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更新日:2023年4月3日

鳥居松遺跡通信No.5

はままつの文化財

No.5 平成20年3月16日

鳥居松遺跡の発掘現場のようすをタイムリーにお知らせします。

印刷して読みたい場合は、PDFファイルをご利用ください。

鳥居松遺跡通信No5 (PDF:280KB)

出土木簡の文字が解読できました

3号木簡の赤外線写真による文字

3号木簡は、今回の調査で出土した木簡の中で最も文字数が多いものです。
赤外線画像により、判読しにくい墨文字が浮かび上がりました。
これにより、文字の大部分を解読することができました。

神亀元年(じんきがんねん)

忍海部石**(おしみべいし**)

耳糸一斤(みみいといっきん)

借受人(かりうけるひと)

赤坂郷嶌里(あかさかごうしまり)

  • 神亀元年=724年(聖武天皇の時代)
  • 忍海部石**=人名(例:忍海部石麻呂)
  • 耳糸=経糸(たていと)
  • 一斤=600グラム
  • 赤坂郷嶌里=地名(所在不明)

※ここに示した読み方は一例で、奈良時代の読み方とは必ずしも一致しません。

3号木簡は、糸(布の原材料)の貸付証文です

3号木簡は、神亀元年(724)、敷智(ふち)郡役所(伊場・鳥居松遺跡に存在)が赤坂郷嶌里(現浜松市内)に住む忍海部石**さんに、絹織物の原材料(糸)を貸し与えた証文です。
郡役所が税として納める布の生産に直接関与していることを示します。

発掘調査は今後も続きます

鳥居松遺跡の発掘調査は、今後も継続します。
3月の下旬から4月にかけては、奈良時代よりも古い、古墳時代や弥生時代の地層を調査します。発掘調査は、平日の晴天時、午前8時30分から午後4時30分まで実施しています。

作業時間内でしたら、発掘現場は見学できます。お気軽に担当までお問い合わせください。
なお、雨天時、休日は、作業を休止します。作業時間以外の現場立入は、危険ですので、ご遠慮いただきますよう、お願い申し上げます。

鳥居松遺跡アクセス

浜松駅から遠州鉄道バス4番のりば
浜名線
10系統「舞阪・弁天島・湖西」行き
12系統「高塚経由 馬郡」行き
「森田」バス停下車 徒歩3分

○現地連絡先

鳥居松遺跡調査事務所(浜松市) TEL:442-0087

所在地:浜松市中区森田町

調査期間:平成20年1月~6月末

作業時間:午前8時45分~午後4時45分(平日のみ、雨天休止)

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お問い合わせ

浜松市役所市民部文化財課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

電話番号:053-457-2466

ファクス番号:053-457-2563

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