緊急情報

サイト内を検索

ここから本文です。

更新日:2024年1月1日

 平成30年度天竜区会議録

市長あいさつ・市政報告

 皆さん、こんにちは。
 今年も「みんなでまちづくりトーク」に多くの皆さんにご出席を賜り、誠にありがとうございます。例年どおり私から、市政報告をさせていただき、区の報告、そして市民団体の皆さんの発表の後に、質疑応答という形で進めさせていただきます。

市政報告(各区共通)

 区の取り組み

天竜区長:
 皆さん、こんにちは。私からは、最近の天竜区を巡る話題3つお話を申し上げます。
 1点目は「SS過疎対策」についてです。
 「SS」とは、サービスステーション、ガソリンスタンドのことです。地域からガソリンスタンドが消えることは、数年前から全国的な課題となっています。
 11月1日にこの天竜区役所で、「天竜SS過疎対策検討会」が発足いたしました。この検討会は、関係者が集まって安定的な燃料供給モデルを検討するものですが、単に検討するだけではなく、龍山町と春野町内では実証実験も行います。
 11月19日に、龍山町を皮切りに実証実験が始まります。通常の給油とは少しスタイルが違いますが、ぜひ皆さんの積極的なご利用をお願いしたいと思っています。
 2点目は「生活の足」を守るについてです。
 最近新聞報道でも少し出ています、去る10月11日に開催された「浜松市地域公共交通会議」において、遠州鉄道さんから、引佐地域そして天竜地域における今後のバス路線退出の意向が示されました。この退出表明というのは、市にとっても区にとっても大変深刻な問題だと受け止めています。
 特に天竜区においては、皆さんよくご存じだと思います。運転免許証をお持ちでない高齢者の方や障がいのある方の、貴重な移動手段であるとともに、子供たちの通学の手段となっています。公共交通は、持続性のある生活の足として、地域の皆さんの利用目的に応じた運行形態としていかなければいけないと思っています。
 現在、地域の皆さんへの説明会も開催しているところですが、早急に市の関係課、そして事業者などと、具体的な代替交通手段の検討を進めてまいります。
 公共交通は、使っていただかないと維持が難しいものですから、ぜひ、引き続き皆さんにも公共交通の、一層のご利用をお願いしたいと思っています。
 最後の3点目は「歴史を生かしたまちづくり」についてです。
 皆さんもご存じのように、今年2月13日の「官報」告示において、二俣城跡および鳥羽山城跡が国史跡に指定されました。浜松市では3件目の指定です。
 さらに天竜区役所のすぐ東隣ですが、県内最大規模と言われている前方後円墳、全長82メートルの前方後円墳、光明山古墳の発掘調査を浜松市が今年初めて行いました。
 4月29日に現地説明会が開かれ、午前と午後合わせて600人以上のご参加をいただき、皆さんの関心の高さが伺われます。
 今後は、先ほど申し上げた2つの城跡に加えて、光明山古墳なども含めて、この地域一帯で、歴史を生かしたまちづくりを進めていくことになります。その際には、住民の皆さんの参画、これは一過性のものではなくて、地道で息の長い参画が欠かせないと考えていますので、引き続きご協力をお願いいたします。
 最後に本日の発表団体をご紹介申し上げます。
 「天竜ふるさとガイドの会」の皆さんです。この会は、今年度の市民活動表彰において、天竜区長賞を受賞された団体です。昨年は大河ドラマの影響もあって、ガイドの申し込みがたくさんあったと伺っています。また、先ほどお話ししました「歴史を生かしたまちづくり」を進める上でも、中核の団体となる1つとして、今後ますます活躍が期待されているところです。
 私の話は以上です。本日はどうぞよろしくお願い申し上げます。

このページのTOPへ戻る

 市民活動団体発表に対する市長コメント 

 「天竜ふるさとガイドの会」から地域を巡る散策会や出前講座等の取り組みについて発表を行いました。

市長:
 発表をどうもありがとうございました。
 まず私が大変気に入ったのが、「自慢しよう みんなのふるさと」というところです。ふるさとへの誇りや愛着がないと、地域は発展していかないと私は思いますし、そのような意味で地域のいいところを見ていく必要があると思います。それらを発見しながら、それを外から来た人にしっかり伝えていく活動は、とても優れた素晴らしい活動だと思っています。
 最近は、頼まれごとではなくて、自主散策会もいろいろ企画されて、リピーターも増えて、定員オーバーをすることもあると伺い、私も大変うれしく思いました。これは、皆さんの熱意と努力の表れだと思っています。
 またぜひ、さらに活動を増やしていっていただきたいと思いますし、今年の2月に、二俣城跡と鳥羽山城跡が国指定の史跡になり、さらにこの二俣地域は注目をされ、訪れる方も増えてくと思いますので、引き続き活動を継続していただきたいと思います。「継続は力なり」ですが、会員の増強が課題と伺いましたので、ぜひ会員も増やし、さらに活動の場を広げて、今後も素晴らしい活動を続けていただければと思っています。

このページのTOPへ戻る

質疑応答

 阿蔵山の排水対策、上下水道事業の運営委託方式導入について

市民1:
 阿蔵山についてと水道の民営化の二点について伺いたいと思います。
 過去、七夕豪雨のときに阿蔵や山東地区、また二俣の低い所は、ずいぶん水害を受けました。阿蔵山はおかげさまでいい宅地ができましたが、その排水対策、雨水対策が万全であるかどうかということが一点。
 市の水道の民営化についてですが、新聞を見ましたら市長さん、先月フランスへ行ってこられたということで、フランスが水道民営化の失敗で、元の公営化に戻したということですが、われわれ商業者、工業者、ずいぶん水の便利を、保全であったり安心であったりということで、安心して使わせていただいております。
 お聞きするところによると、海外企業の方たちも、すでに市にアプローチをして、入札になるかどうなるか知りませんが、この間の台風24号のときに、この中山間から北部にかけて、ずいぶん水害を被りました。また、簡易水道ですから電気がどうしても必要で、停電の復旧にどれくらいかかったかをお聞きしたところ、1週間ぐらいかかった所もあったようです。
 こういったときに、今の水道事業者が一生懸命対応をしてくれましたが、もし民営化をしたときに即取り組んでいただけるのか、努力をしてもらえるのかどうか。まして海外企業が名前を変えて、参加するようなお話を聞いておりますが、そんなことはあってはどうかと危惧するわけです。
 拙速にならないように、日本で1番になろうと2番になろうと、そんなことは関係ございません。10都市だとか、10市町村だとか、20市町村だとかというところが、5年、10年の間にうまくいって、民営化のほうがよかったというような答えが出ればいいですが。何も先走ることはございませんから、じっくり市民の声を聞いて、十分検討されて進めてくださるのがいいんじゃないかと思います。

市長:
 阿蔵山の問題はこの後、担当部長からお話をさせていただきたいと思います。
 水道事業の件についてお答えをさせていただきますと、まず全体として民営化というのは大きな間違いですので、ぜひそこは誤解のないようにしていただきたいと思います。
 これは完全民営化ではなくて官民連携、いわゆる市がしっかりと経営のハンドリングをして施設を持ちながら、民間のいろいろなノウハウ、知見、技術を活用してもらい、官と民が一緒になって事業を行う、いわゆる官民連携です。全部民間に丸投げし、全部民間にしてしまうというのが完全民営化ですので、まったく違うということを、まずご理解いただきたいと思います。
 今後、水道事業は、非常に厳しい時代を迎えますので、できるだけ効率的な運営をしながら、サービスの向上にも努めていかなければいけません。それが今回、この運営委託を国が検討をし始めた原点で、私どももその中で今、どのような運営方式がいいのかを検証している段階です。いろいろなうわさ話だけが乱れ飛んで、外資がどうという話がありますが、まったくそのようなものはありませんので、そこは誤解のないようにしていただきたいと思います。
 先日、ご紹介がありましたようにパリへ行ってきまして、フランスの水道事業の実態を見てまいりました。現地に行って、見て話を聞くと、報道で伝え聞いていることと大きく違うと感じました。
 例えば、よく民営化の失敗の例が出されるパリの再公営化の話ですが、これまでパリは、全部企業に丸投げをして、民間が水道事業を、長年運営してきました。
 ずっとその状態が続くと、いろいろな問題が出てくるということで、いわゆる経営の部分のハンドリングはパリ市が取り戻して、公社に経営権を移しました。実態は、運営はまだ、ヴェオリアやスエズという民間企業が、現場の事業は行っていますし、ヴェオリアが長年、パリの水道事業を運営してきましたが、その社員は全員パリの水道公社が引き取って、今その人たちが事業を担っていますので、実態としては、民間が運営を担っています。ですから、再公営化といっても、新たな官民連携の仕組みで、パリの水道事業はスタートをしたということで、いろいろな水道事業がフランスにありますが、基本的に官100パーセント、民100パーセントというのはありません。この官と民の間でどのような仕組みがいいかは、それぞれの地域で工夫をしながら、運営形態をつくり上げていて、その点では非常に参考になりました。
 民間のいいところも活用をしていく仕組みを作れないかと、私どもも今考えています。 しっかりと官が経営のハンドリングをしながら、あるいは水質の検査やモニタリングもしっかりしながら、運営については、私ども公務員が行うよりも、民間の方がはるかに経営のノウハウや新しい技術、知見を持っていますので、それらをいかに活用していくかという、いいところを合わせて新たな経営形態をつくるのが今度の運営委託方式です。まだまだこれから研究をしていかなければなりませんので、検討結果等については、いろいろな形で皆さんにも、ご報告をさせていただきますので、うわさ話に惑わされないようにしていただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。
 では、阿蔵山につきましては、担当部長からご報告をさせていただきます。

土木部長:
 阿蔵山の土砂搬出につきましては、地域の皆さんには、いろいろご協力をいただき、誠にありがとうございます。土砂を掘削する際には、阿蔵山の土砂を取っている区域に降った雨が、直接河川下流に流れ出さないように、調整池を設けています。その調整池でいったん雨水などをため、徐々に河川に排水しています。
 また、土砂を掘削する際には、全体的に平たんにするのではなくて、外周だけを少し高くするという掘り込み掘削をし、雨水や土砂が区域外に流れ出さないようにする方法で、工事を進めています。
 引き続き安全に工事を進めていきたいと思いますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

このページのTOPへ戻る

 地域遺産の継承について

市民2:
 いろいろ説明をいただいた中の、地域を守っていくことについて、お願いしたいと思います。
 先ほども「いいものを見て」というのがありましたが、世界中にはいろんないいものがたくさんあると思います。日本にもそうですし、この浜松もいいところがたくさんあって、しかもこの天竜区にも、すごくいいところがたくさんあります。過ごしやすいといいますか、例えば豊かできれいな水もありますし、多くの伝統的文化ですね。そういうものも存在しております。
 申し上げたいのは、先ほど二俣城、鳥羽山城のお話がありましたが、それ以外にもたくさんの、そういう歴史的な遺物がございます。こういうものについて、地域で現在守っていっているわけですが、できれば市のほうから、いろいろ政策の中に入れていただいて、古い道ですね、古道だとか、先ほどガイドの会でもありました、石仏や、あるいは伝統的な「おくない」もあります。
 そういうものの継続をしていくような政策をしていただけると、それによってその地域もつながっていく、次世代に文化をつないでいくということで、地域もつながっていくのではないかと感じておりますので、お願いしたいと思います。

市長:
 鳥羽山城跡や二俣城跡のような、大きな文化遺産だけではなく、さまざまな素晴らしい遺産が数多くあることをご紹介いただきました。
 私どもも、それらを大事に思っていて、浜松地域遺産認定制度を開始し、2年間で192件認定し、その中で天竜区は56件の認定させていただきました。そのようなところに光を当てて、歴史遺産を活用していこうと考えています。
 また、この地域はいろいろな民俗芸能の宝庫ですが、やはり大きな課題になっているのは継承の問題です。人口が減っていく中で、だんだん担い手不足という問題が起こっていますので、何とかこれを解消していきたいと思います。今、連絡会もつくっていますが、せっかく合併をして1つになったので、まちを見渡せば、子供たちがいっぱいいますので、その子供たちを含めて、素晴らしい文化の担い手を育成できないだろうかと今、教育委員会にも課題を投げかけて取り組んでいます。昔から継承されてきた大事な文化を、オール浜松で守っていきたいと考えていますので、またいろいろとご協力をお願いいたします。

このページのTOPへ戻る

 台風24号の倒木被害について

市民3:
 テーマは災害の対策についてです。このたびの台風24号で、皆さん被害があったと思いますが、うちの町内も少し被害がありました。松の木が二俣城の中腹にあり、その松の木が、上がっていくところの道のほうへ落ちてきました。
 そして今、二俣城も人気になって、史跡になって皆さんが来るようになり、その上がっていく道のところへ、木がまだぶら下がっているんです。あの枯れた木が、折れたまま。そこを通る人がみんな、危ないね、危ないね、なんとかしましょうねと言うんですが、区に相談をしても、そちらは無理ですよというような話なので、それで今後どのようにしたらいいかということで相談に来ました。よろしくお願いします。

市長:
 これは区長から回答をお願いします。

天竜区長:
 台風24号では、区内でいろいろな被害が起きました。大変だった方がたくさんいらっしゃると思います。
 今のお話ですが、10月1日(月曜日)の朝、区役所に倒木の連絡をたくさんいただきました。
 木の生えている場所は、いわゆる民地もありますし、市の土地、いろいろありますので、木が生えている場所によって対応が変わることも、ご理解いただきたいと思います。ただ、もちろん非常に危険で、道路をふさぐ等、懸念がある場合には、しかるべき対応をしなければいけないと思っていますので、個別にぜひ教えていただきたいと思います。

後日、現地を確認し、個別に対応しました。

このページのTOPへ戻る

 台風24号の倒木被害について

市民4:
 今の関連ですが、私の生活道路の中で、横山熊線というのがあるんですが、倒木があり電線に引っかかっていて、それが1か月放ってありました。昨日、中部電力さんが一方だけは切ってくれて、あと横山側に出るほうが、私のところまで2本も3本もかかっているわけです。
 私どもの生活道路ですので、危機管理の中でもうちょっとしっかりと市が中部電力さんと連携を取っていただいて、なるべく早めに、1か月も2か月もたたないうちに早く除去していただきたいなと。
 それは民間の木が倒れてきたから民間でとか、そういう話ではないと思いますので、ぜひその辺をしっかりとお願いをしたいと思います。

市長:
 区長から回答をお願いします。

天竜区長: 
 恐らく市の職員が、現場には確認に行っていると思うのですが、いかがでしょう。

市民4:
 行っていないな。

天竜区長:
 個別に後ほど確認をしたいと思います。

中部電力が所有する電線への倒木であったため、中部電力に速やかな対応を依頼しました。

このページのTOPへ戻る

 光明山古墳について

市民5:
 二俣城跡と鳥羽山城跡が国の史跡に指定され、今後の史跡が期待されております。今年はそれに加えて、光明山古墳の発掘が話題になりました。
 私も発掘現場で、墓を覆っておりました葺石(ふきいし)の一部を見て、もう1600年前にタイムスリップした気持ちに落ち入り、感動で、大げさですが鳥肌が立ったように思いました。 
 その光明山についてのお願いでございます。光明山は私が小学生の頃の遊び場で、お山だと思っていたものが、古墳であることを先生から教えられ、こんな大きな墓に埋葬される人はどんな人なのか、どうしてこんな田舎にこんな大きな墓がつくられたのか不思議に思ったものです。
 今後発掘調査をさらに進め埋葬者などを解明して、70年近く昔になったかつての小学生の疑問に、お答えくださることを期待しております。それとともに、将来的にも古墳を覆う葺石を、何らかの方法で観察ができるようにしていただきたいと思います。
 最近、AR(拡張現実)とかいう技術があり、スマートフォンなどをかざすと、現実に存在しない建築物などを見ることができる技術が進んでいると聞いております。
 ぜひ、できることならこの技術を導入し、古墳の全容を気軽に観察ができるようにしてくださることをお願いいたします。なお、このARは二俣城跡や鳥羽山城跡の整備にも使えるのではないかと思います。よろしくお願いします。

市長:
 AR・VRを駆使して、観光プロモーションへつなげていこうという取り組みを、私どもも積極的にしており、昨年も直虎のときにこのAR・VRを駆使して、いろいろな取り組みを行いました。
 今ご提案をいただきましたので、今後、二俣城跡や鳥羽山城跡の観察、観光用途にこの新技術を活用していきたいと思います。
 光明山の発掘状況については、担当部長からお話しをさせていただきます。

文化振興担当部長:
 3月末から、光明山の発掘を手がけてまいりました。しばらく中断していましたが、11月から再開をいたしました。お話のとおり、残存状況が大変いいものですから、私どもも貴重な遺産をここに見ることができました。11月23日に、発掘調査現地説明会を行いたいと思います。どうぞ多くの皆さんにご来場いただき、私どもの説明をまた聞いていただければと思っています。よろしくお願いいたします。

このページのTOPへ戻る

 天竜区のまちづくりについて

市民6:
 区の再編に関わって、これからの天竜区のまちづくりについてちょっとお伺いできればと思っております。
 区の再編については、2回にわたって、この地区の自治会長さんへの説明会、それを受けての皆さんから出た意見を集約して、それに対する回答というかたちで、2回目の説明に鈴木副市長さんを中心にお見えいただいて、事細かく説明をいただきました。
 それを基にして、市長さんの方から新たに、新3区案を出されてきた経緯がございます。大変うれしく思います。
 天竜区は面積的には半分以上占めて大変広いですが、人口的には少ない人数ですので、私たちは常日頃、天竜区は見捨てられはしないかという恐れを抱いていたんですが、市長さんは前々から、天竜区を大事にしたい、大事に考えていきたいという思いをお伝えしていただいております。それが見事に新3区案というかたちで、実ってきたということで私は受け止めておりますが、大変ありがたいと思います。
 今まで出されてきた意見と、多少重複するところがあるかと思いますが、先日清竜中学校の文化発表会があり、ご招待いただいて参観しましたが、その中で3年生が、総合的な学習を通して学んだことの成果を発表していただきました。それは二俣のまちのことです。かつては東京のアメ横、原宿に匹敵するぐらいのとまではいかないとは思いますが、お店がいっぱいあって大変にぎわっていたと。
 ところが、その当時の8割が今は閉店、シャッター通り化しているということです。それを大変寂しく思うということで、それは人口減少とか、産業の衰退とか、お年寄りにとっての使いやすさ、そういうのが失われてきて、このように衰退しているのではないかなということです。
 そこで彼らは、これからの住みたいまち、足回りがよいまち、買い物がしやすいまち、医療その他公共施設が整って安全で心豊かなまち、そういうふるさとの再生を願っていきたいと。それはどうしたらいいかということで、大人になっても住み続けたいまちに何とかできないかと考えたという発表を受けてきました。
 大変ありがたいことだなと思っています。これから子供が将来に向けて、本当に住みやすいまちにしていくためには、再編を通して、それがどのように政策化していくというか、そんな面でお考えがお聞きできればと思っております。

市長:
 再編とは別だと思いますが、どのように地域活性化をしていくか、まちづくりというのは総合的なもので、いろいろな取り組みをしていかなくてはいけませんが、私は一番大事なのは産業だと思います。つまり産業がなければ、雇用が生まれず、働く場所もないとそこに住めないので、いかに産業を活性化させるかということが非常に重要です。その流れの1つが、私が10年取り組んでいる林業の再生です。林業を1つとっても、稼げる産業として再生させていかないと担い手が生まれませんし、担い手が生まれないと、そこに住む人もいなくなってしまいます。まずは林業にしても農業にしても、もう1回稼げる産業にしたいということです。
 あるいは、新東名もでき、利便性がよくなっていますので、企業誘致や、先ほど言ったように、ベンチャーのサテライトオフィスには、中山間地域などは好まれますので、そのようなベンチャー企業を誘致するということです。まずは、産業政策に力を入れて、豊かな雇用を生み出すことが、地域にとって大事なことで、その上にいろいろな政策が乗ってくるのではないかと思っています。
 引き続き林業や農業の活性化に向けて、しっかり取り組んでいきたいと思います。

このページのTOPへ戻る

 阿蔵山の跡地利用について

市民7:
 われわれと市の土木部と、定期的に阿蔵山対策部会を開いて話し合いを持たせていただいております。つい2か月前くらいに状況説明を受けました。
 阿蔵山も当初からわれわれが協力をしたつもりですが、当時、トラックが多いときには1日350台。なんと今月から1日72台に減るということで、だいぶ工事が進んでいるということで、協力できたと思っています。
 前回の話し合いのときにお聞きした内容で2つ、ぜひ市長に推進をお願いしたいことがあります。1つは、都田の工業団地にはとても及ばない広さだと思いますが、搬出後の山の跡地に、割と広い場所ができております。この利用方法がいまだに分かっていないということで、企業誘致する、研究所を誘致する、あるいは住宅団地をつくる、いずれの方法も何も決まっていない状況とお聞きしております。その推進をお願いしたいのが1つ。
 関連して、国道152号バイパスが、今、阿蔵山の頂上ぐらいまで飛龍大橋からの高架道路ができております。将来その頂上から、山東、船明に通ずる道路が計画されていると聞いております。しかし、その計画がいまだはっきりしていないとお聞きしました。
 この2点について、市長の力で強い推進をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。

市長:
 阿蔵山の土砂の撤去につきましては、ご支援いただいており、ありがとうございます。これはもう間もなく落ち着きますので、跡地利用を考えていかないといけません。お聞き及びかもしれませんが、県も一定の構想を持っており、そことの調整がありましたが、県が取り組みを進めないのであれば、私どもとしては、第三都田地区工場用地に続く企業誘致や、そのような利活用の方法を、早急に決めていきたいと思っています。
 また、道路整備につきましては、開発の進捗状況と併せて、今後進めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

このページのTOPへ戻る

 閉会のあいさつ

市長:
 本日は「まちづくりトーク」にご参加いただき、また活発なご意見、ご質問をいただき、本当にありがとうございました。
文化のことからまちづくり、あるいは土木等々、多岐わたる分野にわたってご質問やご要望、ご意見をいただきました。ご意見をしっかりと受け止めて、これからの市政に向けて反映させていきたいと思います。
 ご質問、ご意見はいつでも受け付けており、「市長へのご意見箱」という制度がありますが、これは私が全部自分で目を通しています。ぜひ気軽に、ご意見をお寄せいただければと思っています。
 改めまして、本日はご参加いただき、本当に厚くお礼を申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。

このページのTOPへ戻る

このページのよくある質問

よくある質問の一覧を見る

お問い合わせ

浜松市役所企画調整部広聴広報課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

電話番号:053-457-2021

ファクス番号:053-457-2028

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?