更新日：2023年4月3日

鳥居松遺跡通信No.10

はままつの文化財

No.10 平成20年5月7日

鳥居松遺跡の発掘現場のようすをお知らせします。

印刷して読みたい場合は、PDFファイルをご利用ください。

鳥居松遺跡通信No10 （PDF：552KB）

南側の発掘調査を始めました

調査が完了した北側の埋め戻し工事と南側の表土掘削工事のため、4月中旬から発掘調査を中断していましたが、南側の調査準備も整い4月23日から本格的に調査を再開しました。

今回の南側調査区は、その一部に北側で調査した大溝(古代の小川の跡)を含みますが、ほとんどは弥生時代の遺跡と考えられます。
すでに、弥生土器が大量に出土している部分もあり、今後の調査に期待が高まります。

井戸・・・？竪穴住居・・・？

井戸や竪穴住居の跡と思われる以降が見つかっています。

5月1日：黒っぽい土の色から遺構を確認

5月2日：早速、作業員が掘り進めています

小学生が見学に訪れました（4月30日・水）

浜松市立東小学校の6年生49人の児童の皆さんが、見学に訪れました。
当日は、伊場遺跡資料館の見学をスタートに、鳥居松遺跡、都田の見徳古墳を回るという古代の歴史にふれるコースの遠足だったそうです。

地面を約1m掘り進めると、2000年前の弥生時代の地層にたどり着くことや、たくさんの土器や木製品が出土していることなどを知り、驚きの声を上げていました。

「何か模様がついているね」 （出土状態観察）	「いろいろな色があるね」「壷の底みたい」
「そこにくっつくんじゃない？」（接合体験）	「何の形でしょう？」「人の形かな・・・？」 出土した木製品に興味津々

見学を受け付けています

発掘調査は、平日の晴天時、午前8時30分から午後4時30分まで実施しています（～6月上旬）。

作業時間内でしたら、発掘現場をご覧いただけます。
また、学校等の団体見学にも対応いたします。
お気軽に担当までお問い合わせください。

なお、雨天時、休日は、作業を休止します。
作業時間以外の現場立入は、危険ですので、ご遠慮いただきますよう、お願い申し上げます。

浜松駅から遠州鉄道バス4番のりば
浜名線
10系統「舞阪・弁天島・湖西」行き
12系統「高塚経由　馬郡」行き
「森田」バス停下車　徒歩3分

○現地連絡先

鳥居松遺跡調査事務所（浜松市）　TEL：442-0087

所在地：浜松市中区森田町

調査期間：平成20年1月～6月末

作業時間：午前8時45分～午後4時45分（平日のみ、雨天休止）

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