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更新日:2024年1月1日

 令和元年度天竜区会議録

市長あいさつ・市政報告

おはようございます。

本日は、お休みの日にもかかわらず、多くの皆さんに「まちづくりトーク」にご参加いただきましてありがとうございます。

恒例のこのまちづくりトークでございますけれども、例年どおり、私からまず市政のご報告をさせていただきまして、後半で皆さんからのご質問を受ける、という流れで進めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

市政報告(各区共通)

 発表団体の紹介

天竜区長
それでは、私から本日活動発表いただきます「NPO法人 ほっと龍山」をご紹介します。

本年度、市民活動表彰で天竜区長賞を受賞した、まさに龍山町にぐっと根を下ろした地域密着型の団体かと思います。

具体的には、平成29年度より龍山森林文化会館の管理運営を担っていただいております。また、そのほかにも高齢者の見守りを兼ねて、食料品や日用品の移動販売、宅配も手掛けていらっしゃいます。まさに新しい公共分野の担い手と呼べるのではないかと、私は思っております。

また、廃止された野外活動施設青少年旅行村、これを龍山秘密村として再生されました。現在では、年間4,000人以上の皆さんにご利用いただいておりまして、まさに多くのリピーター、龍山ファンを獲得することにつながっていると思います。

そうは言いましても、ご多聞に漏れず龍山地域も人口減少、高齢化に直面している地域です。市政報告の中で「70歳現役都市・浜松」宣言のお話がありましたが、「ほっと龍山」の活動を担っていらっしゃる方は、まさにこの宣言をすでに先行していると言えるのではないでしょうか。

なかなか楽観できる状況ばかりではありませんけれども、引き続き龍山地域の活力の維持、高揚を目指して活動が期待される団体です。それでは、よろしくお願いします。

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 市民活動団体発表に対する市長コメント

「NPO法人 ほっと龍山」が、高齢者見守り宅配事業、ふるさと再訪交流事業、龍山秘密村運営事業、龍山森林文化会館管理運営事業などの取り組みについて、発表を行いました。

市長
「ほっと龍山」の活動は、素晴らしいと思います。まず名前がいいですね。ほっとする地域をつくるということと、熱い気持ちを持って頑張るということ、それをかけていると思いますが、とてもいい、名前のとおりの活動が展開されているのではないかと思います。

1つは、地域課題を地域の皆さんで、まさに地域協働でやっていこうということで、高齢者の買い物支援など、さまざまな地域課題の解決に向けた活動に取り組まれているということが素晴らしいと思います。若い人たちを積極的に引き入れて、地域の活性化に取り組んでいらっしゃるということも、とても評価できる点だと思っています。

今、国でもこれからの地域活性化のキーワードの1つとして注目しているのが、交流人口、これをいかに拡大していくかです。短期人口とも言いますが、いろいろな地域との関わりを持つ人たちを、まずは増やしていくということです。「山里いきいき応援隊」のように、関わりを持つことによって定住に結びつくということもありますので、そういう交流人口をまず増やしていこうと。

市も今、都市部と中山間地域の交流の拡大に取り組んでいますが、これに具体的に取り組んでいただいていることが、とても素晴らしいなと思います。

また、龍山の森林文化会館の管理もお願いをしていまして、これは今、市で取り組んでいる事業の先進的な取り組みとして行っていただいています。各地に協働センターという地域の拠点がありますが、それをぜひ地域の皆さんで運営していただき、活用してもらおうということで、今、いくつかモデル地区で実践をしていただいています。龍山もその1つであり、とてもうまく活用していただいているということで、大変ありがたいと思っています。

担い手の問題等々いろいろあるかと思いますが、私たちもできるだけ市として支援をしてまいりますので、引き続き、今後も活動を充実していただきたいです。どうもありがとうございました。

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質疑応答

 バス路線について

市民1
北遠の一番の懸案であるバス路線について、お伺いしたいと思います。

鈴木市長就任以来、私はずっと市長の市政に興味を持っていますが、財政、いわゆる市債の残高減少に対して非常に一生懸命で、改めて今回のグラフを見て感銘を受けました。

そういうものに反抗するような発言ですが、今、市が提案されている北遠地域のバス路線、われわれの熊地区の路線もそうですが、そこで一定の実績を上げなさいと。これは地域の自治の限界を超えていると思うんです。この際、市長の強力な財政支援で考えていただくような政策にはなりませんでしょうか。

市長
地域バスについては、一定の基準を設けて、地域の皆さんと議論をしながら、事業として実施していますので、無制限というわけにはいきません。また細かな具体的な地域事情等も、聞いていかなければなりません。今後は、デマンド化(※)を取り入れるなど、いろいろな施策も検討しなければいけませんが、やはり乗ってもらわないと、なかなか維持できないので、急いでいないときは、普段車をお使いの方もバスをご利用いただくとか、いろいろな知恵を一緒になって出し合いながら丁寧に進めていきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。

※デマンド化とは
利用者の需要や要求に応じてサービスを提供すること。

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 佐久間病院の医師の数とインフルエンザのワクチンについて

市民2
佐久間地域ではこの間、川合・浦川・東栄の間が三遠南信自動車道で結ばれました。本当に私たちには、明るい光が差したなという感じがしています。

今まで佐久間と浦川の間が通れなくて、大変不便でしたが、今度の3月になれば原田橋も開通して、随分便利になるということで、ありがたく思います。

今日お聞きしたいのは、佐久間病院の関係です。佐久間病院が今、私たちの身近な病院として、本当によくやってくださっています。土曜日でも日曜日でも夜間でも、どんなときでも対応していただいて、大変助かっています。

佐久間病院は、今県から2人、お医者さんを派遣していただいていますが、その県からの派遣が、今年3月をもって切れるということです。県の伊豆地域は大変お医者さんが不足していて、西部地域はお医者さんが余っている地域だというようなこともお聞きしました。

私たちにとって、2人の先生が佐久間病院から出て行かれると、現在のような佐久間病院の維持が難しいのではないかと思います。

佐久間には、浦川診療所と山香診療所の2つがあって、それも今まで通りの診療回数はできないし、市内のいろいろな病院からお手伝いで、先生方が来ていただいていますが、その先生方には、入院患者の対応は難しいということでした。そうすると、今いらっしゃる先生だけで、入院患者も含めてすべて対応することになり、今までの医療体制というのは、本当に厳しくなるということでした。市長さんにぜひお願いしたいのは、県からとか、いろいろなところからでも結構ですが、また今まで通り2人の派遣を強く要望して、今まで通りの体制で診療できるようにしてほしいということです。

それから、インフルエンザのワクチンが、佐久間病院へ行ってもないんですよね。来年までないということを聞きました。私も予約をしていますが、インフルエンザの予防接種をしていただけないものですから、何とかよろしくお願いします。

市長
佐久間病院の問題は、大変重要な問題で、私も認識をしています。基本的には県が派遣することになっていまして、できれば3人体制を維持したいと思います。県西部全体の話と過疎地域の医療とは、全く別の次元の話なので、しっかり県と話をしていきます。

それからインフルエンザのワクチンについては、担当部長からお答えします。

医療担当部長
まず医師派遣について、現在派遣していただいている2人のお医者さんが帰任されるということは、おおむね決まっていると私も受け止めていますが、その後の派遣についても、引き続きお願いしているところです。まだその結果は出ていませんが、何とか地域の皆さんが地域で診療を受けられるような体制を、しっかりつくっていきたいと思っています。

それと市内のいくつかの病院、日赤、医大、聖隷三方原、そちらの病院からも来ていただいていますし、同じ市立病院の医療センターからも、研修医の派遣をしていますので、引き続き市内の近隣病院から、専門医の派遣をさせていただいて、地域の皆さんの医療を、しっかり支えていきたいと考えています。

インフルエンザのワクチンについては、すぐに確保できるかどうか確認をしていませんので、即答はできませんが、今年は少し流行が早いそうです。皆さんも予約をされていると思いますが、しっかり地域で予防接種を受けられるように、薬品メーカーとも調整をしながら、遺漏のないように対応してまいりたいと思います。

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 災害時のドローン活用について

市民3
南海トラフの地震の場合、天竜地区が陸の孤島になるケースが結構多いのではないかと思います。緑恵台も高台ですので、場合によっては、太陽光発電が落ちて道路が寸断されるとか、いろいろなケースがあるのではないかと。龍山、佐久間とか、いろいろなところがあると思います。そのときの対応として、ヘリコプターを飛ばすというのは、たぶん無理だと私は思いますので、例えばドローンを飛ばして、食料の確保とか、できる限りのことができないかという提案です。

災害が起きてからでは遅いものですから早めに、この地区だったらここへドローンを飛ばすと決めておけば、災害時にあたふたしなくていいのではないかなと思いますので、ぜひその点、よろしくお願いしたいと思います。

それから、ブラジル人のパラリンピック選手団が来ますね。ブラジルは地震などの災害には慣れていないと聞いています。近所に住んでいるブラジルの方が、もしもの場合はこうするんだということを知っておきたいというような話をしていましたので、参考になればと思います。

市長
まず、地震等で道路が寸断されたときの対応で、ドローン活用の話が出ましたが、今、医薬品を佐久間病院から診療所へ届けるような取り組みをしています。ただ、何でもドローンで運ぶというのはなかなか難しいかもしれませんが、ドローンの活用についても、検討していきたいと思います。

その対策については、危機管理監から補足をさせていただきます。

危機管理監
現在、防災ヘリポートを設けており、ヘリコプターによる運搬を考えていますが、ご提案のドローンにつきましても運搬にどのように活用できるかということも、併せて検討をしてまいります。

また、ブラジルのパラリンピック選手団が来られるということで、災害に対する啓発についても、ここにどういう特性があって、こういう場合にはこうしましょうということの周知も含めて、検討させていただきたいと思います。

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 地域ガイドへの支援と光明山古墳の発掘について

市民4
先ほど、交流人口の増加をというお話がありましたが、先だって、昨年から実施しているおとな中山間地交流事業で、西区の自治会の方々が、私ども天竜地区の方へ訪ねてきてくださいました。

たまたまその日は天候が悪くて、雨になってしまったので、もちろん体験講座はやりましたが、あとは座学と現地の探索をして、この地域の歴史・文化を紹介するというような、取り組みを行いました。

その参加者の数人から、終わった後、大変うれしい感想をいただきました。それは「この地域を何度か訪ねていますが、今日いろいろな地域の歴史や文化のお話を伺って、大変親しみを感じたので、今度はぜひ妻を連れて遊びに来たいと思います」という、そんな感想を複数の方からいただきました。大変いい事業だと思いますし、私どもも他地区の観光地を訪れたり、あるいは展覧会等へ行ったりして、解説、説明を伺うと親しみがわきます。ガイドによって非常に理解が深まっていると、常々感じていたものですから、ぜひこの地区にいろいろあるガイドのグループが充実したり、もう少し人が増えたりするよう支援をお願いできればと思います。

浜松市全体もそうですが、天竜区も歴史的・文化的財産をたくさん有していますので、そういう点でお願いをしたいなと思います。

二俣城跡と鳥羽山城跡に続いて、今度は光明山古墳が国史跡に指定されたということで、昨年発掘をして完全な葺き石が出てきて、みんな大変喜びました。今後さらに発掘を進めると、何かすごいものが出てくるのではないかという、わくわく感を抱いています。その発掘についても併せて、よろしくお願いします。

市長
都市部と中山間地域の交流は、ものすごく大事だと思っていて、今それにすごく力を入れています。これからも、せっかく1つの浜松になったので、同じ浜松市内で地域特性の違うところの交流を盛んにして、交流人口の拡大を図っていきたいと思います。

そして、ガイドさんのグループの充実を図るべきだというご指摘をいただきました。どういうご支援ができるか分かりませんが、市としてしっかり対応できるものはしていきたいと思います。

光明山古墳につきましては、国の文化財に指定されました。大変貴重なものであるということで、またスポットが当てられました。逆に文化財に指定されると、勝手に発掘ができなくなりますので、そこは文化庁としっかり連携しながら、調査をしていきたいと思います。

市民部長
中山間交流につきまして、ご協力いただきましてありがとうございます。お話の中にありましたように、訪れた方々には非常に喜んでいただいて、この地域の特性をよく知ることができたというコメントも、私どもも直接聞いていますので、そういった点で本当にありがたく思っています。

ボランティアガイドの活躍の場や新たな人材の育成につきましては、また具体的に事業を進めていく中で、個別にしっかりと対応させていただきたいと思いますし、ガイドの育成につきましても、いろいろなスクール等の開催もしていますので、そうした会への参加を案内することも考えていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

文化振興担当部長
この度、光明山古墳が国指定文化財に指定されたということで、私どもも大変うれしく思っています。これも皆さんにお守りいただいた成果だと思います。

この古墳は、盗掘をされていないということで、全国的にも大変珍しい貴重な古墳ですので、慎重に対応していかなければいけないと思います。さらなる発掘について、将来的には文化庁と協議をしながら、考えていきたいと思います。

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 子育てのための施設・公園の設置について

市民5
私は10年ぐらい前から佐久間町で暮らしていますが、子供を遊ばせる公園が全くない状況です。それが今でもずっと10年以上続いている状況です。

私がここに参りましたのは、佐久間町とまちの方の子育て環境というのは違うということを、もう一度再認識していただきたいと思ったからです。

まちと違って、佐久間町には託児所もありませんし、保育園もありませんし、幼稚園は3歳から入れますが、小学生の学童などもありません。

そうなってくると、私たちがどうやって子育てをしているのかと言ったら、義理の母にお願いして、頭を下げながらやっている状況です。それが1つの魅力でもあり、天竜は子育てに適している環境だと私は思っています。隣近所の方々も、「元気だね」とか「子供いいね」と声をかけてくれます。ママたちもそれが魅力だと思って、子育てをしているのですが、設備というか、公園がないというのはどういうことなのかなとか、託児所も、保育ママが「ぽこぽこ」という託児所をやってくださっていましたが、それも3年前になくなってしまい、悲しいなと思っています。

小さな声だとは思いますが、頑張っているママたちがいるということを再認識していただきたいなと思って、お話をさせていただきました。

市長
公園の整備や託児施設と子育て環境の充実を求めるご意見ですが、また個別に状況等を確認しながら、できるところからやっていかなければいけないと思います。こども家庭部長から回答します。

こども家庭部長
先ほどの市政報告の待機児童については、認可の保育園に対して入園のご希望がある皆さんを対象とした数値になっています。

これとは別に、幼稚園以外に施設がない地域で子育てをしていただいている方も多くいらっしゃいます。天竜区にも保育ママはいくつかありますが、距離的な問題などもあるかと思いますので、私どもとしても、引き続き環境を整えていきたいと思っています。ただ、なり手の問題等々もありますので、この辺はPRをしていきたいと考えています。

公園の話も含めてそういった設備につきまして、また今後も検討させていただきたいと思います。

市長
なかなか担い手や、受け入れる人たちなどの人材確保が難しい状況です。個別に相談いただいて、できるだけ善処していきたいと思います。

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 風力発電について

市民6
市長から都市部と中山間地域の交流がすごく重要で、これからも交流人口を増やしていくというのが、とても大切なことだというお話を伺って、非常にうれしく思っています。

そこで、先ほど地域バスのお話も出ましたが、交流人口を増やすということであれば、当然地域バスも充実させて、地域バスを使うことによって、都市部と中山間地の交流を図るということも、ぜひ考えていただきたいと思っています。浜松市のホームページ等でも、もっと積極的に地域バスの魅力や利用に対しての情報発信もしていただきたいと思います。

現在だと本当に事務的にしか、地域バスのことが出てきませんので、もっと観光目的に使う地域バスとしても、地域と一緒に考えていただければと思います。

交流人口を増やすということは、つまり中山間地域の何に魅力があって来るかというと、当然豊かな自然や文化だと思います。私がそこで一番矛盾を感じるのは、今天竜区で、3つの大きな風力発電の計画があること。それがこの豊かな自然を求めて来る、交流人口を増やすことと、すごく矛盾していると感じるんです。特に今年の3月に発表された2つの大きな風力発電に関わるゾーニングの結果が出ていますが、そのときに、浜松市の風力発電のゾーニングの調査では、風力発電の大きさが2,000キロワット前後で決められているんですね。

ところが事業者が持って来た計画では、風車の1つの出力が3,000キロワットとか4,500キロワットとか、はるかに大きな風車を立てようとしているんです。そうなると、浜松市が発表したゾーニング結果では足りないということになるわけです。でも浜松市の方はそのゾーニングの説明会のときに、もっと大きな風車が立ったらどうするのかという地域からの質問に対して、急峻な地形とかそういうことを考えると、2,000キロワット以上の風車を立てることは難しいという返事だったんですね。

ゾーニングの計画というのは、法的な効力は持たないということになっていますが、発表した責任はあると思います。例えば、今回この龍山の秘密村、これはすごく魅力的な施設だと私は思っているのですが、事業者が持って来た計画には、この龍山の秘密村が、人が交流する拠点に入ってなかったんです。なので、事業者は秘密村のすぐそばまで、事業計画予定地を設定しています。

こういうことが実際に起きているので、浜松市として責任を持って事業者と、事業者の計画、もしくは事業者が進めようとしていることに関して、対応していただきたいと思います。こういう矛盾があるのをどのように浜松市として考えているのか、お聞きしたいと思います。

市長
その矛盾について今まだ理解できませんが、ゾーニングはゾーニングとして、風況とかいろいろなもので調査をしたということですので、個別計画とはまた全然別のものです。個別計画につきましては、今回、条例も制定する予定で、再生可能エネルギーについても、きちんと地域のご理解を得ないとなかなか事業が進められないように、きちんと調整を図るようにつくりましたので、その中で個別調整していきたいと思っています。

個別の状況については、担当から分かる範囲で回答します。

産業部参与
再生可能エネルギーの導入を拡大していきたいということは、市政報告の中にもあったとおりです。その上で、何が一番重要なのかということですが、私どもとしては、地域の皆さんとしっかりキャッチボールをし、意見交換をして、地域の皆さんが感じられる懸念、景観に対する懸念や防災上の不安、さらには日常的な水道の資源の確保に対する不安、そういったことも含めて、事業者が地域の皆さんにしっかりと丁寧に説明をすることを前提として、その上での導入を図っていきたいということです。

市長からも話があったとおり、来年4月1日の施行予定ですが、再生可能エネルギーの導入を進めていくための条例を、案として議会へ上程しているところです。これにつきましても、あくまでも地域の皆さんとの合意形成の上に立って取り組みを進めていくという考えを基本にしていますので、ご理解いただければと思います。

市民6
でも風車の大型化に関しては、先ほど言いましたが、2,000キロワット以上の風車が立つことを想定していないということでゾーニングを決めたわけなんです。それについては、どのように答えていただけるのですか。

産業部参与
今おっしゃっているキロワットに関しては、最初から2,000キロワットを1つの境にして、前提とした検討を進めてきたわけではないと考えています。後ほど個別にお話をさせていただきます。

※産業部が個別に対応しました。

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 台風被害に備えた木の伐採について

市民7
去年の台風24号で、私どものところは大変長い間停電がありました。5日間とか長いところでは1週間もありましたので、そのことについて伺いたいと思います。

島田市では、中部電力が台風等のとき電線に架かるような危ない木は切ったというお話を新聞で見ました。それは中部電力と島田市、それと地元の自治会の三者で話し合いをし、費用は中部電力が負担したと聞いています。また、そういう申込みを浜松市にもしたと伺っていますので、ぜひそれは実現していただきたいと思っています。電線は、だいたい道路に沿っていますので、倒木がないようにしていただければ、道路も安全に通れるようになるのではないかなと思います。

先日、私どもの生活道路である横山熊線で倒木がありました。そのときに電線が切れて道路にかかったということで、朝8時頃から晩の4時頃まで通行止めになりました。そのようなことも防げますので、お金もかかることでしょうし、いろいろなこともあるかと思いますが、地元の自治会として、私どもも協力したいと思っていますので、ぜひ浜松市でもそれを受けていただけたらありがたいと思っています。

市長
大変大事なご指摘だと思いますし、停電対策のために、事前にそうした予測可能な倒木の危険性がある木は、伐採するというのは非常に有効な手段ですので、私も進めたいと思います。

危機管理監から詳細を説明します。

危機管理監
昨年の台風第24号で、天竜区で最長6日間ぐらい停電が続き、大変ご不便をおかけしたということで、以来、中部電力と対策についていろいろ進めさせていただいています。その中で、中部電力では、法令に基づく保安伐採などをしていまして、直近3カ年で約11万本の木を伐採していると聞いています。今お話しいただきました計画伐採につきましては、市と中部電力とで、そういった動きに向けて検討を始めたところです。今年も台風第15号などによる大規模停電の発生があり、国の対応策にも注視しながら対応していきたいと考えております。

中部電力からは、地元の協力があるのは非常にありがたいというお話も聞いておりますので、今後、地域の皆さんにご協力いただくこともあるかと思いますが、その際はよろしくお願いします。

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 閉会のあいさつ

市長
今日もたくさんの皆さんにご参加をいただきまして、活発にご意見、ご質問をいただき、ありがとうございました。

いただきましたご意見、ご質問はしっかり把握し、市政に生かしていきたいと思います。先ほどアナウンスもありましたが、こうしたご意見、ご質問はいつでも受け付けておりまして、「市長へのご意見箱」というものがありますが、これは私、全部自分で目を通しています。ぜひ気軽にそうしたところへも、ご意見をお寄せいただければと思います。

改めまして、今日はご参加いただきましてありがとうございました。厚く御礼を申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。

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浜松市役所企画調整部広聴広報課

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