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更新日:2023年12月1日

デュアルモードや先端技術を生かした取り組み【犬猫草刈り部】

質問

私たち「犬猫草刈り部」から質問をします。

新型コロナウイルス感染症の拡大によって、私たち中学生や家族の生活は大きく変化しました。人と対面で会ったり触れ合ったりする機会が減り、交流や外に出て活動する場が次々と失われました。そして、満たされない気持ちを感じたり、生きがいをなくしたりする姿を目の当たりにしてきました。

学校生活では、さまざまな制限がありますが、授業では徐々に生徒一人一人に配られるパソコンが活用されはじめ、オンライン化の準備もされています。一方で、中学生活で大きな割合を占め、浜松市で盛んな部活動については、次々と大会や行事が中止になりました。部活動で自分を磨き他校との交流や試合を楽しみにしていた生徒にとってはとてもつらいことでしたので、デュアルモードに対応した新たな取り組みを行うことが必要だと考えました。

また、コロナの感染拡大によって、特に祖父母の暮らしや生活が大きく変わりました。浜松は農業が盛んですが、農業従事者の高齢化が進み、耕作放棄地が増えているところに、ステイホームが叫ばれ、仕事や趣味として畑で作物を作っていた高齢者の多くが、作業に出る機会が減ってしまいました。人の手が入らなくなり草が生い茂った土地が増えていますので、高齢者が再び農作業に戻る際の対策が必要だと考えました。

それから、高齢者施設では、入所者が家族にも会えず、寂しい思いをしたまま亡くなってしまうということも起きました。友人としてペットを自宅で飼う高齢者も増えています。施設に入所している高齢者でも、犬や猫とともに暮らせるようにすることで、コロナ禍でも生きがいと喜びを取り戻すことができる人も多いのではないかと考えました。

そこで私たちのグループからは次の3点を質問させていただきます。

(1) オンライン技術を活用し、他校とも交流ができるリモート合同部活の取り組みを進めるのはいかがでしょうか。

(2) 未来の農業を支える「自動草刈り機」を、モノづくりのまち浜松の特徴を生かしオール浜松で開発するのはいかがでしょうか。

(3) 犬や猫といっしょに暮らせるデュアルモード対応の高齢者福祉施設を設置するのはいかがでしょうか。

以上3点についてご答弁をお願いします。

答弁 田中学校教育部長

「犬猫草刈り部」のご質問の1点目、オンライン技術を活用し、他校と交流できるリモート合同部活の取り組みについてお答えします。

部活動は、自主性や協調性、責任感などが養われ、より良い人間関係をつくるうえで学校生活には欠かせないものです。また、充実感や達成感を味わうことで、豊かな学校生活を送ることにもつながります。

一方で、部員数の減少や指導者の不足などにより、部活動の設置や運営に困難な状況が生じている中学校も見られ、部活動の在り方は課題の一つとなっています。

ご提案のICTの活用は、withコロナの時代に対応できる新しいスタイルの部活動を創り出す可能性があります。昨年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で部活動が制限されましたが、ある中学校の吹奏楽部は、各生徒の自宅での演奏をリモートでつなぎ、その様子を動画で披露しました。

ICTを活用した合同部活動は、部員数や指導者の減少という課題に対応できるだけでなく、スポーツや文化活動などの専門家の指導を受ける機会になることも考えられます。

本市においても、リモート合同部活の可能性を研究し、生徒にとって望ましい部活動の在り方を検討していきます。

答弁 清水農林水産担当部長

次にご質問の2点目、オール浜松での「自動草刈り機」の開発についてお答えします。

皆さんが指摘されているとおり、高齢化が進み、後継者が不足していることから農業従事者は年々減少しています。そのため、新たな担い手を確保するとともに、AIやIoTなどの先端技術を活用した農業機械を導入し、生産性を向上させることが求められています。

こうしたことを背景に、様々な農業機械の開発が進められており、ご提案の「自動草刈り機」についても、すでに商品化されています。

しかし、「自動草刈り機」を含む先端技術を活用した農業機械は、まだまだ高額です。そのため本市では、このような農業機械の購入を支援する助成制度を設け、意欲ある農業者が導入しやすい環境を整えています。さらに、農業機械にとどまらず、生育環境や作業管理までもデータに基づきシステム化し、農作業の省力化、精密化や高品質生産を実現する「スマート農業」を推進していきたいと考えています。

そこで、ものづくりの街の強みを農業に活かしていけるよう、今年2月「浜松スマート農業推進協議会」を設立しました。この協議会は、農業者と工業者の交流の場を整え、本市にあった農業機械等の改良や開発を促し、広く普及していくことを目的としています。

皆さんのご提案のとおり、オール浜松で開発された農業機械が、本市農業の持続可能で明るい未来を創り出すものとなるよう取り組んでいきます。

答弁 山下健康福祉部長

次にご質問の3点目、犬猫と暮らせる高齢者福祉施設の設置についてお答えします。

コロナ禍の高齢者福祉施設において寂しい思いをされている方を思いやる優しい気持ちは、素晴らしいことと思います。

動物と触れ合うことで人の心を癒すことをアニマルセラピーといいますが、市内にはその効果を求めて犬を飼っている施設も一部あります。しかしながら、大多数の施設では動物を飼うことはできない状況です。

動物には寿命があり、いつまでも元気なわけではありません。病気や老いにより、最後は死を迎えます。飼い主にとって家族同然のペットの死は辛いものです。また逆に飼い主がペットより先に亡くなる場合、その後のペットの世話を誰が行うかという問題もあり、施設でペットを飼うには利用者ご自身の覚悟と施設運営者の理解が必要です。

こうしたことから、動物を飼うことができる施設は限られていますが、飼うことはできなくても、アニマルセラピーの視点から期間を定めて、外部から犬や猫を施設に招き、高齢者とふれあう機会を設けている施設もあります。

今後は施設の高齢者に生きがいと喜びを感じていただけるよう、施設を運営する事業者に、このような先進的な事例を紹介していきます。

感想

私たちの質問に答えていただきありがとうございました。

答弁をお聞きして、浜松市がICTに対して積極的に取り組んでくださっていることをうれしく思いました。浜松市が今後さらにICT等を活用し、全国から注目をされるような市になることを望んでいますし、私たちも全国をリードするような市になるようできることから頑張って行こうと思います。

以上で、私たち「犬猫草刈り部」からの質問を終わります。ありがとうございました。

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浜松市役所企画調整部広聴広報課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

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