緊急情報
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更新日:2024年1月1日
3.議事
(1)協議事項について
ア.いわゆる「ごみ屋敷」に関する条例の検討について
イ.東区協議会推薦会の設置等について
(2)地域課題について
4.連絡事項
(1)各課からの連絡
(2)次回以降の予定
5.委員からの発信
6.閉会
<事務局から3点のアナウンス>
(1)今回の会議が過半数の出席により成立したことを報告
(2)事前配付の議事資料の確認
(3)新型コロナウイルス感染拡大防止のため、発言時においてマスク着用のお願い
(米山英二会長)
依然、大変暑く、新型コロナウイルス感染者数がなかなか3桁に下がらない日が続いている。世界に目を向けると、ロシアとウクライナの紛争、また中国やヨーロッパの大干ばつという状況である。これらによる食糧難も危惧されているが、全て人間が自然環境を破壊したことが原因とも言われている。
さて、本日は今年度4回目の協議会である。7月の委員研修を受けた成果を発揮していただきたい。
これより令和4年度第4回東区協議会を開催する。本日の会議録署名委員は、鈴木三雄委員と原利夫委員にお願いする。
<環境政策課から説明>
(鈴木康弘委員)
私の町内にも「ごみ屋敷」が1軒あり、民生委員も介入しているが、どうにもならず困っている。どのような働きかけができるか教えていただきたい。
(環境政策課/辻昌孝グループ長)
マニュアルでもお示ししているとおり、まずは情報収集である。本人が納得しない限り片付けは進展しないため、本人とのコミュニケーションをこまめに取りながら、その方自身やご家庭の事情等を全部含めて把握し、複数の部署で対応できることを総合的に検討していくこととなる。
条例を制定したとしても、特効薬を生み出せるわけではなく、2~3年を要する案件も実際には存在する。
(神谷幹生委員)
市内に11件の「ごみ屋敷」があるとのことだが、その原因についての分析はしているか。
(環境政策課/辻昌孝グループ長)
原因ごとの件数を集計はしていないが、ごみを財産だと主張するケースが多い。
ごみをごみであると認識しているが、高齢等の身体的事情からごみを出すことができない場合は、現在も福祉からの支援を行っているケースもある。このようなケースは、11件には含まれない。
11件の「ごみ屋敷」は、ごみを財産だと主張していたり支援を完全に拒否したりと、対応が困難な事案である。
(米山英二会長)
行政に相談が寄せられた案件については、行政で全て調査をしているのか。
(環境政策課/辻昌孝グループ長)
現状では、相談を受けた課が可能な範囲で対応している状況である。実際に見に行き、ごみの状況を把握できているものもあれば、福祉系の課で受け付けたため、福祉的観点のみで状況を評価しているにとどまっているものもある。各1回の調査は行っているが、統一された指標で「ごみ屋敷」の状況を調査するには至っていない。
(米山英二会長)
借地に住居を建てて住んでいたが、そこが空き家となった事例を知っている。その後、樹木が大きくなり、ごみが捨てられるようになった。最近は見回りをしているのでごみは減ったが、ごみ袋が有料化されたときは大きく増加した。今度、ごみ有料化が実施されたとき、このように樹木が繁茂している空き家等で不法投棄が増加するのではないかと心配している。
もう一点、高齢化によって樹木の剪定が困難になり、道路にはみ出している住居をよく見かけるが、これを含めた対応策は検討されているだろうか。
(環境政策課/辻昌孝グループ長)
今回検討している「ごみ屋敷」に関する条例では、既存の法令等と範囲を住み分けている。不法投棄については「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」で規定があり、樹木の繁茂については、令和5年4月に施行される民法改正等により、所有者不明の土地の隣人による樹木の伐採が可能になるなどの状況を勘案し、今回の条例の効力の範囲を、物の堆積に限定している。ただし、物の堆積と樹木の繁茂等の併発が見られる場合、別々の対応ではなく同時に対応するよう環境政策課で主導していく計画である。
(米山英二会長)
行政に届出をしていない「ごみ屋敷」も各地区に存在すると思う。もし気づいたら、委員の皆さんもぜひ行政に情報提供してほしい。
(松本久和委員)
私の知っている事例を紹介したい。
ある女性の住居が、90歳の手前くらいのころから「ごみ屋敷」化した。非常にプライドの高い女性で、民生委員や包括支援センターの職員等でいろいろと手を打ったが、家の中には一歩も入れてもらえなかった。この方は、ごみを財産だと主張するわけではなく、ただ、他人が家の中に入ることを嫌った。
家の中は全てごみで、入りきらなくなり外にあふれ出していた。道に出てきた物については、本人に確認しながら自治会で処分していた。この事例の結末は、プロパンガスのホースの劣化により出火し、ごみに引火して火事になり、ご自身も亡くなるというものだった。
足掛け4~5年、いろいろなところにお願いして対応を試みたが、1本の矢になりきれず、このような結末になってしまった。
(環境政策課/辻昌孝グループ長)
非常に難しい問題である。行政として支援に入る場合は、本人との信頼関係を大切にしながら、慎重に入っていきたいと考えている。
<東区・区振興課から説明>
(米山英二会長)
東区推薦会の人数について、事務局から提案のあった5人が適当だと思う委員は挙手をお願いする。
<出席委員の過半数が挙手>
(米山英二会長)
それでは、推薦会の人数は5人とする。
(東区・区振興課/佐藤宏明課長)
次回の東区協議会にて、推薦会委員となる5人を決めていただきたい。
<交通安全委員会から活動報告>
(馬塚繁光委員長)
8月16日、令和4年度第2回の委員会活動として、東区の交通事故の現状と、高齢者交通安全啓発チラシ等の配布について確認した。
9月21日から30日までの「秋の全国交通安全運動」については、新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、規模を縮小して実施する予定である。
次回の交通安全委員会は11月15日に開催し、北区にある交通教育センターレインボー浜名湖にて、交通事故の事例解説、反射材の効果体験、サポカーの自動ブレーキ体験を行う。
<地域防災委員会から活動報告>
(小野敏彦委員長)
8月17日、令和4年度第3回の委員会活動として、笠井中学校にてマンホールトイレの設置訓練を行った。ご協力いただいた皆さまに感謝申し上げる。
次回の地域防災委員会については、協議会終了後に協議する。
<東区・健康づくり課から令和4年度第3回東区協議会での回答の訂正ついて連絡>
(東区・健康づくり課/枝村賢美課長)
令和4年度第3回東区協議会の次第5「委員からの発信」にて、河合洋子副会長からいただいた質問に対する回答について、一部訂正させていただきたい。
マスク着用等の新型コロナウイルス感染症対策について、「行政として強制力を持たないため、それぞれの判断で運用していただきたい。」と回答しましたが、「本市においても、国や県に準じた対応をしているため、それらをもとにご判断いただきたい。」というように回答を訂正させていただく。(令和4年度第3回東区協議会会議録も訂正済み)
(質疑なし)
<東区・長寿保険課から令和4年度おじいちゃん・おばあちゃんのための作品展について連絡>
(質疑なし)
<東区・区民生活課からFリーグアグレミーナ浜松フットサル教室及び歴史講演会ついて連絡>
(米山英二会長)
フットサル教室のチラシは小学校に配布するのか。
(東区・区民生活課/笹川秀幸課長)
関連スポーツ団体等には配布しているが、小学校には配布していない。委員の皆さまの周りに興味のある方がいらっしゃれば、宣伝していただきたい。
<東区・社会福祉課からヤングケアラーに関する県担当者会議の内容について連絡>
<東区・社会福祉課/鈴木誠隆課長>
令和4年度第3回東区協議会にて、清水猶委員からヤングケアラーに関する県担当者会議の内容についてご質問いただき、このことについて、担当者会議に出席した子育て支援課の職員に確認したため、この場で報告させていただく。
担当者会議は、7月21日に県の主催で行われ、市町のヤングケアラー支援担当職員約120名が出席した。浜松市からは、子育て支援課と他の関連する課の職員がオンラインで参加した。会議では、ヤングケアラーの実態調査の結果及び県による電話やLINEの相談窓口の開設の報告、藤枝市の事例紹介のほか、障害のある兄弟姉妹がいる人たちのための自助グループ「静岡きょうだい会」の代表を務める沖さんが、ヤングケアラーだった自身の経験をもとに、今後必要とされる支援について講演した。
県として初の担当者会議であり、県の方針を市町に共有するスタートアップ会議という位置づけのものであった。
(質疑なし)
<司会から今後の区協議会の日程を報告>
令和4年度第5回東区協議会
9月26日(月曜日)午後1時30分~/会場:東区役所 31・32会議室
令和4年度第6回東区協議会
10月14日(金曜日)午後1時30分~/会場:東区役所 31・32会議室
(山田俊明委員)
積志地区の漆島橋は幅がとても狭い。欄干をよく見ると、車がこすれた痕がたくさんある。つい1週間ほど前、その欄干に黄色の反射材が貼られた。たしかに認識しやすくなったが、当然狭いままである。
金銭的な面でも橋の架け替えは難しいとは思うが、歩行者や自転車用の通路を併設して、幅に対する改修をできないだろうか。
(東・浜北土木整備事務所/野田悟副所長)
古い橋は狭いものが多く、山田委員のおっしゃるように、歩行者用の橋を併設したり、既存の橋から張り出した歩道をつけたりということもできないことではない。ただし、橋が古ければ古いほど根本的な欠陥があるため、架け替えが必要という話になる。これについても山田委員が言及されたとおり、費用の問題から話が進まなくなる。
橋の欄干への衝突に対してスピード感を持って対応すると、視認性をよくすることがまず挙げられる。そこで、反射材を貼付するという対応がなされたと思われる。
要望に基づいて、各事案に優先順位をつけながら対応することになるので、まずは地域の皆さまからの要望をいただきたい。
(山田俊明委員)
おっしゃる内容は非常によくわかる。浜北区の十全記念病院の北側の道路にある東西の橋(雷神橋)は架け替えられているのを見たので、優先度の高いところから順次対応されていることは認識している。
また積志地区の話になるが、馬込川に架かる富士見橋もいつまでも狭い。小中学生の通学路であり、高校生も多く自転車で通る橋なので、とても危険である。私も通学に利用していた橋で、何度も怖い思いをしたことがある。30年ほど前、知人が積志小学校のPTAで問題提起したが、何も解決できなかったという話を聞いた。確かに、時間もお金もかかる問題だと思うが、20世紀のころの問題を21世紀になっても引きずっている感じがする。
(鈴木康弘委員)
耕作放棄地の草が背丈ほどになっているところがある。市から管理者に指導することは可能だろうか。
(東区・区振興課/佐藤宏明課長)
土地所有者に対し、文書で対処を依頼することはできる。土地所有者が不明な場合も、土地所有者を調査し、同様の対応は可能である。ただし、協議事項アでも言及されたように、民法の改正や条例の制定等で行政が可能な対応も変化すると予想されるが、現状では強制力のある対応をすることができず、あくまで依頼という形に留まる。しかし、これにも効果が全くないわけではないため、そのような案件があれば、お知らせいただきたい。
(鈴木三雄委員)
マンホールトイレについて、和田地区にはいつごろ設置される見込みか。
(東区・区振興課/佐藤宏明課長)
今年度中の設置を予定している。
(米山英二会長)
宅地化が進み、自然の貯水池がなくなってしまっている。排水溝は、田んぼがあったころと同じ幅と深さなので、雨が降った時に行き場がなく、道に溢れてしまう。山田委員の言った橋の問題と同様、金銭的な問題はあるとは思うが、排水溝を広くしたり深くしたりという検討できないか。
(東・浜北土木整備事務所/野田悟副所長)
昔田んぼだったところが宅地化された場所は、実は市街化調整区域であることが多い。地域のコミュニティの維持はもちろん必要なことだが、土木や都市計画の観点から申し上げると、市街化調整区域はやはり市街化を抑制すべきである。これは、米山会長がおっしゃるような問題に対する公共投資を極力抑えるための線引きである。
冠水が懸念される地域の改修を行うときには、その地域や上流の地域の田畑やアスファルトの状況から、地中に浸透せず排水される雨量の比率を表す流出係数を計算しながら水路の幅や深さを決定している。先ほどの橋の話と同様、根本的に変更することが可能な場合はそのようにするが、部分的な更新を必要とする地域は下流に多い。排水の問題は、部分の話では解決しないため、なかなか進展しない実状がある。
(米山英二会長)
もう一点教えていただきたい。家に囲まれた、長さが20~25メートルで幅が2メートルほどの市の土地がある。幅が狭くて利用方法がなく、抜け道にもならず草刈りにも困っている。
(東・浜北土木整備事務所/野田悟副所長)
具体的な場所をお示しいただき、可能な対応や担当部署がどこになるのかも確認したい。
(鈴木祐一委員)
草がたくさん生えているということで、防草シートを敷いたらどうか。
(米山英二会長)
防草シートは敷いている。
(東・浜北土木整備事務所/野田悟副所長)
防草シートは即効性があり、ある程度の期間は持つ。しかし、どうしても年月とともに効果は薄れてしまい、結局もとどおりということになる。対応内容について検討するため、個別にご相談いただきたい。
(米山英二会長)
以上で、令和4年度第4回東区協議会を閉会する。
以上のとおり会議の次第を記録し、これを証するため署名する。
令和4年8月26日
署名委員:鈴木三雄、原利夫
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