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更新日:2020年11月5日
「浜松市と大学との連携事業」は、協働センターなどの生涯学習施設で行われている講座に大学生が持つ学習成果を活用し、学生自らが講師となって市民と互いに自己の学びを深めることを目的に行われ、今年で10年目となります。
浜松市は現在、浜松学院大学、静岡文化芸術大学、常葉大学、静岡大学、聖隷クリストファー大学の5大学と連携。今回は、10月29日・木曜日に長上協働センターで行われた常葉大学健康プロデュース学部の学生が考案した「特殊詐欺撃退すごろく」を使った講座の様子をお伝えします。
今回の講座には、60歳以上の地域住民12名が参加。参加者は5つのグループに分かれ、各グループに案内役の学生1人がつきました。講座は、特殊詐欺の現状や手法について楽しく学んでもらおうと、すごろくとクイズ形式で実施し、グループごと、すごろく内に作られたクイズを解きながらゴールを目指しました。クイズは、「振り込め詐欺の被害に最も遭っている年代はどれでしょうか」「振り込め詐欺の被害総額はいくらでしょうか」「振り込め詐欺が最も多発する時間帯は何時でしょうか」など全10問。参加者はクイズに苦戦しながらも、同じグループの方と話し合いながら楽しく取り組んでいる様子でした。すごろくの後には、1.オレオレ詐欺2.架空請求詐欺3.融資保証金詐欺4.還付金詐欺の4つの詐欺のシチュエーションを学生が再現し、詐欺について分かりやすく解説しました。
最後に学生から参加者に、「「自分は詐欺に遭わない、大丈夫」という考えはやめること、日頃から家族とコミュニケーションをとっておくこと、怪しいと感じたら独りで判断せずに警察や知人に相談すること」などと呼びかけました。参加者は「大学生から学ぶことがとても多く、特殊詐欺について詳しく知ることができた。」などと語ってくれました。
2019年の詐欺の被害額は静岡県全体で約4億円、全国では約300億円にものぼっています。詐欺に遭わないためにも、どのような詐欺があるのかを知っておくこと、自分も被害に遭う可能性があることを認識しておくことが大切ですね。
上写真・講師を務める常葉大学の学生の皆さん
上下写真・参加者がすごろくを使ったクイズに挑戦
上写真・学生が考案したすごろく
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