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更新日:2017年11月7日

平成26年度第4回東区協議会議事要点

次第

  1. 開会
  2. 会長あいさつ
  3. 議事
    (1)諮問事項について
    子ども・子育て支援新制度に伴う市立幼稚園の再編について
    (2)地域課題について
    区協議会委員会報告について
  4. その他
    (1)その他
    (2)8月、9月の開催予定
  5. 閉会

1.開会

(区振興課)
<区振興課から、今回の会議が過半数出席により成立したことを報告>
<当日配布資料の確認>

2.会長あいさつ

(米山英二会長)
ただいまから平成26年度第4回東区協議会を行う。
議事録署名人に、小川典男委員と金指操委員を指名した。

3.議事

(1)諮問事項について

子ども・子育て支援新制度に伴う市立幼稚園の再編について

<教育総務課が資料に基づき説明>

(鈴木康弘委員)
資料には、幼稚園の園児が年々減少していると書いてあるが、その中でも市立幼稚園の園児の減少の一番の原因は何であると考えているか。

(教育総務課)
市立幼稚園に限らず、幼稚園の園児が減少している理由としては、保育ニーズの高まりが考えられる。また、新制度に伴うニーズ調査を行った際には、就労のため保育所に子どもを預けたいという保護者の希望が非常に多かった。

(田村滋治委員)
三点について質問する。
一点目は、東区では橋爪幼稚園が閉園を検討する市立幼稚園として挙げられているが、配布資料の13ページによると、他の市立幼稚園と比べて非常に多くの園児がいることがわかる。需給バランスを考えたときに、120人も園児がいる幼稚園をなぜ閉園する必要があるのか疑問である。予算縮小を考えてのことだと思うが、地域の実情を考えた場合、制度に合わせて無理やり閉園する必要はないと思う。他に閉園を計画する園として挙げられている市立幼稚園については納得いく。しかし、橋爪幼稚園については、園児数を考えると納得いかないため、再度説明してほしい。
二点目は、平成30年度を目途に認定こども園への移行を検討する市立幼稚園として、東区では与進幼稚園と万斛幼稚園が挙げられている。この2園が選ばれるにあたり、基準のようなものはあるのか。また、今後どのくらいのスピードで認定こども園に移行されていくのか。
三点目は、資料の11ページに、各区の3-5歳児の幼稚園利用率が示されているが、東区は48.1%とその他の区に比べてとても低いものとなっている。なぜこのような結果となったのか説明してほしい。地元である今宿委員はどのように考えているか。

(今宿康一委員)
地元では、新制度自体を理解できてない人も多くいるだろうし、反感は強いと思う。

(教育総務課)
一点目について、資料の13ページによると、橋爪幼稚園の園児数が平成18年では90人であるのに対し、平成26年度は124人と増加してきている。その理由として、橋爪幼稚園では預かり保育を行っているため、園児が増加したと考えられる。しかし、現在橋爪幼稚園の近くには民間保育所が建築中であり、来年の4月から開園予定となっている。今後、預かり保育利用者の保育所への入園も考えられることから、橋爪幼稚園は存続について検討を要する市立幼稚園として挙げられた。地域における幼稚園等の選択肢、保護者の保育ニーズ、施設の課題等を考慮に入れながら、総合的に考えていく。
二点目について、認定こども園へ移行する市立幼稚園の基準として、比較的規模の大きい市立幼稚園を考えた。幼稚園機能だけではなく、保育所としての機能を兼ね備える必要があるため、東区では与進幼稚園と万斛幼稚園を計画した。また、市立幼稚園を認定こども園へ移行する計画のスピードについては、今後の、私立幼稚園等の動向を把握する必要がある。また、保育所待機児童数と保育所建設状況等も見ながら、なるべく早い段階で移行していきたいと考えている。
三点目について、東区での3-5歳児の幼稚園利用率が低いということだが、認可保育所、認証保育所の利用者が多いためだと考えている。

(今宿康一委員)
同一小学校区に市立幼稚園が2園ある場合、1園を閉園するということだが、小学校区に1園もないところは、全て私立幼稚園に任せる形になるのか。

(教育総務課)
市の新制度への移行方針として、幼稚園、保育所を問わず、民間に任せられるところは任せていきたいと考えている。新制度では、一人ひとりの子どもに、教育、保育を等しく保障していくことを目的としているため、今後は市立幼稚園と私立幼稚園の垣根はなくなっていくと考えている。

(市川雄也委員)
橋爪幼稚園での預かり保育の人数は現在どのくらいか。現在、園児数が120人程度いるが、新設される私立保育所に、どのくらい人が流れると考えているのか教えてほしい。

(教育総務課)
平成25年度の状況として、ほぼ毎日預かり保育を利用している園児は月22~23人程度であった。また、臨時で預かり保育を利用したいという場合にも対応している。保育ニーズによる園児数の推移が未定であることから、橋爪幼稚園については今後の動向を見守りながら、継続して園の存続について検討をしていく園として挙げさせていただいた。

(市川雄也委員)
積志地区には、小学校が4校あり、市立幼稚園は万斛幼稚園、橋爪幼稚園、有玉幼稚園の3園、私立幼稚園は海の星幼稚園の1園がある。大瀬小学校には海の星幼稚園、有玉小学校には有玉幼稚園から進学する児童が多い。中郡小学校については、橋爪幼稚園と万斛幼稚園の2園があり、そこから進学する児童が多いと思う。今年、中郡小学校の1年生は3クラスあり、それに対して小学校区内に市立幼稚園が2園あるのは確かに数としては多いと思う。しかし、中郡小学校よりも大きい積志小学校区内には、市立幼稚園も私立幼稚園もない。現状、橋爪幼稚園の卒園生の進学先の半分は積志小学校であり、有玉幼稚園の卒園生の中にも積志小学校に進学する園児がいると思う。小学校区に幼稚園がない場合、近くの幼稚園で補完している状況である。これらの状況を踏まえて、地域住民からも意見を聞いてほしい。
また、資料の6ページによると、もし橋爪幼稚園が閉園となった場合、近隣には市立幼稚園として万斛幼稚園と小松幼稚園があるとされている。これらの幼稚園へ通うためには、線路や二俣街道を越えていく必要があり、交通事故の危険性も増すため通うことが難しくなると考えられる。これでは、私立の幼稚園や保育所に人が流れて行ってしまうのではないか。これは橋爪幼稚園と万斛幼稚園だけの問題ではないと思うので、子ども第一主義を掲げている浜松市としてしっかりと検討してほしい。

 

(松浦恵子委員)
市立幼稚園の保護者には、徒歩通園している人も多くいる。近隣の市立幼稚園に通う場合はいいが、もし閉園となり、自宅から少し離れた市立幼稚園まで歩かなければならなくなると、保護者や子どもにかかる負担がとても大きくなる。
また、配布資料の2ページに「園児が多くの集団の中で生活することは、質の高い幼児期の学校教育・保育を受けられる」とある。必ずしも多くの集団の中で生活することがいいわけではないと思う。先生たちの目の届くような園児数での教育、保育をしてほしい。

(教育総務課)
近隣の市立幼稚園が閉園となった場合、他の近隣の市立幼稚園に通うためには歩く距離が長くなる。また、車での送迎が発生するなどの通園の負担が増えてしまうことが考えられるため、駐車場の整備等対応を考えていく必要がある。また、徒歩通園によるメリットは、市としても認識している。そのため、徒歩通園が減ってしまうことについて、例えば、カリキュラムの中で歩くことを増やし、地域とのふれあいや自然を感じられるような内容も取り込んでいけるよう検討することも必要になると考えている。
また、園児数については、あまりにも小規模の幼稚園では幼児教育の目的を十分に果たすことは難しいと考えている。小学校、中学校にも適正な規模があるように、幼稚園にも適正な規模がある。市としては、幼稚園は、いくつかの小集団の中で、遊びを通じて生きる力の基礎づくりを行うところである。適正な園児数の中で、様々なことを経験することが健やかな成長につながると考えている。

(小川典男委員)
現在の浜松市の利用率の状況として、市立幼稚園が約2割、私立幼稚園が約5割、保育園が約3割となっている。資料の12ページによると、閉園を計画する各市立幼稚園の園児数は定員の約3分の1程度とどまっている。また、私立幼稚園の平均園児数は206人であるが、存続する市立幼稚園の園児数で200人に達しているところはひとつもないと思う。全国には横浜市のように市立幼稚園がない自治体もある中で、浜松市には、存続する園と閉園するところがある。全て閉園にするのではなく、あえて存続させる市立幼稚園があるということについての考えを聞きたい。 

(教育総務課)
まず、民間が参入できない中山間地域については、市立幼稚園を残していかなければならいと考えている。市としての教育方針を体現できるところとして、市立幼稚園を存続していきたいと考えている。

(小川典男委員)
私立幼稚園では、送迎バスや預かり時間の延長等企業努力をしている。しかし、市立幼稚園では、定時で終わり、保護者に送迎をさせている。これでは人は集まらないと思う。

(松浦恵子委員)
市立幼稚園と私立幼稚園の一番大きな違いは、保育料である。自分の子どもが利用していた私立幼稚園は保育料が25,000円であったのに対し、近隣の市立幼稚園は7,000円であった。市立と私立では負担額が異なり、私立では質の高い教育、保育を受けることができる分、保育料も割高である。複数の子どもがいる家庭では、私立幼稚園を利用すると家計を圧迫することもあると思う。また、資料等で減免制度の説明がされているが、内容が難しいところがある。

(金指操委員)
昭和45年のことだが、当時、自宅近くに与進幼稚園があったが、園児が多く子どもを入園させることができなかった。そのため、送迎バスがある私立の相生幼稚園に子どもを入園させたが、保育料が大きく異なっていた。相生幼稚園の保育料は6,500円だったが、もし市立幼稚園に通うことができていれば1,000円であった。しかし、教育方針として、市立幼稚園に欠けているものが私立幼稚園にはあったと思うし、今では私立幼稚園に子どもを通わせてよかったと思っている。市立幼稚園はもっと努力する必要があると思う。

(小川典男委員)
例えば横浜市のように、全ての市立幼稚園を閉園とした場合、そこで残った予算を私立幼稚園の保育料を下げるための補助金として利用することもできると思う。市としての方向性をよりしっかりと考えていく必要がある。また、今後市立幼稚園が認定こども園に移行されていったときに、保育料が市立幼稚園と私立幼稚園で同額であると、利用者は皆私立幼稚園を選ぶのではないか。市立幼稚園として運営していく以上、現在の状況を把握した上で大きく見直し、より努力していく必要があると考えている。

(田村滋治委員)
諮問に対する意見として、積志の件については特殊事情として再考していただき、その他については認めていきたい。

(村越義明委員)
各地域によりかなり事情が異なっていると思う。現在利用している人たちの実態を詳しく調べ、計画に移してほしい。
資料の10ページについて、東区の未就園児童数が53.2%となっているが、これは他の区の未就園児童数の割合に比べて非常に多いのではないか。

(教育総務課)
資料の10ページの未就園児童数は、0-5歳の全ての児童数から幼稚園、保育所への就園児童数を引いた人数である。

(米山英二会長)
新制度では「質の高い教育、保育の充実が期待できる」とされているが、私立幼稚園について、指導方針は市が指導するのか、私立幼稚園に任せているのか。

(教育総務課)
私立幼稚園に任せている。

(米山英二会長)
閉園・移行について、先生や保護者の意見は聞いているのか。

(教育総務課)
現在閉園を計画している13園について、保護者との意見交換会を行った。今後も、地域の方との話し合いも含め継続していきたい。

(米山英二会長)
市立幼稚園ではなく、私立幼稚園の先生や保護者等とは話し合っていないのか。市長が子ども第一主義を掲げている以上、子どもを中心に考えてほしい。私立幼稚園だと、月々の支払いが経済的に厳しく、子どもを入園させられない保護者もいると思う。これらのことをふまえ、できるだけ現場の声を聞いて進めてほしい。また、橋爪幼稚園について、今後閉園を検討するとされている幼稚園になっているが、存続させてほしいという答申にするのか。

(今宿康一委員)
地域の保護者等の意見を尊重してほしい。

(米山英二会長)
橋爪幼稚園について、市は一度保護者等地域の意見を聞いてから検討するという内容の意見を付した答申とするということでよろしいか。

<一同了承>

(2)地域課題について

区協議会委員会報告について

《交通安全委員会》
(今宿康一委員)
<資料に基づき説明>

《地域防災委員会》
(村越義明委員)
<資料に基づき説明>

《地域福祉委員会》
(稲垣邦圓委員)
<資料に基づき説明>

(米山英二会長)
何か質問はないか。

<全委員意見、質問なし>

4.その他

(1)その他

(鈴木康弘委員)
地域力向上事業として中野町煙火大会が平成26年8月14日(木曜日)午後7時30分から開催されるので、ぜひ見に来てほしい。

(米山英二会長)
<区協議会会長会議について報告>

(2)今後の会議予定について

  • 8月の会議(第5回東区協議会)
    8月29日(金曜日)午後1時30分~、会場:東区役所3階31・32会議室
  • 9月の会議(第6回東区協議会)
    9月25日(木曜日)午後1時30分~、会場:東区役所3階31・32会議室

5.閉会

以上で、平成26年度第4回東区協議会を閉会する。
以上のとおり会議の次第を記録し、これを証するため署名する。

平成26年8月29日

署名人:小川典男
署名人:金指操

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浜松市役所中央区東行政センター (地域振興担当)

〒435-8686 浜松市中央区流通元町20番3号

電話番号:053-424-0115

ファクス番号:050-3737-5872

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