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更新日:2024年10月31日
令和6年9月28日(土曜日)に、「東地域・家康公ゆかりの里」推進事業の一環として、産業展示館でディスカッション型歴史講演会「講師梓澤要と語る歴史ものにおけるフィクションと史実」が開催されました。
講師である梓澤要(あずさわかなめ)先生は、静岡県磐田市の出身で、歴史に対する知的な洞察とドラマ性で本格派の歴史作家として評価されていらっしゃいます。平成5年に「喜娘」という作品で第18回歴史文学賞を受賞しデビュー後、「捨ててこそ空也」で第3騎亜歴史時代作家クラブ賞作品賞を、「荒仏師運慶」では第23回中山義秀(なかやまぎしゅう)文学賞をそれぞれ受賞されました。
当日は、「ドラマや小説においてどこまで虚構が許されるのか?」「間違った歴史認識を植え付けてしまうことにならないか?」「フィクションと史実をそれぞれどの程度許容するべきか?」といった点について、梓澤先生と聴講者の間でディスカッションが行われました。
ディスカッションの中では「ひとの心を沸き立たせ、突き動かすものとしてフィクションは必要」、「ドラマや小説がきっかけでより史実を深く知ろうと思った」、「あまりに史実とかけ離れているドラマはよくないと思う」など、フィクションの程度や許容についての意見が出され、拍手が起こる場面もありました。
梓澤先生のファンや歴史もの好きの皆さんには有意義な時間となったのではないでしょうか。
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