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更新日:2020年4月22日

令和元年度第3回浜松市立図書館協議会

日時

2020年02月10日(月曜日)
午後1時56分から午後4時1分

場所

浜松市立中央図書館2階大会議室

出席状況

委員: 小杉大輔、酒井勇治、石野純子、大場大晃、北脇浩美、永井宏明、三宅栄子、三津間洋子
事務局: 寺田文化振興担当部長、高瀬中央図書館長、宮木館長補佐、
内藤図書館管理グループ長、
鈴木図書館サービスグループ長、
鳥井調査支援グループ長、長谷川資料・情報グループ長、
小野城北図書館長、村雲天竜図書館長、
小山春野図書館長、仲市佐久間図書館長、
藤澤水窪図書館長、高村龍山図書館長、
竹内主任、佐藤主任

傍聴者

0人

議事内容

(1)令和元年度浜松市立図書館利用に関するアンケート調査結果について(報告)

(2)令和2年度浜松市立図書館評価指標について

(3)その他

会議録作成者

中央図書館管理グループ 主任 竹内広人

発言者の記録

発言者の要点記録

録音の有無

会議記録

1 開会
2 中央図書館長あいさつ

3 議事

(1)「浜松市立図書館 利用に関するアンケート調査」集計結果について

内藤図書館管理グループ長が報告

資料1「浜松市立図書館 利用に関するアンケート調査(館内)」集計結果(令和元年度)◆資料2【参考】自由記入欄への記載のうち「成果」に分類されるもの(館内分)【全館】

質問意見

 

三津間委員:

資料1 P20「9.講演会、講座、企画・テーマ展示」報告で言及された高齢者事業とは、どのような事業か。

 

 

鈴木G長:

今年度、「シニアのための楽しい音読教室」を、協働センター開催分を含め3回開催した。おおむね60歳以上の方を対象に40名を定員としており、たいへん好評で毎回定員に達している。図書館資料をテキストとして活用し、声を出して音読するものである。年配の方は、声を出す機会がだんだん減少するため、良い文章を声に出して読むことにより心身共に活性化することを図っている。

 

三津間委員:

私が協働センターで絵本を題材にして講座の講師を任されたときに、参加者の大半が60歳以上であった。その年齢層の方たちは、何かをやりたいという気持ちがとても強い。参加者からは、「絵本に関わりたい」「絵本がこんなに楽しいものとは思わなかった」「絵本は楽しいおもしろいだけで終わらず、引きつけるものを感じた」などの意見があった。集まって話をし、そこに本があるだけで様々な楽しみが生まれることから、高齢者事業として「参加型」の講座は有効な切り口と考える。

 

高瀬館長:

 

 

図書館ビジョンP6「はぐくむ」「未来のショート・ストーリー」には定年を迎えて自分の時間が持てるようになった人の、絵本や図書館との関わりを書いた。このようなイメージで図書館と関わっていただきたい。

 

石野委員:

満足されている回答者がかなりの割合を占めており、図書館職員の努力が市民の方々に伝わっていると感じる。

資料1 P33【自由記載欄(主な意見)】「6.事業について」に「職員のおすすめ本コーナーを作ってほしい」と意見があり、一方で資料2【参考】の「自由記入欄への記載のうち「成果」に分類されるもの(館内分)【全館】」の「㉙おすすめコーナーはとても参考になっている」とある。「おすすめコーナー」の実施は、地区館により異なるのか。

 

内 藤 G 長 : 

 

地区館が自主事業を実施しており、「職員のおすすめ本コーナー」を作る、あるいはその他のコーナーを作るなど、館によって趣向を凝らしている。そのため、利用者から様々な意見をいただくものと認識している。

 

高瀬館長:

本が並べられているだけでなく、「職員のおすすめ」や「スタッフのおすすめ」と表示があることにより利用者の捉え方も異なると考えられる。

 

石野委員:

「本との出会いが新鮮である」という意見もあり、図書館資料の充実を図っていただきたい。

質問の1点目、これまで利用者から寄せられた意見や課題について、改善内容の周知はどのように行っているか。例えば「座席数が少ない」などは、昨年度も意見としていただいたと思うが、改善されているのに周知されていないと再び意見をいただくことになるのではないか。

2点目、職員の資質・能力の向上に関して、課題改善をしようとする意識を感じた。職員研修はどのような体制で行われているのか。

また、「ホームページが見やすくなった」という意見はうれしい。

 

宮木館長補佐:

ご指摘の1点目の課題改善に関しては、例えば、飲食コーナーなどについてはいくつかの館で改善された。中央図書館をはじめ、浜北図書館でも飲食コーナーを設置した。一方で、座席数の増加やお話の部屋の設置の意見については、改善できた館については良いが、スペース的に改善がなかなかできない館については、今後も意見をいただくことと思う。大規模改修等に伴い、可能な館は改修できればと考える。

ご指摘の2点目、職員の資質向上については、毎年、意見としていただく。指定管理館を含め職員の入れ替わりはあるものの、職員研修により資質の向上に努めている。特に、外へ出て研修を受講した職員が他の職員に研修内容を共有するように心掛けている。県立図書館を中心に、年間を通してレファレンスや選書等様々な研修機会をいただき、積極的に参加を促している。参加した職員は、それぞれの館へ戻って成果を共有している。前年度より研修参加の件数は増加している。

また、職員が講師として招かれるというケースも増えている。今年度、電子図書を本格稼働させたことにより、全国図書館大会や愛知県の公共図書館の館長会議で事例を発表する機会があった。講師として発表するからには、当館の状況を分析して資料としてまとめており、貴重な研修の場であったと考えている。

ホームページが見やすくなったという意見をいただき、大変ありがたいことである。サイト訪問回数が増加している一方で、1回の訪問あたりのページビュー数が減少しているということは、システムの改修によりページの構成が分かりやすく検索がしやすくなったことの効果である。

 

北脇委員:

レファレンスについて、どのような内容があるのか。

 

宮木館長補佐:

「こういう本ありますか」という簡単な質問もあれば、そこから発展して「この作家さんのおすすめの本はありますか」や「こんな学習にはどういう本がいいでしょうか」といったものがある。

 

高瀬館長: 

中央図書館では、郷土資料室で地域の資料を収集していることから、地元浜松や三遠南信の資料を調べている方からの深く専門的な質問や、自分の先祖のことを調べたいなどの様々な質問がある。ネット検索では解決しない質問について、根拠に基づいた情報を提供する。それを頼りにリピートしてくれる利用者の方もいる。地区図書館より専門的な内容を求められるケースが多い。

 

三宅委員:

郷土資料室は他の地区図書館にはないのか。

 

高瀬館長:

地区図書館にも地域の資料を所蔵しているが、中央図書館の郷土資料室には戦前からの貴重な資料などもあり、23館ある図書館の中での特色である。

 

北脇委員:

割合的には、簡単な質問が多いのか。

 

高瀬館長:

簡単な質問については、日頃から窓口でも対応している。郷土資料室では職員のお手伝いを必要とする利用者の質問が割合的には高い。

 

永 井 委 員 :

アンケート集計は、全体的にたいへん丁寧にまとめられている。さらに、貴重な回答、ご意見を正確に集計できる仕組みを検討できないか。例えばウェブサイト回答については、来館経験の有無の設定など回答者の属性を細やかにし属性ごとの特徴を明らかにするなど、ぜひ検討してほしい。また、館内でのアンケートについて、外国人などアンケートを書きづらい利用者の声をどう反映するのか検討してほしい。

また、浜松市民はもちろんだが、他市から浜松を訪れた方が、浜松の図書館を利用して新たな発見や積極的な発信を得る機会となるよう、アンケートにプラスアルファして回答をいただけるとよいと思う。

 

小杉会長:

5段階評価で平均4であるため、褒められていると受けとめられる。全体的に高く評価されている。一方で不満の声もたくさんいただいており、「このような意見がありました」と、すべての図書館職員に周知していただきたい。また、不満の声にどう対応したのか、このような機会に報告してもらえるとありがたいのでぜひ検討をしてほしい。

 

(2)令和2年度浜松市立図書館評価指標について内藤図書館管理グループ長が説明

資料3「浜松市立図書館評価(平成N年度)」

資料4「令和2年度浜松市立図書館評価指標(案)」

 

三津間委員:

しばらくホームページを使っていなかったが、久しぶりに使って大変使いやすくなったと感じた。展開が早くなったうえ、ページの構成が分かりやすく、検索しやすくなった。見たいページにすぐ行ける、予約方法が分かりやすい、読書履歴が見られる等、要望を取り入れ、大きく改善された。

 

小杉会長:

資料4の「令和2年度浜松市立図書館評価指標(案)」「≪いかす≫4.障がい者向け資料の延べ利用者数」は、前回の議論の結果を反映してサピエ利用者が追加されており評価できる。

令和2年度の目標を今年度実績見込みの1%に設定することは理解できる。しかし、見方によっては、今年度達成率が低かった項目を「少し増えれば良い」としているように見える。議題1にあったように外国人などアンケートを書きづらい方の声が満足度として出てこないことを踏まえると、例えば、「3.外国語資料の貸出冊・点数」では外国の方にとって使い勝手が悪いのかもしれないが、低いところの要因を隠しているように感じられる。H27-H29は高い伸び率だが、H30以降減少している。今回の目標をH27よりやや高めの数値に設定しており、何を目標にしているのか明確でなく、甘んじているようである。このような結果の要因分析についても説明していただけると良い。

 

北脇委員:

図書館ビジョンの「はぐくむ」の中にP8「活字離れ・図書館離れが進む中学生・高校生が図書館に足を運ぶきっかけづくり」とあるが、そのためには図書館へ行くとたくさんの資料があって調べ物ができることを小学生の頃から経験すると良いのではないかと考える。具体的にきっかけづくりはしているのか。

 

宮木館長補佐:

現在、学校では「調べ学習」に力を入れており、浜松市でも「調べ学習コンクール」を実施している。優秀なものは全国のコンクールに出展されるため、きっかけやモチベーションとなっていると考える。

 

高瀬館長:

 

 

「第3次浜松市子ども読書活動推進計画」策定に係り、令和2年度素案を作成、令和3年度パブリック・コメント実施、令和4年度施行を目指して進めている。中学生・高校生が中央図書館に足を運ぶきっかけづくりは、従来からの懸案事項である。10代の子供たちは、おはなし会やその他児童サービスのことをよく知っている。「調べる」ということが課題解決に非常に役に立ち、自分にプラスになるという実感をより持ってもらうために、どのような取り組みが効果的か、計画の中で示すよう考える。

 

北脇委員: 

私が所属する読書文化協力会は、年3回全国的に有名な講師の方を招いて講演会を開催している。会員数は250名ほどいるが、高齢化等のため参加者は50~100名程度にとどまる。チラシを置いても集客効果につながらない。中央図書館では、地域の団体の活動等を掌握して活用するようなことは行っているか。

 

高瀬館長:

 

 

 

 

「団体貸出し」制度を利用して、まとめて本を貸出ししている読書会などの団体は登録をされているため把握しているが、図書館と係わりのない団体については把握が困難である。読み聞かせが精力的に広まった時期に、たくさんの団体が出来たことは認識しているが、たくさんあるだけにすべてを把握しきれないのが現状である。

 

北脇委員:

「つながる」という意味で、民間団体の各活動や団体間を支援するネットワークのようなものがあれば良いのではないか。

 

寺田担当部長:

「浜松アーツ&クリエイション」という組織がある。市が文化振興財団に委託をして運営をしている。様々な活動をしている市民の方が悩んだときや他の団体とネットワークを持ちたいときに相談ができる場所である。市民の方のすばらしい活動を支援し、市民活動をさらに広げて新しい価値を生み出す試みをしている。また、市民の活動を認めて出資や協賛など支援する企業もある。市が介入せずに民間同士が働きかけ、動いていくことにより浜松市が活動的になる。そのような仕組みの構築に向けて「浜松アーツ&クリエイション」を作った。

 

三宅委員:

 

 

 

「目指す方向性と実現に向けた主要事業」とあるが、ほとんどが中央図書館が主体という考えであるか。図書館に指定管理制度を導入することがとても不思議である。市の職員がやるべきではないのか。指定管理化により、市の職員が減る中で「目指す方向性と実現に向けた主要事業」が実現できるか。

 

高瀬館長:

図書館ビジョンは、中央図書館をはじめ直営の図書館だけで推進するものではない。策定にあたっては指定管理館とも話し合いの場をもち、直営館と指定管理館一丸となって実現に向けて努力している。大規模改修や施設整備の面は市が主体となってやっていくが、一方で、それぞれの図書館が創意工夫を凝らして居心地のよい図書館になることが望ましい。そのためには情報共有は非常に大事である。今年度から各担当業務ごとの連絡会を開催し、ビジョンの実現に向けて市と指定管理館ともに同じ目線に立って共通認識を持っている。指定管理館も、図書館の理念をきちんともって親しまれ役に立とうとして一生懸命やっており、その中で市民満足度も上がってきている。市がやるべきことはしっかりやっていく、指定管理館を含めた地区館は、地域が求めるニーズを丁寧に吸い上げ、サービスを提供する体制づくりが大事である。このようなことから中央図書館窓口業務の直営化と城北図書館の指定管理化に至ったのでご理解をいただきたい。

 

寺田担当部長:

中央図書館を直営化する理由のひとつは、10年後、20年後の社会を見据え、私たちが経験をしたことがない未来に先手を打つためである。大学の先生や企業の皆様とともにこれからの社会課題に対して実験のような形で取り組みたい。職員が窓口を担いながら未来の課題を早い段階でクリアしていくための新しい試みをする。そのための一歩だということを理解してほしい。協議会委員の皆様に相談をさせていただくこともあるが協力いただきたい。

 

酒井委員:

図書館ビジョン「つくる」のP16「図書館のプロモーションの充実」に関して、ここで触れていることは今までになかったことである。高齢化や外国人の増加などいろいろな要素があるが、大変良いことと考える。

 

寺田担当部長:

誰もが活躍できる社会でありたい。前向きに進められる図書館になっていくことは社会の課題のひとつでもある。ぜひ皆様と未来を考えていきたい。

 

永井委員:

図書館の役割分担が「マネジメント」「中央図書館」「地区図書館」の3つの視点で明確化されている。明確化されるのであれば、「いかす」「はぐくむ」「つながる」「つくる」の4つの領域に対して3つの視点で評価していく方がビジョンと実行、評価の整合性が取れるのではないか。

 

三津間委員:

今後、中央図書館窓口が委託でなくなったとき、職員と図書館ビジョンをきちんと共有してほしい。窓口業務が市の職員であればいいという考えではなく、中央図書館の役割は何なのか、何を情報収集するべきなのかを考えながら窓口に立ってほしい。また、地区館はそれぞれたいへん工夫して運営されている。たとえば、雨が降っているとビニール袋などが置かれ、「本が濡れると読めない状態になる」旨のメモが添えられている。地区館ができることを最大限発揮するためには、地区館の役割、裁量権の範囲を明確にすることが必要と考える。

 

永井委員:

指定管理館で頑張っている方を評価できる環境を作ると良いのではないだろうか。当年度の研修受講回数だけでなく、累積研修受講回数などにより職員の質を明確に示すことによって、図書館のクオリティの根拠となる人材を育てていく下支えをしていかないといけない。

 

大場委員:

図書館と劇団たんぽぽなどとのコラボレーションができると良い。浜松地域を良くしたいと考えている民間活力とのコラボレーションにより地域を活性化できるのではないか。

 

小杉会長:

図書館評価指標を原案のとおり確定する。

 

4 その他

 なし

 

5 閉 会

会議録署名人

小杉 大輔 会長

大場 大晃 委員

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