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更新日:2023年12月1日

安全安心で交流活動を生かした住みやすいまちへ【KAITEKI(かいてき)】

質問

私たち「KAITEKI」から質問をします。

新型コロナウイルスが流行し、多くの人が悩みやストレスを抱えるようになりました。その原因は多くの制限や、先の見えないことに対する不安などです。しかし同時に、感染症対策を身につけ自己管理するなど、命の大切さを意識し経験した貴重な機会ととらえました。みんなが一丸となり未来に向かうには、多くのハードルを越えなければいけません。今のコロナ禍の時間を準備期間として利用し、快適で住みやすいまちづくりをすることで、大人になっても住み続けたい浜松になると考えます。

このためには、「安全・安心」「災害対策」は必要不可欠です。コロナの影響で自転車に乗る機会が増えましたが、浜松は歩道と車道の段差が大きかったり街灯が少なかったり課題があります。また、浜松は人身事故が政令指定都市でワースト1という状況です。一人一人が気をつけることが大事ですが、カーブミラーを多くしたり、通学専用の歩道の整備や通学路マップを作成したりするのも有効ではないかと考えました。

災害対策に関しては、私たちのグループはみんな自分の避難所を確認しています。また、自宅では持ち出し袋を人数分用意したり訓練に参加したりするなど、日ごろの備えも意識しています。県内では土石流災害が発生し、大きな被害が出た地域もあります。家や避難所を地下につくるなど地下を利用した対策や、安定した地盤である三方原台地を利用した対策が有効ではないかと考えました。

住みやすいまちにするためには、人との交流も大切です。人は、人と関わっていく中で生きていく楽しさや意味、生きがいを見つけます。しかし、今は人と接するのに制限がかかっており、孤独を感じる人も多いのではないでしょうか。特に高齢者との交流が減っています。地域や世代間の交流を深めることで気軽にあいさつができ、みんな平等で高齢者と共に輝く地域社会を目指したいと考えました。

そこで私たちのグループからは次の3点を質問させていただきます。

(1) 「人身事故ワースト1」から脱出するために、効果的な取り組みはあるのでしょうか。

(2) 避難所には、いろいろな事情で人が集まることになりますが、感染症対策を講じた避難所運営はどのようになっていますか。

(3) 若者と高齢者が手を取り合って交流を充実するために、私たち中学生はどのようなことができるでしょうか。

以上3点についてご答弁をお願いします。

答弁 高須土木部長

「KAITEKI」のご質問の1点目、「人身事故ワースト1」から脱出するための効果的な取り組みについてお答えします。

本市は、政令指定都市の中で、人口10万人当たりの人身交通事故件数が最も多いことから、自治会、警察、教育委員会などで構成する「浜松市交通事故防止対策会議」において、2015年度から「浜松市人身交通事故ワースト1脱出作戦」に取り組んできました。

これにより人身交通事故件数は、作戦最終年の昨年末には、約3,300件減の5,570件と大幅に削減することができましたが、残念ながら、ワースト1からは脱出できませんでした。

このような状況を踏まえ、当会議では、脱出作戦を2025年度まで延長し、これまでの取り組みを充実強化するとともに、新たな方策を取り入れるなど、効果ある取り組みを進めることにしました。

充実強化の一例としては、高齢運転者によるブレーキの踏み間違いによる急発進の事故が多発していることから、これを抑制するサポカーの体験会を倍増して開催していきます。

また、新たな方策としては、市内を走る車の急ブレーキ、速度など、大量のデータを分析し、効果的な対策に活用していきます。

事故発生を防止するためには、市民一人一人が、交通ルールを守ること、ゆずりあいなどのマナーを向上させることが最も重要であると考えています。

交通事故は、一瞬で命を奪う、奪われることがあります。みなさんも事故を起こさず、事故に遭わないために、どうしたら良いかについて、家族と一緒に話し合う場を持ち、確認し合うことも効果があると思います。皆さんで交通事故意識を高め、事故のない安心・安全な社会を一緒につくっていけるよう共に努力していけたらと考えています。

答弁 小松危機管理監

次にご質問の2点目、感染症対策を講じた避難所運営についてお答えします。

台風や地震などの災害が起きた場合、まずは、ご自分やご家族の命を守るため、危険な場所から直ちに避難しなければなりません。もし、ご自宅が川の氾濫で浸水する恐れがあったり、地震で建物が壊れたりした場合には、近くの小中学校の体育館など避難所に避難することとなりますが、避難所には、多くの市民の皆さんが集まることも想定されます。そのため、新型コロナウイルスの感染が拡大しないよう、しっかりと対策を講じる必要があります。

浜松市では、感染予防対策として、家族ごとに区画を仕切る大きな段ボールの仕切りや体育館の換気を良くするための大型扇風機を購入し、各避難所に配備しています。

また、避難所の受付では、避難する方の体調を確認するため、健康チェック表の記入や検温をお願いし、体調がすぐれない方には、健康な方と離れた別の場所をご案内することとしています。

さらに、避難にあたっては、市民の皆さまに非常用持出袋の中にマスクや消毒液、体温計など感染予防に必要な物もあらかじめ用意していただくようお願いしています。

今年7月9日には、浜松市防災学習センターの隣にある体育館を会場に地域の皆さんで組織する自主防災隊が中心となって、避難所を開設したり、避難者の受付の手順などを確認したりする避難所運営訓練を行いました。

今後、こうした訓練を市内の各地域でも行うなど、コロナ禍においても市民の皆さんに安全・安心に避難所に避難していただけるよう対策に取り組んでいきます。

答弁 山下健康福祉部長

次にご質問の3点目、若者と高齢者の交流の充実についてお答えします。

市内には65歳以上の高齢者は約22万4千人おり、そのうち、ひとり暮らしや高齢者だけで暮らす世帯は約13万4千人で高齢者全体の約60%を占めています。

現在は、コロナ禍で外部の人との接触が減り寂しい思いをされている方も多いと聞いています。そのような状況の中、地域や世代間の交流を深めたいとのお考えは素晴らしいものと思います。

中学生の皆さんにはどのようなことができるかとのことですが、まずはご自身の祖父母やご近所の高齢者に自分から声掛けするところから始めてはいかがでしょうか。遠方にお住まいであれば、電話や手紙、スマートフォンなどで画像や動画を送れば喜ばれることと思います。コロナ後を見据えれば、自治会などで開催されるイベントに参加することも良いのではないでしょうか。

また、市内に12カ所あるふれあい交流センターでは、高齢者と中学生以下の子どもの世代を超えた交流を目的の一つとして世代間交流事業などを企画しています。今はコロナ禍で交流は抑制されていますが、今後の展開に興味を持っていただき、積極的に参加して高齢者のみなさんとの交流を深めていただきたいと思います。

感想

私たちの質問に答えていただきありがとうございました。ご答弁をお聞きして、浜松市が交通面や災害面、交流面でさまざまな取り組みを実行、計画していることが分かり、学ぶことができました。「浜松といえば徳川家康」といわれるほど、家康は浜松の魅力の一つであると思います。もし家康が今も浜松に存在していたら、家康が持つ想像を超えた発想力が、浜松のまちづくりに大きな力を与えてくれるのではないかと思います。

そんな家康は、厳しさと笑顔を併せ持った人物であると想像します。「笑う門には福来たる」というように、浜松の未来が市民のたくさんの笑顔が見受けられる安心・安全なまち、そして全国の人の目を引きつける魅力ある都市になっていることを願います。

浜松市のさらなる持続的な発展に期待をし、私たちは交通ルールの再確認、新型コロナウイルス感染症対策の継続、地域の人との交流を深めることを実践していきます。

以上で、私たち「KAITEKI」からの質問を終了します。ありがとうございました。

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浜松市役所企画調整部広聴広報課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

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