緊急情報
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更新日:2025年4月21日
・開催日時
平成28年7月25日(月曜日)午後1時30分~3時30分
・開催場所
市役所 本館2階 21会議室
・次第
1 開会
2 会長あいさつ
3 議事
(1)諮問事項
ア 市営住宅の廃止について
(2)協議事項
ア 遠州灘海浜公園について
イ 中区地域力向上事業 「親とじいじ・ばあばの子育て応援」事業について
ウ について
エ 地域課題について
4 その他
(1) 10月の開催日程について
(2) その他
5 閉会
事務局から配付資料の確認
◎畑会長から会議録署名人の指名・・・神井正委員及び河合章委員
ア 市営住宅の廃止について
≪住宅課が資料に基づき説明≫
(鈴木仁委員)
今回、協議する5団地は合計152戸と認識している。この152戸を初生団地へ集約するということか。また、152戸を廃止する代わりに、新たに設置する計画等について知りたい。
(住宅課)
今回の集約対象は5団地、18棟、152戸である。初生団地へ集約する。現在40戸の団地だが、計画では50戸程度としている。
(大渡委員)
民間活力の導入による新たな土地利用を図るとあるが、具体案はあるのか。
(住宅課)
PFI方式を利用したいと考えている。どのような形で民間の事業者に参画してもらうか、市の内部で調整中であるが、今年度末には事業者を決めたい。現在、市の要望、考え方、条件等の基本情報を民間の事業者へ周知する直前の段階である。その後、事業提案の中から選択していく予定ですすんでいるため、具体案は無い。
(内山委員)
今回の5団地周辺の居住者について、人数、特に高齢者も多いと思うが、新たな土地利用についての周知等はこれからか。
(住宅課)
入居者には、平成24年あたりからアナウンスしている。その経過の中で、関係する自治会に対しても直接話をしている。また、ご指摘のとおり、今回の5団地周辺についても、人口が多く、周辺自治会の方々も跡地利用について、人が戻ってくるような、住んでいただけるような環境づくりを望んでいる。市の方もこれまで聞いてきた意見を反映させたいと思っている。
ア 遠州灘海浜公園について
≪スポーツ振興課、公園課が資料に基づき説明≫
(藤田委員)
野球場は屋根の無い球場になるのか。
(公園課)
屋根は無い球場である。
(藤田委員)
資料の中で風の分析があるが、今後、気候の変化等も見越したうえですすめていただきたい。また、球場だけでなく、音楽コンサート等、多目的に使える施設にする考えはあるのか。
(スポーツ振興課)
県の方でも今後の維持管理費を考えると、野球場だけではなく多機能的なものを持たせるということは計画の中にある。
(河合委員)
このようなスポーツ施設ができれば、観客、選手等、世界中から集まってくると思うので賛成である。ただ、大震災等が起こった時に孤立する可能性もあるので、建設候補地(篠原地区)についてもう一度検討してもらいたい。
(藤田委員)
屋根がある施設にすれば、いろいろな活用ができるのでは。
(鈴木仁委員)
今までの経緯の中で、県と市とで費用分担がはっきりせず、予算が承認されなかったとあった。今回の概算事業費250億円についての内訳はどうなっているのか。
(スポーツ振興課)
内訳については協議中である。250億円についても、実際に篠原地区へ野球場を建設した時にかかる費用を積み上げたものではない。平成2年に風が強い地区である千葉県に建設した野球場の費用がおよそ120億円であり、それから物価上昇率等を考慮した概算事業費である。費用が確定しているわけではないとご理解いただきたい。
(鈴木仁委員)
いずれにしても市の負担が発生する。建設候補地について、1点目に現存するスポーツ施設が市町村合併前の旧浜松市に集中しており、今回の候補地が浜松市南部の篠原地区であることは旧浜松市以外(北遠地域等)の方にも理解は得られているのか。
2点目に静岡県知事から防災機能の話があるが、候補地の周辺は人口が少ないし、災害時、候補地より北に住んでいる方々が南に向かって避難するとは思えない。まずは地元の意見を聞いてもらいたい。
3点目に四ツ池公園(浜松球場)に決定的な問題があると言うが修繕、改築等で対応できないか。利便性等、遜色ないのではないか。
野球場ができることは悪くないと思うが、適地については時間をかけて検討してもらいたい。
(藤谷委員)
静岡県からの支援があるため、条件に見合った場所の中から選定したとあった。確かに今の候補地へ建設した場合、コストの視点で市の負担は抑えられると思うが、物理的な視点で見ると疑問である。いろいろな視点で適地を定めてもらいたい。
(大谷委員)
野球場の収容人数が22,000人と計画しているようだが、アクセスについての考えを聞きたい。近くに国道1号線があるものの、電車、バス等の公共交通機関を利用する人が一番多くなるはずである。現存する四ツ池公園はアクセスが良い所である。仮に篠原地区に野球場ができた後、四ツ池公園についてどうなるのか計画等あるのか。
(杉山委員)
災害時、地震、津波の恐れがある時、南へ避難するとは思えない。今、建設中の防潮堤の高さは13mである。ただ、13mあっても2mほどは乗り越えてくる想定である。東日本大震災の時、地震発生後30分から1時間後に来た。仙台空港南のあたりは高さ20mの防風林を乗り越えてきた。遠州灘については5分から10分で津波が来ると言われている。例えば、篠原地区に陸上競技場、四ツ池公園の陸上競技場へ野球場、今、野球場になっている所を駐車場にするといったような発想はないのか。防災施設を建設し、野球場にしましょうという考えは理解できない。
(鈴木里委員)
静岡県の支援を受けるために、都市公園の用地の中から建設候補地を選定しているようだが、浜松市に本当に必要な施設ならば、真に必要な場所に造れば良い。浜松市南部に建設するということで、どうしても防災施設としては結びつかない。建設するための後付けにしか思えない。地元の声をどれほど聞き取りができているか不明である。
野球場ができた際には、県内外から多くの人に訪れてほしいと考えるのであれば交通アクセスが便利な場所へ建設すべきである。近隣の駅から臨時のバスだけでなく、通常のバスも頻繁に出ていることや、徒歩で行くことができる程度の距離に建設すべきである。今の建設候補地はアクセスが悪過ぎではないか。浜松市の発展のために野球場を造りたいと思ったなら、他に候補地があるのではないか。
(大塚委員)
静岡県からの支援があるから野球場を造るということではおかしい。建設場所は篠原地区で決定か。維持管理費についてもこれから議論していただきたい。多目的に使えるようにし、受益者負担、募金等も行うべきである。
(内山委員)
予定通りスポーツ施設を建設した際に宿泊施設等もできると思うが、津波が懸念されている地域へ投資する宿泊施設があるか疑問である。四ツ池公園に関しても老朽化が進んでいるのは確かである。新施設、四ツ池公園、両者とも残し、子供から大人まで使えて良いが、どちらかを辞めて、どちらかを拡大していく方法でコストを抑える方法もあるかと思うがいかがか。
(公園課)
複数箇所を検証して適地の選定をしている。平成7年から検討しているが、野球場となると広大な土地が必要となる。都市計画公園、市有地等の中から可能性があるところから、交通アクセス、環境等を考慮した結果、今回の篠原地区が最適地と判断した。篠原地区はJR高塚駅からおよそ2kmの位置にある。高塚駅も橋上駅舎化しており南側、北側、両方から出入りすることができるようにした。また、北側については区画整理事業(平成30年度予定)後、およそ3,700平方メートルの駅前広場ができる。広場から西へ行くと4車線道路も有り、国道1号線にもつながっているため、交通アクセスについては比較的良い方だと考える。防災施設について、災害時、南の方へ避難する人はいないという話があったが、公園利用者、海岸利用者、国道1号線通行者等の一次避難地として想定している。
(杉山委員)
万が一の災害時に避難する場所として、避難マウンド、避難タワーが建設されている。今回の野球場を防災施設の1つとして、200億円から250億円かけ、万が一のために建設するという発想は理解できない。
これから何か建設する時は、せめてバイパス(国道1号線)より北側へ造ると考えるのが一般的ではないか。住民の津波等に対する恐怖感をくみ取って進めてもらいたい。
(スポーツ振興課)
野球場ができたあかつきには、防災機能も持つことができるということで理解いただきたい。
(杉山委員)
防災施設として、浜松市に足らない部分等を検証し、適地を選定していく議論から始めるべきではないか。
(スポーツ振興課)
公園等、公共施設を造る場合、防災の観点から機能を持たせている。
(畑会長)
今後、特別委員会等でも充分な議論をし、市民の合意をえられるようにしてもらいたい。
(髙橋副会長)
野球場は必要だと思う。ぜひ、夢のある議論を望む。
適地については、平成27年ごろから議論が始まっているようだが、今からでも議論できる余地はあるのか。
また、維持管理費の話もあったが、経営計画等が見えてくると意見等が出てくると思う。
(スポーツ振興課)
まず、広大な土地が必要不可欠となる。都市計画公園等が1つの候補地となる。それ以外でも、例えば、市街地を買収することも考えられるが、莫大な買収費が必要となったり、地権者の同意が得られるのに何十年かかったりする。今、用意できる土地は篠原地区だけであると、市としては判断している。市内で考えられる場所を複数選定していて、その中から篠原地区を導き出している。今後、市民等へも説明していきたい。
イ 中区地域力向上事業「親とじいじ・ばあばの子育て応援」事業について
≪東部協働センターが資料に基づき説明≫
(小澤委員)
事業対象が母親である体操、事業費が多い託児セミナーがあるなか、事業名を講演会の「親とじいじ・ばあばの子育て応援」に設定したのは何か理由があるのか。
(東部協働センター)
事業名は全体をとらえた設定である。託児セミナーについては託児・保育ボランティアを養成していくために開催。座学を1回行い、その後実習と計画している。
(畑会長)
「託児・保育用品」10万円の内訳は。
(東部協働センター)
託児・保育ボランティアのユニフォーム的なエプロン、子どもの名札(保護者の確認)、玩具、エプロンシアター(エプロンをステージに見立て、そこへマジックテープのついた人形等で園児と対面で物語を作っていく。)等。
(藤谷委員)
単年事業、継続事業、どちらになるのか。今後の考えについて知りたい。
(東部協働センター)
単年事業である。託児・保育ボランティアの養成や子育てについて地域で一緒に考えていくきっかけ作りとしたい。
(鈴木里委員)
1点目に、目的に「世代間の子育てギャップの解消」とあるが、世代によって社会的背景が異なるため、子育てに対する考え方や状況が違ってくる。講演会の内容にもよるが、そのギャップを解消しようとすると、ストレスがかかってしまうだけで終わってしまう。ぜひ、価値観の押しつけにならない、ギャップを認め合うような講演会、講座にしていただきたい。
2点目に、参加者の受益者負担はあるのか。市の事業は無料で行うことが多い。しかし、子育て中の方たちで、子育てサークルを自分たちの力でやっていこうと思っている人たちは、少しずつお金を払っている。無料で利用できると、参加者の幅が広がって良い一面がある一方、お金がかかっても自分たちだけの力でやっていこうと思っている人たちを潰してしまう恐れがある。こういったことが、5年前と比べ、浜松市の子育てサークルが半減していることに影響しているのではないかと思う。保険料のお金だけ等、受益者負担ということも検討していただきたい。
3点目に、託児・保育ボランティア養成について、ある程度、期間が空いてしまうと自信が無くなってしまう。今回の事業は単年で終わってしまうが、今後、養成した託児・保育ボランティアが活躍できる場も検討していただきたい。その際、無償ではなく交通費の支給等も検討していただき、お金と時間に余裕がある人だけではなく、気持ちさえあれば関わっていけるようにしていただきたい。
(藤谷委員)
今回の委託予定の江東地区社会福祉協議会等にて、継続できるような事業を計画していただくよう、要望する。
(大石委員)
目的(ママ友づくり、育児の情報交換、育児ストレス解消等)に対して、実施時期の8月から11月の4か月間(実働は8月から10月の3か月間)だけというのは短くないか。今回の東部協働センターの事業をサンプルに、他の協働センターへも広げていくのであれば、子育て力の向上につながり目的も達せられるかもしれない。
(杉山委員)
各地区社会福祉協議会で子育て支援の事業を多く行っている。今回の事業をきっかけに、社会福祉協議会の活動のモデルケースとして出していくと感じていた。説明の中に社会福祉協議会の実績等の報告もあれば、分かりやすかったと思う。社会福祉協議会の活動を継続するには、各自治会の協力等も不可欠であると感じる。
(東部協働センター)
大きな課題をすぐに解決できるとは思っていない。今回の事業が子育て力の向上等のきっかけ作りとしたい。江東地区社会福祉協議会でも子育てサロンを2か所で、他の地区社会福祉協議会でも子育て支援の事業を多く行っている。
(中区まちづくり推進課)
この地域の中での課題は何かと考えた時に、子育てについての課題、中でも、おじいちゃん、おばあちゃんとの関係性というところが上がった。社会福祉協議会でも事業を行っているが、協働センターから主導する事業は無かった。地域の課題を協働センターでも、コミュニティとして取り組んでみたい思いがある。
(畑委員長)
大変良い事業だと思うし、他のコミュニティ担当職員へも派生していけたら良い。
ウ 中区協議会 委員会の設置について
≪中区・区振興課が資料に基づき説明≫
(多数)
異議なし。
エ 地域課題について
≪中区・区振興課が資料に基づき説明≫
(鈴木仁委員)
毎年行っているものか。
(区振興課)
昨年度から区の重点提案事業制度と名称変更があったが、毎年行っている。今回、10事業程度とあるが、昨年は中区協議会委員からも多くの提案があり、中区から23件提案している。区長、副区長中心に提案していきたい。
(中区長)
他の区が協議会委員に意見を伺っているか定かではないが、中区としては皆さんそれぞれで活躍している方たちなので、意見等を精査し提案していきたい。それが全て実ることにはならないと思うが、気付きを与えることにもなるので、ぜひお願いしたい。
(大石委員)
中区協議会委員としてなのか、自分の所属団体で中区に限らずの提案なのか。
(区振興課)
どちらでも良い。
(藤谷委員)
要望は単年度事業に限られるのか。
(区振興課)
単年度でも長期に渡るものでも、委員からいただく提案についてはどちらでも良い。道路の補修などは長期になる。また、今年度は設計、来年度は施工という回答になる場合もある。
(中区長)
予算は議会で議決され、単年度で仕切られるものになる。長期的な事業は、ビジョンがあって毎年毎年行っているはずである。向かっている方向が違うという意見が有れば見直すこともできる。
(鈴木仁)
(全体を通して)開催通知、議題の連絡から協議会当日までの間に質問を受け付けてもらいたい。その質問を踏まえ、説明していただきたい。
≪次のとおり決定≫
10月25日(火曜日) 午後1時30分~ 21会議室
区振興課長)
以上をもって、平成28年度第4回中区協議会を終了する。
平成28年8月24日
署名委員 神井 正
署名委員 河合 章
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