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更新日:2024年1月1日

 平成30年度西区会議録

市長あいさつ・市政報告

 皆さん、こんばんは。
 今年も「みんなでまちづくりトーク」に多くの皆さんにご出席を賜り、誠にありがとうございます。例年どおり私から、市政報告をさせていただき、区の報告、そして市民団体の皆さんの発表の後に、質疑応答という形で進めさせていただきます。

 市政報告(各区共通)

 区の取り組み

 西区長:
 本日は、お忙しい中、西区「みんなでまちづくりトーク」に多くの皆さんにご参加いただき、誠にありがとうございます。また、区民の皆さんには区政運営にご理解ご協力をいただき、重ねて厚くお礼申し上げます。
 さて、西区は皆さんもご存じのとおり、JR駅が2カ所、浜松西インターや平成31年3月に開設する舘山寺スマートインターなどがあり、浜松市の西の玄関口です。また、浜名湖やフラワーパークなど多彩な観光資源に恵まれ、区役所周辺や志都呂地区を中心に商業施設の進出も著しく、着実に賑わいが創出されています。さらに農業や水産業も盛んで、工業においても、大久保町の工業団地など、産業の分野においても、とても充実した地区と言えるでしょう。そして、「ビーチ・マリンスポーツの聖地はままつ」にふさわしい絶好のスポットです。
 このように魅力多彩な西区は、今後さらなる発展が期待されています。週末には、7つの区の中で最も多くの人が集まる区ではないかと思っています。
 それでは、行政としての西区の取り組みを紹介します。4つのまちづくりの推進を目指して事業を実施しています。
 1つ目は、「親しみと優しさにあふれるまちづくり」です。「食育健康力アップ啓発事業」では生活習慣病等へのアドバイスをしています。西区ユニバーサルデザイン探検ツアーでは、子供たちの思いやりと優しさを育む事業を行っています。
 2つ目は、「安心して暮らせるまちづくり」です。防潮堤は平成32年3月末には完成する予定です。ソフト対策として、出前講座を積極的に開催し、災害から自分の命は自分で守る、自助を中心に災害のさまざまなことをお伝えしています。
 また、高齢者の認知症等も増えているため、オレンジシール・オレンジメールを活用した徘徊高齢者早期発見事業にも取り組んでいます。
 さらに、自治会へ助成し実施していただいた防犯灯のLED化も進み、西区では約11,100基設置し、今までより夜道などを明るく照らし、犯罪防止、交通安全など、市民の安全安心な暮らしに取り組んでいます。
 3つ目は、「市民協働によるまちづくり」として、交通事故ワースト1脱出を目指し、交通安全啓発事業に取り組んでおり、自治会や関係団体の皆さんとの街頭啓発や高齢者交通安全教室、高校生自転車教室などを実施し、交通事故の削減を図っています。
 4つ目は、「賑わいと活気あふれるまちづくり」として、地域の伝統文化である雄踏歌舞伎「万人講」の復活を支援し、現在は後継者育成のため、小・中学生を対象にこども歌舞伎体験教室を行い、伝統文化の継承・普及に努めています。
 また、浜名湖ガーデンパークにおいて「おいしい舞阪まるごと体験フェア」、舞阪漁港では「えんばい朝市」を開催し、区内の産業振興や地域の活性化を図っています。
 11月4日(日曜日)は恒例の「浜名湖うなぎまつり」です。今年も浜名湖ガーデンパークで行います。うなぎの長巻寿しのイベントやうなぎ弁当・うなぎ丼の販売、蒲焼発祥の地、さいたま市浦和地区とは交流事業をしています。どうぞ皆さんのご来場をお待ちしています。
 西区では広報事業として、西区での出来事やイベントを、「広報はままつ」やホームページに掲載するため各種取材を行っています。6月に雄踏体育館で、東京オリンピックに向けてブラジル柔道選手の事前合宿があり、市長へ表敬訪問を行った際にも取材しました。
 さらに西区では、職員による区役所サービス向上プロジェクトを設け、市民の目線で考え、愛される区役所を目指すとともに、西区に住んでよかったと実感できるまちづくりのために、職員一丸となってその役割を果たしてまいります。今後とも皆さんのご支援とご協力をよろしくお願いいたします。
 引き続き、本年度の市民活動表彰団体の紹介です。西区長賞を受賞した「めだか広場・すずめ広場」さんです。「めだか広場・すずめ広場」さんは、平成18年6月に設立し、3歳以下の子を持つ親にふれあいの場を提供し、子育ての楽しさを、高齢者には仲間とのふれあいの場を提供し、生きがいづくりに努めています。このような活動が認められ受賞されました。
 それでは、「めだか広場・すずめ広場」の皆さんから、会の概要や活動状況などの発表をよろしくお願いいたします。
 私からは以上です。ご清聴ありがとうございました。

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 市民活動団体発表に対する市長コメント

 「めだか広場・すずめ広場」から子育て世帯や高齢者の支援について発表を行いました。 

市長:
 「めだか広場・すずめ広場」の皆さん、ありがとうございました。
 子育て中の若いお母さん、高齢者の皆さんに対して居場所づくりをされていて、大変素晴らしい活動だと思っています。
 どちらにも共通しているのは、放っておくと孤立してしまうということです。特に子育て中の若いお母さん、昔は、3世代同居は当たり前でしたから、おじいちゃんがいたり、おばあちゃんがいたり、あるいは近所のおばさんたちが世話を焼いてくれて、皆さんの経験を生かして子育てをしてきました。最近は若いご夫婦だけのご家庭が増えている中で、どうしても子育てが孤立することから、私どもも子育て支援ひろばのような事業に取り組んでいますが、そのような若いお母さんに手を差し伸べて、しかも元幼稚園の教諭や、保育士、民生委員といったベテラン中のベテランの皆さんが、自分たちの経験を生かしてこのような活動をしていただいていることは、大変心強いことだと思います。
 私の母も幼稚園教諭で、退職後は地区社協などの活動で、高齢者支援や子育て支援などを行っていましたが、そのような皆さんが地域でボランティア活動をすることは、私は浜松の強みではないかと思っています。
 どうしても人と人とのつながりが希薄になる今の社会で、地域でこのような取り組みがボランティアの皆さんによって行われていることは、浜松ならではだと思います。浜松の自慢は、自治会の加入率が95パーセントを超えていることです。それだけ地域コミュニティが、まだまだしっかりしているということだと思います。
 先ほど健康寿命のお話をしましたが、健康寿命を支えているのは、地域のコミュニティの絆だと思います。
 浜松は就労している高齢者の方が多く、元気で働いていたり、いろいろな活動の場があって、どんどん外へ出て行ったりすることが、浜松の健康寿命を支えているのではないかと思います。
 その活動の1つの形が、この「めだか広場・すずめ広場」だと思いますし、これからぜひ「めだか広場」と「すずめ広場」の交流にも取り組んでいただきたいと思います。高齢者の皆さんと、子育て中の親子との交流も、お互いにとっていい効果を生むのではないかと思います。
 ぜひこれからも継続をしていただくことをお願い申し上げ、私の感想とさせていただきます。ありがとうございました。 

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質疑応答

 東京パラリンピック ブラジル選手団の受け入れについて

市民1:
 先ほど市長さんや区長さんから、ある程度説明がありましたが、雄踏町に一番関連するご質問になろうかと思います。東京オリンピック・パラリンピックが2020年に開催されますが、ブラジル選手団の西区での受け入れについて質問します。
 今年6月に、ブラジルの柔道オリンピック選手団が、ここ雄踏で合宿を行ったとお聞きしました。雄踏総合体育館で練習をして、「THE HAMANAKO」(旧「浜名湖ロイヤルホテル」)に宿泊をしたそうです。
 地元の幼稚園児や外国人支援学校内のムンド・デ・アレグリア学校の生徒との交流などがありました。また、地元高校生との柔道の交流もありました。
 パラリンピックについては、ブラジルの全競技の選手団が浜松に来ると新聞で報道がありました。障害がある方がスポーツに取り組む姿を見たり交流を行ったりすることは、障害がある方への理解も深まる非常によい機会だと思います。
 そこで、パラリンピック競技では、どのような競技の選手団が西区を訪れるのか、また、このような機会に計画している地域住民や障害のある方との交流事業などを、市としてどのように考えているのか、もう少し詳しく説明をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。

市長:
 パラリンピックの場合は、すべての競技を受け入れるため、市の施設だけでなく学校など、いろいろなところから協力を得ながら、全市で受け入れていかなければなりません。この西区では、今のところ想定されているのはToBiOの水泳場で、水泳競技の選手の皆さん約50名と伺っています。
 それから雄踏の総合体育館は、オリンピックの柔道選手もおそらく受け入れていくと思いますが、パラリンピックの柔道競技の方も約20名を受け入れるよう計画しています。
 特にパラリンピックの選手の場合は、介助をしていただくスタッフやお世話をしていただくボランティアの皆さんが大変重要になってきますので、そのような皆さんをこれから募集して、お願いしていきたいと思っていますし、パラリンピックの場合は、交流事業も計画していく方針ですので、地元の皆さんと交流ができるようなことをぜひ考えていきたいと思っています。
 いずれにしても、ボランティアの皆さんにお世話をしていただいたり、一緒に活動していただいたりすることが、ある種の交流事業ですので、ぜひ多くの皆さんにご参加をいただければと思っています。

市民1:
 この事業を契機に、雄踏町がますます発展していければと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。

市長:
 心強いご発言をありがとうございます。よろしくお願いします。

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 弁天島海浜公園の整備について

市民2:
 先ほどの市政報告の中で、「ビーチスポーツ・マリンスポーツの聖地」という話が出てきました。私は弁天島海浜公園の整備について伺いたいと思います。
 弁天島海浜公園はプールや管理棟が取り壊された後、ずっと更地のままになっていて、現在、仮設のトイレやシャワーがあるだけで、大変寂しい思いをしています。浜松市は海浜公園の再開発について、サウンディング型市場調査を実施しているとのことですが、地域住民にはなかなかその内容が伝わってきません。海浜公園の再開発の現状と、今後の方向性についてお伺いします。
 先ほど、来年のNHKの大河ドラマ「いだてん」の田畑政治氏の話が出ました。この方は弁天島に別荘を持っていたということで、弁天島にも大変ゆかりのある人です。また、田畑氏は日本水泳連盟に大きな影響を及ぼしたと言われ、浜名湖で水泳指導をしていたというこということですが、この田畑氏の別荘と、水泳の合宿所となった旅館がすぐ近くだったので、おそらく弁天島で指導をされたのだろうと思います。
 その当時、弁天島には楽園という日本最大級のレジャー施設があって、そこに100メートルプールがあったのですが、日本で最初の全国競泳大会は、この弁天島の100メートルプールで、1921年(大正10年)8月に行われています。その後も各大学の合宿などで弁天島が使われたこともあります。
 そのような状況の中で、来年の大河ドラマ、再来年のオリンピック・パラリンピック、こうした機会にぜひとも、弁天島海浜公園の整備を進めてほしいと思いますので、よろしくお願いいたします。

市長:
 海浜公園の再整備については、民間活力によって再整備を行っていこうという方針のもと、今準備を進めていて、先ほどご指摘いただいたサウンディング型市場調査を、今年2月に実施しました。これは民間の事業者の皆さんに来ていただき、ここを開発するにあたってどうするか、いろいろなご提案をいただきながら、そのご提案をもとにご意見をいただいて、それを基に私どもが手法を検討していくもので、その時には11の事業者の皆さんに参加いただきました。中身については今ここで把握をしていませんが、非常に前向きなご意見をいただいたと報告を受けています。
 それを基に、整備手法等の検討を進めていますが、最終的には実際にそこで事業を行う民間事業者に事業提案をいただいて、それに基づいて決定をしていきたいと思っていますので、できるだけ自由な発想で、提案を受け付けたいと思っています。
 スケジュールについては、平成31年4月以降にその整備事業者の公募を行う予定ですので、平成31年の春には、海浜公園をこのような形で整備をしたいという事業者の皆さんに提案をいただき、その中から事業者を決定して、具体的な整備に移っていきたいと思っています。
 
市民2:
 関連して1点だけ要望があります。弁天島の発展というのはJR弁天島駅があって進んだと思いますが、JR弁天島駅の改善について、昨年、自治会連合会から、浜松市と市議会と警察署に要望書を提出しています。この件については浜松市も、いろいろな努力をされていると聞いていますが、いっそう促進していただきたいです。

市長:
 今、JR弁天島駅のユニバーサル化等について、JR東海と具体的な交渉を始めていますので、JR弁天島駅もしっかり整備をしていきたいと思っています。

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 遠州灘海浜公園篠原地区の整備について

市民3:
 遠州灘海浜公園の篠原地区の整備について質問させていただきます。
 遠州灘海浜公園の篠原地区につきましては、昭和37年に都市計画決定がされて以来、平成21年に浜松市総合水泳場、先ほどから名前が出ている田畑政治先生の記念展示が今開催されている場所ですが、そこが開設されただけで、多くの土地が使われず残っている現状です。
 ところが、このたび浜松市議会が野球場整備場等、基本計画の早期着手を求める要望書を、静岡県知事に提出されたことで、大きな一歩を踏み出したと感じています。地元としても本当にありがたいことです。
 これは議会だけでなく、市長をはじめ、市が努力された結果だと思っています。本当にありがとうございます。
 それから野球場の建設と隣接する公園整備は、地域の活性に大きく寄与するものですので、早期に完成することを望んでいます。野球場の建設と公園の整備計画について、今後どのように進んでいくのか、教えていただきたいと思います。

市長:
 ご承知のように、しばらく足踏みをしていて、地元の皆さんをやきもきさせて、大変申し訳なく思っていますが、やっと動き始め、今年度は野球場用地の確保に向けて物件調査の予算付けをし、今も調査をしていますので、用地確保に向けてしっかり取り組んでいきます。
 県も市議会からの要望を受けて、基本計画の策定に入ってくれると思いますので、ようやく具体的に野球場整備のプロジェクトが動き始めたということだろうと思います。今後、県としっかり役割分担等を詰めてまいります。
 また、野球場と同時に、周辺をどのように整備していくかということも、野球場を生かすために大事になりますので、今後は周辺の付帯施設を含めて、県との話し合いになってくるだろうと思います。
 いずれにしても、少し足踏みをしていた計画もやっと動き出し、地元の皆さんにもまたいろいろとご協力をいただかなければいけないと思いますが、どうぞよろしくお願いします。

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 上下水道事業の運営委託方式導入について

市民4:
 生活密着の施策で国民健康保険や水道問題などがありますが、今の浜松市では、年寄りになってみんな会社を辞めて国保の負担者になると、年々国保がまた上がるのではないか。それから水道問題では、民営化にするという案が市から出されていますが、民営化にすることで本当に、私ども市民に水道代の値上げをしなくて運営できますか。だいたいがフランスの大企業が日本に乗り込んできて、浜松の民営化の仕事をするといううわさもあります。そこの大株主や役員報酬にお金が回ってしまって、老朽化した水道管や、そういう工事をあちこちでやっていますが、それに先に吸い取られてしまうとも考えられます。
 それで市の当局が本来、水道部を中心に対処をしてくれているものが、その大企業に預けられてしまって、それで対処をしてもらえるのかどうか。そういうことが非常に市民としては不安です。そういうことで、まず市民に密着した問題で、市民の負担をこれ以上増やさないでもらいたい。これは市議会議員にも、そういうことを注文したいと思います。
 今、80万市民がいますが、国保や水道問題は一番身近な問題で関心がある問題です。大企業をどうしても優遇するという形が日本の政治、浜松の政治もそうなっていますので、本当の民主主義の政治を求めるなら、もっともっと市民のために、市民の負担を軽くするような市政にしてもらいたい。その点のご意向はありますかと、市長にお伺いしたいと思います。
 それから地元業者に直接、そういう仕事の発注が今までどおりできるのかどうか、そのこともお約束していただきたいと思います。

市長:
 まず、これは完全民営化ではありませんので誤解がないようにしていただきたいと思いますが、これは運営委託方式と申しまして、私どもがしっかり施設も保有をし、モニタリングといって、経営について、あるいは水質について、いろいろなチェックも市が主体的に行うものです。その運営について、民間のノウハウを取り入れて、官の良さと民の良さを合わせて運営をしていく手法です。
 ですから、下水道の場合も、私どもが行っていくときよりも、86億円も節約できています。それは全部市民の皆さんに還元させていただくということです。水道事業もこれから大幅に、管路の改修等にお金がかかってきます。一方で人口も減っていきますので、水道の受水者も減っていくなかで、今後50年間で、私どもが運営をしていくと、料金が今の約1.6倍になると試算をしています。
 ですから、民間のノウハウを生かしてできるだけ料金の値上げを抑えていきたいということです。下水道のように、民間からの提案によって、私どもがやるよりもはるかに安いコストで、安定した運営をしていただき、私どもはしっかりそれをチェックしていきます。
 運営の主体も、下水道の場合も地元の資本が入って、しっかり地元に今までどおり仕事が発注されていますので、その点も心配ありません。私どもはSPC(特別目的会社)と呼んでいますが、水道を運営する会社を設立していくのですが、今のところの計画でいきますと、市も出資をし、地元の業者さんにも、ぜひ経営参加をしていただきたいと思っています。そのような複合した経営体でこの事業を運営していくということであり、先ほども申しましたが、官のいいところと民のいいところを合わせて、官民連携の中でできるだけコストを抑えて、水道料金が上がらないようにしていきながら、しっかりとしたサービスを市民の皆さんに提供していく、これが新たな運営委託方式、官民連携の手法です。また細かな情報は、逐一提供させていただきますので、ぜひご理解をいただければと思います。

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 上下水道事業の運営委託方式導入について

市民5:
 2011年に市長さんは3つの目標、「やります!人財(ひと)づくり、やります!産業(もの)づくり、やります!文化(こと)づくり」、「ひと、もの、ことをつくります」というのを出してきました。
 先ほどの説明で、産業と文化については非常に進んだと思いますが、水道の問題でもそうなのですが、市のコンセッションの学習会に行きましたところ、市の説明では、水道事業を担う人材が集まらない。いくら浜松市の職員で水道の優秀な人材を集めたくても、人が集まらないという問題があると伺いました。
 水道というのは本当になくてはならないものです。管が古くなることは分かっていたことですが、どうして官民でやらなければいけなくなるまで、市がきちんとやれなかったのかというところに非常に問題があると思います。これからの人材育成について、市長さんを含めて、市役所の職員さんがどのように自ら努力して、IOTとかAIですとか、そういうのを自ら使い、公営で安心な水をつくれるようになるために、能力開発、職員の教育をどうしていくのかということを伺いたいと思います。

市長:
 人材教育につきましてはしっかり取り組んでいきますが、まず今回のコンセッションにおいても、市の職員もしっかり運営主体の中に入っていって、そこでさまざまなノウハウを勉強します。逆に言えば、その中で市の立場でしっかり経営をチェックしていきますので、現場で技術、知識を学ぶ、いわゆるOJTになります。
 人材の確保については、これは先ほど長期的な見通しでもお話ししたとおり、本当にこれから人手の確保は難しくなる時代です。まだ浜松は大きな自治体ですからいいですが、小さな自治体ですと公務員が確保できない時代が来ます。
 ですから、それぞれの自治体が連携して、人も施設もお互いに補完し合いながら運営をしていくことを、今から準備をしておかないと間に合いませんよというのが、総務省の指摘です。
 今後、浜松といえども、技術を含め人材の確保は年々難しくなっていくなかで、民の力を借りていくのが官民連携で、お互いにいいところを活用し合うのが、官民連携のミソです。
 ですから、決して私ども公務員の人材教育を、おろそかにするのではありません。しっかり取り組んでいくと同時に、民間の力も活用していくのが官民連携です。
 もう1つ、水道の管路については、高度成長のときに一気に敷設していったものですから、更新時期は一気に来ます。もちろん今でも計画的に管路の更新をしていますが、これからさらに膨大な管路の更新時期を迎えるので、それに備えて今から手を打っていくことが、私どもの長期的な経営の方針です。

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 上下水道事業の運営委託方式導入について

市民6:
 水道の件で質問をさせてください。去年6月ぐらいの話ですが、今委託しているヴェオリアのCEOが中日新聞の記事で、放射線廃棄物処分場を日本につくりたいという話があり、それを水道料金の値下げとバーターでという記事が出ておりました。
 時期を同じくして日本政府も、放射線廃棄物処分場の最適候補地という地図を出したのを、僕は記憶しています。その時に浜松市は、処分場最適候補地になっていました。
少なくともそのように発言している経営者さんのいるヴェオリアさんに、水道事業をコンセッションで委託するのは、いかがなものかと思っています。
 これについて市長、どういう見解をお持ちかお聞かせいただきたいです。

市長:
 その前提に誤解があります。ヴェオリアに委託するとは誰も発言をしていませんので、そこは誤解のないようにしていただきたいと思いますが、私もその記事をよく把握をしていませんので、申し訳ございません。

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 閉会のあいさつ

市長:
 本日のまちづくりトークに、多くの皆さんにご出席を賜り、誠にありがとうございます。また、活発なご質問、ご意見をいただき、ありがとうございました。地域のこと、あるいはこれからの浜松市政について、さまざまな分野で皆さんからご質問、ご意見をいただきました。これをしっかりと受け止めて、今後の市政に活かしてまいりたいと思います。
 それでは、本日ご参加いただきましたことに、重ねて厚くお礼を申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。

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