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更新日:2023年3月24日
浜松市博物館館蔵資料紹介縄文時代
浜松市内には、各地に縄文時代の遺跡があります。ここでは、蜆塚遺跡以外の市内遺跡出土品をご紹介します。いずれも常設展示中です。
槍の先につけた石製刃物
左2点花川町・右2点神ケ谷町出土
縄文時代草創期
約10,000年前の石器。槍の先につけた武器だと考えられる。石を連続して打ち欠いて、鋭い刃をつけている。獣狩りに使われたのであろう。
玉斧(ペンダント)
浜松市冨塚町竜門池遺跡出土
縄文時代前期
石斧の形に磨かれた石器だが、実用品でなく、ペンダントとして利用されたらしい。上部に孔をあけている。約6,000年前の縄文人の使ったアクセサリーである。
黒曜石の原石
浜松市新都田前平III遺跡出土
縄文時代中期
黒曜石は、火山活動で生成された天然ガラスで、割ると鋭い刃がつくことから縄文人にさかんに利用された石材である。けれども浜松市近郊では産出しない。前平3.遺跡では、長野県八ヶ岳山麓産の黒曜石が原石のまま多数発見された。物資は数百キロを移動している。
土製耳飾(ピアス)
浜松市大平台前山遺跡出土
縄文時代後期
直径3cmほどのピアス。縄文人はわざさわざ耳たぶを大きくしたらしい。外側(写真左)には模様をほどこすが、内側(写真右)は中央をできるだけくぼませるなどして重量を軽くし、耳たぶにかかる負担を軽くしたらしい。
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