで音楽に対してなじみが少なかった人々が興味を持ち、また、将来、観光客が浜松を訪れるきっかけになれば素晴らしいと思います。

そこで私たちのグループからは次の3点を質問させていただきます。

(1) オンライン配信を活用した「音楽の都・浜松」の魅力の発信について、どのような取り組みをしていきますか。

(2) 普段あまりなじみのないギターやドラムの演奏を聴いたり、地元出身の音楽家とオンライン交流をしたりするなど、私たちが興味を持って体験できる音楽の授業が受けられるとよいと思いますが、いかがでしょうか。

(3) サーラ音楽ホールで、若い世代を含めた市民が音楽に親しむことができるイベントを実施できるとよいと思いますが、いかがでしょうか。

以上3点についてご答弁をお願いします。

答弁 中村文化振興担当部長

「はままつ音ライン」のご質問の1点目、オンライン配信を活用した「音楽の都・浜松」の魅力発信についてお答えします。

このご質問は今の時代背景を的確に捉えたものですね。さすが「はままつ音ライン」の皆さんだなと大変感心しました。

「withコロナ」に即したこれからの新しい文化事業のあり方として、実は浜松市としても大変力を入れて取り組んでいます。例えば、今年開催予定だった第11回浜松国際ピアノコンクールは、コロナの影響で残念ながら中止となってしまいましたが、その代わりのイベントとして、「浜松国際ピアノ・フェスティバル2021」を11月に開催しました。このイベントでは、楽器博物館所蔵の1874年フランスエラール社製ピアノを活用した貴重な演奏会をライブと有料配信のデュアルモードで実施しました。さらに、コンクールに出場予定だった国内外の若手ピアニストによる演奏動画をユーチューブで配信するなどして、家にいながら多くの方に演奏を楽しんでいただけるよう工夫しました。

また、コロナ禍で地方に注目が集まるようになってきているのはまさにその通りで、これをチャンスと捉えることはとても良い視点だと思います。浜松市ではこれまでも多くの音楽イベントなどの情報をポスターやチラシ、ホームページだけでなく、ツイッター、インスタグラム、フェイスブック、ユーチューブといったSNSを活用して発信しています。楽器博物館では、企画展に合わせたLINEスタンプの制作・販売によるPRも行っています。

しかし、そのような取り組みが広く認知されるためには、さらなる改善が求められています。そうしたことから、ポスターやチラシへSNSのQRコードを掲載したり、ハッシュタグを効果的に活用したり、ホームページにSNSへのリンクを設定したりするなど情報へのアクセスがしやすい環境づくりに取り組むことで、すべての浜松市民の皆さまをはじめ、より多くの方々に「音楽の都・浜松」の魅力を発信していきます。

次にご質問の3点目、サーラ音楽ホールで市民が音楽に親しむことができるイベントについてお答えします。

素晴らしいご意見、ありがとうございます。音楽で浜松を元気にしたいという皆さんの熱い思いが伝わってきました。

サーラ音楽ホールは、市民の皆さんの音楽文化活動や学習成果などの発表の場として今年の6月に新たにオープンしました。浜松市としましても、市民の皆さんが音楽に親しんでいただくという視点を大切にしながら、サーラ音楽ホールの活用方法を検討しています。

まずは、サーラ音楽ホールがどのような施設で、どのようなことができるのかを多くの方に知ってもらうことが大事です。

そこで、音楽に関心がない人にもサーラ音楽ホールに足を運んでいただくきっかけづくりとして、地域の皆さんや企業の方々と連携した文化活動の発表や地元産品の物販など音楽だけにとらわれないイベントの開催を考えています。こうした取り組みにより実際にホールを体験することで、これまで関心のなかった人にも、音楽に親しむきっかけとなることを期待しています。

そのほか、地元のオーケストラ・吹奏楽団によるクラシックだけではなくポピュラー音楽を取り入れたコンサートや、親子で楽しめるコンサートを企画し、若い世代の皆さんにも音楽を楽しんでいただく工夫をしていきます。開演前に「始まり」を告げる「ロゴサウンド」も新たな取り組みの一つです。

ぜひ皆さんもご家族やご友人と一緒にサーラ音楽ホールを訪れ、音楽に触れ、楽しい時間を過ごしていただき、あらためて「音楽の都・浜松」の魅力を感じてもらえると嬉しいです。

答弁 田中学校教育部長

次にご質問の2点目、興味を持って体験できる音楽の授業についてお答えします。

実際に音楽を聴いたり、自ら演奏したりする体験は、音楽に興味を持ってもらうためにとても大切なことだと考えています。

本市では、小学5年生のこども音楽鑑賞教室や6年生の劇団四季の観劇教室を通じて、本物のオーケストラやミュージカルに触れる機会を設けています。また、中学校の文化発表会や合唱コンクールなどについては、日頃の授業や部活動の成果を発表できるようにしています。これらの取り組みを通して、児童生徒が音楽に親しみ、より音楽への興味・関心を持って表現したり、鑑賞したりできる音楽の授業につなげています。

それぞれの学校においては、昼の放送での音楽鑑賞や、学級の歌、今月の歌などを企画することで、日頃から音楽に親しむ場を設定しています。音楽の授業においては、なじみのある曲や楽器を教材に選ぶことで、興味・関心を高めるよう努めています。また、演奏家を学校に招き、本物に触れる機会を設けたり、地元音楽企業のサポートを受け、作曲ソフトを使って創作活動に取り組んだりする学校もあります。

今回、ご提案の音楽の授業を充実させることは、音楽の都の担い手となる児童生徒を育てるうえで大変重要なことです。本物に触れ、体験する機会とともに、ICTを活用して地元出身の音楽家との交流の場を設けるなど、浜松の強みを生かし、中学生の皆さんが興味を持って音楽の授業が受けられるよう努めていきます。

感想

私たちの質問に答えていただきありがとうございました。浜松市が音楽を通して元気や希望にあふれること、これが私たちの一番の願いです。コロナ禍で注目を集めてきているオンライン上での取り組みを強く認知してもらい、活用していき、浜松市の音楽に積極的に関わる機会を設けることが重要だと感じました。そうすることで、浜松市民はもちろんのこと、年代や地域にとらわれず「音楽の都・浜松」としての魅力を伝え、浜松市をより活性化できると思いました。そのために、私たちも音楽や情報に対して積極的に触れ、浜松市の魅力を知るきっかけづくりができるよう努力していきます。

そして私たちが目指している、音楽を通して浜松市が元気や希望にあふれるまちになるように、私たちもできることを探していきます。

以上で、私たち「はままつ音ライン」からの質問を終了します。ありがとうございました。

このページのよくある質問

よくある質問の一覧を見る

お問い合わせ

浜松市役所企画調整部広聴広報課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

電話番号:053-457-2021

ファクス番号:053-457-2028

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?