緊急情報
ここから本文です。
更新日:2025年10月8日
・開催日時
令和7年6月27日(金曜日)午後2時30分~午後3時52分
・開催場所
浜松市防災学習センター 3階講座室
・次第
1 開会
2 会長あいさつ
3 区長あいさつ
4 地域課題の意見交換
(1)災害時の「自助」に関すること
ア 「自宅避難に向けての取組」及び「自宅周辺の情報取得の方法」
5 その他
(1)三方原地区コミュニティ協議会からの要望に対する回答について
(2)地域の情報等について
(3)次回以降の開催日程について
7月30日(水曜日)午後2時~ 市役所北館1階 101会議室
8月27日(水曜日)午後2時~ 浜松市防災学習センター3階講座室
9月24日(水曜日)午後2時~ 市役所北館1階 101会議室
6 閉会
梅雨時ではあるが、良い天気が続いている。雨が降ったこともあり、風は少し冷たいがとても暑い。
本日はグループディスカッション形式で進行する。席次が通常の五十音順ではなく、バラバラになっているため戸惑いがあったかもしれない。これは、普段隣同士で座っている方々とは異なるグループでディスカッションを行い、ご意見いただけたらと思う。
会長からの説明があったように、本日は初めての試みとしてグループディスカッション形式で地域課題について話し合いを行う。中央区の4つの分科会では、委員会での協議や行政からの説明など様々な形で地域課題に取り組んでいるが、グループディスカッション形式は他の3つの協議会では実施していない。
本日は、会長、副会長から提案された地域課題について協議し、その内容を共有していただくことになると思う。よろしくお願い申し上げる。
◎鈴木義明会長から会議録署名人の指名・・・山本道美委員及び渡邊圭子委員
(1)災害時の「自助」に関すること
ア 「自宅避難に向けての取組」及び「自宅周辺の情報取得の方法」
≪区振興課概要説明≫
≪鈴木義明会長が提案理由を説明≫
(鈴木義明会長)
阪神・淡路大震災からこれまでに様々な耐震対策や家具の転倒防止策が講じられてきた。皆様の家庭での地震対策の現状を確認し、自助に重点を置いて話し合っていただきたく提案した。
≪小楠副会長が提案理由を説明≫
(小楠副会長)
一昨年の大雨の際、家の周りで起きていることがわからず、不安を感じた。地域内で情報をどうやって共有しているのか、行政との連携はどう行えばよいのか気になり提案した。
≪グループディスカッション≫
≪Aグループ発表≫
(辻委員)
・トイレと水に関しては個別に準備しておくことが重要である。他に頼らずに一定期間生活できる量を確保する。また、簡易トイレを自作している委員もいた。
・一軒家とマンションでは状況が異なる。特にマンションは住民の入れ替わりが多いため、自治会未加入者の情報や連絡をどうすべきかが課題である。
・自宅周辺の情報取得のために、正確な命令系統の確立が必要である。
・防災訓練への参加を促し、地域の防災体制を理解することが重要だが、それを地域住民へどう伝えるかが課題である。
・自治会加入率の低下が根本的な問題であり、一戸建てとマンションの情報把握の違いも考慮しながら、各自治会や地域で状況を把握していくことが重要である。
≪Bグループ発表≫
(袴田委員)
・個人や家族での取組について、備えとして発電機やバッテリー、照明器具、7日分の食料と水などが挙がった。それらの賞味期限の管理や効率的な使用方法が重要である。また、家族が離散した場合の集合場所を事前に決めておくことも重要である。
・自治会や学校は簡易デジタル無線を使用して、情報共有を行っている。防災訓練をしていても、実際の災害時に動けるかどうかが課題である。
・隣保のつながりについて、同じ自治会内でもつながりが強いところとそうでないところがあるため、コミュニケーションをとることが必要である。また、自治会としての災害に対する備えを周知することが大事である。
・避難所計画について、コロナ禍前に作成された計画の見直しが必要である。
≪Cグループ発表≫
(山田委員)
・自宅避難が主になる地域では、家具の固定や水、電気、ガスの確保、簡易トイレの準備が必要である。
・自宅周辺の情報取得について、ハザードマップだけでなく、防災倉庫の場所や時間帯による状況の違いなど、地理的情報以外の情報の取得も必要である。
・個人や家族の取組について、ソーラーパネル付きの蓄電池やビニール袋、衛生用品や新聞紙などを常日頃から準備しておくことが必要である。
・地域での取組や防災訓練について、防災の活動を月に1回取り組んでいたり、HUG訓練の実施を計画したりしている地域がある。また、企業との連携も今後は必要になると思う。
・隣保とのつながりについて、草刈りや体操、祭りを通じた人間関係づくりが希薄になってきている。また、災害時避難行動要支援者制度がうまく機能していないため、関心を高めていく必要がある。
・有線放送について、放送を聞いたことはない。
・防災準備をどの程度までするべきかについて、いろいろと集めすぎると避難に支障をきたしてしまうため、適切な準備をするのは難しい。耐震検査等の実施など防災準備には終わりはないが、課題も多い。
≪Dグループ発表≫
(山本道美委員)
・地震対策や準備をしていることもあり、自宅避難が理想であるが、情報や支援物資は避難所に届くため、連携をとる必要がある。
・自宅周辺の情報取得に関して、住む地域によって意識が異なる。自分が住む地域の地形を把握しておく必要がある。
・個人や家族での取組について、緊急時の連絡方法や集合場所をあらかじめ決めておくことが重要である。また、携帯電話が使えない状況も想定すべきである。
・地域での取組や防災訓練について、避難訓練だけでなく避難所訓練の必要性が指摘された。避難所での生活を体験することで、必要なものや課題が明確になる。
・隣保のつながりと人間関係作りについて、個人情報保護の観点から高齢者や障がい者の情報取得が難しい。また、情報を得たとしても、その情報が自治会からなのか行政からなのかを判断できていないことが課題である。
・有線放送は浜松市内ではほとんど使用されていない。地震や大雨時の避難命令の伝達方法について、携帯電話の緊急情報が取得できない可能性も考慮し、把握しておく必要がある。
≪消防局から補足説明≫
(植平中消防署長)
・浜松市の災害情報を知る手段として「浜松市防災ホッとメール」を提供している。機能は、緊急情報の通知や避難所の開設状況、道路通行止め、ライフライン復旧などの情報発信がある。
・天竜区等には防災行政無線が配置されており、屋外のスピーカーで音声放送が流れる形になっている。
・消防局としては災害発生時の情報収集を重視しており、消防ヘリ「はまかぜ」やドローンを活用して市内全般の被害状況把握に努めている。
≪会長・副会長コメント≫
(小楠副会長)
・様々な方との意見交換により、気づかなかった点について考えさせられることが多かった。特に簡易デジタル無線に強い関心を持った。
・災害時には行政から多くの情報が提供されるが、中央区内のより局所的な情報をホッとメールで受け取れるようになれば、身近な情報収集がさらに充実すると考えられる。
(鈴木義明会長)
・江西地区では、13年前から各地域や消防団、小中学校に簡易デジタル無線機を配備して、火災時などに命令伝達手段として使用している。
・緊急避難所が開設された際には、市の職員に引き渡すことになっており、避難者数や冠水状況、河川の増水情報、道路の封鎖状況の収集に役立っている。
・電池が入っていれば、スマホや携帯電話が使えない状況でも使用が可能である。現在は地域にしっかりと根付き、2か月に1回訓練を行っている。
・備蓄食料はローリングストックを意識して、楽しみながら防災意識を高めてほしい。
・キャンプ用品のLEDライトやモバイルバッテリーなど日常的に触れるものを非常時に使用することで、迷いのない対応が可能となる。
≪区振興課より補足説明≫
(前野区振興課長)
・防災行政無線(いわゆる同報無線)の屋外スピーカーは津波や浸水、河川の氾濫、土砂災害等の危険がある場所や避難所となる小中学校に設置されている。市内で約470基設置されている。
・市とFMハローで緊急情報放送システムに関する協定を締結しており、運用の準備を進めている。災害時の情報取得の方法として活用できる。
・WEBサイト「浜松市土木防災情報システム」では、ライブカメラや水位計、雨量計が設置されている河川の情報を平時でも知ることができる。
(1) 三方原地区コミュニティ協議会からの要望に対する回答について
≪区振興課が資料に基づき説明≫
(鈴木登志郎委員)
・2件とも前向きに検討し、回答をいただけたことに感謝する。特にラウンドアバウトの設置については実現に向けて取り組んでいただいているため、期待する。
・防風林の活用について、長期的に検討いただけるものと思っている。追加の要望を提出する可能性もあるため、その際はよろしくお願いする。
(2)地域の情報等について
(袴田委員)
一昨年の協議会で、近隣の道路から街路灯がなくなり暗くなったことを質問した。区振興課に速やかに対応していただいたおかげで、防犯灯が設置されることになり感謝する。
前回、薬物乱用禁止を呼び掛ける集会に関するアイデアを募ったところ、多くの方々から意見をいただき感謝している。また、中央健康づくりセンターの紹介で保健所を訪問し、展示物や貸出可能な資材、効果的な啓発方法について助言を得た。
チラシの配布場所については、トイレなどの目立たない場所やこども食堂へ掲示する案をいただいた。
薬物使用の低年齢化が進んでおり、地域の学校と薬学講座に参加することで連携していきたいが、なかなか難しいものがある。薬物へ手を出す前に手を差し伸べることで、明るく生活できるように支援していきたい。
7月1日から浜松城のライトアップが始まる。
(小楠副会長)
富塚協働センターのイベント開催に向けて動く中で、応援体制の構築も含めて、協働センターに協力する方々の名簿の作成を行った。QRコードを活用した登録システムを導入し、得意分野も含めた情報収集をした結果、夏祭りには90名の中学生ボランティアと35名の大人ボランティアが参加することとなった。協力者の増加は、協働センターのバックアップ以外にも、防災にも役立つと考えている。
協働センターはイベント開催だけが目的ではないことを自覚しつつ、様々なことを協働センターと協力していくつもりである。
(3)次回以降の開催日程について
7月30日(水曜日)午後2時~ 市役所北館1階101会議室
8月27日(水曜日)午後2時~ 浜松市防災学習センター3階講座室
9月24日(水曜日)午後2時~ 市役所北館1階101会議室
(前野区振興課長)
以上で、令和7年度第3回中央区協議会(中地域分科会)を終了する。
令和7年6月27日
署名委員 山本道美委員
署名委員 渡邊圭子委員
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください