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更新日:2025年2月21日
「認知症」と聞いて、どんなイメージをもちますか?
認知症になったら何もわからなくなる、普通の生活が送れなくなる、といった負のイメージをもっている方が多いのではないでしょうか。
今回、認知症について理解を深めていただくことを目的に「認知症サポーター養成講習会」を開催しました。
「認知症サポーター」といっても特別「なにか」をする人のことではありません。認知症の特性や症状の特徴を正しく理解することで、認知症の恐れや偏見、差別をなくすことが出来ます。そうしたサポーターが増えることで、安心した住みやすい地域づくりが可能になります。
講師には地域包括支援センター鴨江の職員の方々にお越しいただきました。
この日、浜松では珍しく雪の舞う寒い一日でしたが、大勢の参加者に受講していただきました。
その中に中高生の参加もあり、実践演習の際には、「公園でずっと座っているおばあさんを見かけたら、あなたならどうするか」という問いに、現役中学生がみんなの前で実践してくれました。
中学生がおばあさんにやさしく声をかける姿に、会場の空気も一気に暖かくなった気がしました。
認知症の有病者数は、2012年に462万人でしたが、将来推計の研究によると2025年には730万人、実に高齢者5人に1人が認知症の時代です。
この推移では2050年に1000万人に達するとされています。
もはや認知症になることは特別なことではなく、誰もが人生のなかで認知症になる可能性があるということです。
認知症の人を他人事ととらえずに、少し先の自分と考えてみることが大切だそうです。
認知症に理解のあるサポーターが増えることで、その地域全体が認知症を含むすべての高齢者にやさしくできる、ひいては住みやすい社会になると、講師の先生方が強くおっしゃっていたことが印象的でした。
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